JPH074545Y2 - 材料試験機用つかみ具 - Google Patents
材料試験機用つかみ具Info
- Publication number
- JPH074545Y2 JPH074545Y2 JP1988129398U JP12939888U JPH074545Y2 JP H074545 Y2 JPH074545 Y2 JP H074545Y2 JP 1988129398 U JP1988129398 U JP 1988129398U JP 12939888 U JP12939888 U JP 12939888U JP H074545 Y2 JPH074545 Y2 JP H074545Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth
- gripping
- grip
- test piece
- testing machine
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、材料試験に使用される試験片把持用のつかみ
具に関し、特に引張荷重の比較的低い試験において適正
な試験を行なうのに適したつかみ具に関する。
具に関し、特に引張荷重の比較的低い試験において適正
な試験を行なうのに適したつかみ具に関する。
[従来の技術] 材料の引張評価試験を行なう場合、試験片の両端部を両
側からつかみ具で挾持して荷重を負荷するが、このつか
み具としては表面に歯面を形成した金属製つかみ歯を有
するつかみ具が使用されている。
側からつかみ具で挾持して荷重を負荷するが、このつか
み具としては表面に歯面を形成した金属製つかみ歯を有
するつかみ具が使用されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来のつかみ具は、新素材、針金、糸、ワイ
ヤ、ひも、網、布、金属、プラスチック等の試料につい
て引張荷重の比較的低い試験を行なう場合、つかみ具に
よる試験片の締付圧力が試験結果に大きな影響を与える
という問題点があった。すなわち、締付圧力が大きすぎ
ると、試験片のチャッキング部分が早期に破断して、測
定値が異常に低いものとなり、また、締付力が小さすぎ
ると、つかみ歯と試験片との間に滑りが生じて正確な荷
重測定ができなかった。
ヤ、ひも、網、布、金属、プラスチック等の試料につい
て引張荷重の比較的低い試験を行なう場合、つかみ具に
よる試験片の締付圧力が試験結果に大きな影響を与える
という問題点があった。すなわち、締付圧力が大きすぎ
ると、試験片のチャッキング部分が早期に破断して、測
定値が異常に低いものとなり、また、締付力が小さすぎ
ると、つかみ歯と試験片との間に滑りが生じて正確な荷
重測定ができなかった。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記問題点を解決するために、次のような構成
を採用した。
を採用した。
すなわち、本考案にかかる材料試験機用つかみ具は、試
験片を両側から挾持する左右一対のつかみ歯をフレーム
の両側に互いに対向させて設けたつかみ具であって、硬
質つかみ歯の歯面に、ゴム、樹脂等変形容易な緩衝材を
適当な間隔をおいて取り付けたことを特徴としている。
験片を両側から挾持する左右一対のつかみ歯をフレーム
の両側に互いに対向させて設けたつかみ具であって、硬
質つかみ歯の歯面に、ゴム、樹脂等変形容易な緩衝材を
適当な間隔をおいて取り付けたことを特徴としている。
[作用] 試験片を挾持した際に、つかみ歯の歯面に例えば縞模様
状に間隔をおいて取り付けた緩衝材と試験片との間で摩
擦力が増加するため、締付力が多少小さくてもつかみ歯
と試験片との間に滑りが生じにくくなる。また、締付力
を大きくしても緩衝材が介在するため試験片に対して歯
面が必要以上にくい込まず、試験片に傷をつけない。
状に間隔をおいて取り付けた緩衝材と試験片との間で摩
擦力が増加するため、締付力が多少小さくてもつかみ歯
と試験片との間に滑りが生じにくくなる。また、締付力
を大きくしても緩衝材が介在するため試験片に対して歯
面が必要以上にくい込まず、試験片に傷をつけない。
[実施例] 第1図は本考案の1実施例を示す図で、このつかみ具1
は、概略馬蹄形のフレーム2の上部中央に材料試験機に
取り付けられる連結棒3が螺着され、2股に分かれてい
る両脚部2a,2a′の下端部に、水平方向の軸心を有する
円筒形のつかみ歯支持部5,5′が一体に形成されてい
る。
は、概略馬蹄形のフレーム2の上部中央に材料試験機に
取り付けられる連結棒3が螺着され、2股に分かれてい
る両脚部2a,2a′の下端部に、水平方向の軸心を有する
円筒形のつかみ歯支持部5,5′が一体に形成されてい
る。
つかみ歯支持部5,5′には軸孔が設けられており、その
前半部(試験片側)が平滑なガイド孔6に、またその後
半部がねじ孔7になっている。ガイド孔6には、つかみ
歯保持体8が摺動自在に嵌合している。ねじ孔7には、
前端面に円板状係合部10を突設した締付けねじ12が螺合
している。係合部10は前記保持体8の後端面に設けた溝
状係合部8aに係合し、締付ねじ12を進退させることによ
り、保持体8がガイド孔6に沿って前後に移動するよう
になっている。
前半部(試験片側)が平滑なガイド孔6に、またその後
半部がねじ孔7になっている。ガイド孔6には、つかみ
歯保持体8が摺動自在に嵌合している。ねじ孔7には、
前端面に円板状係合部10を突設した締付けねじ12が螺合
している。係合部10は前記保持体8の後端面に設けた溝
状係合部8aに係合し、締付ねじ12を進退させることによ
り、保持体8がガイド孔6に沿って前後に移動するよう
になっている。
前記保持体8の前端部は、つかみ歯16のリンク部材13の
一端と固定ピン14で軸支されている。
一端と固定ピン14で軸支されている。
つかみ歯16.16′の歯面には、第2図に示すように、ゴ
ム、樹脂、紙テープ、サンドペーパ等比較的柔軟で変形
しやすい材料で構成された複数の緩衝材17が適当な間隔
をおいて縞模様状に取り付けられている。
ム、樹脂、紙テープ、サンドペーパ等比較的柔軟で変形
しやすい材料で構成された複数の緩衝材17が適当な間隔
をおいて縞模様状に取り付けられている。
このつかみ具1で試験片を挾持するときは、締付けねじ
12,12′を締付けることで、保持体8,8′、リンク部材1
3,13′を介してつかみ歯16.16′に締付け力が伝達され
