JPS6137343Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案はカウンターの取付け構造に関し、例え
ば、洗面所や脱衣室等における洗面用カウンター
等のカウンターを壁面に取付ける技術に係る。

［背景技術］ 従来にあつては、第１図に示すように壁パネル
４′に側端面を接してカウンター１′を配置し、壁
パネル４′表面に取付けた雑布ずり５で壁パネル
４′とカウンター１′の端との隙間を隠していた
が、見映えが悪く、またカウンター１′の下に下
部キヤビネツトが置かれていない場合にはカウン
ター１′の下面を方杖状のブラケツトで支持しな
ければならない等の問題があつた。

［考案の目的］ 本考案は叙上の従来例の欠点に鑑みてなされた
ものであつて、その目的とするところは壁パネル
によつてカウンターとの間の隙間をなくすことが
できると共にカウンターの支持をでき、カウンタ
ーをすつきりと納めることができるカウンターの
取付け構造を提供するにある。

［考案の開示］ １は後端縁に立上り部６を立設された断面略Ｌ
字状のカウンターであり、中央部には洗面ポール
７が設けられている。３は表面にメラミン樹脂加
工やフエノール樹脂加工等のように水に強くて汚
れの付着しにくい処理を施された壁パネルであ
り、この壁パネル３の上部にはカウンター１の側
端面形状に合致した形状の凹所２をレーター加工
により凹設してある。４はプラスターボート等の
下地材８の表面にクロス９を貼られた壁パネルで
あり、間柱１０に打ち付けられており、上記凹所
２を有する壁パネル３に対応して一部切欠されて
いる。凹所２を有する壁パネル３は壁パネル４の
切欠部分に両壁パネル３，４が略面一となるよう
に嵌め込まれて床１１から立てられ、このとき第
５図に示すように両壁パネル３，４間の隙間にク
ロス９を巻き込んでシリコン樹脂１２を充填され
る。また、カウンター１の側端部は壁パネル３の
凹所２内に嵌入されてカウンター１下面が凹所２
の下縁によつて支持される。

第６図乃至第８図に示すものは本考案の他例で
あり、壁パネル３の下端部に凹所２を設けてあつ
て凹所２の下縁が開口したものであり、凹所２内
にカウンター１の側端部を嵌込み、壁パネル３の
下に床１１から立てられたクロス９貼りの壁パネ
ル４の上縁でカウンター１を支持したものであ
る。

第９図及び第１０図に示すものは本考案の他例
であり、壁パネル３の中央部に凹所２を設けてあ
るが、最初の実施例よりも高さの低いものであ
り、この壁パネル３と床１１との間にもクロス９
貼りの壁パネル４が立てられるようになつてい
る。従つて、カウンター１を支持している壁パネ
ル３はその下の壁パネル４によつて支持されるこ
とになる。

［考案の効果］ 本考案は叙述の如くカウンターの両側端部を壁
パネルの凹所に嵌込んでいるから、カウンターと
壁パネルとの間に隙間がなく、またカウンターの
側端部に傷があつても凹所内に隠げえしまいカウ
ンターを美しく納めることができるという効果が
ある。更に、カウンターは壁パネルによつて支持
されているので、カウンターを壁等に支えるため
のブラケツトが不要で外観もよいという利点があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の斜視図、第２図は本考案の一
実施例を示す分解斜視図、第３図は同上の平断面
図、第４図は第３図のＸ−Ｘ線断面図、第５図は
第４図のＹ部拡大図、第６図は本考案の他例を示
す断面図、第７図は同上の斜視図、第８図は同上
の壁パネルの斜視図、第９図は本考案の更に他例
を示す断面図、第１０図は同上の壁パネルの斜視
図である。 １……カウンター、２……凹所、３，４……壁
パネル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カウンターの側端面形状と合致した凹所を有す
   る壁パネルを壁面に施装し、カウンターの側端部
   を上記壁パネルの凹所内に嵌込み、カウンターの
   側端部下面を壁パネルによつて支持して成るカウ
   ンターの取付け構造。