JPS6136560A - 車両用自動変速機の油圧制御装置のバルブボデイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［利用分野］ 本発明は車両に搭載される自動変速機のバルブボディに
関する。

［従来の技術］ 車両用自動変速機は、トルクコンバータ、フリユイツト
カップリングなど流体伝動装置と、遊星歯車式、常時噛
合式、無段式などの変速装置（トランスミッション）と
、これらを収納する自動変速機ケースと、通常前記トラ
ンスミッションを収納した筒部とその下がわに一体鋳造
された制御１ｌｌｓ賀を収納する筒部とを有するトラン
スミッションケースの前記筒部内の下面に取付けられた
油溜め（オイルパン）内に配されるとともに前記トラン
スミッションケース下面に締結され、内部に前記変速Ｖ
ｔ１ｆｆを変速制御させるための油圧ｉｔ＋ａ装隨が設
けられたバルブボディとを有する。

また前記バルブボディの内外には前記油圧制御装置の構
成要素である多数のスプール弁、アキュムレータ、絞り
、′Ｒ磁弁、これらの連絡通路等が設置ノられ、上面、
下面にはこれらスプール弁等のドレインＪｊぐ一トが間
口し、排出油（ドレイン油）がオイルパン内に流出する
ようになっている。

［解決すべき問題点］ 前述の如くバルブボディは変速装置の下方に設けられて
いるため、変速装四から使用後の潤滑油、作動油の排出
油などが運転中常時落下してくるが、従来のバルブボデ
ィは上方に間口したドレインポートについてこれら落下
または流下してくる排油の侵入防止対策が充分施されて
いなかった。この排油中にある切削屑などの異物がドレ
インポートからスプール弁内に侵入した場合は、該ドレ
インポートを開閉するスプール弁のランドとバルブボデ
ィ内に設けられたスプール弁孔の内壁との間に挾まり、
バルブステックとなる恐れがある。

本発明の目的は、前記上方からの落下排油とともに切削
屑などの異物がドレインポートからスプール弁内に入る
ことを防止でき、バルブステックなど油圧制御装置の信
頼性が向上できる車両用自動変速機の油圧制御装置のバ
ルブボディの提供にある。

［問題を解決づるための手段］ 本発明は自動変速機ケースの下部に装着され、内部に自
動変速機の油圧制御装置が設け−られると其に上面に間
口したバルブボディ１において、上面に開口したドレイ
ンポート７の周囲にバルブボディ１上面の突出部より高
くなるよう堤８を設置プたことを構成とする。

［発明の作用、効果］ 本発明の車両用自動変速機の油ｆｆ　ＩＩＩ御ｉ置装バ
ルブボディは、バルブボディの上面に開口したドレイン
ポートの周囲に堤を設けているので、上方から落下また
は流下してくる排油がドレインポート内に入ることを阻
止でき、これにより排油中の切削屑など異物がドレイン
ポート内に侵入することを有効に防止できる。

［実施例］ つぎに本発明を図に示す実施例に基づき説明する。

自動変速機は、流体式トルクコンバータ２００と、トラ
ンスミッション３００と、油圧前＠装置４００とから構
成される。

トランスミッション３００は、第１プラネタリギアセツ
トｐ１、油圧サーボにより作動される１つの多板クラッ
チＧＯ１１つの多板ブレーキＢＯ１および１つの一方向
りラッチＦＯを備えるオーバードライブＴＩ星歯車変速
装置１０と、第２プラネタリギアセツトｐ２、第３プラ
ネタリギアセツトｐ３、油圧サーボにより作動される２
つの多板クラッチＣ１、Ｃ２，１つのベルトブレーキＢ
１．２つの多板ブレーキＢ２、Ｂ３、および２つの一方
向りラッチＦ１、Ｆ２を備える前進３段後進１段のアン
ダードライブＴＩ星歯車変速装置４０とから構成される
。

自動変速機のケースは、トルクコンバータ２００を収容
するトルクコンバータハウジング１２０と、前記オーバ
ードライブ″ｔｌ星歯車変速装置１０とアンダードライ
ブ遊星歯車変速装＠４０とを収容する第１遊星歯車変速
装置室１３３および第２遊星歯車変速装置至１３４が前
後に配された変速装置室１３２が設けられている略筒状
の変速装置室部２０および下部には前記変速装置室部２
０と一体鋳造された側壁とその下端面にオイルパン４が
ＩｒＩ枯されると共に油圧制Ｏ１！装置のバルブボディ
が収納される略長方形枠状の制御ｎ１Ｆｉ室５０からな
るトランスミッションケース１３０と、自動変速機１０
０の後側端を蓋するエクステンションハウジング１４０
とからなり、これらトルクコンバータハウジング１２０
と、トランスミッションケース１３０ど、エクステンシ
ョンハウジング１４０とはそれぞれ多数のボルトで同軸
心を有するよう締結されている。

前記トルクコンバータｖ１２１とその後方に連続Ｊるト
ランスミッションケースの変速装置室部２０内の前記変
速装置室１３２との間には、内部に歯車式オイルポンプ
１５０を収容すると共に、前向きに突出する筒状部１５
２を有するオイルポンプボディ１５１がトランスミッシ
ョンケース１３０の前端面にいんろう嵌−合されて締結
され、また前記オイルポンプボディ１５１の後側には、
前記筒状部１５２と同軸芯を有し、後向きに突出する筒
状のフロントサポート１５３を有づるオイルポンプカバ
ー１５４が締看されている。前記オイルポンプボディ１
５１とオイルポンプカバー１５４とはオイルポンプのハ
ウジングを形成し、トルクコンバータ至１２１と変速装
置室１３２との隔壁であると共にトランスミッションの
前部支壁となっている。また、変速装［１１３２中間に
は第１ＴＩ星歯車変速装置空く本実施例ではオーバード
ライブり　　１３３と第２遊星歯車変速装置至（本実施
例ではアンダードライブ室）１３４とを区隔すると共に
、後向きに突出する筒状のセンタサポート１５８を有す
る中間支壁１５９が別体で鋳造され嵌め込まれている。

