JPS6139832Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6139832Y2
JPS6139832Y2 JP8390881U JP8390881U JPS6139832Y2 JP S6139832 Y2 JPS6139832 Y2 JP S6139832Y2 JP 8390881 U JP8390881 U JP 8390881U JP 8390881 U JP8390881 U JP 8390881U JP S6139832 Y2 JPS6139832 Y2 JP S6139832Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bundle
arm
gate
roof
gatepost
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8390881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57196800U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8390881U priority Critical patent/JPS6139832Y2/ja
Publication of JPS57196800U publication Critical patent/JPS57196800U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6139832Y2 publication Critical patent/JPS6139832Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は組立て門用小屋根に関するものであ
る。
門用小屋根も、それ自体の重量を支え、台風や
地震などに耐えうる強度を有し、門柱に強固に接
続されうる構成を備えなければならない。通常、
この種の小屋根は、腕木、棟木、桁、垂木及び屋
根材などで構成されているが、従来品は門柱を立
設し、その門柱の上部に上記構成部材を一体的に
組立てて形成していた。従つて、現場施工に多く
の時間がかかり、屋根の組立能率及び強度にも問
題があるとともに、後の解体・補修も面倒である
という欠点があつた。
この考案は、小屋根を門柱から独立して組立て
られる構成とし、かつ、束とその束を貫通する腕
木の下面を面一とするとともに、束と腕木の下面
を全体の最下位置とし、さらに、その束と腕木に
おいて門柱の上端部に接続する構造とすることに
より、小屋根を門柱とは別に予め組立てておくこ
とが可能となり、従つて、運搬、取扱いが簡単と
なり、設置現場での門の施工が簡略化され、解体
補修も容易にできるよにすることを目的とする。
次に、この考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はこの考案に係る組立て門の正面図であ
り、同図のAは門本体であつて、左右一対の門柱
1とその門柱の上部間、及び下部間において横架
固着された鴨居2及び敷居3と、これら鴨居と敷
居の間に建付けられた建具4とから構成されてい
る。Bはこの考案の要部を構成する小屋根であ
り、左右一対の束5と、各束の下部にこれと直交
する両方向に突出させて固定された腕木6と、前
記左右の束の上部間に横架固着された棟木7と、
前記各腕木6の同一側の端部間に横架固着され
た、棟木と平行に延びる桁8と、前記棟木7から
桁8の間に配設された複数本の垂木9と、これら
垂木の上側面に張設された屋根材10と、少なく
とも前記棟木7の長手方向端部に固着された破風
板11とから構成されている。Cは門柱1と腕木
6との間に取付け、これら門柱と腕木にねじ止め
することにより、門本体Aに小屋根Bを固定する
肘木である。以下、門本体A及び小屋根Bの具体
的構成並びに、両者の接続構造について詳述す
る。
門本体Aの門柱1は断面ほぼ正方形の中空形材
で形成されている。前記鴨居2は上面に後述され
るように、門本体Aに小屋根Bを接続して屋根付
き門とする場合に、鴨居の上側において門柱1間
に欄間障子23を取付ける場合、その欄間障子の
下端を受け止めることができる取付面2aを有
し、また、下面には、鴨居2と敷居3の間に建付
けられる引違い格子戸、又は観音開き戸などの建
具4の上端部を収容しうる収容部2bを有してい
る。第2図の鴨居2は建具4が引違い格子戸の場
合のものであり、収容部2bは格子戸の上框の上
