JPH0545952Y2 - - Google Patents

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JPH0545952Y2
JPH0545952Y2 JP17806385U JP17806385U JPH0545952Y2 JP H0545952 Y2 JPH0545952 Y2 JP H0545952Y2 JP 17806385 U JP17806385 U JP 17806385U JP 17806385 U JP17806385 U JP 17806385U JP H0545952 Y2 JPH0545952 Y2 JP H0545952Y2
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JP
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grip
teeth
test piece
frame
link member
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JP17806385U
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、材料試験に使用される試験片把持用
のつかみ具に関する。
[従来技術] 従来使用されている材料試験用つかみ具とし
て、第4図に示すように、例えば、概略馬蹄形の
フレーム20の2股に分かれている両脚部20a
の下端部に、水平方向の軸心を有する円筒形のつ
かみ歯支持部21が形成され、このつかみ歯支持
部21に設けられた軸孔に締付けねじ22が螺着
されているものがある。締付けねじ22の先端部
は、それぞれ試験片26に対して互いに対向する
つかみ歯24に取り付けられた保持体25と係合
している。締付けねじ22を進退させれば、保持
体25がつかみ歯24と一体となつて前後に移動
し、つかみ歯24で試験片26を把持することが
できる。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来のねじ横締付け式平面形つかみ具で
は、締付けねじを締付けることで試験片に十分な
締付け力を与えることができる。
しかしながら、実際に引張試験を行なう場合
に、試験片に引張荷重が加わると、試験片が伸び
て、つかみ歯で挾持している部分の厚みが縮小す
るため、試験開始前の初期締付け力が維持できな
くなり、試験片とつかみ歯との間ですべりが生じ
て引張試験ができなくなるという問題点があつ
た。
本考案の目的は、引張試験開始後に試験片の挾
持部分が伸びてその厚みが減少しても、十分な締
付け力を維持できるつかみ具を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するため、本考案は次のよう
な構成とした。
すなわち、フレームの中央部に互いに対向させ
て設けられ、試験片を両側から挾持する左右の一
対のつかみ歯と、該つかみ歯を保持する保持体
と、外部からの力によつて該保持体を前後動させ
る締付け手段とを備えてなる材料試験用つかみ具
において、前記保持体とつかみ歯とを、試験荷重
負荷時に両側のつかみ歯が接近する方向の分力を
受けるように、上下に回動自在なリンク部材を介
して結合するとともに、前記フレームには、つか
み歯の端部が当接して位置決めされる当接面を設
けたことを特徴とする。
[作用] つかみ歯の端部はフレームの当接面に当接して
位置決めされているので、締付け手段を前進させ
れば、保持体とリンク部材を介してつかみ歯に締
付け力が伝達され、つかみ歯が試験片を挾持す
る。つかみ歯に対し傾斜した状態のリンク部材を
介して締付け力が伝達されるので、つかみ歯に
は、フレームの当接面を押圧する力と、当接面に
沿つて摺動する方向の力とが働く。試験片に引張
荷重が加わり、試験片が伸びて、つかみ歯が挾持
している部分の厚みが次第に薄くなつても、試験
片が引つ張られた時、上記リンク部材によつてつ
かみ歯の間隔が狭くなる方向の分力が作用してい
るので、つかみ歯が常に試験片を強力に挟持し、
試験片との間に滑りが生じない。
[実施例] 第1図、第2図および第3図は本考案の1実施
例をあらわすもので、このつかみ具1は、概略馬
蹄形のフレーム3の上部中央に材料試験機に取り
付けられる連結棒2が螺着され、2股に分かれて
いる両脚部の下端部に、水平方向の軸心を有する
円筒形のつかみ歯支持部5が一体に形成されてい
る。
つかみ歯支持部5に設けられている軸孔は、そ
の前半部(試験片側)が平滑なガイド孔6に、ま
たその後半部がねじ孔7になつている。ガイド孔
6には、つかみ歯保持体9が摺動自在に嵌合して
いる。ねじ孔7には、前端面に円板状係合部11
を突設した締付けねじ8が螺合している。係合部
11は前記保持体9の後端面に設けた溝状係合部
9aに係合し、締付ねじ8を進退させることによ
り、保持体9がガイド孔6に沿つて前後に移動す
るようになつている。
前記保持体9の前端部は、リンク部材12の一
