JPS6136904B2 - - Google Patents

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JPS6136904B2
JPS6136904B2 JP59035617A JP3561784A JPS6136904B2 JP S6136904 B2 JPS6136904 B2 JP S6136904B2 JP 59035617 A JP59035617 A JP 59035617A JP 3561784 A JP3561784 A JP 3561784A JP S6136904 B2 JPS6136904 B2 JP S6136904B2
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seaweed
light
conveyor
sorting
color
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JP59035617A
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Teruhiko Shibata
Yoshio Myahara
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KOASA SHOJI KK
NITSUKA DENSOKU KK
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KOASA SHOJI KK
NITSUKA DENSOKU KK
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  • Edible Seaweed (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、海苔の品質連続判定仕分け装置に関
し、更に詳しくは、移送路上を平担に広げた状態
で移送されてくる海苔について、その品質の等級
を連続的に判定し、その判定情報に応じて自動的
に仕分ける海苔の品質連続判定仕分け装置に関す
るものである。
海苔は、通常「出来」と称される形状や色艶
等、すなわち品質によつていくつかの等級に仕分
けることができる。海苔業界で言うところの海苔
の「出来」とは、穴の程度、欠け、裂け(破
れ)、縦横の長さ等である。それは当然品質の一
種ということになるが、海苔の市場からみて一般
消費者用、業務用を問わず、種々のニーズが存在
する。たとえば寿司屋関係では米粒大以上の穴が
あると具合が悪いが、おにぎり屋関係では多少大
きめの穴があつてもかまわず、むしろ縦横寸法が
基準値内に収まつていることの方が重要である。
何故ならば、寿司屋の場合、海苔巻きを作つたと
きに米粒がはみ出しては商品価値ががた落ちだか
らであり、これに対しおにぎりの場合はもともと
体裁よりもワイルドな食品であり、それよりもメ
ーカーとしては機械ラインで作るため海苔の長さ
が異なると機械に合わず生産性が落ちてしまうか
らである。色艶についても同様のことが言える。
このように、用途等により海苔の品質に対する判
定基準は種々異なる。しかし、海苔業界ではその
ような要求に対応しきれないのが現状である。
つまり従来技術では、1ロツト(例えば数十万
枚)の中から数枚サンプリングし、検査員が肉眼
で判定し、ロツド単位で選別しているが、海苔は
天然産品であるので当然1ロツトについても出来
や色艶の程度は様々であり、このような抜き取り
試験では正確な仕分けは不可能である。もし、正
確な仕分けを行おうとするならば、検査員が一枚
一枚肉眼で等級を判定し、それに応じて検査員の
手によつて一枚一枚それぞれ仕分けねばならな
い。しかしながら、このような判定・仕分け作業
では、かなりの熟練が必要な上、仕分け速度にも
自ら限度があり、等級の十分な細分化は不可能で
ある。
海苔の流通上からくるニーズにマツチした供給
を行うため、海苔の関連業界では、人手にたよる
ことなく、海苔を連続的にその穴の状態や欠け、
裂けの程度、縦横寸法、あるいは色や艶等による
様々な等級づけを行い、それに応じて自動的に仕
分け作業を行なえるような海苔の品質連続判定・
仕分けシステムの開発が強く望まれている。
