JPS6140457Y2 - - Google Patents

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JPS6140457Y2
JPS6140457Y2 JP1231481U JP1231481U JPS6140457Y2 JP S6140457 Y2 JPS6140457 Y2 JP S6140457Y2 JP 1231481 U JP1231481 U JP 1231481U JP 1231481 U JP1231481 U JP 1231481U JP S6140457 Y2 JPS6140457 Y2 JP S6140457Y2
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cutting
swing
swinging
shaft
switching lever
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JP1231481U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、硬脆性部材をワイヤやブレードを用
いてラツピングにより切断する切断装置の改良に
関する。
従来、半導体のような硬脆性部材を切断する装
置として、遊離砥粒と油とからなるスラリを供給
しながらワイヤがブレードを往復動させて切断す
る切断装置、いわゆるマルチワイヤソーとかマル
チブレードソーなどが知られている。しかし、こ
れらの装置による切断は、精度は良好であるが能
率が悪いという不都合があつた。この能率低下の
原因は、切断の進行につれ、ワイヤによつて切断
している切断長さが長くなり、しかも、切込みが
深いので、スラリの供給、排出が十分行なわれな
いためである。また、切断長さが変化するため、
ラツピングの押圧力を適切に保つことが困難であ
るという不都合もあつた。
このような不都合を解決するため、切断中に被
加工物を揺動させながら切込みを入れて行く装置
が開発されている。これは、切断線は円弧状に形
成されるので、切断長さが長くなつてもワイヤと
被加工物との接触長さは常にほぼ一定で短く、さ
らに切断線の一端から他端に接触部が移動しなが
ら切断が進行するのである。このため、スラリの
供給排出が十分行なわれて加工速度は非常に向上
し、しかも、押圧力の適正化も容易であるという
すぐれた特徴をもつている。
しかるに、この揺動機構は、切断の最初から最
後まで揺動角度が一定で、最大切断長さ、例えば
円柱状の被加工物に対しては、直径に対応した揺
動角度に設定して切断するように構成されてい
る。このため切込み初期においては、ワイヤと被
加工物とは接離を繰返しながら切断が進行するの
で非常に不安定で、精度を低下させる不都合があ
つた。また、最大切断長に達する迄は、揺動の両
端においては全く切断に与らない時期があり、精
度低下のみならず、著しく切断時間に無駄が多い
という不都合があつた。
本考案は、上述の不都合を除去するためになさ
れたもので、切断長さに応じて揺動角を変化させ
る揺動機構を設けることにより、精度よく、しか
も、能率を向上させた切断装置である。
以下、本考案の詳細を図示の一実施例により説
明する。
なお、本実施例は、従来一般公知のマルチワイ
ヤソーに角度制御装置をもつた揺動機構を設けて
構成したので、主として揺動制御装置につき述べ
る。まず全体構成の概略を述べる。
第1図ないし第3図において、上方に複数本の
ワイヤ1,…を張架し、これらを往復動させなが
ら矢印2の方向に送る切断機構3が設けられてい
る。これの側方には、スラリ4を供給するノズル
5が取付けられていて、切断機構3の下方にはテ
ーブル6を有する送り機構7が設けられている。
このテーブル6の上に被加工物8を保持した揺動
機構10が取付けられている。そして、送り機構
7により一定荷重で上方にテーブル6は送られ、
揺動機構10により被加工物8は揺動しながら切
断される。揺動機構10は、テーブル6上に固定
されたブラケツト15と、これに回転自在に軸支
された揺動軸16と、この揺動軸16を回転させ
るモータ、減速機などからなる駆動体17と、揺
動軸16に固定されて一体的に揺動する揺動テー
ブル18と、揺動軸16の先端に半径方向に取付
けた切換えレバー19と、これにより開閉される
互に離間した2個のマイクロスイツチ20,21
などからなつている。そして、駆動体17の回転
により揺動軸16が回転(第1図、第2図右回
転、正回転)されると、揺動テーブル18も一体
回転する。この回転により、切換レバー19が一
