JPH0335173Y2 - - Google Patents

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JPH0335173Y2
JPH0335173Y2 JP1985195806U JP19580685U JPH0335173Y2 JP H0335173 Y2 JPH0335173 Y2 JP H0335173Y2 JP 1985195806 U JP1985195806 U JP 1985195806U JP 19580685 U JP19580685 U JP 19580685U JP H0335173 Y2 JPH0335173 Y2 JP H0335173Y2
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side guard
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、正面と側方の三方が壁面等に囲まれ
た据措領域へカウンターを取りつけるためのもの
であつて、該カウンターの左右両側端部に配設し
たサイドガードにより両側壁との間の間隙を視覚
的に遮蔽する構造に関する。
〔従来の技術〕
正面と両側方の三方が壁面等に囲まれた据措領
域へ、洗面カウンター、キツチンカウンター等の
カウンターを取りつける場合において、カウンタ
ーの開口幅寸法が両側壁の間隔以上の長さである
と、施工時にカウンターの側端部が化粧塗りやク
ロス張りの施された壁表面を傷つけて、見栄えを
損なうことがある。そのため、壁面に再度化粧仕
上げ等を施すか、あるいは現場にてカウンター側
端部を切削する等の手間を必要とし、作業能率が
悪かつた。
そこで従来、第4図a及びbに示す如く、開口
寸法l1を予め側壁B,Bの間隔l2よりわずかに短
く製作したカウンター1を用意しておき、カウン
ター1の取付固定後に側壁Bとの隙間dをパテ、
合成樹脂等で充填しコーキングするという手段が
採用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで上記従来の手段では、後のコーキング
作業を容易且つ確実とすることを考えると、カウ
ンター1と側壁Bとの隙間dをあまり大きくする
ことはできない。それ故、カウンター1における
寸法誤差の許容範囲が狭いものに限られるため、
製作時に高い寸法精度が要求され、その結果、製
造能率が低かつた。しかも、カウンター1の寸法
誤差が許容範囲を超えた製品は、修正加工をする
か、または修正の困難なものについては廃棄処分
にするほかはなく、歩留りを低下させるという欠
点がある。
その上、コーキング部分に黴が発生したり経年
変化により変色したりして見栄えが損なわれるの
みならず、老巧化に伴いシール性能が劣化し、漏
水をきたすという懸念もあつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記従来の欠点に鑑み、製作寸法に
多少の誤差が含まれていても見栄え良く設置する
ことができ、施工する際、カウンターの側端部と
側壁とが接触して傷つけあうことのないカウンタ
ーの取付構造を提供せんとするものである。
本考案の特徴とするところは、正面と両側方の
三方が壁面等に囲まれた据措領域へカウンターを
取りつけるための構造であつて、両側壁の間隔寸
法よりも短い間口幅寸法を有するカウンターが正
面壁へ支持固定され、当該カウンターの左右両側
端部それぞれへ側壁に密接すると共にカウンター
の上面から起立する側壁保護面を備えたサイドガ
ードが配設され、前記サイドガードは、側壁保護
面の下方部を切り欠いて前記カウンターの側端面
と側壁との間の間隙へ挿入される挿入部が形成さ
れていると共に側壁保護面と切欠部との間に前記
カウンター側端部の表面形状と合致する形状の段
部が形成され、前記カウンター側端面と側壁との
間に前記サイドガードの挿入部が挿入される間隙
が形成され、前記サイドガードの挿入部が前記間
隙へ挿入されていると共に前記サイドガードの段
部が前記カウンターの側端部表面と密接し、前記
カウンター側端面又は前記サイドガード挿入部の
表面に予め取着されたスポンジパツキン等の弾性
体により前記カウンター側端面と前記サイドガー
ド挿入部との間の間隙が充填されていることであ
る。
〔作用〕
本考案に係る取付構造を構築するには、はじめ
にカウンターを正面壁へ取着する。このとき、カ
ウンターの側端面と側壁との間には、サイドガー
ドの挿入部を挿入し得る間隙が形成される必要が
ある。従つて、本考案で使用するカウンターに
は、間口寸法が従来よりもかなり短いものが使用
される。それ故、カウンター側端部と側壁面とが
接触して傷つけあうおそれが全くない。なお、カ
ウンターの取着状態は、本固定であつてもよく、