しかしここで問題となるのは、周知のように、
海苔は薄いシート状をなし、面積が広くまた軽量
であり、表面はたるんだり湾曲しているため、一
枚ずつ分離すると非常に取り扱いにくいというこ
とである。このような取り扱いにくさがネツクと
なつて、従来、海苔の品質を一枚一枚連続的に判
定し、自動的に仕分ける装置は全く開発されてい
なかつたのである。
本発明は、上記のような従来技術の実情に鑑が
みなされたものであつて、その目的とするところ
は、海苔を一枚一枚平坦に広げた状態で移送し、
その品質によつて等級を判定し、その等級判定情
報に応じて自動的に高速で仕分けることができる
ような海苔の品質連続判定仕分け装置を提供する
ことにある。
このような目的を達成することのできる本発明
は、海苔を平坦に広げた状態で移送する移送路の
上流側に設置される出来判定装置並びに色艶判定
装置と下流側に設置される仕分け装置との組み合
わせからなる海苔の品質連続判定仕分け装置であ
つて、前記出来判定装置は、移送されてくる海苔
の表面に光を照射するとともにその透過光により
海苔の出来を判定する構成、また前記色艶判定装
置は、移送されてくる海苔の表面に光を照射する
とともにその反射光により海苔の色艶を判定する
構造をなし、前記仕分け装置は、海苔の搬送コン
ベアと、該搬送コンベアの上方にて間隙を介して
交差する如く配設される仕分け用コンベアと、そ
れらの交差位置で搬送コンベア側から仕分け用コ
ンベア側へ向かう海苔転送用の上昇気流を作ると
ともにその上昇気流を発生・停止制御自在の転送
機構とを備えた構成をなすものである。
以下、図面に基づき本発明について更に詳しく
説明する。第1図は本発明にかかる海苔の品質連
続判定仕分け装置の一実施例を示す概念図であ
り、第2図はその説明図である。本発明にかかる
海苔の品質連続判定仕分け装置は、海苔を平坦に
広げた状態で移送する移送路の上流側に設置され
る出来判定装置1並びに色艶判定装置20と下流
側に設置される仕分け装置30との組み合わせか
らなる。
ここで出来判定装置1は、移送されてくる海苔
の下面から光を照射し、その透過光により海苔の
出来を判定する構造をなす。この出来判定装置1
は、第2図からも明らかなように、僅かな間隙を
おいて連設され海苔2を吸着保持して移送する2
台の搬送コンベア3a,3bと、移送されてくる
海苔2にその下方から連続して光を照射する光源
4と、海苔2を介して該光源4と対向し透過光に
より海苔2の縦横寸法や穴の形成状態を測定する
第1の受光部6、海苔2の欠けを測定する第2の
受光部7、海苔2の裂けを強制的に開かせる圧縮
ガスの噴射部8、およびそれにより強制的に開か
せられた裂けを測定する第3の受光部9等を備え
ている。ここで、搬送コンベア3a,3bは、そ
れぞれネツト状の無端ベルト10と、該無端ベル
ト10がたるまないように保持する水平支持体1
1を備え、共通のモータ12により駆動されて同
じ速度でループ状に移動可能な構成である。そし
て、この水平支持体11には多数の吸引口が形成
されていて、その吸引により海苔2が飛散したり
曲がつたりすることなく平坦に広げた状態で移送
できるようになつている。前述のように、この搬
送コンベア3a,3bの間隙部の下方には光源4
が設置され、また上方には測定箱13が設置され
る。該測定箱13の内部には前記第1の受光部
6、第2の受光部7、圧縮ガスの噴射部8、およ
び第3の受光部9等が収容される。この測定箱1
3は、光による海苔の出来判定に外部からの光が
影響しないように外部からの光を遮断する機能を
果たす。
まず第1の受光部6は、この実施例では256ビ
ツトに細分されたイメージセンサであり、決めら
れた幅(例えば海苔の幅200mmをややオーバーす
る長さ)を256に区分し、レンズ系を介して海苔
の外形寸法や穴の状態を測定できるようになつて
いる。第2の受光部7は、海苔の幅方向に配設さ
れた多数の受光素子群からなる欠け測定用センサ
とそれよりもやや上流側に設けられた幅方向の基
準を決めるためのセンサとからなる。また第3の
受光部9は、圧縮ガスの噴射部8に近接して位置
し、圧縮ガスの噴射により強制的に開かせられた
裂けを測定するようになつている。
次に色艶判定装置20は、移送されてくる海苔
2の表面に光を照射し、その反射光により海苔の