方のマイクロスイツチ20を押すとマイクロスイ
ツチ20が閉じられ、後述する揺動角度設定機構
12によりモータの回転が切換えられて、揺動軸
16は反対方向(左回転、逆回転)に回転する。
そして、再び切換えレバー19が他方のマイクロ
スイツチ21を閉じることにより、上述と同様に
して右回転となる。このようにして被加工物7は
揺動運動を繰返す。つぎに揺動角度設定機構12
は、テーブル6に取付けられた揺動角度調節部2
5と、切断スケジユール設定部26とから構成さ
れている。揺動角度調節部25は、回転自在に軸
支されて、しかも中央部から対称に左ねじ27、
右ねじ28が刻まれた送りねじ29と、外部指令
によりこの送りねじ29を一定角度右回転(第2
図右端からみて、矢印30の方向)させる右ラチ
エツト機構31と、外部指令により、この送りね
じ29を一定角度左回転(第2図右端からみて、
矢印32の方向)させる左ラチエツト機構33
と、この送りねじ29の左ねじ27にかみ合つて
いて、上記一方のマイクロスイツチ20を保持し
た一方のナツト34と、右ねじ28にかみ合つて
いて、上記他方のマイクロスイツチ21を保持し
た他方のナツト35と、外部指令により送りねじ
29に右ラチエツト機構31または左ラチエツト
機構33のいずれかの回転を選択的に伝える電磁
クラツチ37とから構成されている。そして、例
えば外部指令により右ラチエツト機構31の回転
が送りねじ29に伝えられると、送りねじ29
は、矢印30の方向に一定角度右回転し、ナツト
20,21は互に離間する方向に一定距離移動す
る。これにより揺動角θは大となる。つぎに切断
スケジユール設定部26は、テーブル6の一端部
に取付けられて、これと一体的に上下動する摺動
子41と、固定部位に設けられて、摺動子41が
摺接する接触面に金属板42およびこれに離間し
て金属板43が取付けられていて、摺動子41と
金属板42とでスイツチS1が、金属板43とでス
イツチS2が形成されるスケジユールスイツチ45
と、マイクロスイツチ20,21の閉成により1
パルス信号を発生するパルス発生器46と、この
パルス発生器46からのパルス信号により駆動体
17の回転方向を変更するモータ駆動回路47
と、スイツチS1の閉成により電磁クラツチ37と
右ラチエツト機構31とを連結させ、スイツチS2
の閉成により電磁クラツチ37と左ラチエツト機
構33とを連結させるとともに、上記のパルス信
号により、左右両ラチエツト機構31,33を1
パルス毎に所定角度回転させる角度変更回路48
などから構成されている。
次に上述の実施例の作動につき説明する。
最初に切断スケジユールにつき第4図を参照し
て述べると、本図は横軸に切断長さをとり、縦軸
に揺動角度(反覆回転角度)がとつてある。切断
開始から切断長さl1(例えば直径75mmの丸棒にお
いては切込み深さ数mm)に達するまでは、揺動角
度θ=0で切断が行なわれる。すなわち、テーブ
ル6の上昇に伴い、切込み深さtが大となり、こ
れにつれて切断長さがl1に達すると、摺動子41
がスケジユールスイツチ45の金属板42に達し
スイツチS1が閉じられる。これにより、切断スケ
ジユール設定部26、駆動体17などが作動状態
になり、駆動体17の回転により揺動機構10は
揺動を開始し、電磁クラツチ37は右ラチエツト
機構31と連結する。揺動軸16の回動により、
切換へレバー19がマイクロスイツチ20を閉じ
ると、パルス発生器46からパルス信号がモータ
駆動回路47に送られ、揺動軸16は逆回転し、
同時にパルス信号は角度変更回路48にも送られ
左・右ラチエツト機構33,31は一定角度回転
するが、右ラチエツト機構31の回転のみが送り
ねじ29に伝えられ、その結果、送じねじ29が
右回転し、両マイクロスイツチ20,21は相互
に離間する方向に一定距離移動する。すなわち揺
動角度θはθから順次増加する。このようにし
て切断長さlの増加につれて、揺動角θも増加
し、テーブル6の上昇により揺動子41が絶縁板
50に達し、スイツチS1が開くまで増加し続け
る。テーブル6の上昇により、切断長さがl2に達
するとスイツチS1は開かれ、角度変更回路48は
電磁クラツチ37と両ラチエツト機構31,33
との結合を解くので、マイクロスイツチ20,2
1の閉成によりパルス発生器46からパルス信号
が出されても、モータ駆動回路47により揺動は
行なわれるが、両マイクロスイツチ20,21は
移動しないので、一定の揺動角度θで揺動しな
がら切断が続行される。この状態で切断長さl=
l3に達すると、摺動子41が金属板43に達し、
