JPH072167Y2 - 角穴の角部加工装置 - Google Patents

角穴の角部加工装置

Info

Publication number
JPH072167Y2
JPH072167Y2 JP4835191U JP4835191U JPH072167Y2 JP H072167 Y2 JPH072167 Y2 JP H072167Y2 JP 4835191 U JP4835191 U JP 4835191U JP 4835191 U JP4835191 U JP 4835191U JP H072167 Y2 JPH072167 Y2 JP H072167Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner
axis
square hole
support arm
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4835191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04132904U (ja
Inventor
功 庄田
Original Assignee
功 庄田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 功 庄田 filed Critical 功 庄田
Priority to JP4835191U priority Critical patent/JPH072167Y2/ja
Publication of JPH04132904U publication Critical patent/JPH04132904U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH072167Y2 publication Critical patent/JPH072167Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、底を有しかつ角部が円
弧状に形成された角穴の角部を先鋭な角、所謂ピン角に
加工する角穴の角部加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、図6に示す構造のも
のがあった。図6において、1は工作機のZ軸シレーで
あり、X軸(左右)およびY軸(前後)方向に移動制御
されるX軸−Y軸シレー(図示省略)に上下動可能に支
持されている。このZ軸シレー1にヘッド2と支持アー
ム6とを上下に配置して固定する。上記ヘッド2は、内
部にモータを内装し、下部にモータの回転軸3に連結さ
れたドリルチャック4を有する。上記ドリルチャック4
は、下方に突出するドリル5を着脱可能に挾持する。上
記支持アーム6はその先端部に角のみホルダ7を取付け
る。この角のみホルダ7は、半径方向(左右)に分割し
た円筒状の割りブッシュ7aとこの割りブッシュ7aを
挾持する割りメタル7bとからなる。
【0003】8は角のみであり、軸心部にドリル5が遊
嵌する嵌合孔を貫通形成し、外周部を断面四角形に形成
し、上端部に鍔付きの保持部8aに形成してなる。上記
角のみ8は、その軸心部を前述したドリル5に嵌合さ
せ、上端部の保持部8aを割りブッシュ7aに嵌合さ
せ、この割りブッシュ7aを割りメタル7bで締め付け
て支持アーム6に固定する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものは、角
のみ8が角のみホルダ7によって支持アーム6に固定さ
れていたため、角のみ8の向きが一定となり、図3に示
すように各辺がX軸−Y軸線に沿う角穴10の角部10
aの加工はできる。しかしながら、図4に示すように各
辺がX軸−Y軸線に対して傾斜した各穴11の角部11
a、あるいは図5に示すように角穴12の角部12aが
90度より大きい場合には加工できない欠点があった。
また、従来は角のみ内にドリル5を挿通するとともに、
該ドリル5を駆動するヘッド2を設けるようにしていた
ので、ドリル5の下端が角のみ8の下端よりも下方に突
出してしまい、角部10aの底部が未加工となり、この
未加工部分をなくしようとすると、該角部10aの底部
周囲に比して局部的に深くなり、品質が損なわれ、し
かも、構造が複雑になり高価になる欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は上記欠点を解
消するため、X軸、Y軸およびZ軸方向に移動制御され
るシレーに支持アームを水平方向に突出固定し、該支持
アームに下端の切れ刃が水平で且つ断面山形状に屈曲す