色艶を判定する構造をなす。この色艶判定装置2
0は、海苔2を吸着保持して移送する搬送コンベ
ア21と、移送されてくる海苔2に連続して光を
照射する光照射部22と、照射された部分の海苔
の色調を測定する色差計23と、その反射光によ
り海苔の光沢を測定する光沢計24とを備えてい
る。ここで、搬送コンベア21は、ネツト状の無
端ベルト25と、該無端ベルト25がたるまない
ように保持する水平支持体26を備え、ループ状
に移動可能な構成である。そして、この水平支持
体26には多数の吸引口が形成されていて、海苔
2を平坦に広げた状態で移送できるようになつて
いる。また、この搬送コンベア21の上方には、
測定箱27が設置され、その内部に前記光照射部
22、色差計23、および光沢計24が収容され
る。
更に仕分け装置30は、搬送コンベア31と、
該搬送コンベア31の上方にて間隙を介してほぼ
直角に交差する如く配設される仕分け用コンベア
32と、それらの交差位置で搬送コンベア31側
から仕分け用コンベア32側へ向かう上昇気流を
作るとともにその上昇気流を発生・停止制御自在
の転送機構とを備えた構成である。そして本仕分
け装置30では、該転送機構による上昇気流の
発・停動作により仕分けすべき海苔を搬送コンベ
ア31から仕分け用コンベア32に転送して該仕
分け用コンベア32によつて前記搬送コンベア3
1の側方へ移送し仕分けるのである。
搬送コンベア31は、第1、第2の主ローラ3
3,34間に掛けられているネツト状無端ベツト
35を有する。そして、モータ36の回転により
ネツト状無端ベルト35が矢印で示す方向にルー
プ状に移動する。また、二つの主ローラ33,3
4間には、無端ベルト35がたるまないで走行す
るように水平保持体が設けられている。本実施例
ではこの水平保持体は、平面支持板44の上面
に、搬送コンベア31の長手方向に平行に延びる
3本の水平保持案内部材45a,45bを配設し
た構造である。これら3本の水平保持案内部材4
5a,45bは、中空丸パイプ状のものであり、
無端ベルト35の下面全面が水平保持体に密着し
ないように、周囲に適当な空隙を形成するととも
に、前記無端ベルト35の水平レベルを維持する
機能を果たす。そして、中央の水平保持案内部材
45aは、その上面に多数の吸引口46が穿設さ
れた構造をなし、その内部が吸引路の一部を構成
し、常時吸引排気される。これによつて、ネツト
状無端ベルト35上を移送されてくる海苔2は、
無端ベルト35上に吸着固定され、飛び散つた
り、位置がずれたりしないような状態に保たれて
いる。
仕分け用コンベア32は、架台(図示せず)の
上面から、前記搬送コンベア31の無端ベルト3
5の上面とは若干の間隙を介する如く、前記搬送
コンベア31の長手方向に複数個吊設される。さ
て、この仕分け用コンベア32は、二つのローラ
50間にネツト状無端ベルト51を掛けた構成で
あり、図示するを省略するが、一方のローラは正
逆クラツチを介して急発・停モータと結合され
る。クラツチの動作によつて無端ベルト51は停
止状態から正逆どちらの方向にでも瞬時に回転駆
動できるような構造である。
転送機構は、搬送コンベア31と仕分け用コン
ベア32とが交差部に位置し、第4図に示すよう
に前記平面支持板44ならびに中央水平保持案内
部材45aにそれぞれ形成した圧縮空気吹き上げ
口55と、該吹き上げ口55と連通する圧縮空気
供給路56と、その途中に設けられている電磁バ
ルブ57、及び図示されていないがエアコンプレ
ツサ等の圧縮空気源とから構成される。そして、
電磁バルブ57のオン・オフ動作によつて圧縮空
気の吹き上げ流(上昇流)の発・停動作が仕分け
用コンベアの真下ほぼ中央位置で行われる。
更に、搬送コンベア31における第2の主ロー
ラ34の回転軸には、歯車状のロータ60が取り
付けられ、その歯車状部分を挾む如く発光素子6
1と受光素子62とが対向して位置し、無端ベル
ト35の移動距離検出系を構成する。発光素子6
1から受光素子62に至る光が前記ロータ60の
歯車状部分で遮光される度数を計数することによ
つて、モータ36の回転速度の変動のいかんにか
かわらずネツト状無端ベルト35の移動距離を正
確に検知しうるのである。
さて、このような構成の海苔の品質連続判定仕
分け装置の動作は次の如くである。仕分けされる
