JPS6136063Y2 - - Google Patents

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JPS6136063Y2
JPS6136063Y2 JP17560180U JP17560180U JPS6136063Y2 JP S6136063 Y2 JPS6136063 Y2 JP S6136063Y2 JP 17560180 U JP17560180 U JP 17560180U JP 17560180 U JP17560180 U JP 17560180U JP S6136063 Y2 JPS6136063 Y2 JP S6136063Y2
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plunger
trip
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electromagnet
spring
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JP17560180U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、配線用しや断器等各種しや断器に配
設し、回路の電圧が基準値より不足した場合に回
路を開路する不足電圧引外し装置に関するもので
ある。
この不足電圧引外し装置は、従来、例えば第1
図に示すように構成されている。ここで、1は固
定コア2およびコイル3からなる電磁石、4は電
磁石1内を移動することができる可動プランジ
ヤ、および5は固定コア2の端面2Aと可動プラ
ンジヤ4に形成したばね受け部4Aとの間に配設
されたばねである。
このように構成された不足電圧引外し装置にお
いて、回路電圧が所定の基準値の場合に、可動プ
ランジヤ4は電磁石1に吸引力P=P1で吸引され
る。このとき、可動プランジヤ4は電磁石1側
(第1図において左方向)へばね力に抗して移動
しようとするが、固定コア2の底部には可動プラ
ンジヤ受け部6を設けてあるので、端面2Aとば
ね受け部4Aとの間隔が一定値L、すなわち、ば
ね長さLの状態で停止することになる。この状態
において、電磁石1の吸引力P1とばね力Psとの
関係はP1>Psである。
しかるに、回路電圧が低下した場合には、コイ
ル3に印加されていた電圧も低下するので、電磁
石1の吸引力Pは低下する。したがつて、例えば
回路電圧が基準値の50%に低下した時に、電磁石
1の吸引力Pがばね力Psと等しくなるように設
定した場合には、基準値の50%以下に回路電圧が
低下すると、可動プランジヤ4を付勢していたば
ね5の力Psよりも電磁石1の吸引力Pが小さく
なり、瞬時に、可動プランジヤが第1図において
右方向に移動し、前述した間隔はL′(可動プラン
ジヤの動作位置とする)と大きくなる。この時、
可動プランジヤ4の突出部4Bは、回路しや断器
(図示せず)のトリツプ装置7を動作させ、回路
がしや断される。ここで、回路を閉成するには、
まずコイル3に外部から基準電圧にほぼ等しい大
きさの所定電圧を印加してプランジヤ4を吸引
し、前述した貫隔がLとなるリセツト位置にプラ
ンジヤ4を復帰させる。すなわち、予め不足電圧
引外し装置をリセツトした後に、しや断器のハン
ドル(図示せず)を操作して回路を閉成する。な
お、電磁石1に基準電圧が印加されている時の吸
引力P=P1は、可動プランジヤ4を前述したL′の
位置から吸引して、リセツト位置であるLの位置
まで吸引するのに十分な大きさに設定されてい
る。
しかしながら、このように構成された従来のこ
の種不足電圧引外し装置にあつては、リセツト時
に、上述したように電磁石1との間隔がL′と広が
つた可動プランジヤ4を吸引しなければならない
が、電磁石1の吸引力は電磁石1からの距離が離
れるにつれて急激に低下するので、可動プランジ
ヤ4を吸引してリセツトするには非常に大きさ吸
引力が必要であつた。しかるに、可動プランジヤ
4をリセツトする時にコイル3に印加される電圧
と、回路に基準値の電圧が印加されているときに
コイル3に印加される電圧とはほぼ等しく、ま
た、プランジヤ4のリセツト時におけるコイル3
の吸引力は、プランジヤ4が固定コア端面2Aか
ら距離L′離れた状態、すなわち動作位置状態にお
いて、プランジヤ4を十分吸引するに必要な値に
設定する必要があり、その結果、コイル3の巻数
を大きくせざるを得ず、コイル3が大型化する。
また、このために、小型のしや断器にこの種装置
を適用することが難しかつた。
本考案は、このような従来の欠点を除去し、小
さい吸引力で可動プランジヤをリセツトでき、以
て電磁石の小型化を図つた不足電圧引外し装置を
提供することを目的としている。
すなわち、本考案は回路電圧が印加される電磁
石と、この電磁石に印加された電圧が基準値以上
のときはこの電磁石により吸引されてリセツト位
置を保ち、電圧が基準値以下に低下したときはば
ねによりリセツト位置から押出されトリツプ機構
を駆動するプランジヤとを備えてなる不足電圧引
外し装置において、プランジヤから所定距離離し
て、基端が回動自在に支持され、先端がトリツプ
機構に接離可能に対応配置され、かつばねにより
常に前記トリツプ機構およびプランジヤ側へ付勢
