JPH0857772A - 先付け溶接ナット固定治具 - Google Patents

先付け溶接ナット固定治具

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JPH0857772A
JPH0857772A JP21819194A JP21819194A JPH0857772A JP H0857772 A JPH0857772 A JP H0857772A JP 21819194 A JP21819194 A JP 21819194A JP 21819194 A JP21819194 A JP 21819194A JP H0857772 A JPH0857772 A JP H0857772A
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welding
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Hiroaki Kuniyasu
浩章 國保
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接しようとするナット13を簡便且つ確実
に鋼材34に仮止め固定する治具を得る。 【構成】 開閉してナット13を把持する第1アーム1
1と第2アーム12と、ナット13を把持した閉止状態
にアーム間11・12をセットする固定手段14を有す
る先付け溶接ナット固定治具において、第1アーム11
の先端31に、ナット13の螺子孔15に嵌合する突起
16を、第2アーム12の先端32に向けて突設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼材24に開けた孔3
5に螺子孔15を合わせてナット13を溶接する場合、
その溶接するナット13を鋼材34に仮止め固定する先
付け溶接ナット固定治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼材34に開けた孔35に螺子孔15を
合わせてナット13を溶接する場合、その孔35に合わ
せて載せたナット13と鋼材34を、エビ万力、ミニシ
ャコ万力、バイスプライヤー等の開閉してナット13を
把持する一対のアームと、それら一対のアームの間をナ
ット13を把持した閉止状態にセットするバネ機構、ネ
ジ機構、カム機構、リンク機構等に成る固定手段を有す
る固定治具によって仮止めすることも考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、エビ万力やミ
ニシャコ万力は、アーム間をナット13を把持した閉止
状態にセットする固定手段がボルトとナットから成るネ
ジ機構になっており、アーム間をセットするには逐一ボ
ルトを回さなければならないので、セットに手間取る。
この点でバイスプライヤー(ハンドクランプ)では、そ
の一対のハンドル桿を握り締めるだけアーム間をセット
することが出来るが、溶接しようとするナット13が鋼
材34の上でズレ動くのでその位置決めに手間取る。そ
して従来の固定治具を使用する場合には、鋼材34の上
に載せたナット13の上に固定治具のアームが被さり、
そのアームが邪魔になって溶接作業がし難くなる。
【0004】そこで、図11に図示する如く、鋼材34
に開けた円形孔35にボルト36を差し込み、溶接しよ
うとするナット13をボルト36に螺着して鋼材34に
固定し、その溶接後にボルト36を取り外すことを試み
た。しかしその場合は、溶接しようとするナット毎にボ
ルト36を付け換えなければならないので、その溶接準
備と後始末に手間取り、特に、最後にボルト36を強く
締めつけようとするするときボルト36が円形孔35内
でズレ動き易いので、ナット13の位置決めに細心の注
意を要し作業効率が著しく低下してしまう。
【0005】勿論、ボルト36が円形孔35内でズレ動
かないようにするために、図12に図示する如く、その
差し込むボルト36のナット頭付近の軸径37を孔35
に密着嵌合する太さにすることも試みられた。しかし、
いずれの場合も、ナットを1つ溶接するために、ボルト
を1回入れて締め、それを緩めて再び取り外すい言う作
業があり、それが手作業によるものであるから効率が悪
い。
【0006】
【発明の目的】そこで本発明は、溶接しようとするナッ
ト13を簡便且つ確実に鋼材34の円形孔35の中心に
