JPH05107163A - 引張試験機用試験片掴み治具 - Google Patents
引張試験機用試験片掴み治具Info
- Publication number
- JPH05107163A JPH05107163A JP27127391A JP27127391A JPH05107163A JP H05107163 A JPH05107163 A JP H05107163A JP 27127391 A JP27127391 A JP 27127391A JP 27127391 A JP27127391 A JP 27127391A JP H05107163 A JPH05107163 A JP H05107163A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test piece
- holder
- jig
- test
- piece holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 従来、引張試験機で高強度材を引っ張る際
に、試験片をチャックで把持していたため、チャックと
試験片間に辷りが生じたり、チャックが破壊したりして
精度のよい測定が困難であった。 【構 成】 チャックの替わりに試験片６を試験片ホル
ダ２にネジ込み式とし、かつ試験片ホルダ２の片端に鍔
７を設け、これにより試験片ホルダ掴み治具１に支承
し、かつ試験片ホルダ掴み治具１をテーパ面を介して掴
み治具ホルダ３で楔状に支持できるようにした。
に、試験片をチャックで把持していたため、チャックと
試験片間に辷りが生じたり、チャックが破壊したりして
精度のよい測定が困難であった。 【構 成】 チャックの替わりに試験片６を試験片ホル
ダ２にネジ込み式とし、かつ試験片ホルダ２の片端に鍔
７を設け、これにより試験片ホルダ掴み治具１に支承
し、かつ試験片ホルダ掴み治具１をテーパ面を介して掴
み治具ホルダ３で楔状に支持できるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度材料の引張試験
に適した引張試験機用試験片掴み治具に関するものであ
る。
に適した引張試験機用試験片掴み治具に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、材料の機械的性質を評価する引張
試験においては、丸棒あるいは平板状の試験片を滑り止
めの硬い刃を有するチャックで直接掴むか、丸棒の掴み
部にネジを切り、雌ネジを有する丸棒を滑り止めの硬い
刃を有するチャックで掴む方法がとられていた。
試験においては、丸棒あるいは平板状の試験片を滑り止
めの硬い刃を有するチャックで直接掴むか、丸棒の掴み
部にネジを切り、雌ネジを有する丸棒を滑り止めの硬い
刃を有するチャックで掴む方法がとられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、試験片
を滑り止めの硬い刃を有するチャックで直接掴む場合、
特に降伏強さが700MPa程度以上の高強度材の試験におい
ては、チャック部で滑ったり、チャックの刃が破損して
試験ができない等の問題があった。またネジ付きの試験
片を用いる場合でも試験片ホルダを滑り止めの硬い刃を
有するチャックで掴む必要があり、チャック部での滑り
やチャックの刃の破損のため試験がうまくできなかっ
た。
を滑り止めの硬い刃を有するチャックで直接掴む場合、
特に降伏強さが700MPa程度以上の高強度材の試験におい
ては、チャック部で滑ったり、チャックの刃が破損して
試験ができない等の問題があった。またネジ付きの試験
片を用いる場合でも試験片ホルダを滑り止めの硬い刃を
有するチャックで掴む必要があり、チャック部での滑り
やチャックの刃の破損のため試験がうまくできなかっ
た。
【０００４】本発明は前記問題点を解決し、高強度材の
機械的性質を正しく評価できる引張試験機用試験片掴み
治具を提供することを目的とするものである。
機械的性質を正しく評価できる引張試験機用試験片掴み
治具を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、片
端に鍔７を有し、他端に試験片をネジ込むための雌ネジ
８を有する試験片ホルダ２ならびに該試験片ホルダ２の
鍔７を支承する凹みと該試験片ホルダ２の柱部を収納す
る凹みを有し、かつその外周において掴み治具ホルダ３
とテーパー面を介して接する試験片ホルダ掴み治具１か
らなることを特徴とする引張試験機用試験片掴み治具で
ある。
端に鍔７を有し、他端に試験片をネジ込むための雌ネジ
８を有する試験片ホルダ２ならびに該試験片ホルダ２の
鍔７を支承する凹みと該試験片ホルダ２の柱部を収納す
る凹みを有し、かつその外周において掴み治具ホルダ３
とテーパー面を介して接する試験片ホルダ掴み治具１か
らなることを特徴とする引張試験機用試験片掴み治具で
ある。
【０００６】
【作 用】本発明の治具を用い試験を行うと、 （１）試験片にはネジを介して荷重が伝達されるため、
高強度材料でも試験が可能である。 （２）試験片を掴む滑り止めの刃を有するチャックを介
して荷重伝達を行わないため、刃の損傷が起こらない。 （３）試験片ホルダ２にはその鍔７を介して荷重が伝達
されるため、試験片に負荷をかける際の滑りがない。 （４）試験片ホルダ掴み治具１は掴み治具ホルダ３にそ
のテーパーにより押し付けられて引っ張られるため、試
験片６の回転が起こらず、その結果試験材の機械的性質
が正しく評価できるようになる。
高強度材料でも試験が可能である。 （２）試験片を掴む滑り止めの刃を有するチャックを介
