JPS6139958Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6139958Y2 JPS6139958Y2 JP6422282U JP6422282U JPS6139958Y2 JP S6139958 Y2 JPS6139958 Y2 JP S6139958Y2 JP 6422282 U JP6422282 U JP 6422282U JP 6422282 U JP6422282 U JP 6422282U JP S6139958 Y2 JPS6139958 Y2 JP S6139958Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test piece
- pin
- grip
- teeth
- thickness direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009661 fatigue test Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、平板状試験片を把持する平板状試
験片つかみ具に関するものであり、特にその試験
片を心出しするための試験片心出し機構に関する
ものである。
験片つかみ具に関するものであり、特にその試験
片を心出しするための試験片心出し機構に関する
ものである。
たとえば、平板状試験片に引張圧縮繰返し荷重
を与え、疲労試験するとき、一般に、試験片をつ
かみ具の一対のつかみ歯間に厚さ方向に挾み、こ
れによつて試験片を把持する方式がとられてい
る。この場合、特にひずみ制御する試験において
は、試験片をその幅方向に心出しする必要があ
る。従来は、試験片を把持するとき、作業者が目
測またはノギス等で計測することによつて試験片
を心出ししていた。このため、心出し精度が低
く、作業も容易ではなかつた。
を与え、疲労試験するとき、一般に、試験片をつ
かみ具の一対のつかみ歯間に厚さ方向に挾み、こ
れによつて試験片を把持する方式がとられてい
る。この場合、特にひずみ制御する試験において
は、試験片をその幅方向に心出しする必要があ
る。従来は、試験片を把持するとき、作業者が目
測またはノギス等で計測することによつて試験片
を心出ししていた。このため、心出し精度が低
く、作業も容易ではなかつた。
この考案は、前記従来の問題を解決すべくなさ
れたもので、平板状試験片の幅方向の心出し精度
を高くするとともに、作業を容易にすることを目
的とする。この考案は、少なくとも2本のピンを
つかみ具のつかみ歯に形成したピン孔に試験片の
厚さ方向に挿入し、試験片の側縁を異なつた位置
において各ピンに接触させる。これによつて、試
験片をその幅方向に心出しするようにしたもので
ある。
れたもので、平板状試験片の幅方向の心出し精度
を高くするとともに、作業を容易にすることを目
的とする。この考案は、少なくとも2本のピンを
つかみ具のつかみ歯に形成したピン孔に試験片の
厚さ方向に挿入し、試験片の側縁を異なつた位置
において各ピンに接触させる。これによつて、試
験片をその幅方向に心出しするようにしたもので
ある。
以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。
る。
図において、試験片1は平板状のもので、一対
のつかみ具2によつて把持されている。一対のつ
かみ具2は、互いに同一の構造のものである。こ
こでは、便宜上、一方のつかみ具2についてその
構造を説明する。
のつかみ具2によつて把持されている。一対のつ
かみ具2は、互いに同一の構造のものである。こ
こでは、便宜上、一方のつかみ具2についてその
構造を説明する。
つかみ具2は、試験片1をその厚さ方向に挾む
ための表裏一対のつかみ歯3F,3Rと、つかみ
歯3F,3Rに形成された透孔4に試験片1の厚
さ方向に挿入された4本のボルト5を有する。ボ
ルト5は、板ナツト6にねじ合わされ、締め付け
られている。これによつて、試験片1がつかみ歯
3F,3R間に厚さ方向に挾まれ、把持されてい
るものである。つかみ歯3F,3Rは、それぞれ
つかみ具本体7に形成されたガイド溝8に試験片