る角のみをZ軸心を中心として回転可能に設け、前記支
持アームに前記角のみを回転制御する制御モータと、該
角のみの回転を許容おぬらび阻止するロック機構とを設
けたものである
【0006】
【作用】ロック機構オフ作動さた状態で制御モータ
が所定量回転されると、角のみがZ軸線を中心として所
要の角度だけ回転されるこの状態でロック機構がオン
作動さると上記角のみの回転が阻止されて角のみの
向きが所定角度に保持され、シレーとともにX軸、Y軸
方向に移動して加工すべき角部に達する。こゝで、角の
みをZ軸方向に移動させ、すなわち、昇降させて所要の
切削を行い、次いで刃先を水平方向に移動させれば垂直
な壁面とそれに直角な底面とが同時に形成される。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図1は本考案の実施例を示す要部断
面側面図、図2はその底面図、図3〜図5は加工される
第1〜第3例の角穴を示す平面図である。図1におい
て、14は図6と同様のZ軸シレーであり、X軸(左
右)およびY軸(前後)方向に移動制御されるX軸−Y
軸シレー(図示省略)に上下動可能に支持されている。
このZ軸シレー14にケース状の支持アーム15を右方
(水平方向)に突出させて固定する。
【0008】上記支持アーム15は、その左右方向中間
部に円筒状の固定ボス15aを有し、この固定ボス15
aの下半部に角のみホルダ16を回転可能に嵌合する。
この角のみホルダ16は、角のみ13の保持部13aを
半径方向に二分割したのみブッシュ16aにより囲繞
し、該のみブッシュ16aを同じく半径方向に二分割さ
れた円筒状の割りメタル16bにより囲繞してボルトに
より締め付けて上記保持部13aを挾持する。上記角の
み13は上端部の保持部13aを円柱状に形成し、下部
を断面等辺山形状に屈曲させるとともにその下端部に平
面視90度で屈曲する切れ刃13bを形成してなる。
【0009】上記角のみ13を挾持する割りメタル16
bの一方は、固定ボス15aの上半部に回転可能に嵌合
させた旋回ボス17にボルト締め固定する。旋回ボス1
7はその上端部を小径にして固定ボス15aから上方に
突出させ、この上端部に従動側の歯付きプーリ18を固
定する。
【0010】また、前述した支持アーム15の突出端部
(右端)に制御モータ19を倒立支持し、この制御モー
タ19の回転軸に駆動側の歯付きプーリ20を取り付
け、各歯付きプーリ18,20にタイミングベルト21
を巻回する。上記制御モータ19は、制御盤(図示省
略)から発せられるパルス信号によって回転制御され
る。
【0011】22は角のみホルダ16の回転を許容およ
び阻止するロック機構である。このロック機構22は以
下のようになっている。即ち、固定ボス15aの右壁に
旋回ボス17の外周に当接する駒23を半径方向に摺動
可能に嵌合させ、固定ボス15aの右壁にクランプ軸2
4を上下方向に貫通させ、クランプ軸24の上端に駒2
3の外端(右端)に当接する円板状のカム板25を偏心
させて固定する。また、クランプ軸24の下端にクラン
プレバー26を半径方向に突出させて固定し、支持アー
ム15の下部に取付けたクランプシリンダ27の作動ロ
ッドの頭部27aを上記クランプレバー26の突出端部
に対面させる。
【0012】これにより、クランプシリンダ27が伸長
作動した際に、その頭部27aがクランプレバー26の
突出端部を図2において左方に押圧してクランプ軸24
を介してカム板25を右回転させ、このカム板25によ
り駒23を左方に移動させてその左端により旋回ボス1
7を圧接して該旋回ボス17の回転を阻止する。なお、
上記クランプシリンダ27は、制御盤(図示省略)から
の信号によって伸長、短縮作動される。
【0013】図1において、28は支持アーム15に取
付けた原点スイッチ(近接スイッチ)であり、歯付きプ
ーリ18の下面に取付けたドグ29の到来時に作動して
歯付きプーリ18の原点を検出する。また、30は角の
み13の芯出し治具であり、上端部をピン31により支
持アーム15の下部に揺動可能に支持し、下部を角のみ
13の基部方向に屈曲させるとともに、その下端30a
を図2において上下方向(Y軸方向)の直線縁に形成し
てなる。上記芯出し治具30は、角のみ13を角のみホ
ルダ16に取付ける際に、この下端30aを手動により
角のみ13の一側面(右面)に押圧して該角のみ13の
向きを初期位置、つまり各辺がX軸−Y軸線方向に向く
如く設定するためのものである。32は芯出し治具30
を角のみ13から退避方向(図1において右方)に回動
付勢するリターンばねである。
