JPS6135311B2 - - Google Patents

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JPS6135311B2
JPS6135311B2 JP52156688A JP15668877A JPS6135311B2 JP S6135311 B2 JPS6135311 B2 JP S6135311B2 JP 52156688 A JP52156688 A JP 52156688A JP 15668877 A JP15668877 A JP 15668877A JP S6135311 B2 JPS6135311 B2 JP S6135311B2
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JP
Japan
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sheet
leather
dyeing
dyed
dye
Prior art date
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JP52156688A
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English (en)
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JPS5489002A (en
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Sadahiko Yasui
Takeo Ishikawa
Tsukasa Shima
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6135311B2 publication Critical patent/JPS6135311B2/ja
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  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、柔軟な皮革様風合と優れたライテイ
ング効果を示し、優美な毛羽を有し、且つ、きれ
いに着色された皮革状物の製造方法に関する。
スエード調、ヌバツク調等の表面に極細繊維の
毛羽を有する皮革状物は、繊度0.001〜0.5デニー
ルの極細繊維集合体に高分子弾性体を湿式凝固法
により充填し、その表面をバフイング・カーデイ
ング等によつて毛羽立てることにより製造され
る。またこれらの着色は、極細繊維、高分子弾性
体があらかじめ顔料、染料により着色されること
はあつても、最終的には毛羽立て処理後染色する
ことにより行なわれている。しかしながら、毛羽
立て処理後染色すると、染色時に表面の毛羽が乱
され、優れたライデイング効果を示さない欠点が
あり、この表面性の改善のため、軽い毛羽立て、
コーミング、毛羽の熱セツト等の表面仕上を行な
つている。我々はこのような欠点を解消する方法
について検討した結果、毛羽立て処理に先だつて
染色すれば、表面の毛羽の乱れによる表面性の悪
さが改善されるばかりでなく、毛羽立て処理が容
易になり、更に表面の耐摩擦性も同時に改善され
ることを見出し本発明に到達したものである。
即ち本発明は、繊度0.001〜0.5デニールのあら
かじめ着色されたまたは着色されていない極細繊
維集合体と該繊維集合体の空隙部に充填された高
分子弾性体とからなるシート状物を染色し、しか
る後該シート状物の表面を毛羽立たせることを特
徴とする着色された毛羽を有する皮革状物の製造
方法に関するものである。
本発明に用いられる極細繊維集合体は、繊度
0.001〜0.5デニールの極細繊維が交絡したシート
状の集合体である。繊度が0.5デニールより大き
いと皮革様風合が得難く、0.001デニールより小
さいと繊維が得難く、強度も小さく好ましくな
い。繊維の素材は、極細繊維が得られるものであ
