JPH07915Y2 - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JPH07915Y2
JPH07915Y2 JP768090U JP768090U JPH07915Y2 JP H07915 Y2 JPH07915 Y2 JP H07915Y2 JP 768090 U JP768090 U JP 768090U JP 768090 U JP768090 U JP 768090U JP H07915 Y2 JPH07915 Y2 JP H07915Y2
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test piece
gripping
adapter
grip
tooth
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JP768090U
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寿則 布施
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Shimadzu Corp
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、線状試験片用の材料試験機に関する。
B.従来の技術 従来、例えば金属製の線状試験片の材料試験に用いられ
るつかみ具は、平板状のつかみ歯を有するものやドリル
チャック式のものが用いられていた。前者は、つかみ具
本体に設けられた一対の平板状つかみ歯で試験片を挟持
するものであり、後者は、つかみ具に設けられた把持部
材の内部に試験片を挿入し、締付ねじの回転操作により
把持部材を閉じて試験片を負荷軸に対して芯出しされた
状態で把持するものである。
C.考案が解決しようとする課題 ところで、試験片が芯出しされていない場合には試験片
に偏心荷重が働いて正確な試験結果が得られないが、上
記平板式のつかみ具では試験片の芯出しが困難である。
一方、ドリルチャック式のつかみ具では試験片の芯出し
は容易であるが、材料試験機につかみ具を取付けた状態
で、すなわち不自然な態勢で締付ねじの操作を行わなけ
ればならず、充分な締付力が得られないという問題があ
る。そして締付力が不足している場合には試験中につか
み具から試験片が抜けるおそれがある。
本考案の技術的課題は、試験片の芯出しが容易で、かつ
充分な締付力で試験片を把持できるようにすることにあ
る。
D.課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図〜第3図に対応付けて説明する
と、本考案に係る材料試験機は次のような線状試験片用
つかみ具を有する。すなわち、このつかみ具は、試験機
負荷軸lと同軸に設けられた芯出し係合部11、この芯出
し係合部11の軸心にあけられた線状試験片TPの挿通孔1
2、およびこの挿通孔12から外周面まで切欠かれた挿通
溝13を有し、試験機負荷ロッドに連結されたアダプタ10
と、少なくとも一方の把持面に溝21a,22aが刻設された
一対のつかみ歯21,22であって、溝21a,22aに線状試験片
TPを挿入して互いに締結されて試験片TPを把持するとと
もに、その締結状態でアダプタ10の芯出し係合部11と係
合され線状試験片TPを芯出しするつかみ歯20とを具備す
る。
E.作用 つかみ歯20をアダプタ10から取外した状態で一対のつか
み歯21,22の溝21a,22aに線状試験片TPを挿入して互いに
締結する。この状態でつかみ歯20をアダプタ10の芯出し
係合部11に係合させると、試験片TPが芯出しされた状態
でつかみ具に装着される。
なお、本考案の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 第1図〜第4図により本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案に係る材料試験機に装着されるつかみ具
の正面部分断面図である。1Uは材料試験機の負荷ロッド
(不図示)側に接続される上部つかみ具、1Lは固定ロッ
ド51側に連結される下部つかみ具であり、両つかみ具1
U,1Lは同軸で互いに対向している。上部つかみ具1Uは、
上記負荷ロッドに連結されたユニバーサルジョイント52
に螺着されるつかみ具本体2Uと、このつかみ具本体2Uの
下部にボルト61およびナット62で螺着された位置決めア
ダプタ10と、このアダプタ10に着脱可能とされたつかみ
歯20とを有する。なお、上記負荷ロッドは不図示のロー
ドセルおよびクロスヘッドに接続され、クロスヘッドを
駆動することにより上部つかみ具1Uが昇降可能となって
いる。
また下部つかみ具1Lは、固定ロッド51に螺着されたつか
み具本体2Lと、この本体2Lにボルト61およびナット62で
螺着されたアダプタ10と、このアダプタ10に着脱可能と
されたつかみ歯20とを有する。
第2図に示すように、各アダプタ10には材料試験機の負
荷軸lと同軸の円形芯出し凹部(芯出し係合部)11が形
成されるとともに、線状試験片TPが挿通される挿通孔12
およびこの挿通孔12から外周面まで切欠かれた切欠き溝
(挿通溝)13が形成されている。そして上部つかみ具1U
のアダプタ10は上記凹部11が上方を向くように、下部つ
かみ具1Lのアダプタ10は上記凹部11が上方を向くように
それぞれ取付けられる。
また、つかみ歯20は、第3図(a),(b)にそれぞれ
示すように、上面から下面に至るV溝21a,22aが中心部
にそれぞれ刻設された一対のつかみ歯21、22を有し、一
方のつかみ歯21の下部には、上記アダプタ10の凹部11よ
り若干小径の円形芯出し部材23が固着されている。この
芯出し部材23には、V溝21aの下部に位置する箇所に試
験片TP挿通用の貫通孔23aが形成されている。また、つ
