JPH06226503A - 不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法 - Google Patents
不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法Info
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- JPH06226503A JPH06226503A JP1538293A JP1538293A JPH06226503A JP H06226503 A JPH06226503 A JP H06226503A JP 1538293 A JP1538293 A JP 1538293A JP 1538293 A JP1538293 A JP 1538293A JP H06226503 A JPH06226503 A JP H06226503A
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- Japan
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- spiral groove
- pitch spiral
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不等ピッチの螺旋溝を良好かつ容易に成形す
ることができる不等ピッチ螺旋溝の加工装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 円筒形ワ−ク2´を軸線回りに回転駆動する
主軸台10と、このワ−ク2´の外周面を切削する突っ
切りバイト16と、この突っ切りバイト16を保持する
と共に、この突っ切りバイト16を上記ワ−ク2´と直
交する軸回りに所定角度回動させるサ−ボモ−タ18
と、このサ−ボモ−タ18を保持すると共にこのサ−ボ
モ−タ18を上記ワ−ク2´の軸線方向に平行に駆動す
る往復台11と、上記ワ−ク2´の回転角度θおよび上
記往復台11の位置xを相対的に変化させ、これらに基
づいて上記回サ−ボモ−タ16の回動角度αを制御し、
上記ワ−ク2´の外周面に不等ピッチ螺旋溝3を形成す
るNC装置20とを具備するものである。
ることができる不等ピッチ螺旋溝の加工装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 円筒形ワ−ク2´を軸線回りに回転駆動する
主軸台10と、このワ−ク2´の外周面を切削する突っ
切りバイト16と、この突っ切りバイト16を保持する
と共に、この突っ切りバイト16を上記ワ−ク2´と直
交する軸回りに所定角度回動させるサ−ボモ−タ18
と、このサ−ボモ−タ18を保持すると共にこのサ−ボ
モ−タ18を上記ワ−ク2´の軸線方向に平行に駆動す
る往復台11と、上記ワ−ク2´の回転角度θおよび上
記往復台11の位置xを相対的に変化させ、これらに基
づいて上記回サ−ボモ−タ16の回動角度αを制御し、
上記ワ−ク2´の外周面に不等ピッチ螺旋溝3を形成す
るNC装置20とを具備するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばヘリカルブレ
−ドコンプレッサのピストンに不等ピッチ螺旋形状のブ
レ−ドを取着するための不等ピッチ螺旋溝を形成する不
等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法に関するもの
である。
−ドコンプレッサのピストンに不等ピッチ螺旋形状のブ
レ−ドを取着するための不等ピッチ螺旋溝を形成する不
等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルブレ−ドコンプレッサのシリン
ダ内に設けられているヘリカルブレ−ドは、図3に1で
示すように不等ピッチの螺旋形状のもので、図4に示す
円筒状のピストン2の外周面に設けられた螺旋溝3に挿
入されて設けられる。したがって、このピストン2に設
けられる螺旋溝3は、上記ヘリカルブレ−ド1の形状に
対応するように不等ピッチで形成されなければならな
い。このような不等ピッチ螺旋溝3の成形は、従来、図
5に示す旋盤で行っていた。
ダ内に設けられているヘリカルブレ−ドは、図3に1で
示すように不等ピッチの螺旋形状のもので、図4に示す
円筒状のピストン2の外周面に設けられた螺旋溝3に挿