して荷重伝達を行わないため、刃の損傷が起こらない。 （３）試験片ホルダ２にはその鍔７を介して荷重が伝達
されるため、試験片に負荷をかける際の滑りがない。 （４）試験片ホルダ掴み治具１は掴み治具ホルダ３にそ
のテーパーにより押し付けられて引っ張られるため、試
験片６の回転が起こらず、その結果試験材の機械的性質
が正しく評価できるようになる。
【０００７】また、試験片を掴む滑り止め防止用の刃が
不要なため、試験片ホルダ掴み治具の作製に高強度材料
がいらない。さらに試験片を取付ける際には試験片ホル
ダ２を回転できるので、試験片ホルダ２を試験片ホルダ
掴み治具１にセットした状態で試験片の取付けが可能な
ため、試験片の交換が容易である。
不要なため、試験片ホルダ掴み治具の作製に高強度材料
がいらない。さらに試験片を取付ける際には試験片ホル
ダ２を回転できるので、試験片ホルダ２を試験片ホルダ
掴み治具１にセットした状態で試験片の取付けが可能な
ため、試験片の交換が容易である。
【０００８】
【実施例】図１および図２はそれぞれ本発明の一実施例
を示す全体断面図、試験片ホルダ掴み治具の斜視図であ
り、図３（ａ）は本発明の試験片ホルダの側面図、
（ｂ）は（ａ）のＡＡ矢視図である。試験片６の一端は
ネジ８を介して試験片ホルダ２に取付けられ、試験片ホ
ルダ２は鍔７を介してこの場合一対の凹みを有する試験
片ホルダ掴み治具１に取付けられ、かつ試験片ホルダ２
の円柱部は一対の凹みを有する試験片ホルダ掴み治具１
により押さえ付けられる。またさらに一対の試験片ホル
ダ掴み治具１はテーパー面を介して掴み治具ホルダ３に
押し付けられる。試験片の他端も上記と全く同様な方法
で掴まれる。
を示す全体断面図、試験片ホルダ掴み治具の斜視図であ
り、図３（ａ）は本発明の試験片ホルダの側面図、
（ｂ）は（ａ）のＡＡ矢視図である。試験片６の一端は
ネジ８を介して試験片ホルダ２に取付けられ、試験片ホ
ルダ２は鍔７を介してこの場合一対の凹みを有する試験
片ホルダ掴み治具１に取付けられ、かつ試験片ホルダ２
の円柱部は一対の凹みを有する試験片ホルダ掴み治具１
により押さえ付けられる。またさらに一対の試験片ホル
ダ掴み治具１はテーパー面を介して掴み治具ホルダ３に
押し付けられる。試験片の他端も上記と全く同様な方法
で掴まれる。
【０００９】従って、一対の掴み治具ホルダ３はそれぞ
れ試験機のクロスヘッドおよび固定部に固定されている
ため、試験片のクロスヘッドを動かすことにより、掴み
治具ホルダ３と試験片ホルダ掴み治具１のテーパ面、試
験片ホルダ掴み治具１に加工した棚の面と試験片ホルダ
の鍔７、試験片ホルダの雌ネジ８と試験片に加工したネ
ジをそれぞれ介して試験片に引張荷重が負荷される。以
上のような荷重伝達方法を採用したので、直接高強度材
の試験片をチャックで掴んで試験する場合に起こるチャ
ックの刃の破損、チャックの刃と試験片の間の滑りが生
じることなく高強度材の試験を精度よく行うことができ
た。
れ試験機のクロスヘッドおよび固定部に固定されている
ため、試験片のクロスヘッドを動かすことにより、掴み
治具ホルダ３と試験片ホルダ掴み治具１のテーパ面、試
験片ホルダ掴み治具１に加工した棚の面と試験片ホルダ
の鍔７、試験片ホルダの雌ネジ８と試験片に加工したネ
ジをそれぞれ介して試験片に引張荷重が負荷される。以
上のような荷重伝達方法を採用したので、直接高強度材
の試験片をチャックで掴んで試験する場合に起こるチャ
ックの刃の破損、チャックの刃と試験片の間の滑りが生
じることなく高強度材の試験を精度よく行うことができ
た。
【００１０】なお、本実施例では試験片ホルダの掴み治
具１を一対をなすように構成したが、一体に構成しても
よいし、３以上の複数に分割してもよい。また試験片ホ
ルダ２の胴部は必ずしも円柱である必要はなく、多角柱
でもよい。なお、また４は試験片ホルダ掴み治具押え
具、５はその押え用ボルトであるが、掴み治具ホルダ３
と試験機の固定部等との関係によっては必ずしも必要で
はない。
具１を一対をなすように構成したが、一体に構成しても
よいし、３以上の複数に分割してもよい。また試験片ホ
ルダ２の胴部は必ずしも円柱である必要はなく、多角柱
でもよい。なお、また４は試験片ホルダ掴み治具押え
具、５はその押え用ボルトであるが、掴み治具ホルダ３
と試験機の固定部等との関係によっては必ずしも必要で
はない。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、ネジおよび鍔を介して試験片
に負荷する機構にしたため、たとえ高強度材の場合であ
っても引張試験が可能となった。また、試験片を掴む滑
り止めの刃を有するチャックを介して荷重伝達を行わな
いため、刃の損傷が起こらない。
に負荷する機構にしたため、たとえ高強度材の場合であ
っても引張試験が可能となった。また、試験片を掴む滑
り止めの刃を有するチャックを介して荷重伝達を行わな
いため、刃の損傷が起こらない。
【００１２】また、試験片ホルダは試験片ホルダ掴み治
具により押し付けられて引っ張られるため、試験片の回
転が起こらず、試験機の機械的性質が正しく評価でき
る。さらに試験片を掴む刃が不要なため、試験片ホルダ
掴み治具の作製に高強度材料が不要である。また試験片
ホルダが回転できるので、試験片ホルダを試験片ホルダ
掴み治具にセットした状態で試験片の取付けが可能なた
め、試験片の交換が容易であるという効果もある。
具により押し付けられて引っ張られるため、試験片の回
転が起こらず、試験機の機械的性質が正しく評価でき
る。さらに試験片を掴む刃が不要なため、試験片ホルダ
掴み治具の作製に高強度材料が不要である。また試験片
ホルダが回転できるので、試験片ホルダを試験片ホルダ