端部を摺動自在に嵌合しうる逆U字溝状に形成さ
れている。
建具が観音開き戸である場合には、鴨居2は第
4図に示すように、上面の取付面2aは平坦に形
成され、下面の収容部2bは開き戸を閉めたとき
にこれに当つて停止させる戸当り2cの一方側に
のみ開放されたL字溝状に形成される。
前記敷居3は上面に前記建具4の下端部を収容
しうる収容部3aを有し、下面には、敷居を地面
に堅固に固定するためのアンカー12が取付けら
れている。第2図の敷居3は引違い格子戸を建付
ける場合のもので、収容部3aは上面に突出し
て、格子戸の下框に取付けてある戸車を転動自在
に載せる突条で形成されている。建具が開き戸で
ある場合は、第4図のように、収容部3aは開き
戸を閉めたときにこれに当つて停止させる戸当り
3cの一方側にのみ開放されたL字溝状に形成さ
れる。前記アンカー12は一例として第5図及び
第6図に示すように、平金属板に切起し加工をし
て両側部に挾持部12aを、中央に差し込み部1
2bを形成してなつており、前記敷居3の幅方向
両側に下方内側に折曲して形成してある脚部3
b,3bの間に前記アンカー12を位置づけ、こ
れを回転して、前記挾持部12aの間に前記脚部
3b,3bを嵌入挾持してアンカーを敷居に固着
する。このようなアンカーは敷居の長手方向に適
宜の間隔をもつて複数個装着され、敷石13など
に埋設される。
敷居3はその長手方向端部下面に固着したL形
板状の接続金具の一辺を、前記門柱1の対向面に
ねじ止めして、門柱に固定される。
14は、鴨居の下方において門柱に直角に貫通
された門柱アンカーボルトである。
前記小屋根Bの束5は、前記門柱1と同一の断
面形状を有し、中空形状で作られている。また、
各束は第7図に示すように、下部中央において下
方に開口するコ字状に切欠されて、前記腕木を嵌
合するための凹溝5aが形成されている。凹溝5
aの深さは腕木6の高さのほぼ半分に等しい。
前記腕木6は、第3図及び第7図に示すよう
に、中央に補強ウエブ6aを有して断面日字形に
形成され、その長手方向の中央には前記束5の下
部と嵌合するための上方開口の凹溝6bを、長手
方向両端にはL形に切欠して形成された溝6cを
有している。凹溝6bの深さは腕木6の高さのほ
ぼ半分に等しい。前記補強ウエブ6aは切除され
ることなく、それぞれ凹溝6b及びL形溝6cの
底面を形成している。
そして、各束5の前記下向き凹溝5aに各腕木
6の前記上向凹溝6bを対応させて束と腕木を互
いに近づけ、束の凹溝5aには腕木の凹溝より下
側に残された部分を、腕木の凹溝6bには束の凹
溝よりも上側の部分を、それぞれ嵌合する。束の
前後両正面部内側面には、前記凹溝5aの直ぐ上
側において、L形の連結金具14が垂直辺におい
てねじ止めされており、前記束と腕木を嵌合した
ときに、その連結金具の水平辺が前記腕木の補強
ウエブ6aの上面に当接する。そこで、腕木の凹
溝6bを設けてある中央部の下面より、ねじを挿
通し、前記補強ウエブ6aから貫通して連結金具
14の水平辺にねじ込むことにより、束と腕木が
ほぼ逆T字状に連結されている。
左右の束5間を水平に延びる棟木7の長手方向
両端部をそれぞれ束5の上端部に載置し、束の中
空部に予め固着してあるL形連結金具15の水平
片に、棟木の上側よりねじをねじ込むことによ
り、左右の束が棟木7を介して連結されている。
2本の束5間の距離は、前記門本体の左右の門柱
1間の距離と等しい。従つて、小屋根Bの前記束
5の下端面を前記門本体の門柱1の上端面に当接
して完全に一致させることができ、一致させた状
態では、各柱1と各束5がそれぞれ一本に連続し
ているように見える。
左右の腕木6の束5に対してそれぞれ同一側の
端部間には桁8がかけ渡され、各桁8の長手方向
端部は前記腕木の先端のL形溝6cに嵌合され、
ねじで固着されている。
前記棟木7と各桁8の上には、複数本の垂木9
が取付けられている。垂木9は棟木から両側の桁
8の上面を通り、桁を越えた位置まで傾斜して延
びている。左右両側端の垂木9は棟木の長手方向
両端部側面より傾斜して延長されている。そし
て、この垂木の外側に、この垂木と平行延びる破
風板11が取付けられ、破風板は棟木にねじ止め
されている。しかし、棟木に固着するのみでは強
度不足のおそれがあるので、破風板は必要に応じ
て前記両側端の垂木にも、及び前記桁8の長手方
向端部にも、ねじ止めして固定すればよい。前記
垂木及び破風板の上面に屋根材10を固着してあ
る。
小屋根Bは上述のように、門本体Aとは別個に
形成され、束5、腕木6、棟木7、桁8、垂木9
及び屋根材10で構成されるから、門本体とは別