あるいは、後での位置調整を予定した仮止めであ
つてもよい。
次いで、サイドガードの挿入部をカウンター側
端面と側壁との間の間隙へ挿入せしめると共に該
サイドガードの段部をカウンター側端部の表面に
密接させる。このとき、スポンジパツキン等の弾
性体が、サイドガード挿入部の表面か又はカウン
ター側端面に予め取着されているので、サイドガ
ード挿入部を挿入する作業により、カウンター側
端面と側壁との間が水密的に閉塞される。
ところで、上記サイドガード挿入部はサイドガ
ードの側壁保護面の下方部を切り欠いて形成した
ものである。依つて、上述したサイドガード挿入
部の挿入作業は、正面側又は上方側から行うこと
ができるので、非常に平易であり作業能率が良
い。また、サイドガードは、側壁と密接してカウ
ンターと側壁面との間隙を覆蓋するから、仕上が
りの美麗な外観を提供する。
上記挿入作業ののち、サイドガードは、適宜手
段で固定される。サイドガード挿入部とカウンタ
ー側端面との間はスポンジパツキン等の弾性体で
充填されるので、シール性が確実である。また、
カウンター上面から起立する側壁保護面により、
飛散水等が側壁にかかるのを防止して、美観の維
持機能を発揮する。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を、実施例を示す図面を用
いて説明する。
第1図は、本考案に基づいて、正面と両側方の
三方が壁面に囲まれた据措領域へカウンター1を
取りつけた状態を中間省略して示す正面図、第2
図は、弾性体3を予め挿入部表面に取着した状態
のサイドガード2を内側面の方から見た中間省略
側面図、第3図は、カウンター1を取りつけた状
態において前記第2図のX−X線に相当する位置
で断面視した図面である。
図示した如く、カウンター1は、ブラケツト等
(図示省略)の適宜手段により正面壁Aへ支持固
定されている。該カウンター1の間口寸法l1は、
両側壁面B,Bとの間隔寸法l2よりも充分に短く
設定されている。カウンター1の両側端部1a,
1aには、サイドガード2が配設されている。該
サイドガード2は、カウンター1の上面から起立
している側壁保護面の下方部に切欠部20が形成
され、切り欠いた残りの部分が、カウンター側端
面1bと側壁面Bとの間の間隙dへ挿入される挿
入部2aとなされている。そして、側壁保護面と
その下方の切欠部20との間には段部20aが形
成されており、該段部20aは、カウンター側端
部1aの表面形状と合致する形状になされてい
る。従つて、サイドガード2の挿入部2aを、カ
ウンター1と側壁Bとの間隙dへ挿入することに
より、該サイドガード1の段部20aをカウンタ
ー側端部1aの表面と密接させて、上記間隙dを
覆蓋することができる。そして、本実施例ではサ
イドガード挿入部2aの表面に予め取着したスポ
ンジパツキン等の弾性体3により、カウンター側
端面1bとサイドガード挿入部2aとの間が充填
されている。
次に、本実施例のサイドガード付きカウンター
の施工手順を説明する。まず、カウンター1を正
面壁Aへブラケツト等を用いて取りつける。この
取付状態は、本固定でも、あるいは仮固定であつ
てもよい。続いて、予め表面にスポンジパツキン
等の弾性体3を取着したサイドガード2の挿入部
2aを、カウンター1の側端面1bと側壁面Bと
の間の間隙dへ正面から又は上方から挿入する。
従来に比べて間隙dの寸法は広いものであるか
ら、挿入作業は極めて簡単に行える。このとき、
サイドガード1の外側面2bには前以つて接着剤
を塗布しておき、位置調整後、サイドガード2が
側壁Bに固定されるようにする。なお、サイドガ
ード2の挿入部2aを上記間隙dへ挿入する際、
弾性体3の弾性力を利用することによつて、サイ
ドガード2外側面2bが側壁面Bと接触してこれ
を汚したり傷つけたりしないようにすることがで
きる。また、始めにカウンター1を仮止めしてお
き、サイドガード2の取付後に位置調節をする場
合には、サイドガード挿入部2aとカウンター側
端面1bとの間に充填した弾性体3が、両者が衝
突して傷つけ合うのを防止する作用を生む。
ところで、サイドガード2に形成した段部20
aは、カウンター側端部1aの表面に密接させる
ものであるが、寸法誤差等により、密接部4にわ
ずかな隙間が生じる場合には、これをコーキング
等の適宜手段で閉塞する。従来であれば、コーキ
ングが経年変化により老巧化してシール性能が劣
化し、上記密接部4から水漏れを起こして床面を
濡らすおそれがあつた。しかしながら、本考案に
よれば、カウンター側端部1bとサイドガード挿
入部2aとの間がスポンジパツキン等の弾性体3
で充填されているから、万一、上記密接部4のシ
ール機能が損なわれたときでも、該弾性体3が床
面への漏水を阻止する。
なお、本考案の実施例は前述したものに限定さ
れず、実施の態様に応じた変更を妨げるものでは
