JPS6135449B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子レンジ、オーブン等の調理器に用
いられるリーフ式調理メニユー表示装置に関す
る。

近年、調理器には調理モード、調理方法、調理
内容等を表示する調理メニユー表示機構が用いら
れている。

ところが、従来のこの種の調理メニユー表示機
構は、メニユーの見易さ、扱い易さの面で難点が
あつた。

この難点を克服するものとして、回転体上に複
数枚の調理メニユーカードを可動自在に取付け、
前記回転体を回転駆動装置によつて回転させて前
記調理メニユーカードが入れ換え表示されるよう
に形成されたリーフ式調理メニユー表示装置が提
案されている。

本発明は、調理設定操作の開始時に常に同じ調
理メニユーカードが表示されるようにしたリーフ
式調理メニユー表示装置を提供することを目的と
する。

以下、本発明を第１〜８図に示す実施例につい
て説明する。

本実施例は、第１〜２図に示すような電子レン
ジ１に適用したものである。

電子レンジ１の前面には開閉扉２と操作パネル
３とが設けられている（第１〜３図）。

この操作パネル３には、良好な調理を行なうた
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めに、上部から表示部４、調理機能選択キー５、
条件設定キー６、調理メニユー選択キー７、スタ
ートキー８、くり返しキー９、取消しキー１０、
規定時間設定キー１１、発酵キー１２、強弱キー
１３等が順に設けられており、そして最下部に表
示窓１４が設けられている。

この表示窓１４の内側には、第４図に示すよう
な、リーフ式調理メニユー表示装置のリーフ機構
部１５がその調理メニユーカード１６を表示窓１
４に向けて設置されている。この調理メニユーカ
ード１６には各種の表示がされており、例えば第
３図の表示窓１４から見える調理メニユーカード
１６ａ，１６ｂには調理メニユー選択キー７によ
つて選択される調理メニユー（No.１〜６）が表示
されている。また、第５図の調理メニユーカード
１６ｃ，１６ｄにはアツプルパイの材料並びに作
り方が表示されており、第６図の調理メニユーカ
ード１６ｅ，１６ｆには調理器１の操作手順が表
示されている。

本実施例では、この操作手順が表示された調理
メニユーカード１６ｅ，１６ｆ（以下、第一カー
ドと称する。）を一定のカードとして、調理終了
後の度にリーフ機構１５の表示位置に来るように
構成されている。

上記各調理メニユーカード１６は、回転体１７
にその基部を枢着されて可動自在に取付けられて
いる。この回転体１７は駆動モータ１８および減
速歯車群１９等からなる回転駆動装置２０によつ
て回転させられる。

第７図はこれらの各種機器を動作させる電気回
路図であり、電源２１に高圧トランス２２を介し
てマグネトロン２３が接続されており、電源トラ
ンス２４を介して制御装置２５が接続されてい
る。この制御装置２５は、操作パネル３の各種キ
ーの操作によつて設定されたメニユーの調理終了
後、回転体１７を回転させて第１カード１６ｅ，
１６ｆが表示位置に来るように一定時間駆動モー
タ１８へ通電させるように動作する。この制御装
置２５内には、調理終了を検知する調理終了検知
装置２６が設けられている。この調理終了検知装
置２６としては、規定時間設定キー１１で定めた
調理時間の経過後に終了信号を発するタイマスイ
ツチ等を用いることができる。

また、第１カード１６ｅを表示位置に止めるた
めに、第６〜７図に示す制御装置２５において
は、第１カード１６ｅにのみ側方への突出部２７
を形成し、そしてこの第１カード１６ｅが表示位
置に来た際にONまたはOFFにされるメニユー位
置検出スイツチ２８が設けられている。

また、制御装置２５には、ドアスイツチ２９
や、マグネトロン２３並ぴにヒータ３０，３１へ
の通電状態を切換えるリレースイツチ３２ａ，３
２ｂ，３２ｃが設けられているとともに、構成各
部を関連動作させるマイクロコンピユータ（図示
せず）が設けられている。

さらに、メインスイツチ３３、ドアスイツチ３
４，３５が同回路に設けられている。

次に、本実施例の作用を説明する。

先ず、メインスイツチ３３をONにし、操作パ
ネル３の各キーを押して調理モード、調理方法、
調理内容等を決定する。この操作パネル３上の操
作開始時には、第１カード１６ｅが表示位置にあ
るため、その第１カードの操作手順によつて各キ
ーの操作を行なうことができるので、操作手順を
覚えていなくとも容易に操作できる。

