JPH0436706Y2 -

Info

【考案の詳細な説明】（技術分野）本考案は、洗面化粧台等の幕前板の垂れ防止構
造に関する。

（背景技術）従来の洗面化粧台等の幕前板は、第１図乃至第
３図に示すように、洗面化粧台１のカウンター３
の下部に略コ字状の幕前板２を取着している。幕
前板２の固定方法は、図示する様に幕前板２の両
側板部２２を洗面化粧台１の側板４にビス５で固
定している。

その為幕前板２の長さが長くなると幕前板２
の自重により、第１図のように幕前板中央部が垂
れてしまい、カウンター３との間にスキマａが生
じるという欠点を有していた。２１は幕前板２の
前面板である。

（考案の目的）本考案は上述の如き実情に鑑みて為されたもの
であり、カウンターとの間にスキ間を生じること
のない洗面化粧台等の幕前板を提供することを目
的とする。

（考案の開示）以下本考案を実施例として示した図面に基づき
詳述する。

本考案に係る幕前板２は、側板部２２に凸条２
２を一体に形成している。幕前板２は通常プラス
チツク成形品であるのでこの凸条２２も成形時に
同時に形成される。

第６図に示すように略コ字状の幕板２は、その
両側部２２を外側の方向に引張ると幕前板中央部
は、斜め後方上部に持ち上がり、両側部２２を内
側の方向に押圧すると中央部は斜め前方下部に下
がることが分かる。

従つて本考案の如く、幕前板２の両側部２２に
凸部（凸条）２３を設けると、その凸部２３によ
り、固定した際、幕前板は常時外側に引張られ中
央部は上方に上がるのである。

（考案の効果）以上のように本考案に係る洗面化粧台等の幕前
板は前面板とその両側部に側板部を有する略コ字
状の幕前板において、該側板部に凸部を形成した
ことを特長とするのでカウンターと幕前板との間
にスキ間がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は従来例を示し、第１図は斜
視図、第２図は断面図、第３図は斜視図、第４図
乃至第６図は実施例を示し、第４図は要部斜視
図、第５図は断面図、第６図は斜視図である。１……洗面化粧台、２……幕前板、２１……前
面板、２２……側板部、２３……凸部。

【実用新案登録請求の範囲】