入されて設けられる。したがって、このピストン2に設
けられる螺旋溝3は、上記ヘリカルブレ−ド1の形状に
対応するように不等ピッチで形成されなければならな
い。このような不等ピッチ螺旋溝3の成形は、従来、図
5に示す旋盤で行っていた。
【0003】すなわち、上記ピストン2の材料である円
柱形状のワ−ク2´の一端を旋盤の主軸5に保持すると
共に、往復台6には突っ切バイト7を取り付ける。そし
て、上記スピンドル5を回転させ上記突っ切りバイト7
を突出させると共に、上記往復台6のx方向への送り速
度あるいは上記主軸5の回転速度を時間の経過と共に変
化させる。このことで、図6に示すように、上記ワ−ク
2´に対する突っ切りバイト7の相対的移動方向(イ)
を変化させつつ溝を切削することができるので、上記ワ
−ク2´の外周面に不等ピッチの螺旋溝3を形成するこ
とができる。
柱形状のワ−ク2´の一端を旋盤の主軸5に保持すると
共に、往復台6には突っ切バイト7を取り付ける。そし
て、上記スピンドル5を回転させ上記突っ切りバイト7
を突出させると共に、上記往復台6のx方向への送り速
度あるいは上記主軸5の回転速度を時間の経過と共に変
化させる。このことで、図6に示すように、上記ワ−ク
2´に対する突っ切りバイト7の相対的移動方向(イ)
を変化させつつ溝を切削することができるので、上記ワ
−ク2´の外周面に不等ピッチの螺旋溝3を形成するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の不等
ピッチの螺旋溝の成形には以下に説明する解決すべき課
題がある。
ピッチの螺旋溝の成形には以下に説明する解決すべき課
題がある。
【0005】すなわち、上述したように上記主軸5の回
転速度や上記刃物台6の送り速度を制御することで上記
突っ切りバイト7の上記ワ−ク2´に対する相対的移動
方向(イ)は変化させることができるが、上記突っ切り
バイト7の切れ刃の角度βは一定のままである。このた
め、形成された螺旋溝3の主軸の軸方向(x方向)の幅
Tは一定になるが、この螺旋溝3の最小幅tは一定にな
らない。また、切れ刃の角度βが、相対的移動方向
(イ)と直角でない場合には、切削が良好に行えないと
いうこともある。
転速度や上記刃物台6の送り速度を制御することで上記
突っ切りバイト7の上記ワ−ク2´に対する相対的移動
方向(イ)は変化させることができるが、上記突っ切り
バイト7の切れ刃の角度βは一定のままである。このた
め、形成された螺旋溝3の主軸の軸方向(x方向)の幅
Tは一定になるが、この螺旋溝3の最小幅tは一定にな
らない。また、切れ刃の角度βが、相対的移動方向
(イ)と直角でない場合には、切削が良好に行えないと
いうこともある。
【0006】したがって、不等ピッチの螺旋溝3を正確
かつ良好に切削することは困難で、正確かつ良好に切削
しようとすると、ピッチが異なる毎に異なる種類の突っ
切りバイト7を用意する必要があった。
かつ良好に切削することは困難で、正確かつ良好に切削
しようとすると、ピッチが異なる毎に異なる種類の突っ
切りバイト7を用意する必要があった。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、不等ピッチの螺旋溝を正確かつ良好に成形
することができる不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加
工方法を提供することを目的とするものである。
れたもので、不等ピッチの螺旋溝を正確かつ良好に成形
することができる不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加
工方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、ワ−クを軸線回りに回転駆動する主軸台と、このワ
−クの外周面に溝を成形する突っ切りバイトと、この突
っ切りバイトを保持すると共に、この突っ切りバイトを
上記ワ−クと直交する軸回りに所定角度回動させる回動
手段と、この回動手段を保持すると共にこの回動手段を
上記ワ−クの軸線方向に平行に駆動する往復台と、上記
ワ−クの回転角度および上記往復台の位置を制御すると
共にこれらに基づいて上記回動手段の回動角度を制御
し、上記ワ−クの外周面に不等ピッチ螺旋溝を形成する
制御部とを具備することを特徴とするものである。
は、ワ−クを軸線回りに回転駆動する主軸台と、このワ