【0014】次に上記実施例の作動態様について説明す
る。前工程のルータヘッド(図示省略)により加工され
た孔が、図3に示すように、各辺がX軸−Y軸線に沿う
角穴10の場合には、角のみ13を制御モータ19によ
ってその辺がX軸−Y軸線に沿う二方向に選択的に回転
され、この状態で制御盤からの指令により、Z軸シレー
14をX軸−Y軸方向に移動させて上記角穴10の角部
10aに位置決めした後、下方(Z軸方向)に移動させ
て上記角部10aの側面を角のみ13の切れ刃13bに
よりX軸−Y軸線に沿う直角に突き切る。この状態で制
御盤からの指令によりZ軸シレー14を介して上記角の
み13を角部10aの各辺に対して二等分線方向内方、
つまり図3の矢印(ア)方向に移動させ、上記角部10
aの底部を切れ刃13bにより切断し、これにより角部
10aを先鋭な直角にかつ該角部10aの底面を平坦に
加工する。
【0015】次に図4に示すように、各辺がX軸−Y軸
線に対して傾斜した角穴11の場合には、上記角のみを
制御モータ19によって所定量回転させ、その辺が角穴
11の辺と平行になる如く回転させ、この状態で制御盤
からの指令により、Z軸シレー14をX軸−Y軸方向に
移動させて上記角穴11の角部11aに位置決めした
後、下方(Z軸方向)に移動させて前述と同様に切れ刃
13bにより角部11aの側面を直角に所定の深さまで
突き切る。この状態で上記角のみ13を角部11aの各
辺に対して二等分線方向内方、つまり図4の矢印(イ)
方向に移動させて上記角部11aの底部を切れ刃13b
により切断し、これにより角部11aを先鋭な直角にか
つ該角部11aの底面を平坦に加工する。また図5に示
すように、角穴12の角部12aの角度が90度よりも
大きい場合には、まず角のみ13の一辺が角穴12の一
方の辺12bに沿う如く、制御モータ19を起動させ、
この状態で角部12aの一方の側面を突き切りした後、
図5の矢印(エ)方向に移動させてその底部を切れ刃1
3bにより切断し、次いで角のみ13の一辺が角穴12
の他方の辺12cに沿う如く、制御モータ19を起動さ
せ、この状態で角部12aの他方の側面を突き切りした
後、図5の矢印(ウ)方向に移動させてその底部を切れ
刃13bにより切断して上記角部12aを先鋭にかつそ
の底面を平坦に加工する。
【0016】上記角のみ13の回転制御は次の如くして
行なう。まず制御盤からの指令により、ロック機構22
をオフ作動、つまりクランプシリンダ27を短縮作動さ
せてその頭部27aをクランプレバー26から離間さ
せ、これによりカム板25による駒23の押圧を解除し
て旋回ボス17をフリーにする。次いで制御盤からの指
令により制御モータ19を所定量回転させ、歯付きプー
リ20、タイミングプーリ21、歯付きプーリ18、旋
回ボス17、角のみホルダ16を介して角のみ13を所
定角度回転させ、該角のみ13の辺が角穴10(11,
12)の所定の辺と平行になる如く回転させる。次いで
制御盤からの指令により、ロック機構22をオン作動、
つまりクランプシリンダ27を伸長作動させてその頭部
27aでクランプレバー26を押圧し、カム板25を介
して駒23を左方に押圧移動させて旋回ボス17に圧接
し、該圧接力により旋回ボス17を支持アーム15側に
係止する。
【0017】
【考案の効果】以上の説明から明らかな如く、本考案
は、X軸、Y軸およびZ軸方向に移動制御されるシレー
に支持アームを設け、この支持アームに切れ刃が断面山
形状に屈曲する角のみを設け、この角のみを制御モータ
によりZ軸心を中心として回転させるようにしたので、
X軸−Y軸線に対し任意の向きの角穴の角部を容易に先
鋭(ピン角)に、かつその底面を平坦に加工することが
できる。また、ドリルおよび該ドリルを駆動するヘッド
を要しないので構造が簡素になって安価になる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部断面側面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】加工される角穴の第1例を示す平面図である。
【図4】加工される角穴の第2例を示す平面図である。
【図5】加工される角穴の第3例を示す平面図である。
【図6】従来例を示す要部断面側面図である。
【符号の説明】