れば特に限定されない。例えば、人造絹糸等の再
生繊維、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリ
ロニトリル等の合成繊維が用いられ、また染料の
染着性を改質した繊維も使用可能である。更に、
これらの繊維は顔料、染料によりあらかじめ着色
されたいわゆる原着繊維であつてもよい。繊維が
極細になる程染色による発色性が悪くなるので、
原液着色繊維と染色の併用により濃色に着色する
ことができる。極細繊維の製造法としては、通常
〓〓〓〓〓
の紡糸法による方法、海島繊維または海島状の混
合紡糸繊維による方法、メルトブローイング法等
を挙げることができる。
繊維集合体としては、編織布も使用できるが、
皮革様風合の面からは不織布がより好ましい。不
織布は例えば、カード、クロスレイヤー、ランダ
ムウエバー、スパンボンド法、抄造法等により不
織ウエブを製造し、これにニードルパンチ、高速
流体流等の繊維交絡手段を適用することにより製
造される。極細繊維は、繊維集合体中に於いて繊
維束構造を有していても単繊維として存在しても
よく、それぞれに特徴ある皮革様風合を有するシ
ート状物を与える。
極細繊維集合体の空隙部に充填する高分子弾性
体は、例えばポリエステルジオール、ポリエーテ
ルジオール等のポリマージオールの1種または2
種以上と、有機ジイソシアネートと、ジオールま
たはジアミンを鎖伸長剤として反応させたポリウ
レタンエラストマー、アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体等
であるが、ポリウレタンエラストマーが皮革状物
に最も適している。これらの高分子弾性体を溶液
または分散液として極細繊維集合体の空隙部に含
浸し、凝固液と溶触させることにより高分子弾性
体を凝固させるいわゆる湿式凝固法により、極細
繊維集合体の空隙部に充填する。この溶液または
分散液には凝固調節剤その他の添加剤を加えるこ
とができる。またこの時、顔料等の着色剤を添加
し、高分子弾性体を原子着色してもよい。高分子
弾性体液を含浸するにあたり、極細繊維集合体を
糊付けしておくと、含浸および凝固操作において
極細繊維集合体の形態を安定化することができ
る。この糊剤を凝固後除去すれば、繊維の固定を
解除できるので柔軟な風合の皮革状物が得られ
る。
極細繊維集合体と高分子弾性体とから構成され
るシート状物は、公知の染料、染色方法により染
色する。染料、染色方法は、極細繊維集合体及び
高分子弾性体の染色性、目的とする色相、色濃度
に従い、予備試験により決定する。極細繊維集合
体、高分子弾性体とも、原液着色されている場合
は、原液着色の色と染色による色との混合色とな
るので、それぞれの組合わせを十分に試験してお
く必要がある。極細繊維集合体と高分子弾性体の
色は必ずしも同色による必要はなく、視覚的に好
ましい配色になるよう着色する。また極細繊維集
合体と高分子弾性体の少なくとも一方が原液着色
されている場合は、一方を染色するだけでもよ
い。重要な点は、原液着色による着色と染色によ
る着色とを組み合わせ、或は染色のみにより、極
細繊維集合体と高分子弾性体とを好ましい配色に
なるよう予備試験により決定し染色することであ
る。
染色された極細繊維集合体と高分子弾性体とか
らなるシート状物は、起毛処理された着色された
毛羽を有する皮革状物となる。起毛処理の方法と
しては、バフイング・ブラツシング、カーデイン
グ等が挙げられるが、サンドペーパーによる起毛
が一般的である。
本発明の極細繊維集合体及び高分子弾性体の原
着に用いられる着色剤としては、カーボンブラツ
ク、鉛丹、黄鉛、群青、紺青、酸化鉄、モリブデ
ン赤、カドミウム黄、ギネー緑、コバルト青、酸
化チタン等の無機顔料、アゾ系、染色レーキ系、
フタロシアニン系、キナクリドン系等の有機顔
料、及び各種染料が挙げられる。
本発明は、極細繊維集合体と高分子弾性体とか
らなるシート状物を染色後に起毛処理することに
より、起毛処理が容易となり、優れたライテイン