されたトリツプレバーを配設し、このトリツプレ
バーとプランジヤとの間に、一端が前記プランジ
ヤに当接され、他端がトリツプレバーに当接さ
れ、プランジヤがリセツト位置にあるときはトリ
ツプレバーをトリツプ機構から離した位置に係止
し、プランジヤが押出されたときはトリツプレバ
ーの係止を解除する係止つめを設け、トリツプレ
バーの係止が解除されたとき、このトリツプレバ
ーを回動させてトリツプ機構を駆動するとともに
プランジヤをリセツト位置まで押し込むようにし
てなることを特徴とする。
以下、図面に基づいて本考案を詳述する。その
際、第1図と同様の箇所には同一の符号を付して
説明を進める。
第2図AおよびBは本考案の構成の一例を示
し、第2図Aは基準値のコイル電圧が印加されて
いる状態を、また、第2図Bはコイル電圧が不足
した時の状態を、それぞれ示すものである。
第2図Aにおいて、基準値のコイル電圧が印加
されている状態、すなわちプランジヤ4がコイル
3側に吸引されて、プランジヤ受け部6に当接し
たリセツト位置状態では、固定コア端面2Aとプ
ランジヤ4のばね受け部4Aとの間隔がLとなる
ようにする。8は、軸9に固着され、軸9を中心
に回動可能となしたレバーであり、軸9には捩り
ばね10を配設し、レバー8に常時時計方向のト
ルクを与えておく。また、レバー8にはこの捩り
ばね10によりレバー8が時計方向に回動した際
に後述するように、トリツプ装置7を動作させる
突出部8A、および可動プランジヤ4をリセツト
位置にもどす突起部8Bをそれぞれ形成してお
く。また、11は軸12に固着し、軸12を中心
に回動可能となしたL字形の係止つめであり、軸
12には捩りばね13を配設して、つめ11に常
時時計方向のトルクを与えておく。ここで、この
係止つめ11の一端面11Aとレバー8の端面8
Cとは、レバー8およびつめ11がそれぞれ軸
9,12を中心に時計方向および反時計方向に回
動しないように、互いに係止しておく。また、つ
め11の他端面11Bを可動プランジヤ4の端面
4Bに係合させておき、電圧不足時に伴つて第2
図Aにおいて右方に移動する可動プランジヤ4に
よりつめ11を時計方向に回動させ、つめ11の
端面11Aとレバー8の端面8Cとその係合をは
ずすようになす。なお、係止つめ11の附勢ばね
13にはプランジヤ4を押し戻すだけの力はな
い。このばね13はケ止つめ11の一端をプラン
ジヤ4の一端に追随移動させるためのものであ
る。14は、レバー8により動作したトリツプ装
置7を元の状態にもどし、一端開路したしや断器
を再び閉成する場合に使用するハンドルであり、
このハンドル14に連動させてレバー8を強制的
に反時計方向に回動させ、第2図Aに示すように
レバー8と係止つめ11との係合を再び回復させ
る。
このように構成した本考案不足電圧引外し装置
において、回路に基準電圧が印加された状態で
は、コイル3にも基準電圧が印加され、電磁石1
は吸引力P=P2なる力で可動プランジヤ4を吸引
するので、プランジヤ4はリセツト位置にある。
この時、前述したように、ばね5の長さはLを保
つた状態となる。この時、ばね5が可動プランジ
ヤ4のばね受け部4Aを第2図Aにおいて右方向
に押す力をPs(<P2)とする。ここで、回路電圧
が不足すると、コイル3に印加されていた基準電
圧も低下し、それに伴つて電磁石1の吸引力Pも
低下する。この時、例えば回路電圧が基準値の50
%に低下した時に、電磁石1の吸引力Pがばね力
Psと等しくなるように設定しておくと、所定値
の50%以下に回路電圧が低下すると、可動プラン
ジヤ4を付勢していたばね力Psよりも吸引力P
が小さくなり、可動プランジヤ4は瞬時にコイル
3から飛び出し、動作位置に向つて移動する。こ
のとき、可動プランジヤ4はつめ11を時計方向
に回動させるので、レバー8の端面8cとつめ1
1の端面11Aとの係合がはずれ、レバー8はば
ね10のばね力により軸9を中心に時計方向に回
動する。これにより、突出部8Aがトリツプ装置
7を動作させ、回路をしや断する。また、レバー
8が回動する時に、レバー8に形成した突起部8
Bが前述したようにコイル3から飛び出した可動
プランジヤ4の端面4Bと当接する。ここで、レ
バー8がばね10によつて回動される力を、可動
プランジヤ4がばね5によりコイル3から飛び出
す力、つまり、ばね力Psと同等の力としておけ
ば、レバー8は可動プランジヤ4を、第2図Aに
示す位置、すなわちばね長さがLとなるリセツト
位置まで復帰させることができる。
このようにして開路した回路を再び開成するに
は、まず、コイル3に基準値とほぼ等しい所定の
電圧を外部から印加し、可動プランジヤ4を吸引
力P2′で吸引することにより、不足電圧引外し装
置をリセツトする。次いで、ハンドル14を操作
してレバー8を反時計方向に所定位置まで回動さ
せると、係止つめ11が捩りばね13により反時
計方向に回動し、係止つめ11の端面11Bが可
動プランジヤ4の端面4Bと当接すると共に、端
面11Aがレバー8の端面8Cと係合する。よつ
て、トリツプ装置7を付勢していた突出部8Aが
第2図Aに示す位置に復帰するので、トリツプ装
置7をリセツトできる。ここで、上述したよう
に、可動プランジヤ4はレバー8の突起部8Bに
より、すでにリセツト位置まで押しもどされてい
て、電磁石1と可動プランジヤ4のばね受け部4
Aとの距離は第2図Aに示した基準電圧印加時に