−クの外周面に溝を成形する突っ切りバイトと、この突
っ切りバイトを保持すると共に、この突っ切りバイトを
上記ワ−クと直交する軸回りに所定角度回動させる回動
手段と、この回動手段を保持すると共にこの回動手段を
上記ワ−クの軸線方向に平行に駆動する往復台と、上記
ワ−クの回転角度および上記往復台の位置を制御すると
共にこれらに基づいて上記回動手段の回動角度を制御
し、上記ワ−クの外周面に不等ピッチ螺旋溝を形成する
制御部とを具備することを特徴とするものである。
【0009】第2の手段は、上記第1の手段において、
上記制御部は、上記突っ切りバイトの切れ刃と上記螺旋
溝の接線方向とが常に直交するように上記回動手段の回
動角度を制御するものであることを特徴とするものであ
る。
上記制御部は、上記突っ切りバイトの切れ刃と上記螺旋
溝の接線方向とが常に直交するように上記回動手段の回
動角度を制御するものであることを特徴とするものであ
る。
【0010】第3の手段は、ワ−クを軸線回りに回転さ
せると共に、突っ切りバイトを保持した往復台をこのワ
−クの軸線方向に移動させることで、この突っ切バイト
でワ−クの外周面に不等ピッチの螺旋溝を形成する不等
ピッチ螺旋溝の加工方法において、上記ワ−クの回転と
上記往復台の移動とを相対的に変化させると共に、上記
ワ−クの回転角度と上記往復台の位置とに基づき上記突
っ切りバイトの切れ刃と不等ピッチ螺旋溝の接線方向と
が常に直交するようにこの突っ切りバイトを回動制御す
ることを特徴とするものである。
せると共に、突っ切りバイトを保持した往復台をこのワ
−クの軸線方向に移動させることで、この突っ切バイト
でワ−クの外周面に不等ピッチの螺旋溝を形成する不等
ピッチ螺旋溝の加工方法において、上記ワ−クの回転と
上記往復台の移動とを相対的に変化させると共に、上記
ワ−クの回転角度と上記往復台の位置とに基づき上記突
っ切りバイトの切れ刃と不等ピッチ螺旋溝の接線方向と
が常に直交するようにこの突っ切りバイトを回動制御す
ることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】このような構成によれば、不等ピッチの螺旋溝
を成形する場合に、成形する螺旋溝の方向に対応するよ
うに突っ切りバイトの角度を制御することができる。
を成形する場合に、成形する螺旋溝の方向に対応するよ
うに突っ切りバイトの角度を制御することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、従来例と同一の構成要素には同一符号
を付してその説明は省略する。図1に示すのは、この発
明の不等ピッチ螺旋溝の加工装置としての旋盤である。
説明する。なお、従来例と同一の構成要素には同一符号
を付してその説明は省略する。図1に示すのは、この発
明の不等ピッチ螺旋溝の加工装置としての旋盤である。
【0013】この旋盤は、主軸台10、往復台11およ
び図示しない芯押し台を備える。上記主軸台10は、回
転駆動モ−タにより回転駆動される主軸12を具備し、
この主軸12の端面(主軸端)にはワ−ク2´の一端を
固定する3方締めチャック14が設けられている。ま
た、図示しない芯押し台は、上記主軸12に保持された
ワ−ク2´の他端面の中心を支える機能を有する。
び図示しない芯押し台を備える。上記主軸台10は、回
転駆動モ−タにより回転駆動される主軸12を具備し、
この主軸12の端面(主軸端)にはワ−ク2´の一端を
固定する3方締めチャック14が設けられている。ま
た、図示しない芯押し台は、上記主軸12に保持された
ワ−ク2´の他端面の中心を支える機能を有する。
【0014】また、上記往復台11は、上記主軸12の
軸方向(x方向)に移動自在に設けられている。さら
に、この往復台11は、この往復台11の送り方向と直
交する方向(y方向)に送り機能をもつ刃物台15を具
備する。この刃物台15の上面には、突っ切りバイト1
6を保持しかつ回転駆動するバイト駆動手段17が設け
られている。
軸方向(x方向)に移動自在に設けられている。さら
に、この往復台11は、この往復台11の送り方向と直
交する方向(y方向)に送り機能をもつ刃物台15を具
備する。この刃物台15の上面には、突っ切りバイト1
6を保持しかつ回転駆動するバイト駆動手段17が設け
られている。
【0015】このバイト駆動手段17は、駆動軸の軸線
を上記主軸12の軸線と直角にして上記刃物台15上に
固定されたサ−ボモ−タ18を具備する。このサ−ボモ
