JPS6140197A - 製図用マツトフイルム - Google Patents
製図用マツトフイルムInfo
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- JPS6140197A JPS6140197A JP16114584A JP16114584A JPS6140197A JP S6140197 A JPS6140197 A JP S6140197A JP 16114584 A JP16114584 A JP 16114584A JP 16114584 A JP16114584 A JP 16114584A JP S6140197 A JPS6140197 A JP S6140197A
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- film
- resin
- coating
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリエステルフィルム上に下塗り層、マント層
、帯電防止層の三層を塗゛工した製図用マントフィルム
に関するものである。
、帯電防止層の三層を塗゛工した製図用マントフィルム
に関するものである。
従来、この種のいわゆるケミカルマットフィルムにおい
ては、例えば、特公昭56−47865などが提案され
ており、ポリエステルフィルムに下塗層を施し、その上
に水溶性高分子物質より成る糊材と無機顔料との混合塗
工層とを設けているものが知られている。
ては、例えば、特公昭56−47865などが提案され
ており、ポリエステルフィルムに下塗層を施し、その上
に水溶性高分子物質より成る糊材と無機顔料との混合塗
工層とを設けているものが知られている。
これは、水溶性高分子物質より成る糊材をバインダーと
して使用する事により、墨及び製図用インキなどによる
筆記性、画線と製図用マットフィルムとの密着性、表面
電気抵抗が低く、静電気発生による支障の少ない事を特
徴としている。
して使用する事により、墨及び製図用インキなどによる
筆記性、画線と製図用マットフィルムとの密着性、表面
電気抵抗が低く、静電気発生による支障の少ない事を特
徴としている。
そして、表面の耐水化は耐水性樹脂を用いるとか、耐水
化剤を用いて、成されているが、それらは完全なもので
はない。
化剤を用いて、成されているが、それらは完全なもので
はない。
なぜならば、塗工層の耐水性は水性インキ、水性ペンの
筆記性及び画線の密着性、帯電防止性とは反比例の関係
にあり、耐水性を上げると、筆記性、画線密着性、帯電
防止性は劣る様になり、耐水性を下げると、それらは良
い方向に動く。
筆記性及び画線の密着性、帯電防止性とは反比例の関係
にあり、耐水性を上げると、筆記性、画線密着性、帯電
防止性は劣る様になり、耐水性を下げると、それらは良
い方向に動く。
製図用フィルムは枠印刷等を施したものに製図する場合
が多く、耐水性の劣る塗工層では、オフセット印刷が出
来ないという欠点がある。
が多く、耐水性の劣る塗工層では、オフセット印刷が出
来ないという欠点がある。
さらに耐水性のある塗膜は低湿度時に於ける静電気発生
に問題がある。
に問題がある。
これに対し、本発明においては耐水性のあるマット層の
上に、水に不溶であり、水性インキ、水性ペンの筆記性
、その画線の密着性が良好である帯電防止層を設けるこ
とにより、上記の欠点を解決する事ができた。
上に、水に不溶であり、水性インキ、水性ペンの筆記性
、その画線の密着性が良好である帯電防止層を設けるこ
とにより、上記の欠点を解決する事ができた。
本発明を更に詳細に説明すると次の通りである。
第一にマット層であるが、これは水性高分子物質を棚材
として、顔料をその塗膜中に分散させた被膜である。
として、顔料をその塗膜中に分散させた被膜である。
棚材としては、アクリルエマルジツンとメラミン樹脂又
は尿素樹脂を用いる。
は尿素樹脂を用いる。
アクリル樹脂とメラミン樹脂又は尿素樹脂が強固に架橋
することにより、耐水性、耐有機溶剤性及び耐摩耗性の
性能が付与される。
することにより、耐水性、耐有機溶剤性及び耐摩耗性の
性能が付与される。
その際に添加する顔料は、カオリン、炭酸カルシウム、
無水珪酸微粉末、タルク、焼成アルミナ、二酸化チタン
、酸性白土などの中の一種または数種の混合物を選ぶ。
無水珪酸微粉末、タルク、焼成アルミナ、二酸化チタン
、酸性白土などの中の一種または数種の混合物を選ぶ。
どの顔料を選択使用するかについては、目的とする製図
マントフィルムの各種筆記具での筆記性及びフィルムの
マット性、すなわち光沢度、白色度、透明度などの所望
程度に応じてその種類や粒度を選び、配合比率を決定す
れば良い。
マントフィルムの各種筆記具での筆記性及びフィルムの
マット性、すなわち光沢度、白色度、透明度などの所望
程度に応じてその種類や粒度を選び、配合比率を決定す
れば良い。
なお、マット層塗布液が水性であるため次の利点がある
。
。
マット層塗布液は一般的には、有機溶剤を用いて調合さ
れ、その有機溶剤のコストは塗布液価格に大きなウェイ
トを占める。
れ、その有機溶剤のコストは塗布液価格に大きなウェイ
トを占める。
それに反して水系であるこのマット層塗布液は、水を希
釈剤として使用するため、大幅なコスト低減を達成でき
る。
釈剤として使用するため、大幅なコスト低減を達成でき
る。
上記マット層は、しかしながらポリエステルフィルムと
の密着性に欠けるという欠点を有しており、これを解決
するために第二としてポリエステルフィルムとマット層
との間に下塗り層を設ける。