おける距離Lになつている。したがつて、可動プ
ランジヤ4のリセツトに必要なコイル3の吸引力
は、可動プランジヤ4が固定コア端面2Aから距
離L離れた状態において、可動プランジヤ4をコ
イル3に十分吸引できる値に設定すればよい。
なお、上述したごとくリセツトした場合に、回
路電圧がいまだ基準値の50%以下に低下している
場合には、電磁石1の吸引力Pはばね力Psより
も小さいので、ハンドル14によりレバー8をリ
セツトしてもばね力Psにより再び可動プランジ
ヤ4は移動してしまい、回路を閉成することはで
きない。
以上説明したように、本考案不足電圧引外し装
置によれば、回路電圧が不足した場合に可動プラ
ンジヤを移動させてトリツプ装置を作動させて開
路すると同時に、可動プランジヤをリセツト位置
まで復帰させるようにし、従来のように電磁石か
ら離れた動作位置に移動した可動プランジヤを吸
引してリセツトする必要がないので、小型のコイ
ルをいることができ、不足電圧引外し装置全体も
小型化が可能となる。したがつて、従来において
大型のしや断器にしか配設することのできなかつ
たこの種不足電圧引外し装置は、小型のしや断器
にも配設が可能となる。
なお、以上の説明において、本考案不足電圧引
外し装置を配線用しや断器に適用した場合につい
てのみ述べてきたが、漏電しや断器へ適用できる
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の不足電圧引外し装置の1例を示
す構成図、第2図Aは本考案不足電圧引外し装置
の1例を示す構成図、第2図Bは同じくその引外
し回了時の状態を示す説明図である。 1……電磁石、2……固定コア、2A……端
面、3……コア、4……可動プランジヤ、4A…
…ばね受け部、4B……端面、5……ばね、6…
…可動プランジヤ受け部、7……トリツプ装置、
8……レバー、8A……突出部、8B……突起
部、8C……端面、9,12……軸、10,13
……捩りばね、11……係止つめ、11A,11
B……端面、14……ハンドル、L,L′……距
離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回路電圧が印加される電磁石と、この電磁石に
    印加された電圧が基準値以上のときはこの電磁石
    により吸引されてリセツト位置を保ち、前記電圧
    が基準値以下に低下したときはばねによりリセツ
    ト位置から押出されトリツプ機構を駆動するプラ
    ンジヤとを備えてなる不足電圧引外し装置におい
    て、前記プランジヤから所定距離離して、基端が
    回動自在に支持され、先端がトリツプ機構に接離
    可能に対応配置され、かつばねにより常に前記ト
    リツプ機構およびプランジヤ側へ付勢されたトリ
    ツプレバーを配設し、このトリツプレバーと前記
    プランジヤとの間に、一端が前記プランジヤに当
    接され、他端が前記トリツプレバーに当接され、
    前記プランジヤがリセツト位置にあるときは前記
    トリツプレバーを前記トリツプ機構から離した位
    置に係止し、前記プランジヤが押出されたときは
    前記トリツプレバーの係止を解除する係止つめを
    設け、前記トリツプレバーの係止が解除されたと
    き、このトリツプレバーを回動させて前記トリツ
    プ機構を駆動するとともに前記プランジヤをリセ
    ツト位置まで押し込むようにしてなることを特徴
    とする不足電圧引外し装置。
JP17560180U 1980-12-09 1980-12-09 Expired JPS6136063Y2 (ja)

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JP17560180U JPS6136063Y2 (ja) 1980-12-09 1980-12-09

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JP17560180U JPS6136063Y2 (ja) 1980-12-09 1980-12-09

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JPS5798667U JPS5798667U (ja) 1982-06-17
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ID=29968027

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JP17560180U Expired JPS6136063Y2 (ja) 1980-12-09 1980-12-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2545600Y2 (ja) * 1988-11-11 1997-08-25 株式会社東芝 回路遮断器の不足電圧引外し装置

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JPS5798667U (ja) 1982-06-17

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