合わせて仮止め固定する治具を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る先付け溶接
ナット固定治具は、開閉してナット13を把持する第1
と第2の一対のアーム11・12と、ナット13を把持
したアーム間11・12を閉止状態にセットする固定手
段14を有し、第1アーム11の先端31に、ナット1
3の螺子孔15に嵌合する突起16が、第2アーム12
の先端32に向けて突き出ていることを特徴とするもの
である。固定手段14は、第1実施例に図示する如くバ
ネ機構によって構成することも出来、また、第2実施例
に図示する如くリンク機構によって構成することも出
来、また、第3実施例に図示する如くカム機構によって
構成することも出来、また、第4実施例に図示する如く
ネジ機構によって構成することも出来る。
【0008】
【作用】この先付け溶接ナット固定治具は、孔35に合
わせて鋼材34に載せたナット13の螺子孔15に突起
16を当て、ナット13と鋼材34をアーム間11・1
2で挟んで使用され、その挟み込んだ状態において、突
起16が螺子孔15に嵌合しているので、ナット13と
アーム11・12の間にズレは生じない。そのナット1
3とアーム11・12の間のズレを完全になくすには、
第1アーム11の先端31の突起16に、ナット13の
螺子孔15の周縁17に当接するテーパー18を付ける
とよい。
【0009】特に、第2アーム12の先端32には第1
アーム11の突起16が嵌合する嵌合孔19を付け、好
ましくは、円形孔35の周縁に密着嵌合する形状の突起
20を、第1アーム11の突起16に向けて、第2アー
ム12の先端32に突設する場合には、第1アーム11
と第2アーム12によってナット13と孔35を挟み込
むと、第2アーム12の突起20が鋼材34の円形孔3
5の周縁に密着嵌合して固定治具と円形孔35との間の
位置決めがなされ、同時に、第1アーム11の突起16
がナット13の螺子孔15に嵌合して固定治具とナット
13との間の位置決めがなされる。その結果、固定治具
を介して鋼材34とナット13との位置決めがなされる
ことになる。
【0010】そして更に、第2アーム12の先端32に
突設された突起20に、第1アームの突起16が嵌合す
る嵌合孔19を付設する場合には、鋼材34とナット1
3との位置決めは不動のものとなる。このため、ナット
13の溶接精度が一層高まることになる。突起16はセ
ラミック製にするとよい。以下、図示する実施例により
本発明を説明する。
【0011】
【第1実施例】図1は、先付け溶接ナット固定治具の基
本構造を図示するものであり、開閉してナット13を把
持する第1アーム11と第2アーム12、および、ナッ
ト13を把持したアーム間11・12を閉止状態にセッ
トする固定手段14を有する。
【0012】第1アーム11の先端31には、ナット1
3の螺子孔15に嵌合するセラミック製の突起16が、
第2アーム12の先端32に向けて突き出ている。第2
アーム12の先端32の第1アーム11の先端31に向
き合う面は、平面38になっており、鋼材34に密着す
るようになっている。
【0013】第2アーム12の中間部分からは、その先
端32の平面38に対し直角方向に軸材29が突き出て
おり、その軸材29の根元部分にはハンドル桿22がピ
ン接合されている。
【0014】第1アーム11の後端部分には、その突起
16の突き出し方向に平行に貫通したガイド孔30が開
けられており、そのガイド孔30は軸材29と嵌合し、
第1アーム11が軸材29に沿って摺動自在になってい
る。そのガイド孔30から突き出た軸材29の上端部分
にはコイルバネ39が取り付けられており、このコイル
バネ39は第1アーム11の先端31を第2アーム12
の先端32に向けて弾性付勢している。ガイド孔30の
下端部分は平板40になっている。一方、ハンドル桿2
2の軸材29との接合部分の先端はカム曲面41になっ
ている。
【0015】このため、第2アーム12の端末42とハ
ンドル桿22を握ると、カム曲面41によって平板40
が押し上げられ、第1アーム11の先端31と第2アー
ムの先端32の間が開き、その間にナット13と鋼材3
4を挟み込めるようになり、それら第2アーム12の端
末42とハンドル桿22を放すと、第1アームがコイル
バネ39によって押し下げられ、第1アーム11の先端