かみ歯21にはV溝21aの両側に一対のねじ孔21bが設けら
れるとともに、つかみ歯22には上記ねじ孔21bと対応す
る一対のきり孔22bが形成されている。そしてこれらの
つかみ歯21,22は、第4図に示すように各V溝21a,22aに
試験片TPが挿通された状態でボルト63により互いに締結
される。
次に、線状試験片TPの引張試験を行うに当り、試験片TP
をつかみ具1U,1Lに装着する際の手順を説明する。
まず上下一対のつかみ歯20がアダプタ10からそれぞれ取
外され、つかみ歯21,22が分離した状態で、試験片TPの
一端をつかみ歯21の芯出し部材23に設けられた貫通孔23
aに挿通し、つかみ歯21のV溝21aに沿わせて位置決めす
る。次いで第4図に示すようにつかみ歯22の把持面をつ
かみ歯21の把持面に合わせ、両V溝21a,22a内に試験片T
Pの一端が挿入された状態で一対のねじ孔21bおよびきり
孔22bにボルト63をそれぞれ螺合して締結する。また試
験片TPの他端についても他方のつかみ歯20により同様に
把持する。これにより試験片TPは、つかみ歯20に対して
位置決めされた状態で把持される。
以上のようにつかみ歯20はアダプタ10から取外されてい
るので、上述した動作は机上でも行え、したがって試験
片TPを充分な締付力で把持することができる。
次に、両端がつかみ歯20で把持された試験片TPをつかみ
具1U,1Lに取付ける。すなわち、まず両アダプタ10の間
隔が両つかみ歯20の間隔よりも小さくなるように上部つ
かみ具1Uを位置決めしておき、この状態で試験片TPの上
下部分(把持された部分の内側の部分)を上下のアダプ
タ10の切欠き溝13にそれぞれ挿通し、挿通孔12まで導
く。そして上部つかみ歯20の芯出し部材23をアダプタ10
の凹部11に係合させる。このとき下部つかみ歯20は、下
部アダプタ10の下方に位置する。
この状態で不図示のクロスヘッドを駆動して上部つかみ
具1Uを上昇させると、位置決め部材23と凹部11との係合
によりつかみ歯20および試験片TPが一体に上昇し、下部
つかみ歯20の芯出し部材23が下部アダプタ10の凹部11に
係合し、第1図に示すように試験片TPが芯出しされた状
態でつかみ具1U,1Lに装着される。
その後、クロスヘッドを駆動して上部つかみ具1Uを更に
上昇させると、試験片TPに引張荷重が与えられる。この
とき試験片TPが芯出しされているので、試験片TPに偏心
荷重が作用することなく正確な試験結果が得られるとと
もに、試験片TPの締付力が充分であるので、試験片TPが
抜けることもない。
なお以上では、つかみ歯20に芯出し部材23を設け、これ
をアダプタ10の凹部11に係合させるようにしたが、この
芯出し部材23を設けず、締結されたつかみ歯21,22を適
当な形状に加工された凹部に直接係合させるようにして
もよい。またアダプタ側に凸部を設けるとともに、つか
み歯20側にこれと対応する凹部を設け、これらの凸部と
凹部を係合させるようにしてもよい。さらに、試験片の
位置決めが可能であればつかみ歯に刻設する溝はV溝に
限定されず、また片方のつかみ歯にのみ溝を設けるよう
にしてもよい。
G.考案の効果 本考案は以上のように構成したから、容易に試験片の芯
出しが行え、偏心荷重を防止して正確な試験結果を得る
ことができるとともに、つかみ歯をつかみ具から取外す
ことができるので自然な態勢で充分な締付力をもって試
験片をつかみ歯に把持させることができ、これにより試
験時の試験片の抜けが防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は本
考案に係るつかみ具の全体構成を示す正面部分断面図、
第2図は位置決めアダプタを示す斜視図、第3図
(a),(b)はつかみ歯の構成を示す斜視図、第4図
(a)〜(c)はつかみ歯で試験片を把持した状態を示
す平面図,正面図および側面図である。 1U:上部つかみ具、1L:下部つかみ具 10:アダプタ、11:芯出し凹部 12:挿通孔、13:切欠き溝 20:つかみ歯、21,22:つかみ歯 21a,22a:V溝、23:芯出し部材 63:ボルト、TP:線状試験片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験機負荷軸と同軸に設けられた芯出し係
    合部、この芯出し係合部の軸心にあけられた線状試験片
    の挿通孔、およびこの挿通孔から外周面まで切欠かれた
    挿通溝を有し、試験機負荷ロッドに連結されたアダプタ
    と、少なくとも一方の把持面に溝が刻設された一対のつ
    かみ歯であって、前記溝に線状試験片を挿入して互いに
    締結されて試験片を把持するとともに、その締結状態で
    前記アダプタの芯出し係合部と係合され前記線状試験片
    を芯出しするつかみ歯とを具備することを特徴とする材
    料試験機。
JP768090U 1990-01-30 1990-01-30 材料試験機 Expired - Lifetime JPH07915Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP768090U JPH07915Y2 (ja) 1990-01-30 1990-01-30 材料試験機

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JP768090U JPH07915Y2 (ja) 1990-01-30 1990-01-30 材料試験機

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JPH0399341U JPH0399341U (ja) 1991-10-17
JPH07915Y2 true JPH07915Y2 (ja) 1995-01-11

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