グ効果と良好な耐摩擦性表面を有する着色された
毛羽を有する皮革状物が得られることを特徴とす
る。このような効果の原因を推定すると、染色に
より高分子弾性体が何らかの影響を受け、シート
状物の表面付近の高分子弾性体が削り取られ易く
なること、また同時に表面の耐摩擦性を悪化させ
ている何物かが起毛処理により容易に除去される
ようになつたものと思われる。このような効果
は、顔料により原液着色された極細増維集合体を
用いる場合に特に大きく現われる。顔料による原
液着色極細繊維の強度が小さいためと思われる。
以下に実施例を示し本発明を更に具体的にす
る。なお湿摩擦堅牢度は、含水綿布により皮革状
物の表面を摩擦し、毛羽の脱落を試験したもの
で、級の数が大きいほど脱落が少ないことを示
す。
実施例 1 ポリエチレンテレフタレート(PET)50重量
部とポリスチレン50重量部をそれぞれスクリユー
〓〓〓〓〓
で溶融し、PETが極細繊維成分(島成分)ポリ
スチレンが分散媒成分(海成分)となるよう口金
で規制して紡糸し、延伸し、捲縮、切断して繊度
5デニール繊維長51mmの海島繊維のステープルを
得た。この海島繊維からポリスチレンを溶解除去
すれば、0.05デニールの極細繊維が30本集束した
繊維束が得られる。この海島繊維のステープルを
用い、カード、クロスレイヤーにより不織ウエブ
を造り、これにニードルパンチを適用し交絡不織
布を製造した。これにポリウレタンの15%DMF
溶液を含浸し、30%DMF水溶液に浸漬しポリウ
レタンを凝固させた。ポリウレタンは、ポリテト
ラメチレングリコール、4・4′−ジフエニルメタ
ンジイソシアネート、エチレングリコールを重合
したポリエーテル系ポリウレタンである。また、
ポリウレタンに対し、5重量%のカーボンブラツ
クを添加することにより黒色に着色した。得られ
たシート状物から、パークロルエチレンによりポ
リスチレンを抽出除去した後、次の染色条件で染
色した。
染料 黒色分散染料 15%owf 分散剤 デイスパーTL 2g/ 溶比 1:50 PH 4 温度 130℃ 時間 60分 このシート状物の表面をサンドペーパーでバフ
イングして、厚さ1mmの黒色スエード調皮革状物
を得た。バフイングは容易で、毛羽の乱れもなく
良好なライテイング効果を示すスエード調皮革状
物であつた。これの湿摩擦堅牢度を測定したとこ
ろ3.5級であつた。
比較のため、染色とバフイングの順序を逆にし
て実施したところ、バフイングに際し、シート状
物の表面付近に存在するポリウレタンの膜状物の
除去に時間を要し、また極細繊維が同時に研削さ
れるため良好なライテイング効果を示す迄に多く
のバフイング屑を生じた。これを染色した皮革状
物は表面の毛羽の乱れのためライテイング効果は
十分でなかつた。また湿摩擦堅牢度は2級であつ
た。
実施例 2 青色顔料1重量部とナイロン6′49重量部の混合
物とポリスチレン50重量部を用い、実施例1と同
様に海島繊維を製造し、交絡不織物を製造した。
これに、青色顔料を5重量%含むポリウレタンの
15%DMF溶液を含浸し湿式凝固させた。ポリウ
レタンはポリカプロラクトングリコール、4・
4′−ジフエニルメタンジイソシアネート、エチレ
ンジアミンを重合させたポリエステル系のものを
用いた。得られたシート状物からポリスチレンを
抽出除去した後、次の染色条件で染色した。
染料 赤色酸性染料 5%owf 溶比 1:100 PH 4 温度 90℃ 時間 90分 このシート状物の表面をサイドペーパーでバフ
イングしたところ容易にバフイングでき、厚さ1
mmの濃青色の地に赤紫の毛羽を有する優美なライ
テイング効果を示すスエード調皮革状物が得られ
た。これの湿摩擦堅牢度は3級であつた。
比較のため、染色前にバフイングしたところ、
良好な毛羽を得る迄に多くのバフイング屑が発生
した。これを上記の条件で染色したところ、ライ
テイング効果は十分でなかつた。また湿摩擦堅牢
度は1級であつた。
実施例 3 PETを通常の方法で紡糸し84デニール/280フ
イラメントのマルチフイラメントを製造した。単