31と第2アームの先端32の間が閉じられ、その間で
ナット13と鋼材29が挟持されることになる。
【0016】即ち、この第1実施例では、第2アーム1
2から突き出た軸材29と、第1アーム11の後端部分
のガイド孔30と、コイルバネ39とによってアーム間
11・12を閉止状態にセットする固定手段14が構成
されている。
【0017】
【第2実施例】図2、図3、図4、図5および図6は、
固定手段14にリンク機構を採用して成る本発明の他の
実施例を図示するものである。先付け溶接ナット固定治
具は、開閉してナット13を把持する第1アーム11と
第2アーム12、および、ナット13を把持したアーム
間11・12を閉止状態にセットする固定手段14を有
する。
【0018】第1アーム11の先端31には尖端形のセ
ラミック製の突起16が第2アーム12の先端32に向
けて突設されている。突起16の根元部分にはテーパー
18が付けられていてナット13の螺子孔15の周縁1
7に当接するようになっている。
【0019】第2アーム12の先端32には、第1アー
ム11の突起16が嵌合する嵌合孔19が付けられてい
る。嵌合孔19の周縁は、第1アーム11の突起16に
向けて盛り上がっており、円形孔35の周縁に密着嵌合
する突起20を構成している。
【0020】第2アーム12には第1ハンドル桿22と
第2ハンドル桿23との一対のハンドル桿がピン接合さ
れている。第1ハンドル桿22は、その桿の長さ方向に
移動するスライダー24を具備し、そのスライダー24
と第2ハンドル桿23は、連結桿25にピン接合されて
連結されている。これらの第2アーム23と、第1ハン
ドル桿22と、第2ハンドル桿23と、スライダー24
と、連結桿25は、五節スライダーリンク機構を構成し
ている。
【0021】スライダー24からは、その移動方向に向
けて螺子桿26が突き出ている。その螺子桿26の先端
は、第1ハンドル桿22の先端27から突き出ている。
その突き出た螺子桿26の先端には、第1ハンドル桿2
2の先端27に突き当たって第1ハンドル桿22の内部
に入り込まない大きさのナット部材28が螺着されてい
る。
【0022】第2アーム12には軸材29が突設されて
おり、第1アーム11の後端には当該軸材29が遊嵌す
るガイド孔30が付設されている。このため、軸材29
にガイド孔30を嵌め込んだ第1アーム11は、軸材2
9の長さ方向に移動可能になっている。
【0023】第1アーム11の先端31と第2アーム1
2の先端32は、その軸材29の軸芯を境にして、ハン
ドル桿22・23の先端27・33とは逆方向に突き出
ている。
【0024】この第2実施例においてアーム間11・1
2を閉止状態にセットする固定手段14は、螺子桿26
とナット部材28と軸材29とガイド孔30、および、
第2アーム23と第1ハンドル桿22と第2ハンドル桿
23とスライダー24と連結桿25とから成る五節スラ
イダーリンク機構によって構成されることになる。
【0025】即ち、図2において、連結桿25とスライ
ダー24とのピン接合点A、第1ハンドル桿22と第2
アーム12とのピン接合点B、および、第2ハンドル桿
23と第2アーム12とのピン接合点Cのなす角度(∠
ABC)は鋭角になっており、ハンドル桿22・23を
握り締めると、その角度(∠ABC)は押し広げられる
ことになり、スライダー24が第1ハンドル桿22の先
端27側へと押し遣られることになる。
【0026】図3は、第2アーム23と第1ハンドル桿
22と第2ハンドル桿23とスライダー24と連結桿2
5とから成る五節スライダーリンク機構のスケルトン
(機構図)である。この図3において、連結桿25とス
ライダー24とのピン接合点A、第1ハンドル桿22と
第2アーム12とのピン接合点B、および、第2ハンド
ル桿23と第2アーム12とのピン接合点Cのなす角度
(∠ABC)は、図2に図示する場合と異なり、鈍角に
なっている。
【0027】しかし、この図3に図示する場合も図2に
図示する場合と同様に、連結桿25と第2ハンドル桿2
3とのピン接合点Dとピン接合点Cの間の長さ(DC)
と連結桿25の長さ(AD)との和は、ピン接合点Bと
ピン接合点Cの間の長さ(BC)よりも長い。このた
め、一対のハンドル桿22・23を握り締めると、ピン
接合点Aとピン接合点Bとピン接合点Cのなす角度(∠
ABC)は一層鈍角になり、スライダー24が第1ハン