1の厚さ方向にスライド可能に嵌合され、ボルト
9F,9Rによつて本体7に固定されている。ボ
ルト9F,9Rは、つかみ歯3F,3Rに形成さ
れたスロツト10を貫通し、本体7にねじ合わさ
れている。
ための表裏一対のつかみ歯3F,3Rと、つかみ
歯3F,3Rに形成された透孔4に試験片1の厚
さ方向に挿入された4本のボルト5を有する。ボ
ルト5は、板ナツト6にねじ合わされ、締め付け
られている。これによつて、試験片1がつかみ歯
3F,3R間に厚さ方向に挾まれ、把持されてい
るものである。つかみ歯3F,3Rは、それぞれ
つかみ具本体7に形成されたガイド溝8に試験片
1の厚さ方向にスライド可能に嵌合され、ボルト
9F,9Rによつて本体7に固定されている。ボ
ルト9F,9Rは、つかみ歯3F,3Rに形成さ
れたスロツト10を貫通し、本体7にねじ合わさ
れている。
ピン11は、つかみ歯3F,3Rに形成された
ピン孔に試験片1の厚さ方向に挿入されている。
この実施例では、つかみ歯3F,3Rの中心線X
の両側に対称的にそれぞれ4つのピン孔、すなわ
ち合計8つのピン孔12a,12b,12c,1
2dが形成されている。ピン孔12a,12b
は、試験片1の幅方向および長さ方向に一定の間
隔を置いて矩形状に配列されている。ピン孔12
c,12dは、試験片1の幅方向にピン孔12
a,12bよりも小さい間隔を置いて矩形状に配
列されている。
ピン孔に試験片1の厚さ方向に挿入されている。
この実施例では、つかみ歯3F,3Rの中心線X
の両側に対称的にそれぞれ4つのピン孔、すなわ
ち合計8つのピン孔12a,12b,12c,1
2dが形成されている。ピン孔12a,12b
は、試験片1の幅方向および長さ方向に一定の間
隔を置いて矩形状に配列されている。ピン孔12
c,12dは、試験片1の幅方向にピン孔12
a,12bよりも小さい間隔を置いて矩形状に配
列されている。
また、この実施例では、一方のつかみ歯3Fは
ピン13に形成された一定径の環状カラー14に
接触している。ピン13は、つかみ歯3Fに形成
されたスロツト15を貫通し、本体7にねじ合わ
され、固定されている。
ピン13に形成された一定径の環状カラー14に
接触している。ピン13は、つかみ歯3Fに形成
されたスロツト15を貫通し、本体7にねじ合わ
され、固定されている。
前記のように構成された平板状試験片つかみ具
の試験片心出し機構において、ボルト9F,9R
をゆるめるとつかみ歯3F,3Rを本体7のガイ
ド溝8に沿つてスライドさせることができ、試験
片1の厚さ方向に移動させることができる。スロ
ツト10,15、つかみ歯3F,3Rがボルト9
F,9Rおよびピン13に対し相対的に移動する
ことを許容し、それを吸収する。したがつて、ボ
ルト5および板ナツト6を取り外すとつかみ歯3
F,3Rを開閉することができ、試験片1を把持
および取外すことができる。ガイド溝8は、つか
み歯3F,3Rを案内し、試験片1の幅方向に位
置決めする。
の試験片心出し機構において、ボルト9F,9R
をゆるめるとつかみ歯3F,3Rを本体7のガイ
ド溝8に沿つてスライドさせることができ、試験
片1の厚さ方向に移動させることができる。スロ
ツト10,15、つかみ歯3F,3Rがボルト9
F,9Rおよびピン13に対し相対的に移動する
ことを許容し、それを吸収する。したがつて、ボ
ルト5および板ナツト6を取り外すとつかみ歯3
F,3Rを開閉することができ、試験片1を把持
および取外すことができる。ガイド溝8は、つか
み歯3F,3Rを案内し、試験片1の幅方向に位
置決めする。
この実施例では、幅の異なつた2種類の試験片
1、すなわち大きい幅W1の試験片1と小さい幅
W2の試験片1を幅方向に心出しすることができ
る。つかみ歯3F,3Rのピン孔12a,12b
の幅方向の間隔は試験片1の大きい幅W1に対応
するピン孔12c,12dの幅方向の間隔は試験
片1の小さい幅W2に対応する。
1、すなわち大きい幅W1の試験片1と小さい幅
W2の試験片1を幅方向に心出しすることができ
る。つかみ歯3F,3Rのピン孔12a,12b
の幅方向の間隔は試験片1の大きい幅W1に対応
するピン孔12c,12dの幅方向の間隔は試験
片1の小さい幅W2に対応する。