べき海苔2は、まず出来判定装置1の搬送コンベ
ア3aで移送され、各種測定装置がセツトされて
いる部分に達したときには平坦に広げられた状態
となる。ここで光源4によつて海苔の下面の所定
長さ全幅に光(例えば660μm波長の単色光)が
照射される。そして第1の受光部6で海苔2の縦
横寸法や穴の状態が測定され、第2の受光部7で
海苔2の欠けが測定され、更に第3の受光部9で
海苔の裂け(破れ)が測定される。
まず第1の受光部6では、256ビツドのイメー
ジセンサを海苔の走行と同時に横に走査し、穴に
よる光束の漏れが何本あるかを測定していく。イ
メージセンサの出力としては全視野(256ビツ
ト)の始めと終わりに海苔が無いことを示す透光
信号が現われ、またその中間で穴信号(もし穴が
存在した場合)が現われる。このような海苔の影
像信号は、全256ビツトで複数個(例えば9個)
のシフトレジスタに順次取り込まれ、穴パターン
信号として記憶される。そして、シフトレジスタ
群の所定範囲内のビツトのアンドをとることによ
り、穴パターン信号を検出することができる。従
つて、アンドする範囲を変えることにより穴の大
きさ、または形状判定を任意に変えることができ
る。この穴形状については、穴の大きさの段階と
その個数あるいは穴率(海苔の全面積に対する穴
の全面積の比率)等によつて多数段階に等級分け
することができる。
寸法測定は、同じく第1の受光部6により行わ
れる。縦の長さはイメージセンサが横に1mmピツ
チで走査しているので、スタートから終了迄の走
査数をかぞえることによつて測定できるし、また
横の長さは1回の走査で遮光される光束の数をか
ぞえ長さに換算し、数回の平均をとることによつ
て測定できる。
第2の受光部7では、例えば最小単位5mm角の
受光素子(太陽電池等)を用い、海苔の欠けがき
たときに何個の受光素子が続けて受光するかで欠
け(前欠け、後ろ欠け、横欠け等)の大きさを測
定することができる。またこの部分は、細長状の
受光素子を用い出力のアナログ信号を取り出して
測定することもできる。
第3の受光部9では、圧縮ガスの噴射部8によ
つて海苔の上から圧縮ガス(通常は空気)を吹き
付け、海苔の裂けている個所を強制的に開かせ、
その開いている部分を透過してくる光源からの光
を受けて裂けの大きさを検出するのである。この
ような測定結果に基づき、各海苔に対して多種の
等級判定情報の一つが付与されることになる。
次に色艶判定装置では、搬送コンベア21で移
送される海苔は、測定箱27の少なくとも真下に
達したときには平坦な状態となる。ここで光照射
部22によつて海苔の表面のほぼ一定面積に光が
照射され、その色艶が色差計23で、また光択が
光沢計24でそれぞれ測定される。測定結果につ
いては、例えば海苔の端から端まで測定してマイ
クロコンピユータ等によつて色調と光沢の平均値
を算出し、その結果に基づき等級分けを行うよう
に処理させることも可能である。
このようにして判定結果の求められた海苔は、
そのまま平坦に広げられた状態で下流側の仕分け
装置30に送られる。このとき、無端ベルト35
は前述の如くネツト状の通気性のある構造をな
し、しかも第3図に詳細に示されているように、
3本の水平保持案内部材45a,45bでたるむ
ことなく水平に保持されつつ移動し、その上に載
置されている海苔2は中央の水平保持案内部材4
5aに形成されている吸引口46で吸着されるた
め、舞い上がつたりずれたりすることなく一定の
位置で保持されつつ移送されることになる。そし
て、本装置の上流側に位置する出来判定装置1並
びに色艶判定装置20からの判定信号によつて、
移送されてくる海苔に対してどの仕分け用コンベ
アが駆動されるかが定められ、その海苔が該当す
る仕分け用コンベアの真下に到達したときに、転
送機構が作動する。つまり電磁バルブ57が開い
て圧縮空気を吹き上げ口55から上方に噴射し、
その上昇気流によつて海苔を搬送コンベア31側
から仕分け用コンベア32側へと転送させるので
ある。その様子を第4図に示す。まず吹き上げ口
55からの圧縮空気の吹き上げによつて、海苔2
の中央部分が押し上げられる。このとき無端ベル
ト35の下面の大部分に空隙が存在するために、
海苔2の端部が無端ベルト35に密着することな
く、上部への円滑な移動が行われ、また海苔2
