JPS6138874Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自転車のハンドルの引上棒を利用して
簡単確実に取付ける自転車の風雨防止具に関す
る。

従来の風防の取付けはバンド、螺子等の取付用
の別金具が必要となるコスト高と、車種に依り
（図示なし）ブレーキワイヤー、警報装置が邪魔
をして取付け困難と、取付けた状態においては風
防ががたつき、風防として機能が充分でないとい
う問題点が残されている。

本案は上記のような問題点を除くため、既設の
ハンドルの引上棒２の利用と、ハンドルバー１と
の三点支持で簡単、確実に風防等を固定させるこ
とを目的として完成させたものである。

以下図示の実施例について詳細に説明する。

１は自転車のハンドルバーで、このハンドルを
固定させる引上棒２に基板３を着脱自在に取付け
るもので、その基板の後端中間部に前記引上棒２
に挿入する細長溝４を切欠し、基板３の両側端を
下方に垂設の折り曲げ部５，５に構成し、その折
り曲げの下面に円弧の嵌込溝６，６を左右対称に
切欠きし、基板３の前端部曲成して側方に開口す
る円筒部に形成し、円筒部に丸棒８を挿入して適
宜角度で挟持する挟持部７で一定角度を保持し、
その丸棒８の両端上部に風防９を張設して構成さ
れたものである。

本案は上記の様な構造により成り、その実施例
を説明すると、先ずハンドルポストの引上棒２を
緩めその隙間に、風防等を支持する基板３の後端
の中間に切欠きする細長溝４を挿入し、前記引上
棒２を締付けると、基板３の両側下方に垂設の下
端に切欠きした円弧の嵌込溝６，６がハンドルバ
ー１の外周上面に嵌込みの状態で接合する、即
ち、引上棒２の一点と、嵌込溝６，６がハンドル
バー１の夫々に接合する三点支持で、風防９の左
右の動きを防ぐと共に確実に固着する。

次に風防の取外しは、引上棒２を緩め、基板３
を抜出しは、風防９を傷つけることなく容易に取
外しが出来る。

尚、実施態様として嵌込溝６，６を左右対称に
段階的に数個設ける方法。

本案は簡単な構造で、下記の通りの効果を奉す
るものである。

１ 風防の着脱は、既設のハンドルの引上棒２の
緩締で簡単、確実に行え、別角度取付金具を不
用と、着脱時間の短縮となる。

２ 引上棒２とハンドル１に嵌合する円弧の嵌込
溝６，６の三点支持は僅かな構造材で風防を確
実に保持する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る風防を自転車に取付けた
状態を示す斜視図、第２図は同上の拡大された要
部の一部切欠で下方から見た斜視図である。 １はハンドル、２は引上棒、３は基板、４は細
長溝、５は折り曲げ部、６は円弧の嵌込溝、７は
挟持部、８は丸棒、９は風防。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 丸棒８の両端折曲げの上部に風防９を設けたも
   のにおいて、丸棒８の中間部を適宜角度で挟持す
   る挟持部７を有する基板３の後端中間部にハンド
   ルの引上棒２に挿入する細長溝４を切欠し、基板
   ３の両側端を下方に垂設の折り曲げ部５，５に構
   成し、折り曲げ部５，５の下面にハンドルバー１
   に接合する円弧の嵌込溝６，６を左右対称に切欠
   きして成る自転車の風雨防止具。