したがつて、大きい幅W1の試験片1を把持す
るとき、ピン孔12a,12bにそれぞれピン1
1を挿入すると試験片1の両側縁を異なつた位置
において各ピン11に接触させることができる。
心出しするには、試験片1の両側縁を各ピン11
に接触させたまま、ボルト5を板ナツト6にねじ
合わせ、締め付け、試験片1をつかみ歯3F,3
R間に挾み、把持すればよい。その後、ボルト9
F,9Rを締め付け、つかみ歯3F,3Rを固定
すればよい。前述したように、ピン孔12a,1
2bはつかみ歯3F,3Rの中心線Xの両側に対
称的に形成され、つかみ歯3F,3Rはガイド溝
8によつて試験片1の幅方向に位置決めされてい
るため、試験片1は幅方向に正確に心出しされ
る。試験片1の側縁をピン11に接触させ、ボル
ト5を締め付けるだけでよいため、作業は容易で
ある。心出し精度も高い。
るとき、ピン孔12a,12bにそれぞれピン1
1を挿入すると試験片1の両側縁を異なつた位置
において各ピン11に接触させることができる。
心出しするには、試験片1の両側縁を各ピン11
に接触させたまま、ボルト5を板ナツト6にねじ
合わせ、締め付け、試験片1をつかみ歯3F,3
R間に挾み、把持すればよい。その後、ボルト9
F,9Rを締め付け、つかみ歯3F,3Rを固定
すればよい。前述したように、ピン孔12a,1
2bはつかみ歯3F,3Rの中心線Xの両側に対
称的に形成され、つかみ歯3F,3Rはガイド溝
8によつて試験片1の幅方向に位置決めされてい
るため、試験片1は幅方向に正確に心出しされ
る。試験片1の側縁をピン11に接触させ、ボル
ト5を締め付けるだけでよいため、作業は容易で
ある。心出し精度も高い。
同様に、小さい幅W2の試験片1を把持すると
き、ピン孔12c,12dにそれぞれピン11を
挿入すると試験片1の両側縁を異なつた位置にお
いて各ピン11に接触させることができる。した
がつて、試験片1をその幅方向に心出しすること
ができる。
き、ピン孔12c,12dにそれぞれピン11を
挿入すると試験片1の両側縁を異なつた位置にお
いて各ピン11に接触させることができる。した
がつて、試験片1をその幅方向に心出しすること
ができる。
ピン13は、一方のつかみ歯3Fを試験片1の
厚さ方向に位置決めするためのものである。つか
み歯3Fをピン13のカラー14に接触させ、ボ
ルト9Fを締め付けることによつて、つかみ歯3
Fを試験片1の厚さ方向に位置決めし、固定する
ことができる。つかみ歯3Fの位置は、カラー1
4の径によつて決定される。したがつて、カラー
14の径を設定することによつて、試験片1をそ
の厚さ方向に心出しすることもできる。ピン13
を本体7から取り外し、異なつた径のカラー14
を形成したものと取り換えることもできる。した
がつて、厚さの異なつた試験片1を厚さ方向に心
出しすることも可能である。なお、同一の厚さの
試験片を把持するとき、つかみ歯3Fは必ずしも
移動させる必要はなく、ピン13のカラー14に
接触させ、固定したままでもよい。ボルト9Rだ
けをゆるめ、つかみ歯3Rだけをガイド溝8に沿
つてスライドさせ、移動させてもよい。
厚さ方向に位置決めするためのものである。つか
み歯3Fをピン13のカラー14に接触させ、ボ
ルト9Fを締め付けることによつて、つかみ歯3
Fを試験片1の厚さ方向に位置決めし、固定する
ことができる。つかみ歯3Fの位置は、カラー1
4の径によつて決定される。したがつて、カラー
14の径を設定することによつて、試験片1をそ
の厚さ方向に心出しすることもできる。ピン13
を本体7から取り外し、異なつた径のカラー14
を形成したものと取り換えることもできる。した
がつて、厚さの異なつた試験片1を厚さ方向に心
出しすることも可能である。なお、同一の厚さの
試験片を把持するとき、つかみ歯3Fは必ずしも
移動させる必要はなく、ピン13のカラー14に
接触させ、固定したままでもよい。ボルト9Rだ
けをゆるめ、つかみ歯3Rだけをガイド溝8に沿
つてスライドさせ、移動させてもよい。
なお、この考案には、前記実施例の他に種々の
変形例が考えられる。試験片1を幅方向に心出し
するとき、必ずしも試験片1の両側縁をピン11
に接触させる必要はなく、場合によつては試験片