ない。例えば、弾性体3を、サイドガード1では
なく、予めサイドガード1の側端面1bに取着し
ておいてもよい。また、カウンター1やサイドガ
ード2の材質や形状等は、所望により適宜選択さ
れるものである。
〔考案の効果〕
以上述べた如く、本考案によれば、カウンター
の開口幅寸法を側壁の間隔寸法よりもかなり短く
設定することができるので、材料コストの節減と
軽量化とを図ることができる。のみならず、寸法
誤差の許容範囲が広くなるから、製作時の寸法精
度に対する要求をかなり緩やかに出来、依つて、
製造能率の格段の向上と歩留りの改善とがもたら
される。しかも、施工現場において、従来のよう
な寸法合わせのための加工は不要である。その
上、サイドガードの取りつけは、先に取着したカ
ウンターの正面側又は上方側から行えるから、作
業が平易であり施工能率が良い。
上述した如く、本考案に係る取付構造によれ
ば、カウンターの間口幅寸法が従来に比してかな
り短く設定されるため、カウンターの側端面と側
壁面との間の間隙が従来より広くなる。しかしな
がら本考案においては、サイドガードの挿入部を
挿入させることにより、上記間隙が広くても、弾
性体の使用量を少なくて済ませることができる。
さらに、弾性体を予めカウンター側端面又はサイ
ドガード挿入部の表面に取着したから、サイドガ
ード挿入部を挿入するだけで、簡単且つ確実にカ
ウンターと側壁との間の間隙が水密的に閉塞され
る。従つて、万一、サイドガードの段部とカウン
ター側端部の表面とが密接する部分から水漏れが
生じたとしても、充填した弾性体により、床面へ
の漏水を阻止することが可能である。
サイドガードは、カウンターと側壁との間隙を
視覚的に遮蔽するので、仕上がり時の見栄えが非
常に良い。特に、カウンターとサイドガードを共
に同一の人造大理石等の素材で製作すれば、全体
が一体的に観察されるので、高級感、重厚感を醸
し出すことができる。またサイドガードは、側壁
保護面により、飛散水から側壁面を保護するた
め、美観性の維持機能に優れている。これは、壁
面が化粧仕上げやクロス張りされている場合に、
特に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本考案の実施例に係るも
のであつて、第1図は、本考案に係るサイドガー
ド付きカウンターの取付構造を示す中間省略正面
部、第2図は、弾性体を取着した状態のサイドガ
ードを示す中間省略側面図、第3図は、カウンタ
ーにサイドガードを取りつけた状態の要部を第2
図のX−X線において断面視して示す正面断面図
である。第4図a及びbは、従来のカウンターの
取付構造を示す平面図及び正面図である。 1…カウンター、1a…側端部、1b…側端
面、2…サイドガード、2a…挿入部、2b…外
側面、3…弾性体、4…密接部、20…切欠部、
20a…段部、A…正面壁、B…側壁、d…間
隙、l…カウンターの開口幅寸法、l…側壁の間
隔寸法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正面と両側方の三方が壁面に囲まれた据措領域
    へカウンターを取りつけるための構造であつて、
    両側壁の間隔寸法よりも短い間口幅寸法を有する
    カウンターが正面壁へ支持固定され、当該カウン
    ターの左右両側端部それぞれへ側壁に密接すると
    共にカウンターの上面から起立する側壁保護面を
    備えたサイドガードが配設され、前記サイドガー
    ドは、側壁保護面の下方部を切り欠いて前記カウ
    ンターの側端面と側壁との間の間隙へ挿入される
    挿入部が形成されていると共に側壁保護面と切欠
    部との間に前記カウンター側端部の表面形状と合
    致する形状の段部が形成され、前記カウンター側
    端面と側壁との間に前記サイドガードの挿入部が
    挿入される間隙が形成され、前記サイドガードの
    挿入部が前記間隙へ挿入されていると共に前記サ
    イドガードの段部が前記カウンターの側端部表面
    と密接し、前記カウンター側端面又は前記サイド
    ガード挿入部の表面に予め取着されたスポンジパ
    ツキン等の弾性体により前記カウンター側端面と
    前記サイドガード挿入部との間の間隙が充填され
    ていることを特徴とするサイドガード付きカウン
    ターの取付構造。
JP1985195806U 1985-12-18 1985-12-18 Expired JPH0335173Y2 (ja)

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JPS62113747U (ja) 1987-07-20

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