−タ18の駆動軸には、上記突っ切りバイト16が切れ
刃16aを上記主軸12の軸線(x方向)と平行になる
ようにして取り付けられている。
を上記主軸12の軸線と直角にして上記刃物台15上に
固定されたサ−ボモ−タ18を具備する。このサ−ボモ
−タ18の駆動軸には、上記突っ切りバイト16が切れ
刃16aを上記主軸12の軸線(x方向)と平行になる
ようにして取り付けられている。
【0016】したがって、このサ−ボモ−タ18は作動
することで、切れ刃16aを上記ワ−ク2´の外周面と
平行に保ちつつ、この突っ切りバイト16を所定角度回
動駆動させることができる。
することで、切れ刃16aを上記ワ−ク2´の外周面と
平行に保ちつつ、この突っ切りバイト16を所定角度回
動駆動させることができる。
【0017】なお、上記主軸12をθ方向に回転駆動す
る図示しない回転駆動モ−タ、上記往復台をx方向に駆
動する図示しない駆動装置、上記突っ切りバイト16を
α方向に回動駆動するサ−ボモ−タ18は、それぞれN
C制御装置20に接続され、このNC制御装置20から
の命令によって作動するようになっている。以下、上記
ワ−ク2´に不等ピッチの螺旋溝3を成形する工程につ
いて図2を参照して説明する。
る図示しない回転駆動モ−タ、上記往復台をx方向に駆
動する図示しない駆動装置、上記突っ切りバイト16を
α方向に回動駆動するサ−ボモ−タ18は、それぞれN
C制御装置20に接続され、このNC制御装置20から
の命令によって作動するようになっている。以下、上記
ワ−ク2´に不等ピッチの螺旋溝3を成形する工程につ
いて図2を参照して説明する。
【0018】まず、NCプログラムを作成する。不等ピ
ッチの螺旋溝3上の任意の点Aを、上記往復台11の移
動距離xおよび上記主軸12の回転角度θで表すとしA
(x、θ)とすると、このxとθの関係は例えば(1)
式のように表せる。 x=aθb …………………………………………………………(1) なお、ここでa、bは任意に定める定数である。
ッチの螺旋溝3上の任意の点Aを、上記往復台11の移
動距離xおよび上記主軸12の回転角度θで表すとしA
(x、θ)とすると、このxとθの関係は例えば(1)
式のように表せる。 x=aθb …………………………………………………………(1) なお、ここでa、bは任意に定める定数である。
【0019】この点Aでの螺旋溝3の傾き角度βすなわ
ち上記突っ切りバイト16の相対的移動方向(イ)は、
(1)式をθで微分することにより得ることができるか
ら、(2)式で与えられる。 β=x´=a・b・θb-1 …………………………………………(2)
ち上記突っ切りバイト16の相対的移動方向(イ)は、
(1)式をθで微分することにより得ることができるか
ら、(2)式で与えられる。 β=x´=a・b・θb-1 …………………………………………(2)
【0020】で与えられる。ここで、上記螺旋溝3の幅
t(最小幅)を常に一定にするには、この螺旋溝3の傾
きβと上記突っ切りバイト16の切れ刃16aの傾き角
度αの位相差が90°(=π/2)であることが必要が
あるから、αは(3)式で表される。 α=(π/2)−β=(π/2)−a・b・θb-1 ………………(3)
t(最小幅)を常に一定にするには、この螺旋溝3の傾
きβと上記突っ切りバイト16の切れ刃16aの傾き角
度αの位相差が90°(=π/2)であることが必要が
あるから、αは(3)式で表される。 α=(π/2)−β=(π/2)−a・b・θb-1 ………………(3)
【0021】したがって、切削においては、a、bを定
めることで、任意の位置A(x、θ)における上記突っ
切りバイト16(切れ刃16a)の傾き角度αを得るこ
とができる。上記NC制御装置20は、このようにして
定められるx、θ、αにしたがって、上記主軸12の回
転角度θ、往復台11の送り量x、サ−ボモ−タ18の
回動角度αを制御する。なお、上記切れ刃16aは、図
2(a)に示すように、位置xおよび傾き角度αによら
ず、常に上記ワ−ク2´の表面と平行になるようになっ
ている。
めることで、任意の位置A(x、θ)における上記突っ
切りバイト16(切れ刃16a)の傾き角度αを得るこ
とができる。上記NC制御装置20は、このようにして
定められるx、θ、αにしたがって、上記主軸12の回
転角度θ、往復台11の送り量x、サ−ボモ−タ18の
回動角度αを制御する。なお、上記切れ刃16aは、図
2(a)に示すように、位置xおよび傾き角度αによら