1の一方の側縁だけピン11に接触させてもよ
い。少なくとも2本のピン11をつかみ歯3F,
3Rに形成したピン孔に試験片1の厚さ方向に挿
入し、試験片1の両側縁または一方の側縁を異な
つた位置において各ピンに接触させれば、試験片
1をその幅方向に心出しすることができ、心出し
精度を高くすることができ、作業を容易にするこ
とができる。
変形例が考えられる。試験片1を幅方向に心出し
するとき、必ずしも試験片1の両側縁をピン11
に接触させる必要はなく、場合によつては試験片
1の一方の側縁だけピン11に接触させてもよ
い。少なくとも2本のピン11をつかみ歯3F,
3Rに形成したピン孔に試験片1の厚さ方向に挿
入し、試験片1の両側縁または一方の側縁を異な
つた位置において各ピンに接触させれば、試験片
1をその幅方向に心出しすることができ、心出し
精度を高くすることができ、作業を容易にするこ
とができる。
以上説明したように、この考案は、平板状試験
片の幅方向の心出し精度を高くすることができ、
作業を容易にすることができ、所期の目的を達成
することができるものである。
片の幅方向の心出し精度を高くすることができ、
作業を容易にすることができ、所期の目的を達成
することができるものである。
第1図はこの考案の一実施例を示す一部断面側
面図、第2図は第1図の一部断面正面図、第3図
は第1図の−線断面図である。 1……試験片、2……つかみ具、3F,3R…
…つかみ歯、11……ピン、12a,12b,1
2c,12d……ピン孔。
面図、第2図は第1図の一部断面正面図、第3図
は第1図の−線断面図である。 1……試験片、2……つかみ具、3F,3R…
…つかみ歯、11……ピン、12a,12b,1
2c,12d……ピン孔。
Claims (1)
- 平板状試験片を一対のつかみ歯間に厚さ方向に
挾み、これによつて試験片を把持するようにした
平板状試験片つかみ具において、少なくとも2本
のピンを前記つかみ歯に形成したピン孔に前記試
験片の厚さ方向に挿入し、試験片の側縁を異なつ
た位置において前記各ピンに接触させ、これによ
つて試験片をその幅方向に心出しするようにした
ことを特徴とする試験片心出し機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6422282U JPS58167442U (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 平板状試験片つかみ具の試験片心出し機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6422282U JPS58167442U (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 平板状試験片つかみ具の試験片心出し機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58167442U JPS58167442U (ja) | 1983-11-08 |
JPS6139958Y2 true JPS6139958Y2 (ja) | 1986-11-15 |
Family
ID=30074266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6422282U Granted JPS58167442U (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 平板状試験片つかみ具の試験片心出し機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58167442U (ja) |
-
1982
- 1982-04-30 JP JP6422282U patent/JPS58167442U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58167442U (ja) | 1983-11-08 |
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