次に加熱室３６内に被調理物（図示せず）を入
れ、開閉扉２を閉じてドアスイツチ２９，３４，
３５をONにする。

その後、スタートキー８を押すと、調理が開始
され、規定時間設定キー１１で定められた調理時
間だけ調理が行なわれる。

調理が終了すると調理終了検知装置２６が作動
して調理終了信号を発する。制御装置２５はこの
調理終了信号を受けると駆動モータ１８へ通電を
開始する。駆動モータ１８の回転は減速歯車群１
９を介して回転体１７に伝えられる。この回転体
１７の回転に伴なつて調理メニユーカード６が
次々と換わつて行き、第１カード１６ｅが表示位
置に来ると突出部２７がメニユー位置検出スイツ
チ２８をONまたはOFFにし、駆動モータ１８へ
の通電が停止され、回転体１７の回転も止まる。
これにより、第１カード１６ｅは表示位置に停止
され、次の調理のための操作パネル３の操作手順
を表示する。

また、本実施例の制御装置２５は、操作パネル
３の取消キー１０を押した際にも、調理終了時と
同様に作用して第１カード１６ｅを表示位置に戻
すように動作する。

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第８図は本発明の他の実施例における制御装置
の動作原理図である。本実施例の制御装置は、マ
イクロコンピユータ等（図示せず）を設けて第１
カードの進行位置即ち回転角度を記憶しておき、
調理終了後には残余の角度即ち360度から進行時
の回転角度を減じた角度だけ回転体を回転させ
て、第１カードを再び表示位置へ戻すように形成
されている。

この第８図は調理メニユーカードを40枚取付け
た場合を示す。同図ａは第11番目の調理メニユー
カードに従つて調理を行なつた場合を示し、この
際の第１カードの進行角度は90度であり、調理終
了後は残り30枚の調理メニユーカード分に相当す
る270度だけ回転体が回転させられる。また、同
図ｂは第21番目の調理メニユーカードに従つて調
理を行なつた場合を示し、調理終了後に回転体は
180度回転させられる。本実施例では以上のよう
にして、常に第１カードが調理終了後に表示位置
へ戻される。

このように本発明のリーフ式調理メニユー表示
装置は、調理終了後または取消キーを押した時に
第１カードを表示位置に確実に戻すことができ、
次の調理の際に第１カードを捜し出す操作並ぴに
時間が不要となり、調理をより円滑に行なうこと
ができ、更に第１カードに調理器の操作手順を表
示しておけば、この調理手順に従つて調理器の操
作を間違いなく行なうことができ、すこぶる使用
の便が良い等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明のリーフ式調理メニユー表示装置
の実施例を示し、第１図は本発明装置が取付けら
れた調理器の正面図、第２図は第１図の−線
に沿つた断面図、第３図は操作パネルの拡大図、
第４図はリーフ機構部の縦断側面図、第５図は調
理メニユーカードの一例を示す正面図、第６図は
第１カードとメニユー位置検出スイツチとの関係
を示す斜視図、第７図は本発明装置の各部の接続
関係を示す電気回路図、第８図は本発明装置の他
の実施例の動作原理を示す説明図である。 ３……操作パネル、１０……取消キー、１６…
…調理メニユーカード、１６ｅ……第１カード
（一定の調理メニユーカード）、１８……駆動モー
タ、２０……回転駆動装置、２５……制御装置、
２８……メニユー位置検出スイツチ。 〓〓〓〓

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 回転体上に複数枚の調理メニユーカードを可
   動自在に取付け、前記回転体を回転駆動装置によ
   つて回転せしめることにより前記調理メニユーカ
   ードが入れ換え表示されるリーフ式調理メニユー
   表示装置において、調理器の調理終了を検知しか
   つ一定の調理メニユーカードが表示されるまで前
   記回転駆動装置を稼動させる制御装置を設けたこ
   とを特徴とするリーフ式調理メニユー表示装置。 ２ 制御装置は、一定の調理メニユーカードが表
   示位置に来たことを検知して回転駆動装置のモー
   タへの通電を停止させるメニユー位置検出スイツ
   チを有することを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のリーフ式調理メニユー表示装置。 ３ 制御装置は、一定の調理メニユーカードが表
   示位置から進行した進行回転角度を記憶し、調理
   終了後は残余の進行回転角度だけ回転体を回転さ
   せて一定の調理メニユーカードを表示位置に戻す
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のリ
   ーフ式調理メニユー表示装置。 ４ 一定の調理メニユーカードには、操作パネル
   の操作手順が表示されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のリーフ式調理メニユー
   表示装置。 ５ 制御装置は、取消しキーからの取消し信号を
   受けた際にも回転駆動装置を稼動させて一定の調
   理メニユーカードを表示位置に戻すように形成さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のリーフ式調理メニユー表示装置。