は、その中央部で吹き上げられるため姿勢がくず
れず真つ直ぐ上方に移動する。そして海苔2の中
央部分が仕分け用コンベア32の無端ベルト51
下面に当接し、その後、順次周辺部も前記無端ベ
ルト51の下面に押し付けられていく。このと
き、該無端ベルト51は、通気性の良質な材料か
らなり、その背後に空隙が形成されているので、
海苔2はその下面ほぼ全体がすばやく無端ベルト
51の下面に押し付けられるのである。そのよう
な状態のときに、前述の如く正逆転クラツチが作
動して無端ベルト51が急激に一方向(判定信号
に応じた特定の方向)に回動し、無端ベルト51
に密着した海苔は仮想線で示すように一定方向に
飛ばされる。これによつて海苔の仕分けが行われ
るのである。
本装置の更に細かな制御動作について第5図の
タイムチヤートを用いて説明する。出来判定装置
1並びに色艶判定装置20を通つて判定された海
苔はそのまま仕分け装置30の方に搬送される。
さて、いま出来判定装置1の真下で判定されてい
る海苔2の判定結果が第n番目の仕分け用コンベ
アで仕分けるものであつたとする。このとき、出
来判定装置1の真下に位置する海苔2が、第n番
目の仕分け用コンベアの真下に達するまでにはあ
る一定の時間Tがかかる。前述の如く、搬送コン
ベア31の第2の主ローラ34と連動している無
端ベルトの移動距離検出系によつてコンベア速度
に比例したクロツクパルスが作られる。受光素子
62から生じるクロツクパルスと次のクロツクパ
ルスとの間で無端ベルト35が距離dだけ移動す
るものとし、また出来判定装置1から第n番目の
仕分け用コンベアまでの距離がDであつたとする
と、クロツクパルスD/d個目で目的とする仕分
け用コンベアの位置に到達することになる。した
がつて判定信号をシフトレジスタ等によりクロツ
クパルスD/d個分だけシフトさせて出力するよ
うにすれば、丁度該当する第n番目の仕分け用コ
ンベアに達したときにシフトレジスタからシフト
レジスタ信号Sを発生させることができる。この
シフトレジスタ信号Sによつて第1のタイマーを
作動させてパルス幅可変の第1のタイマー信号
T1を発生させる。一方、各仕分け用コンベアの
前方にはそれぞれ光センサ(図示されていない)
が設けられ、それによつて海苔2の通過を検知
し、海苔の位置を確認できるようになつている。
そして、前記第1のタイマー信号T1を、海苔の
存在通過を示すフオト信号Pの終わりで同期をと
り、必ず海苔の通過したことを確認するとともに
海苔の位置を確実に前記第n番目の仕分け用コン
ベアの中心に合わせる。そして、前記同期信号で
第2のタイマーを働かせ、その第2のタイマー信
号T2の期間内に仕分け動作を行うのである。す
なわち圧縮空気吹き上げ用の電磁バルブ57を動
作させたり、正逆クラツチを動作させる。このよ
うにして、出来判定装置1で判定された海苔は、
その判定信号に応じて所望の仕分け用コンベアの
駆動により仕分けられるのである。色艶判定装置
20からの判定信号についても同様に処理され
る。
以上本発明の最も好ましい実施例について詳述
したが、本発明はかかる構造の海苔の品質判定仕
分け装置のみに限定されるものでなく、特許請求
の範囲に記載した事項の範囲内で種々の変更が可
能であることは言うまでもない。本実施例では、
出来判定装置と色艶判定装置と仕分け装置とを完
全に分離したシステム構成としているが、それら
の二つあるいは全部が一体となつた構成であつて
もよい。しかし、このような完全分離型とすれば
システム構成の自由度が高く、仕分けする等級が
多くなければ仕分け装置だけを増設して最適シス
テムを組むことができるので有利である。また、
出来判定装置と色艶判定装置はどちらが上流側に
位置していてもよい。
本発明は上記のように構成した海苔の品質連続
判定仕分け装置であるから、出来判定装置並びに
色艶判定装置によつて海苔の出来や色艶等の品質
を測定してその等級を一枚ずつ判定し、その判定
情報によつて高速でかつ正確に、また海苔に損傷
を与えることなく自動的かつ連続的に仕分けるこ
とができるというすぐれた効果を奏しうるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る海苔の品質連続判定仕分
け装置の一実施例を示す概念図、第2図はその説