る。この時、挾持される試験片は、つかみ歯の歯面に設
けた緩衝材に当接して締付け力が加えられるので、緩衝
材との間で摩擦力が増すとともに、締付け力を大きくし
ても試験片に歯面が大きくくい込まず、試験片に不当に
傷をつけない。
12,12′を締付けることで、保持体8,8′、リンク部材1
3,13′を介してつかみ歯16.16′に締付け力が伝達され
る。この時、挾持される試験片は、つかみ歯の歯面に設
けた緩衝材に当接して締付け力が加えられるので、緩衝
材との間で摩擦力が増すとともに、締付け力を大きくし
ても試験片に歯面が大きくくい込まず、試験片に不当に
傷をつけない。
このように本考案にかかるつかみ具によれば、新素材、
針金、糸、ワイヤ、ひも、網、布、金属、プラスチック
等の試料のように比較的引張荷重の低い試験を行なうも
のに対して、試料挾持面の摩擦力を高めてチャック滑り
を生じにくくするとともに、試料に歯面がくい込みにく
くしてチャック切れを防止するので、適正な材料試験を
行なうことができる。
針金、糸、ワイヤ、ひも、網、布、金属、プラスチック
等の試料のように比較的引張荷重の低い試験を行なうも
のに対して、試料挾持面の摩擦力を高めてチャック滑り
を生じにくくするとともに、試料に歯面がくい込みにく
くしてチャック切れを防止するので、適正な材料試験を
行なうことができる。
上記実施例では、平面形つかみ歯について説明したが、
波形歯、ヤスリ目歯、V形歯等の歯面を有するものにも
緩衝材を設けることにより同様の機能を得ることができ
る。また、緩衝材17は必ずしも縞模様状である必要はな
く、ブロック状、千鳥状等、適当な間隔をおいて、すな
わちつかみ歯の歯面が適当に露出するように設けておけ
ばよい。このつかみ具は、手動締付式つかみ具のみなら
ず、空圧や油圧でつかみ歯を締め付ける空気式つかみ具
や油圧式つかみ具、さらに電気式つかみ具にも適用する
ことができる。
波形歯、ヤスリ目歯、V形歯等の歯面を有するものにも
緩衝材を設けることにより同様の機能を得ることができ
る。また、緩衝材17は必ずしも縞模様状である必要はな
く、ブロック状、千鳥状等、適当な間隔をおいて、すな
わちつかみ歯の歯面が適当に露出するように設けておけ
ばよい。このつかみ具は、手動締付式つかみ具のみなら
ず、空圧や油圧でつかみ歯を締め付ける空気式つかみ具
や油圧式つかみ具、さらに電気式つかみ具にも適用する
ことができる。
[考案の効果] 上記説明から明らかなように、本考案にかかる材料試験
機用つかみ具によれば、試料のつかみ作業を行なう場合
に、チャック切れチャック滑りを生じにくくし、引張荷
重の比較的低い試料に対し適正な材料試験を行なうこと
ができるようになった。
機用つかみ具によれば、試料のつかみ作業を行なう場合
に、チャック切れチャック滑りを生じにくくし、引張荷
重の比較的低い試料に対し適正な材料試験を行なうこと
ができるようになった。
第1図は本考案にかかる材料試験框用つかみ具の1実施
例の一部分を断面であらわした正面図、第2図はつかみ
歯の構成を示す斜視図である。 1……つかみ具、2……フレーム 8,8′……つかみ歯保持体 16,16′……つかみ歯、17……緩衝材
例の一部分を断面であらわした正面図、第2図はつかみ
歯の構成を示す斜視図である。 1……つかみ具、2……フレーム 8,8′……つかみ歯保持体 16,16′……つかみ歯、17……緩衝材
Claims (1)
- 【請求項1】試験片を両側から挾持する左右一対のつか
み歯をフレームの両側に互いに対向させて設けたつかみ
具であって、硬質つかみ歯の歯面に、ゴム、樹脂等変形
容易な緩衝材を適当な間隔をおいて取り付けたことを特
徴とする材料試験機用つかみ具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988129398U JPH074545Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 材料試験機用つかみ具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988129398U JPH074545Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 材料試験機用つかみ具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0250660U JPH0250660U (ja) | 1990-04-09 |
JPH074545Y2 true JPH074545Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31383637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988129398U Expired - Lifetime JPH074545Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 材料試験機用つかみ具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074545Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5711983B2 (ja) * | 2011-01-28 | 2015-05-07 | 日本車輌製造株式会社 | 引張試験用掴み具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6056252U (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-19 | 株式会社 東京衡機製造所 | 試験片固定具 |
JPH0545952Y2 (ja) * | 1985-11-19 | 1993-11-30 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP1988129398U patent/JPH074545Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0250660U (ja) | 1990-04-09 |
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