ドル桿22の先端側27へと押し遣られることになる。
【0028】このようにして一対のハンドル桿22・2
3を握り締めると、ピン接合点Aとピン接合点Bとピン
接合点Cのなす角度(∠ABC)が押し広げられ、その
分だけ第2アーム12の先端32は第1アーム11の先
端側31へと押し遣られることになる。
【0029】そのようにして第1アーム11と第2アー
ム12の間でナット13と鋼材29を挟持すると、第1
アーム11の先端31に第2アーム12の先端32から
の応力による回転モーメントが作用し、遊嵌していたガ
イド孔30と軸材29との隙間分だけ第1アーム11が
軸材29に対して傾くことになる。そうすると、ガイド
孔30のアーム先端側(31・32)の上端43とハン
ドル桿先端側(27・33)の下端44が、それぞれ軸
材29に食い込むように点接触することになり、その結
果、第1アーム11は軸材上29を摺動し得なくなる。
【0030】その状態において、スライダー24と共に
移動して第1ハンドル桿22の先端27から押し遣られ
たナット部材28を再び第1ハンドル桿22の先端27
に接するまで回すと、スライダー24は元の位置に戻り
得なくなり、ピン接合点Aとピン接合点Bとピン接合点
Cのなす角度(∠ABC)が固定される。その結果、第
1アーム11の先端31と第2アーム12の先端32の
間は、ナット13と鋼材29を挟持した閉止状態に固定
セットされることになる。
【0031】かくして、向き合う一対のハンドル桿22
・23を握り締めると、第2アーム12の突起20が鋼
材34の円形孔35の周縁に密着嵌合して固定治具と円
形孔35との間の位置決めがなされる。同時に、第1ア
ーム11の突起16がナット13の螺子孔15と第2ア
ーム12の嵌合孔19に嵌合して固定治具とナット13
との間の位置決めがなされる。その結果、鋼材34とナ
ット13との位置決めは不動のものとなり、溶接作業中
ナット13のズレ移動はなく、鋼材34の所定の位置に
確実にナット13が溶接されることになる。図中、45
は、鋼材34とナット13との溶接箇所を示す。
【0032】溶接後、ナット部材28を緩めるとスライ
ダー24がフリーの状態になって再び第1ハンドル桿2
2内で移動可能になり、ピン接合点Aとピン接合点Bと
ピン接合点Cのなす角度(∠ABC)の固定が解かれ、
第2アーム12の先端32から第1アーム11の先端3
1への応力もなくなって第1アーム11が軸材上29を
摺動自在になる。このため、第1アーム11の先端31
と第2アーム12の先端32の間からナット13と鋼材
29を取り外せるようになる。
【0033】
【第3実施例】図7と図8は、固定手段14がカム機構
によって構成される本発明の第3実施例を図示するもの
であり、第1アーム11からはボルト桿43が突き出て
いる。第2アーム12には、そのボルト桿43が差し込
まれる孔が開けられている。その孔に差し込まれたボル
ト桿43は、ナット44・45によって第2アーム12
に締め付けて固定する。
【0034】第1アーム11の先端31と第2アーム1
2の先端32は向き合っており、その間に鋼材34を挿
入し得るようになっている。この第1アーム11の先端
31と第2アーム12の先端32の間の隙間は、ナット
44・45を緩めて位置を変え、再び締め直して広狭調
整することが出来る。第2アーム12の先端32の第1
アーム11の先端31に向き合う面は平面38になって
いる。第1アーム11の先端31には、第2アーム12
の平面38の垂直方向に向けて貫通孔42が開けられて
おり、その貫通孔42にピストン46が挿入されてい
る。
【0035】このピストン46の第2アーム側(12)
の先端は、尖端形の突起16になっており、鋼材34に
重ねたナット13の螺子孔15に嵌合し、螺子孔15の
周縁17に密着するようになっている。ピストン46の
先端(16)から離れた部分には、ハンドル桿47がピ
ン接合されている。
【0036】ハンドル桿47のピストン46とのピン接
合箇所はカム曲面48になっており、ハンギル桿47を
回すとピン49と第1アーム11との間と広がってピス
トン46が第2アーム側(12)へと押し出されるよう
になっている。このため、ハンドル桿47を回すと、第
1アーム11と第2アーム12の間でナット13と鋼材
34が挟持され、そのままセットされることになる。
【0037】溶接するナット13や鋼材34の規格が変