糸繊度は0.3デニールである。これを長さ10mmに
切断し、抄紙機により厚さ0.8mmの抄造シートを
造つた。これに40Kg/cm2の水を直径0.1mmのノズ
ルから噴射させ交絡不織布を製造した。次いでポ
リビニルアルコールで糊付した後、5重量%の赤
色顔料を含有するポリエーテル系のポリウレタン
を湿式凝固法により充填した。熱水でポリビニル
アルコールを抽出除去した後、次の条件で染色し
た。
染色 赤色分散染料 5%owf 分散剤 デイスパーTL2g/ 溶比 1:100 PH 4 温度 130℃ 時間 60分 このシート状物は容易にバフイングでき、良好
なライテイング効果を示す赤色のスエード調皮革
状物が得られた。これの湿摩擦堅牢度は4級であ
〓〓〓〓〓
つた。
実施例 4 銅アンモニア法で20デニール/100フイラメン
ト(単糸繊度0.2デニール)の自己接着繊維束か
らなる人造絹糸を紡糸した。これを5mmに切断
し、2枚の折造シートの間に織物を有する厚さ
0.8mmの3層構造のシート状物を造つた。これに
実施例3と同様の高速流体流を噴射し交絡させ
た。これをポリビニルアルコールで糊付した後、
茶色の顔料を5%含有するポリエステル系ポリウ
レタンを湿式凝固法により充填した。ポリビニル
アルコールを熱水で抽出除去した後、次の染色条
件で染色した。
染料 茶色反応性染料 10%owf 助剤 Na2SO4 50g/ Na2CO3 10g/ 溶比 1:20 温度 90℃ 時間 90分 染色シート状物は容易にバフイングができ、美
しいライテイング効果を示す茶色のスエード調皮
革状物が得られた。
実施例 5 PETにカーボンブラツクを2重量%混合溶融
し、メルブローイング法で紡糸し、紡出された
0.01〜0.03デニールの極細繊維をネツト上に集積
し、不織ウエブを得た。このウエブ2枚の間に織
物をはさみ3層構造となし、50Kg/cm2の水を直径
0.2mmのノズルから噴射しシート状物を交絡させ
た。このシート状物をポリビニルアルコールで糊
付した後、5重量%のカーボンブラツクを添加し
たポリエーテル系ポリウレタンを湿式凝固法によ
り充填し、厚さ0.75mmのシート状物を得た。熱水
によりポリビニルアルコールを抽出除去し、次の
条件で染色した。
染料 青色分散染料 20%owf 分散剤 デイスパーTL 2g/ 溶比 1:50 PH 4 温度 130℃ 時間 60分 このシート状物は容易にバフイングでき、厚さ
0.7mmの美しいライテイング効果を示す濃紺のヌ
バツク調皮革状物が得られた。これの湿摩擦堅牢
度は3級であつた。
比較のため、染色前のシート状物を良好なライ
テイング効果を示す迄バフイングしたところ、厚
さが0.6mmであつた。次いでこれを上記の条件で
染色したヌバツク調皮革状物の湿摩擦堅牢度は1
級であつた。
実施例 6 実施例1で製造した染色前のシート状物を次の
条件で染色した。
染料 青色分散染料 15%owf 分散剤 デイスパーTL 2g/ 浴比 1:50 PH 4 温度 120℃ 時間 90分 このシート状物の表面をサンドペーパーでバフ
イングすると、容易にバフイングでき、良好なラ
イテイング効果を示す厚さ1mmの濃青色のスエー
ド調皮革状物が得れた。これの湿摩擦堅牢度は
3.5級であつた。
比較のため、バフイングした後染色したところ
バフイングが容易ではなく厚さは0.9mmとなつ
た。染色後のスエード調皮革状物の湿摩擦堅牢度
は2級であつた。
実施例 7 実施例4の染料を、黄色反応性染料に変え、他
は同じ条件で実施した。染色シート状物は容易に
バフイングでき、茶色の地に黄色の毛羽を有し、
美しいライテイング効果を示すスエード調人工皮
革が得られた。
実施例 8 PETに青色顔料を2重量%混合溶融し、メル
トブローイング法で紡糸し、紡出された0.02〜
0.04デニールの極細繊維をネツト上に集積し、不
織ウエブを得た。このウエブ2枚の間に編物をは
さみ3層構造となり、35Kg/cm2の水を直径0.2mmの
ノズルから噴射しシート状物を交絡させた。この
シート状物をポリビニルアルコールで糊付けた