に小屋根のみを予め組立てておくことができ、門
設置現場には、門本体Aと小屋根Bを分離した小
容積の状態で取扱い梱包、運搬ができる。従つ
て、小屋根を現場で組立てると同時に門柱に接続
する従来と比べて、小屋根の組立て能率ははるか
によく、かつ、強度を増大することができる。
また、束の腕木の下面は上述のようにして面一
とされ、かつ、小屋根全体の最下位置に存するか
ら、小屋根を運搬車両に載置する場合、又は設置
現場に一時置く場合にも、強度の大きい束、腕木
の下面で接地して、安定した状態で置くことがで
き、変形等のおそれがなく、取扱いが容易であ
る。
C1は前記門本体Aに前記小屋根Bを接続する
ための接続装置の一つである。この接続装置は、
前記門柱1及び束5の中空部に緊密に嵌挿され、
これら門柱及び束にねじによつて固着されること
により、門柱と束とを一体状に接続するものであ
る。接続装置C1は門柱から束まで延びる横断面
図コ字形の第1束固定金具16と、その大部分が
門柱内に挿通され、上端の一部分が束内に突出さ
れ、横断面図コ字形をなし、かつ、上部に前記腕
木を逃げるためのL形の切欠部18を有している
第2束固定金具17とからなつており、第1,第
2束固定金具16,17はコ字形の両端部を突合
わせてそれぞれ門柱1、束5にねじ止めされ、そ
の状態で、接続装置の外周が門柱の内側面に緊密
に当接するので、門柱と束の接続部が補強され
る。
前記第1束固定金具16は下端部近傍に前記鴨
居2のねじ受け孔2dに対応する間隔をもつてね
じ貫通孔からなる鴨居ねじ止め用裏板部16aを
有している。これにより、第3図のように、第1
束固定金具16の鴨居ねじ止め用裏板部16aに
ねじ19を門柱の外側面より貫通し、かつ、門柱
1の鴨居との連結面を貫通して鴨居2のねじ受け
孔2dにねじ込むことにより、第1束固定金具1
6と門柱1と鴨居2を接続しており、第1束固定
金具16は上端部近傍においてねじ20で束5に
接続されている。
第1束固定金具16は上述のように、門柱と束
の接続材として機能するとともに、鴨居取付用ね
じ19の裏板としても機能する。
第1束固定金具16と第2束固定金具17は一
体状に接続し、又は一体に形成してもよい。
前記肘木Cは前記本体Aに前記小屋根Bを接続
するための接続装置の他の一つを構成する。この
肘木Cは前述の接続装置C1とともに、又はこれ
に代えて、前記門柱1と前記腕木9との間に取付
けられ、これらを接続する。図示の肘木は、好ま
しい例として、装飾を主目的とした雲形肘木であ
るが、その形状はとくに限定されない。肘木Cは
逆L形に連なる垂直面と水平面を有し、垂直面を
前記門柱1の前・後の正面にかつ、水平面を前記
腕木6の下面にそれぞれ当接して、肘木からそれ
ら門柱、腕木にねじ21,22をねじ込むことに
より、門柱と腕木を接続し、門柱と束の接続を補
強するとともに、腕木を門柱に対して完全に直角
な状態に保持している。
なお、前記鴨居2と棟木7の間における左右門
柱1間には、要望に応じて欄間障子23が建付け
られる。欄間障子は任意のパターンを有し、その
下端部を前記鴨居2の取付面に載置固定し、上
辺、及び左右両辺を、それぞれ鴨居、門柱で固定
する。また、前記腕木6、棟木7、垂木9、破風
板11の小口には、それぞれの中空部が見えない
ように、小口キヤツプ24が嵌入装着してある。
上記実施例において、門柱1、鴨居2、敷居
3、束5、腕木6、棟木7、桁8、垂木9、破風
板11はいずれも、金属製中空形材を加工して作
られており、最少限の材料で充分な強度を備えて
いる。また、加工、接続も容易とされている。
上述のように、この考案によれば、小屋根は左
右一対の束の下端部に腕木を接続するとともに、
各腕木の同一側の端部間に横架連結した桁材と、
前記左右の束の上端部間に横架連結した棟木との
間に複数本の垂木を配設し、その垂木に屋根板を
張設してなり、束及び腕木において門本体の門柱
の上端部に接続する構造としたので、小屋根を門
本体とは別に予め組立てておくことができる。
また、束と腕木の下面は小屋根全体の最下位置
存し、かつ、束と腕木の下面が面一であるから、
組立て後、作業所床面、運搬車両又は設置現場地
面などに置く場合に、束と腕木の下面で接地させ
て、安定した状態で置けるので、組立て、運搬、
取扱いが簡単にできる。さらに門の設置現場では
立設した門本体に小屋根を接続する簡単な施工で
短時間に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である小屋根を取
付けた門の正面図、第2図は一部破断して示した