明図、第3図は海苔の移送状況を示す説明図、第
4図は搬送コンベア側から仕分け用コンベア側へ
の海苔の転送状況を示す説明図、第5図は本装置
の動作のタイムチヤートである。 1……出来判定装置、2……海苔、3a,3b
……搬送コンベア、4……光源、6……第1の受
光部、7……第2の受光部、8……圧縮ガスの噴
射部、9……第3の受光部、22……光照射部、
23……色差計、24……光沢計、30……仕分
け装置、31……搬送コンベア、32……仕分け
用コンベア、55……圧縮空気吹き上げ口、56
……圧縮空気供給路、57……電磁バルブ、60
……歯車状ロータ、61……発光素子、62……
受光素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 海苔を平坦に広げた状態で移送する移送路の
    上流側に設置される出来判定装置並びに色艶判定
    装置と下流側に設置される仕分け装置との組み合
    わせからなり、前記出来判定装置は、移送されて
    くる海苔の表面に光を照射するとともにその透過
    光により海苔の出来を判定する構造、また前記色
    艶判定装置は、移送されてくる海苔の表面に光を
    照射するとともにその反射光により海苔の色艶を
    判定する構造をなし、前記仕分け装置は、海苔の
    搬送コンベアと、該搬送コンベアの上方にて間隙
    を介して交差する如く配設される仕分け用コンベ
    アと、それらの交差位置で搬送コンベア側から仕
    分け用コンベア側へ向かう海苔転送用の上昇気流
    を作るとともにその上昇気流を発生・停止制御自
    在の転送機構とを備えた構造をなすことを特徴と
    する海苔の品質連続判定仕分け装置。 2 出来判定装置は、海苔を吸着保持した状態で
    移送する搬送コンベアと、移送されてくる海苔に
    連続して光を照射する光源と、海苔を介して該光
    源と対向し透過光により海苔の縦横寸法や穴の形
    成状態を測定する第1の受光部と、海苔の欠けを
    測定する第2の受光部、海苔の裂けを強制的に開
    かせる圧縮ガスの噴射部、およびそれにより強制
    的に開かせられた裂けを測定する第3の受光部と
    からなる特許請求の範囲第1項記載の装置。 3 色艶判定装置は、海苔を吸着保持した状態で
    移送する搬送コンベアと、移送されてくる海苔に
    連続して光を照射する光照射部と、照射された部
    分の海苔の色調を測定する色差計と、その反射光
    により海苔の光沢を測定する光沢計とからなる特
    許請求の範囲第1項記載の装置。 4 仕分け用コンベアは、搬送コンベアの長手方
    向に1個ないし複数個並設されている特許請求の
    範囲第1項、第2項または第3項記載の装置。 5 仕分け用コンベアは、無端ベルトを備え、正
    逆いずれの方向にも発・停自在の構造をなし、転
    送されてくる仕分けすべき海苔を、搬送コンベア
    の両側に振り分けるようになつている特許請求の
    範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載の
    装置。 6 仕分け装置の搬送コンベアに用いられる無端
    ベルトは、通気可能な構造をなし、また転送機構
    は、前記通気可能な無端ベルトの下方に位置する
    圧縮空気の吹き上げ口と、該吹き上げ口と連通す
    る圧縮空気供給路と、その途中に設けられている
    開閉バルブを備えている特許請求の範囲第1項、
    第2項、第3項、第4項または第5項記載の装
    置。
JP59035617A 1984-02-27 1984-02-27 海苔の品質連続判定仕分け装置 Granted JPS60180569A (ja)

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JP59035617A JPS60180569A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 海苔の品質連続判定仕分け装置

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