トランスミッションケース１３０の後部には、前向きに
突出する筒状のリアサポート１５６を有す−る後部支壁
１５７が設けられている。前記オイルポンプハウジング
（隔壁または前部支壁）１５５と後部支壁１５７の間が
トランスミッションを収納した変速装置室１３２をなし
、後部支壁１５７とエクステンションハウジング１４０
の間が変速装置の出力軸室１４１を形成している。

この出力軸室１４１には電子制御式センサロータ１４３
、スピードメータドライブギア１４４が出力軸に固るし
て設けられ、また後端には前記フロントサポート１５３
と同軸心の図示しないスリーブヨークが挿通される。

フロントサポート１５３の内側にはトルクコンバータ２
００のステータ２０１を支持する前記一方向クラッチ２
０２の固定軸２０３が嵌着され、該固定軸２０３の内側
にトルクコンバータ２００の出力軸であるトランスミッ
ションの入力軸１１が回転自在に支持されている。該入
力軸１１はフロントサポート１５３に回転自在に支持さ
れ、後部にはフランジ部１２ａが設けられ後端部１２は
やや大径とされると共に、軸心に後向きの中心穴１３が
形成されている。前記入力軸１１の後方には、その先端
が前記中心穴１３に差込まれて摺接し、後端部１５がや
や大径に形成されると共に軸心に出力軸３６の先端が摺
接する後向きの中心穴１６が設けられ、入力軸１１に直
列的に配された中間伝動軸１４が回転自在に配されてい
る。

出ノｊ軸３６は、中間部で第３プラネタリギアセツトｐ
３のリングギアと噛合するとともに後方に突出した軸支
部８１を設けているフランジ板８２とスプライン嵌合し
、後部で前記スリーブヨークとスプライン嵌合している
。

トランスミッション３００は、車速、スロットル開度な
ど車両の走行条件に応じてトランスミッションケース１
３０の下部にボルトにより締結されたオイルパン４に内
蔵されたバルブボディ１内の油圧制ａｌｌ装置４００か
ら各摩擦係合装置の油圧サーボに選択的に出力する油圧
により、各クラッチおよびブレーキの係合または解放が
行われ、前進４段の変速または後進１段の変速を行うよ
うになっている。

バルブボディ１は、アルミニウム合金の鋳造によって成
型された後所定の鍬械加工を施されたアッパボディ１Ａ
およびロウアポディ１Ｂの間に鉄製のセパレートプレー
ト１Ｃをはさんでなり、内部には油圧制御ｔｌ装回を構
成する各種スプール弁、アキュームレータ、チェック弁
、絞り、連絡油路などが設【ブられ、複数のボルト１０
により前記トランスミッションケース１３０の下部の制
御機構至５０内のトランスミッションケース底面１３０
Ｂに締結されている。２は前記アッパボディ１Ａに設け
られた貫通穴であり、本実施例ではマニュアルシャフト
穴２Ｅおよび中間支壁１５９内に設けられたクラッチＣ
２の油圧サーボＣ−２への作動油の給排油路６Ｂへの連
絡油路６Ａが内部に設けられたトランスミッションケー
スの下方突出部６が差し込まれ、該突出部６の先端面６
Ｃはセパレートプレート１Ｃに当接し、該セパレートプ
レート１Ｃの上面に設けられた穴を介してロウアポディ
１Ｂの油路と連絡されている。３はアッパボディ１Ａ。

セパレートプレート　１Ｃおよびロウアポディ１Ｂを貫
通して設けられ、アッパボディ１Ａ上面の凹所とバルブ
ボディ１の下面とを連通させ、凹所２内に入った油をオ
イルパン４内へ流下させる穴である。

７は前記バルブボディの上面１Ｄに開口したスプール弁
のドレインポート、８は該ドレインポート７の周囲を上
方に突出して形成された堤である。

該堤８はその周囲よりも高く且つ該ドレインポート７付
近の油の流下路となるバルブボディ上面１Ｄの内最も低
い位置より高くなるように設定されている。これにより
上方のトランスミッションからバルブボディの上面１Ｄ
に落下または流下した排油はドレインポート７内は入ら
ず、前記バルブボディ上面１Ｄの内最も低位置から下方
のオイルパン４に流下する。よって排油中の異物がスプ
ール弁内に侵入することが阻止される。前記堤の突出量
はドレインポート周囲よりも少なくとも２ｍｍ以上ある
ことがのぞま〔く、これ以下だと振動、落下排油の波動
または跳ね上げによりドレインポート内への排油の侵入
確率が多くなり、ドレインポートからの異物侵入防止効
果が低減する。また突出量の上限は１０ｕ以上である必
要はなく、自動変速機の上下方向の寸法からも制限され
る。さらにドレインポートの上方に傘板を設けてドレイ
ンポートに直接落下する排油を防止することも有効であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の本発明の車両用自動変速懇の油Ｉ工制
９１１装賀のバルブボディを使用した車両用自動変速橢
の縦断面図、第２図はその横断面図、第３図はバルブボ
ディの平面図、第４図はその八−へ断面図およびＢ−８
断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）自動変速機ケースの下部に取付けられ、内部に自動
   変速機の油圧制御装置が設けられると共に上面に開口し
   たドレインポートを有するバルブボディにおいて、前記
   上面に開口したドレインポートの周囲にバルブボディ上
   面の突出部より高い堤を設けたことを特徴とする車両用
   自動変速機の油圧制御装置のバルブボディ。