端と固定ピン10で軸支されている。リンク部材
12の他端は、つかみ歯13に設けた突状体14
と同じく固定ピン10で軸支されている。
リンク部材12の両側中央部とフレーム3との
間にはスプリング16が縮む方向に架設されてお
り、リンク部材12が保持体9の進退方向に対し
て傾斜した状態に保持され、しかもつかみ歯13
の上面がフレーム3の内壁水平面17と常時当接
する状態に保持されている。
このつかみ具1で試験片16を挾持するとき
は、締付けねじ8を締付けることで、保持体9、
リンク部材12を介してつかみ歯13に締付け力
が伝達される。この時、リンク部材12は、保持
体9の水平面での進退方向に対してスプリング1
6により上方に傾斜した状態で保持されているた
め、つかみ歯13を水平方向に移動させる力と垂
直方向に押しあげる力とが生じる。つかみ歯13
の上面はフレーム3内壁の水平面17と当接して
いるので、つかみ歯13は垂直方向には移動せず
水平方向に摺動し、試験片16を挾持する。
引張試験において、引張荷重により試験片16
が伸びて、つかみ歯13で挾持している試験片部
分の厚みが減少すると、第5図の鎖線で示すよう
に、リンク部材12が支点10を中心として回動
し、つかみ歯が下降すると共に、試験片の中心側
へ移動する。このため、つかみ歯が常に強力に試
験片を挟持し、該つかみ歯と試験片との間で滑り
が生じない。
上記実施例においては、締付け手段が締付けね
じとして構成されたものについて説明したが、つ
かみ歯を空気シリンダ、油圧シリンダ、ソレノイ
ド等で押圧するようにしたものにも適用できる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案にかか
る材料試験用つかみ具は、引張荷重においてつか
み具で挾持された試験片部分の厚みが縮少して生
じるすべりを防止でき、十分な締付け力を維持し
て確実に試験片を挾持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本考案の1実施例をあら
わす正面図、底面図、側面図であり、第4図は従
来例をあらわす正面図である。第5図は、つかみ
歯の動作をあらわす。 1……材料試験用つかみ具、3……フレーム、
8……締付けねじ、9……保持体、12……リン
ク部材、13……つかみ歯、16……スプリン
グ、17……フレーム内壁の水平面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームの中央部に互いに対向させて設けら
    れ、試験片を両側から挟持する左右一対のつかみ
    歯と、該つかみ歯を保持する保持体と、外部から
    の力によつて該保持体を前後移動させる締付け手
    段とを備えてなる材料試験用つかみ具において、
    前記保持体とつかみ歯とを、試験荷重負荷時に両
    側のつかみ歯が接近する方向の分力を受けるよう
    に、上下に回動自在なリンク部材を介して結合す
    るとともに、前記フレームには、つかみ歯の端部
    が当接して位置決めされる当接面を設けたことを
    特徴とする材料試験用つかみ具。
JP17806385U 1985-11-19 1985-11-19 Expired - Lifetime JPH0545952Y2 (ja)

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JP17806385U JPH0545952Y2 (ja) 1985-11-19 1985-11-19

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JP17806385U JPH0545952Y2 (ja) 1985-11-19 1985-11-19

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JPS62115127U JPS62115127U (ja) 1987-07-22
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ID=31119845

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JP17806385U Expired - Lifetime JPH0545952Y2 (ja) 1985-11-19 1985-11-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074545Y2 (ja) * 1988-09-30 1995-02-01 株式会社島津製作所 材料試験機用つかみ具
JP2521660Y2 (ja) * 1989-07-31 1996-12-25 株式会社島津製作所 材料試験機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62115127U (ja) 1987-07-22

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