スイツチS2が閉じられる。これにより角度変更回
路48を介して電磁クラツチ37と左ラチエツト
機構33とが結合され、パルス信号が送られる毎
に左ラチエツト機構33の回転により送りねじ2
9は左回転し、両ナツト34,35は互に接近す
る方向に所定量ずつ近づく。すなわち揺動角θは
θから順次小さくなり、切断長さl=l4に達す
る迄、すなわち摺動子41が絶縁板51に達しス
イツチS2が開くまで減少が続けられ切断長さl=
l4において、モータ駆動回路47の作動が停止さ
れ、揺動しないで、切断が続けられ補強部材7a
まで切込んで切断が完了する。
以上詳述したように、本考案の切断装置は、切
断長さに応じて揺動角度を適宜制御する揺動角度
設定機構を設けたので、切断に与からない無駄な
揺動が排除されるため切断能率の向上に益すると
ころきわめて大であり、また切込み初めは揺動を
停止して切断できるので、接離による精度低下が
防止される効果も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部正面図、第2
図は同じく要部正面図、第3図は同じく揺動角度
設定機構のブロツク図、第4図は同じく作動を説
明するための切断スケジユールを示す線図であ
る。 1:ワイヤ、3:切断機構、7:送り機構、
8:被加工物、10:揺動機構、12:揺動角度
設定機構、17:駆動体(駆動源)、18:揺動
テーブル、19:切換えレバー、20,21:マ
イクロスイツチ、25:揺動角度調節部、26:
切断スケジユール設定部、45:スケジユールス
イツチ(切込み量検出手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記構成を具備することを特徴とする切断装
    置。 (イ) 被加工物を保持する揺動テーブルと、この揺
    動テーブルが一体的に固定され且つ軸線のまわ
    りに回転自在に軸支された揺動軸と、この揺動
    軸を正逆方向に回転駆動する駆動源と、上記揺
    動軸に半径方向に突設され上記揺動軸とともに
    揺動する切換レバーと、上記切換レバーの揺動
    にともない上記切換レバーに接触する位置に互
    に対向して設けられ且つ上記切換レバーへ接触
    するとともに上記駆動源に上記揺動軸の揺動方
    向を切換える揺動方向切換え信号を出力する一
    対のスイツチとを有する揺動機構。 (ロ) 上記被加工物を切断するワイヤを有し、上記
    ワイヤを張設して軸方向に送行させる切断機
    構。 (ハ) 上記切断機構に対して上記揺動機構を相対的
    に移動させ、送行駆動されている上記ワイヤに
    より上記揺動テーブルに保持された被加工物に
    切込みを与える送り機構。 (ニ) 上記一対のスイツチを保持するとともに互に
    接離する方向に移動させ上記揺動軸の揺動角度
    を調節する揺動角度調節部と、上記ワイヤの上
    記被加工物への切込み量を検出する切込み量検
    出手段を有し上記検出手段から出力された検出
    信号に基づいて上記切込み量に対応して上記揺
    動軸の揺動角度を調節させる制御信号を上記揺
    動角度調節部に出力する切断スケジユール設定
    部とを有する揺動角度設定機構。
JP1231481U 1981-02-02 1981-02-02 Expired JPS6140457Y2 (ja)

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JP1231481U JPS6140457Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02

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JP1231481U JPS6140457Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02

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JPS57126954U JPS57126954U (ja) 1982-08-07
JPS6140457Y2 true JPS6140457Y2 (ja) 1986-11-18

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ID=29810429

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