の密着性に欠けるという欠点を有しており、これを解決
するために第二としてポリエステルフィルムとマット層
との間に下塗り層を設ける。
この下塗り層はポリエステルフィルムとアクリル−メラ
ミン樹脂及びアクリル−尿素樹脂との密着が良好であり
、マント層の筆記性等に悪影響を与えない事が必要とな
る。
ミン樹脂及びアクリル−尿素樹脂との密着が良好であり
、マント層の筆記性等に悪影響を与えない事が必要とな
る。
これらの条件を満足する樹脂として飽和ポリエステル樹
脂がある。
脂がある。
これを下塗層に使用すると、セロテープを用いた強制剥
離試験による密着性の調査結果では、マット層の剥離は
全く発生しない。
離試験による密着性の調査結果では、マット層の剥離は
全く発生しない。
第三に、帯電防止層をマット層の上面に設ける。
フィルムの静電気による障害は多く知られており、はこ
り、ゴミ等の付着1.フィルムどうしの静電気による吸
着、電撃等があり、フィルムの取り扱いにさまたげにな
ることが多い。
り、ゴミ等の付着1.フィルムどうしの静電気による吸
着、電撃等があり、フィルムの取り扱いにさまたげにな
ることが多い。
この帯電防止層は、帯電防止能を付与すると共に、製図
用インキのにじみ、かすれがなくインキ画線の密着力の
強いものが良い。
用インキのにじみ、かすれがなくインキ画線の密着力の
強いものが良い。
さらにオフセット印刷ができるよう表面の耐水性が必要
となる。
となる。
オフセント印刷は今日ごく一般的に行われる印刷法の一
つで、印刷時、版に湿し水をつける。
つで、印刷時、版に湿し水をつける。
版からブランケットをへて、被印刷物にインキと少量の
水が転写される。
水が転写される。
その際被印刷物の表面がわずかでも水に溶けるか、ある
いは剥がれると、ブランケットにそのわずかな樹脂等が
付着し、次第に付着量が増し、印刷物が汚れたり、画線
がとんだりして印刷不能となる。
いは剥がれると、ブランケットにそのわずかな樹脂等が
付着し、次第に付着量が増し、印刷物が汚れたり、画線
がとんだりして印刷不能となる。
従って、表面の耐水性はこの種のフィルムにとって重要
である。
である。
これらの性能を満足する帯電防止剤としては、カチオン
系アクリルポリマーの導電性樹脂が鰻も適当である。
系アクリルポリマーの導電性樹脂が鰻も適当である。
次に実施例を挙げて更に具体的に説明する。
スタフィックスPLO(富士写真フィルム社製:飽和ポ
リエステル樹脂)をMEK:トルエン−50: 50か
ら成る溶剤で、固形分が10%となる様にした塗工液を
厚さ50μのポリエステルフィルムの両面にメイヤーバ
一方式で塗布し乾燥した。
リエステル樹脂)をMEK:トルエン−50: 50か
ら成る溶剤で、固形分が10%となる様にした塗工液を
厚さ50μのポリエステルフィルムの両面にメイヤーバ
一方式で塗布し乾燥した。
メイヤーバーの番手を選択することにより、片面当たり
の付着量は、0.5〜5g/rrrの範囲で任意に一瞥
できる。
の付着量は、0.5〜5g/rrrの範囲で任意に一瞥
できる。
得られた第一層の上に次の組成の第二層を重ねて塗布し
た。
た。
ニカゾールRX−66P (日本カーバイド社製ニアク
リル酸エステル共重合樹脂エマルジョン):スミテック
スレジン開−3(住友化学工業社製:メラミンホルマリ
ン樹脂) :サイロイド65 (富士デビソン化学社製
:無水珪酸微粉末)=47:30:30から成る混合物
を水で希釈して、固形分20%に調整し硬化触媒として
、スミテックスアクセラレータ−(住友化学工業社製:
有機アミン)を加えたものを塗工液とする。
リル酸エステル共重合樹脂エマルジョン):スミテック
スレジン開−3(住友化学工業社製:メラミンホルマリ
ン樹脂) :サイロイド65 (富士デビソン化学社製
:無水珪酸微粉末)=47:30:30から成る混合物
を水で希釈して、固形分20%に調整し硬化触媒として
、スミテックスアクセラレータ−(住友化学工業社製:
有機アミン)を加えたものを塗工液とする。
第二層もメイヤーバ一方式で塗布し、乾燥した。
第二層の塗工量は片面あたり3〜10g/rrrの範囲
で任意に岡整できた。
で任意に岡整できた。
得られた第二層の上に、次の組成の第三層を重ねて塗布
した。
した。
ニレコンドPQ50B(綜研化学社製:導電性アクリル
樹脂)をエタノールで希釈して固形分2%に調整した塗
布液をメイヤーバ一方式で塗布し乾燥した。
樹脂)をエタノールで希釈して固形分2%に調整した塗
布液をメイヤーバ一方式で塗布し乾燥した。
第三層の塗工量は片面あたり、0.1〜Ig/rrlの
範囲で任意に調整できた。
範囲で任意に調整できた。
この様にして得られた製図用マットフィルムは、発明の
詳細な説明の項において記述した次の点をすべて満足す
るものであった。
詳細な説明の項において記述した次の点をすべて満足す
るものであった。
■塗工層のポリエステルフィルムへの密着性。
■鉛筆筆記性、画線の消去性、再筆記性。
■製図用インキにてのにじみ、はじきの無い事、及び画
線の密着性。
線の密着性。
■耐水性、耐溶剤性。
Claims (1)
- ポリエステルフイルムの片面もしくは両面に飽和ポリエ
ステル樹脂の塗工層を有し、その上面に水性高分子物質
により成る糊材と無機顔料との混合塗工層を有し、さら
にその上面に水に不溶の帯電防止層を有する事を特徴と