10 角穴 10a 角部 11 角穴 11a 角部 12 角穴 12a 角部 12b 一方の辺 12c 他方の辺 13 角のみ 13a 保持部 13c 切れ刃 14 Z軸シレー(シレー) 15 支持アーム 15a 固定ボス 16 角のみホルダ 16a のみブッシュ 16b 割りメタル 17 旋回ボス 18 歯付きプーリ 19 制御モータ 20 歯付きプーリ 21 タイミングベルト 22 ロック機構 23 駒 24 クランプ軸 25 カム板 26 クランプレバー 27 クランプシリンダ 27a 頭部 28 原点スイッチ 29 ドグ 30 芯出し治具 30a 下端 31 ピン 32 リターンばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸、Y軸およびZ軸方向に移動制御さ
    れるシレーに支持アームを水平方向に突出固定し、該支
    持アームに下端の切れ刃が水平で且つ断面山形状に屈曲
    する角のみをZ軸心を中心として回転可能に設け、前記
    支持アームに前記角のみを回転制御する制御モータと、
    該角のみの回転を許容おぬらび阻止するロック機構とを
    設けたことを特徴とする角穴の角部加工装置。
JP4835191U 1991-05-29 1991-05-29 角穴の角部加工装置 Expired - Lifetime JPH072167Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4835191U JPH072167Y2 (ja) 1991-05-29 1991-05-29 角穴の角部加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4835191U JPH072167Y2 (ja) 1991-05-29 1991-05-29 角穴の角部加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04132904U JPH04132904U (ja) 1992-12-10
JPH072167Y2 true JPH072167Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=31926907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4835191U Expired - Lifetime JPH072167Y2 (ja) 1991-05-29 1991-05-29 角穴の角部加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH072167Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04132904U (ja) 1992-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2222375A (en) "chamfering machine tool"
JPH072167Y2 (ja) 角穴の角部加工装置
US4072083A (en) Milling head
US5134762A (en) Combination alignment cylinder boring and deck milling device
JP7538586B2 (ja) 加工用工具、工作機械及び加工方法
KR100363187B1 (ko) 공작기계용 작업지그
JP3542391B2 (ja) 回転ステッチ長調節器を備えたミシン
JPH06226503A (ja) 不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法
JPH0645121B2 (ja) 工作機用角のみの回動装置
JP3724172B2 (ja) 卓上切断機
KR100395413B1 (ko) 선반용 공작물의 자동취출장치
JP3674291B2 (ja) 卓上切断機
EP0901882A2 (en) Working head for numeric-control machine tools
KR200219163Y1 (ko) 공작대의 가변형 공작물 지지장치
KR200238787Y1 (ko) 목공용 내경가공기
KR0132344Y1 (ko) 소잉커터장치
JP3395701B2 (ja) 加工機
JPS5828804Y2 (ja) 木工用多軸かんな盤
KR200197379Y1 (ko) 스크류 체결기
JPH07108415A (ja) 鋸盤の切粉除去装置
JPS61173807A (ja) 溝加工用アタツチメント
JPS5911437B2 (ja) 振り子式高速角度自由切断機
JP2908943B2 (ja) チェーンのみ機
JPH0246985Y2 (ja)
JPH0623382Y2 (ja) ワークの切欠成形装置