側面図、第3図は要部拡大断面図、第4図は本体
の他の例を示す断面図、第5図は敷居アンカーの
平面図、第6図は第5図の−線断面図、第7
図は束、腕木及び桁の斜視図、第8図は接続装置
を構成する第1束固定金具の斜視図である。 A…門本体、B…小屋根、1…門柱、2…鴨
居、3…敷居、4…建具、5…束、6…腕木、7
…棟木、8…桁、9…垂木、10…屋根板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 左右一対の束の下端部に腕木を接続し、前記
    各腕木の同一側の端部間に横架連結した桁材
    と、前記左右の束の上端部間に横架連結した棟
    木との間に複数本の垂木を配設し、その垂木に
    屋根板を張設してなり、 (ロ) 前記束と腕木は、束の下端部に設けた下方開
    口凹溝と前記腕木の長手方向中央に設けた上方
    開口凹溝とにおいて嵌め合わせて接続され、束
    の下面と腕木の下面とが面一とされ、かつ、前
    記束及び腕木の下面が小屋根全体の最下位置に
    存し、 (ハ) 前記束及び腕木において、門本体の門柱の上
    端部に接続されること、 を特徴とする組立て門用小屋根。
JP8390881U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6139832Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8390881U JPS6139832Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8390881U JPS6139832Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57196800U JPS57196800U (ja) 1982-12-14
JPS6139832Y2 true JPS6139832Y2 (ja) 1986-11-14

Family

ID=29879299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8390881U Expired JPS6139832Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6139832Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5994597U (ja) * 1982-12-17 1984-06-27 三協アルミニウム工業株式会社 屋根付き門

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57196800U (ja) 1982-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4644708A (en) Prefabricated modular building element and a building comprising such elements
US4970833A (en) Arched tubular frame building construction
US3474582A (en) Building system
JPS6227637Y2 (ja)
JPS6139832Y2 (ja)
US4686802A (en) Structural member
JP3657432B2 (ja) 小屋根の小屋組構造とその施工方法
JPS6028792Y2 (ja) 組立て門
JPS6134466Y2 (ja)
JPS6139831Y2 (ja)
JPS6028793Y2 (ja) 組立て門
JPS6317761Y2 (ja)
JPH06185121A (ja) 組立式ユニットハウス及びその施工方法
JPS6336135Y2 (ja)
JPH0748839Y2 (ja) 組立建物の軒部結合装置
JPS624082Y2 (ja)
JPH0625540Y2 (ja) 屋根上構造体の取付構造
JP2500044B2 (ja) ド―マ―用開口部の下地構造
JPH0318563Y2 (ja)
JP2500041B2 (ja) ド―マ―
JPH0728263Y2 (ja) ドーマ
KR860000031Y1 (ko) 조립식 막사
JP2500042B2 (ja) ド―マ―のゲ―ブル取付け構造
JPS6336155Y2 (ja)
JPH0748801Y2 (ja) バルコニー取付装置