掴み治具にセットした状態で試験片の取付けが可能なた
め、試験片の交換が容易であるという効果もある。
【図１】本発明の構成を示す全体断面図である。
【図２】本発明の試験片ホルダ掴み治具を示す斜視図で
ある。
ある。
【図３】（ａ）は本発明の試験片ホルダの側面図、
（ｂ）は（ａ）のＡＡ矢視図である。
（ｂ）は（ａ）のＡＡ矢視図である。
１ 試験片ホルダ掴み治具 ２ 試験片ホルダ ３ 掴み治具ホルダ ４ 試験片ホルダ掴み治具押え具 ５ ボルト ６ 丸棒試験片 ７ 鍔 ８ 雌ネジ
Claims (1)
- 【請求項１】 片端に鍔７を有し、他端に試験片をネジ
込むための雌ネジ８を有する試験片ホルダ２ならびに該
試験片ホルダ２の鍔７を支承する凹みと該試験片ホルダ
２の柱部を収納する凹みを有し、かつその外周において
掴み治具ホルダ３とテーパー面を介して接する試験片ホ
ルダ掴み治具１からなることを特徴とする引張試験機用
試験片掴み治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27127391A JPH05107163A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 引張試験機用試験片掴み治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27127391A JPH05107163A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 引張試験機用試験片掴み治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05107163A true JPH05107163A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17497785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27127391A Pending JPH05107163A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 引張試験機用試験片掴み治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05107163A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100415630B1 (ko) * | 2000-12-23 | 2004-01-24 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 고온인장시험기의 판상시험편 그립 |
| JP2009257904A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Nikon Corp | 測定治具及び当該測定治具を用いた樹脂の密着強度測定方法 |
| CN103018101A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-04-03 | 南京航空航天大学 | 一种用于陶瓷基复合材料高温拉伸测试的夹具 |
| CN105004610A (zh) * | 2015-09-09 | 2015-10-28 | 海安县石油科研仪器有限公司 | 一种用于电流作用下金属材料的拉伸试验装置 |
| CN106483013A (zh) * | 2016-11-28 | 2017-03-08 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 夹持装置及载荷测试机 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP27127391A patent/JPH05107163A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100415630B1 (ko) * | 2000-12-23 | 2004-01-24 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 고온인장시험기의 판상시험편 그립 |
| JP2009257904A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Nikon Corp | 測定治具及び当該測定治具を用いた樹脂の密着強度測定方法 |
| CN103018101A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-04-03 | 南京航空航天大学 | 一种用于陶瓷基复合材料高温拉伸测试的夹具 |
| CN105004610A (zh) * | 2015-09-09 | 2015-10-28 | 海安县石油科研仪器有限公司 | 一种用于电流作用下金属材料的拉伸试验装置 |
| CN106483013A (zh) * | 2016-11-28 | 2017-03-08 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 夹持装置及载荷测试机 |
| CN106483013B (zh) * | 2016-11-28 | 2019-10-15 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 夹持装置及载荷测试机 |
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