する製図用マツトフイルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16114584A JPS6140197A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 製図用マツトフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16114584A JPS6140197A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 製図用マツトフイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6140197A true JPS6140197A (ja) | 1986-02-26 |
JPH0545418B2 JPH0545418B2 (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=15729445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16114584A Granted JPS6140197A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 製図用マツトフイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6140197A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0258960U (ja) * | 1988-10-18 | 1990-04-27 | ||
JPH03128246A (ja) * | 1989-10-16 | 1991-05-31 | Teijin Ltd | 制電易接着性フイルム、その製造法及びそれを用いた磁気カード |
JPH0458378U (ja) * | 1990-09-27 | 1992-05-19 | ||
US5316843A (en) * | 1990-11-20 | 1994-05-31 | Somar Corporation | Matted film containing a matting agent consisting of an organic filler and an inorganic filler |
WO1995012489A1 (en) * | 1993-11-04 | 1995-05-11 | Imperial Chemical Industries Plc | Polymeric film |
JP2007160669A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Fujicopian Co Ltd | 帯電防止層転写シート |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101655178B1 (ko) * | 2015-10-27 | 2016-09-08 | 주식회사 루미스타 | 발광 소자 및 그 제조 방법 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49109473A (ja) * | 1973-02-21 | 1974-10-17 | ||
JPS50141683A (ja) * | 1974-05-04 | 1975-11-14 | ||
JPS5416557A (en) * | 1977-05-18 | 1979-02-07 | American Cyanamid Co | Molding composition |
JPS5496590A (en) * | 1978-01-17 | 1979-07-31 | Teijin Ltd | Coated polyester film |
JPS5647865A (en) * | 1979-09-26 | 1981-04-30 | Toshiba Corp | Notification equipment of transaction medium |
JPS5878761A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-12 | ダイアホイル株式会社 | 易接着性二軸延伸ポリエステルフイルム |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP16114584A patent/JPS6140197A/ja active Granted
Patent Citations (6)
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JPH03128246A (ja) * | 1989-10-16 | 1991-05-31 | Teijin Ltd | 制電易接着性フイルム、その製造法及びそれを用いた磁気カード |
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JP2007160669A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Fujicopian Co Ltd | 帯電防止層転写シート |
JP4686687B2 (ja) * | 2005-12-13 | 2011-05-25 | フジコピアン株式会社 | 帯電防止層転写シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0545418B2 (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
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