わり、それらの厚みが変わった場合には、ナット44・
45を緩めて位置を変え、再び締め直して、第1アーム
11から突き出ている突起16と第2アーム12の平面
38との間隔を調整する。
【0038】
【第4実施例】図9と図10は、固定手段14がネジ機
構によって構成される本発明の第4実施例を図示するも
のであり、第1アーム11からはボルト桿43が突き出
ている。第2アーム12には、そのボルト桿43が差し
込まれる孔が開けられている。その孔に差し込まれたボ
ルト桿43は、ナット44・45によって第2アーム1
2に締め付けて固定する。
【0039】第1アーム11の先端31と第2アーム1
2の先端32は向き合っており、その間に鋼材34を挿
入し得るようになっている。この第1アーム11の先端
31と第2アーム12の先端32の間の隙間は、ナット
44・45を緩めて位置を変え、再び締め直して広狭調
整することが出来る。
【0040】第2アーム12の先端32の第1アーム1
1の先端31に向き合う面は平面38になっている。第
1アーム11の先端31には第2アーム12の平面38
の垂直方向に向けて螺子孔50が開けられており、その
螺子孔50にボルト桿51が螺着されている。
【0041】このボルト桿51の先端は、尖端形の突起
16になっており、鋼材34に重ねたナット13の螺子
孔15に嵌合し、螺子孔15の周縁17に密着するよう
になっている。
【0042】ボルト桿51の後端にはハンドル52が取
り付けられており、ハンドル52を回すとボルト桿51
が第2アーム側12へと押し出されるようになってい
る。このため、ハンドル52を回すと、第1アーム11
と第2アーム12の間でナット13と鋼材34が挟持さ
れ、そのままセットされることになる。
【0043】溶接するナット13や鋼材34の規格が変
わり、それらの厚みが変わった場合には、第3実施例の
場合と同様に、ナット44・45を緩めて位置を変え、
再び締め直して、第1アーム11から突き出ている突起
16と第2アーム12の平面38との間隔を調整するこ
とになる。
【0044】
【発明の効果】上記の通り本発明によると、溶接しよう
とするナット13を簡便且つ確実に鋼材34に仮止め固
定する治具が得られる。特に第2実施例に係る仮止め固
定する治具では、一対のハンドル桿22・23を握り締
めるだけでナット13の位置決めが出来、且つ、確実に
鋼材34に仮止め固定される。このため、ナット13の
鋼材34への溶接作業が効率化され、ナット13と鋼材
34との溶接精度も著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る先付け溶接ナット固
定治具の側面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る先付け溶接ナット固
定治具の側面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る先付け溶接ナット固
定治具のアーム間を閉止状態にセットする固定手段の機
構図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る先付け溶接ナット固
定治具の要部断面側面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る先付け溶接ナット固
定治具の第1アームの側面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る先付け溶接ナット固
定治具の第1アームの側面図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る先付け溶接ナット固
定治具の側面図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る先付け溶接ナット固
定治具の側面図である。
【図9】本発明の第4実施例に係る先付け溶接ナット固
定治具の側面図である。
【図10】本発明の第4実施例に係る先付け溶接ナット
固定治具の側面図である。
【図11】従来の先付け溶接ナット固定治具の断面側面
図である。
【図12】従来の先付け溶接ナット固定治具の断面側面
図である。
【符号の説明】