ず、常に上記ワ−ク2´の表面と平行になるようになっ
ている。
【0022】このように、切削動作を3軸(x、θ、
α)で制御することにより、上記切れ刃16aは切削方
向(イ)に対して常に直角になるので、成形される螺旋
溝3の状態は良好であると共に、溝幅tも常に一定のも
のとなる。このような構成によれば、不等ピッチの螺旋
溝3を正確かつ良好に成形することができる効果があ
る。なお、この発明は、上記一実施例に限定されるもの
ではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能
である。
α)で制御することにより、上記切れ刃16aは切削方
向(イ)に対して常に直角になるので、成形される螺旋
溝3の状態は良好であると共に、溝幅tも常に一定のも
のとなる。このような構成によれば、不等ピッチの螺旋
溝3を正確かつ良好に成形することができる効果があ
る。なお、この発明は、上記一実施例に限定されるもの
ではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能
である。
【0023】例えば、上記一実施例では、上記円筒形ワ
−ク2´を上記12の端面に固定するのに3方締めチャ
ックを用いたが、このチャックはコレットチャックその
他油圧チャック、電圧チャックなどであっても良い。
−ク2´を上記12の端面に固定するのに3方締めチャ
ックを用いたが、このチャックはコレットチャックその
他油圧チャック、電圧チャックなどであっても良い。
【0024】また、上記一実施例では、上記円筒形ワ−
ク2´は、中実であったが、中空のものであっても良
い。さらに、上記円筒形ワ−ク2´はヘリカルブレ−ド
コンプレッサのピストンに用いられるものには限定され
ず、他の用途に用いるものであっても良い。
ク2´は、中実であったが、中空のものであっても良
い。さらに、上記円筒形ワ−ク2´はヘリカルブレ−ド
コンプレッサのピストンに用いられるものには限定され
ず、他の用途に用いるものであっても良い。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の第1の構
成は、ワ−クを軸線回りに回転駆動する主軸台と、この
ワ−クの外周面に溝を成形する突っ切りバイトと、この
突っ切りバイトを保持すると共に、この突っ切りバイト
を上記ワ−クと直交する軸回りに所定角度回動させる回
動手段と、この回動手段を保持すると共にこの回動手段
を上記ワ−クの軸線方向に平行に駆動する往復台と、上
記ワ−クの回転角度および上記往復台の位置を制御する
と共にこれらに基づいて上記回動手段の回動角度を制御
し、上記ワ−クの外周面に不等ピッチ螺旋溝を形成する
制御部とを具備するものである。
成は、ワ−クを軸線回りに回転駆動する主軸台と、この
ワ−クの外周面に溝を成形する突っ切りバイトと、この
突っ切りバイトを保持すると共に、この突っ切りバイト
を上記ワ−クと直交する軸回りに所定角度回動させる回
動手段と、この回動手段を保持すると共にこの回動手段
を上記ワ−クの軸線方向に平行に駆動する往復台と、上
記ワ−クの回転角度および上記往復台の位置を制御する
と共にこれらに基づいて上記回動手段の回動角度を制御
し、上記ワ−クの外周面に不等ピッチ螺旋溝を形成する
制御部とを具備するものである。
【0026】第2の構成は、上記第1の構成において、
上記制御部は、上記突っ切りバイトの切れ刃と上記螺旋
溝の接線方向とが常に直交するように上記回動手段の回
動角度を制御するものであることを特徴とするものであ
る。
上記制御部は、上記突っ切りバイトの切れ刃と上記螺旋
溝の接線方向とが常に直交するように上記回動手段の回
動角度を制御するものであることを特徴とするものであ
る。
【0027】第3の構成は、ワ−クを軸線回りに回転さ
せると共に、突っ切りバイトを保持した往復台をこのワ
−クの軸線方向に移動させることで、この突っ切バイト
でワ−クの外周面に不等ピッチの螺旋溝を形成する不等
ピッチ螺旋溝の加工方法において、上記ワ−クの回転と
上記往復台の移動とを相対的に変化させると共に、上記
ワ−クの回転角度と上記往復台の位置とに基づき上記突
っ切りバイトの切れ刃と不等ピッチ螺旋溝の接線方向と
が常に直交するようにこの突っ切りバイトを回動制御す
るものである。
せると共に、突っ切りバイトを保持した往復台をこのワ
−クの軸線方向に移動させることで、この突っ切バイト
でワ−クの外周面に不等ピッチの螺旋溝を形成する不等