後、5重量%の青色顔料を添加したポリエーテル
系ポリウレタンを湿式凝固法により充填し、厚さ
0.75mmのシート状物を得た。熱水によりポリビニ
ルアルコールを抽出し、次の条件で染色した。
染料 黒色分散染料 20%owf 分散液 デイスパーTL 2g/ 〓〓〓〓〓
浴比 1:50 PH 4 温度 130℃ 時間 60分 このシー状物は容易にバフイングでき、厚さ
0.7mmの美しいライテイング効果を示す青みがか
つた黒色のヌバツク調皮革状物が得られた。これ
の湿摩擦堅牢度は3級であつた。
比較のため、染色前のシート状物を良好なライ
テイング効果を示す迄バフイングしたところ、厚
さが0.6mmとなつた。次いでこれを上記の条件で
染色したヌバツク調皮革状物の湿摩擦堅牢度は1
級であつた。
実施例 9 実施例8で製造した糊付されたシート状物に30
%NBRラテツクスを含浸し、次いで塩化カルシ
ウム15%水溶液に浸漬しNBRを凝固させた。な
おNBRには5重量%のカーボンブラツクを添加
した。熱水によりポリビニルアルコールを抽出除
去した後、実施例8と同じ条件で染色した。
このシート状物は容易にバフイングでき、厚さ
0.7mmの美しいライテイン効果を示すやや青みが
かつた黒色のヌバツク調皮革状物が得られた。こ
れの湿摩擦堅牢度は3級であつた。
比較のため、染色前のシート状物を良好なライ
デイング効果を示す迄バフイングしたところ、厚
さが0.6mmとなつた。次いでこれを同じ条件で染
色した又バツク調皮革状物の湿摩擦堅牢度は1級
であつた。
実施例 10 実施例2のナイロン−6に添加した青色顔料1
重量部を赤色顔料1重量部に、赤色酸性染料5%
owfを青色酸性染料5%owfにそれぞれ変え、他
は実施例2と同様にスエード調皮革状物を製造し
た。
容易にバフイングでき、厚さ1mmの濃青色の地
に青紫の毛羽を有する優美なライテイング効果を
示すスエード調皮革状物が得られた。これの湿摩
擦堅牢度は3級であつた。
実施例 11 5−スルホイソフタル酸ジメチルのナトリウム
塩をテレフタル酸に対し3.3モル%共重合した
PETをメルトブローイング法で紡糸し、紡出さ
れた0.01〜0.03デニールの極細繊維をネツト上に
集積して不織ウエブを得た。このウエブ2枚の間
に織物をはさみ3層構造となし、35Kg/cm2の水を
噴射しシート状物を交絡させた。このシート状物
をポリビニルアルコールで糊付した後、5重量%
のカーボンブラツクを添加したポリエーテル系ポ
リウレタンを湿式凝固法により充填し、厚さ0.80
mmのシート状物を得た。熱水によりポリビニルア
ルコールを抽出除去し、次の条件で染色した。
染料 黒色塩基性染料 10%owf 浴比 1:100 PH 4 温度 90℃ 時間 60分 この染色シート状物は容易にバフイングでき、
厚さ0.75mmの美しいライテイング効果を示す黒色
のヌバツク調皮革状物が得られた。これの湿摩擦
堅牢度は3級であつた。
比較のため、染色前のシート状物を良好なライ
テイング効果を示す迄バフイングしたところ、厚
さが0.65mmとなつた。次いでこれを上記条件で染
色したヌバツク調皮革状物の湿摩擦堅牢度は1.5
級であつた。
〓〓〓〓〓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 繊度0.001〜0.5デニールのあらかじめ着色さ
    れたまたは着色されていない極細繊維集合体と該
    繊維集合体の空隙部に充填された高分子弾性体と
    からなるシート状物を染色し、しかる後該シート
    状物の表面を毛羽立たせることを特徴とする着色
    された毛羽を有する皮革状物の製造方法。
JP15668877A 1977-12-27 1977-12-27 Production of leather like material having colored feather Granted JPS5489002A (en)

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