11 第1アーム 12 第2アーム 13 ナット 14 固定手段 15 螺子孔 16 突起 17 周縁 18 テーパー 19 嵌合孔 20 突起 22 第1ハンドル桿 23 第2ハンドル桿 24 スライダー 25 連結桿 26 螺子桿 27 第1ハンドル桿の先端 28 ナット部材 29 軸材 30 ガイド孔 31 第1アームの先端 32 第2アームの先端 33 第2ハンドル桿の先端 34 鋼材 35 円形孔 36 ボルト 37 ボルト頭付近 38 平面 39 コイルバネ 40 平板 41 カム曲面 42 貫通孔 43 ボルト桿 44 ナット 45 ナット 46 ピストン 47 ハンドル桿 48 カム曲面 49 ピン 50 螺子孔 51 ボルト桿 52 ハンドル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉してナットを把持する第1と第2の
    一対のアームと、ナットを把持した閉止状態にアーム間
    をセットするバネ機構、ネジ機構、カム機構、リンク機
    構等に成る固定手段を有する先付け溶接ナット固定治具
    において、 第1アームの先端に、ナットの螺子孔に嵌合する突起
    が、第2アームの先端に向けて突き出ていることを特徴
    とする先付け溶接ナット固定治具。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の第1アームの先端
    の突起がナットの螺子孔の周縁に当接するテーパーを有
    することを特徴とする前掲請求項1に記載の先付け溶接
    ナット固定治具。
  3. 【請求項3】 前掲請求項1に記載の第2アームの先端
    に、第1アームの突起が嵌合する嵌合孔が付設されてい
    ることを特徴とする前掲請求項1に記載の先付け溶接ナ
    ット固定治具。
  4. 【請求項4】 前掲請求項1に記載の第2アームの先端
    に、円形孔の周縁に密着嵌合する形状の突起が、第1ア
    ーム11の突起に向けて突設されていることを特徴とす
    る前掲請求項1に記載の先付け溶接ナット固定治具。
  5. 【請求項5】 前掲請求項1に記載の第2アームの先端
    に突設された突起に、第1アームの突起が嵌合する嵌合
    孔が付設されていることを特徴とする前掲請求項1に記
    載の先付け溶接ナット固定治具。
  6. 【請求項6】 前掲請求項1に記載の第2アームに第1
    と第2の一対のハンドル桿がピン接合されており、その
    第1ハンドル桿がその桿の長さ方向に移動するスライダ
    ーを具備し、そのスライダーと第2ハンドル桿が連結桿
    にピン接合されて連結されており、第2アームと第1ハ
    ンドル桿と第2ハンドル桿とスライダーと連結桿が五節
    スライダーリンク機構を構成しており、スライダーから
    はその移動方向に向けて螺子桿が突き出ており、その螺
    子桿の先端は第1ハンドル桿の先端から突き出ており、
    その突き出た螺子桿の先端には第1ハンドル桿の先端に
    突き当たって第1ハンドル桿の内部に入り込まない大き
    さのナット部材が螺着されており、第2アームには軸材
    が突設されており、第1アームの後端には当該軸材が遊
    嵌するガイド孔が付設されており、そのガイド孔に当該
    軸材が嵌合して第1アーム11が当該軸材の長さ方向に
    移動可能になっており、それら第1アーム11の先端と
    第2アームの先端が当該軸材の軸芯を境にして前記一対
    のハンドル桿の先端とは逆方向に突き出ており、当該五
    節スライダーリンク機構と螺子桿とナット部材と軸材と
    ガイド孔によって閉止状態にアーム間をセットする固定
    手段が構成されていることを特徴とする前掲請求項1に
    記載の先付け溶接ナット固定治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008136297A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Mirai Ind Co Ltd 配線ボックスの取付方法及び挟持工具
KR20180056437A (ko) * 2016-11-18 2018-05-29 주식회사 호원 너트부 용접지그 및 이를 이용한 용접방법

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