ピッチ螺旋溝の加工方法において、上記ワ−クの回転と
上記往復台の移動とを相対的に変化させると共に、上記
ワ−クの回転角度と上記往復台の位置とに基づき上記突
っ切りバイトの切れ刃と不等ピッチ螺旋溝の接線方向と
が常に直交するようにこの突っ切りバイトを回動制御す
るものである。
【0028】このような構成によれば、不等ピッチの螺
旋溝を成形する場合に、成形する螺旋溝の方向に対応す
るように突っ切りバイトの角度を制御することができる
ので、不等ピッチの螺旋溝の溝幅を略一定にすることが
できると共にこの螺旋溝を良好な状態で切削できる効果
がある。
旋溝を成形する場合に、成形する螺旋溝の方向に対応す
るように突っ切りバイトの角度を制御することができる
ので、不等ピッチの螺旋溝の溝幅を略一定にすることが
できると共にこの螺旋溝を良好な状態で切削できる効果
がある。
【図1】この発明の一実施例を示す概略斜視図。
【図2】(a)は、同じく、切削工程を示す横断面図、
(b)は側面図。
(b)は側面図。
【図3】ヘリカルブレ−ドを示す側面図。
【図4】螺旋溝を有するピストンを示す側面図。
【図5】従来例を示す側面図。
【図6】同じく、切削工程を示す側面図。
2´…円筒形ワ−ク、10…主軸台、16…突っ切りバ
イト、18…サ−ボモ−タ(回動手段)、11…往復
台、θ…ワ−クの回転角度、x…往復台の位置,α…回
動角度、20…NC装置(制御部)。
イト、18…サ−ボモ−タ(回動手段)、11…往復
台、θ…ワ−クの回転角度、x…往復台の位置,α…回
動角度、20…NC装置(制御部)。
Claims (3)
- 【請求項1】 ワ−クを軸線回りに回転駆動する主軸台
と、このワ−クの外周面に溝を形成する突っ切りバイト
と、この突っ切りバイトを保持すると共に、この突っ切
りバイトを上記ワ−クと直交する軸回りに所定角度回動
させる回動手段と、この回動手段を保持すると共にこの
回動手段を上記ワ−クの軸線方向に平行に駆動する往復
台と、上記ワ−クの回転角度および上記往復台の位置を
制御すると共にこれらに基づいて上記回動手段の回動角
度を制御し、上記ワ−クの外周面に不等ピッチ螺旋溝を
形成する制御部とを具備することを特徴とする不等ピッ
チ螺旋溝の加工装置。 - 【請求項2】 上記制御部は、上記突っ切りバイトの切
れ刃と上記螺旋溝の接線方向とが常に直交するように上
記回動手段の回動角度を制御するものであることを特徴
とする請求項1記載の不等ピッチ螺旋溝の加工装置。 - 【請求項3】 ワ−クを軸線回りに回転させると共に、
突っ切りバイトを保持した往復台をこのワ−クの軸線方
向に移動させることで、この突っ切バイトでワ−クの外
周面に不等ピッチの螺旋溝を形成する不等ピッチ螺旋溝
の加工方法において、 上記ワ−クの回転と上記往復台の移動とを相対的に変化
させると共に、上記ワ−クの回転角度と上記往復台の位
置とに基づき上記突っ切りバイトの切れ刃と不等ピッチ
螺旋溝の接線方向とが常に直交するようにこの突っ切り
バイトを回動制御することを特徴とする不等ピッチ螺旋
溝の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1538293A JPH06226503A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1538293A JPH06226503A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06226503A true JPH06226503A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11887209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1538293A Pending JPH06226503A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06226503A (ja) |
Cited By (8)
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-
1993
- 1993-02-02 JP JP1538293A patent/JPH06226503A/ja active Pending
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