JPS6134066Y2 - - Google Patents

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JPS6134066Y2
JPS6134066Y2 JP12655079U JP12655079U JPS6134066Y2 JP S6134066 Y2 JPS6134066 Y2 JP S6134066Y2 JP 12655079 U JP12655079 U JP 12655079U JP 12655079 U JP12655079 U JP 12655079U JP S6134066 Y2 JPS6134066 Y2 JP S6134066Y2
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JP
Japan
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water
resin
dissolving agent
resin dissolving
paint
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JP12655079U
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JPS5644865U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水性塗料の吹付け塗装装置に関する。
近年塗装において有機溶剤を含有する塗料を使
用した場合、該有機溶剤は乾燥過程で揮散してし
まうため大気を染するものとして問題となつてい
る。このため有機溶剤を全く含有しないか又は含
有量の少ない水性塗料が着目されており、この水
性塗料は有機溶剤の揮散による公害がなく揮散を
防止するための設備が不要などの利点からも自動
車などの塗装に用いられている。しかしながら水
性塗料は有機溶剤型塗料とは異なつてその溶剤の
大半が水であることにより、スプレー中において
溶剤としての水の蒸発量が少なくまた一方で塗料
としての粘度管理幅即ち適正樹脂量に基づく粘度
の幅が狭いため、スプレー塗装にとつて適した粘
度条件で被塗装物を所要膜厚に塗装しようとする
と、被塗装物表面上におおいては粘度不足となり
タレ、ワキ、タマリ、メタルヨリ、メタルムラ及
びピクチヤーフレームなどと呼ばれる塗装欠陥が
生じ易かつた。
これらの塗装欠陥を解決するため、本考案者等
は塗装に際し水性塗料と別個に該塗料を増粘させ
る溶剤をスプレーし、被塗装物表面上で塗膜を増
粘させる方法を研究して先に提案した(特開昭51
−86536号公報)。
この方法は水分散型塗料弓び水エマルジヨン型
塗料などの水性塗料を被塗装物に塗装するにあた
り、塗料中の樹脂を膨潤若しくは一部溶解して増
粘させる有機溶剤例えばブチルカルビトール、ブ
チルセロソルブ、ブタノール、メチルエチルケト
ン、又は樹脂の中和度を変えて増粘させる溶剤例
えばアンモニア、水、トリエチルアミン、ジエチ
ルエタノールアミン、モルホリン、ジエチルトリ
アミン、トリエタノールアミン、ジエチルアミン
を水性塗料とは別個にスプレーすることにより被
塗装物表面上で塗料を増粘させる方法である。
上記塗装方法を自動車外板上塗り塗装などのよ
うな高度の外観品質が要求される塗装系に適用す
るためには特に水性塗料が充分に微粒化してスプ
レーされること、水性塗料及び樹脂溶解剤のスプ
レーパターンの広がりが均一で且つ両者の混合性
が良いことが必要条件となるが、本考案者等はこ
の必要条件を満足し得るスプレー方法も先に提案
した。
しかしながら水性塗料の組成(樹脂組成、顔料
濃度など)が異なる場合同一の樹脂溶剤ではタ
レ、メタルムラ等の塗装欠陥に充分には対処し難
く、良好な仕上りを得るために3ないし4種類の
異なる組成の樹脂溶解剤を必要とすることが判明
した。従つて例えば自動車外板上塗り塗装のよう
に組成の異なる塗料を被塗装物に連続して塗装す
る場合には各々の塗料に適切な樹脂溶解剤を適宜
選択して吹付ける必要が生ずる。
この際、塗料の色替え装置を用いることにより
数種類の樹脂溶解剤の切り替えを行なつた場合に
は、樹脂溶解剤の切り替え時に捨て吹きを行なう
ことが必須となるため有機溶剤の樹脂溶解剤は揮
散してしまう。またスプレーガン1個あたりの塗
料の噴出量が200〜500c.c./分であるのに対し樹脂
溶解剤の噴出量は10〜30c.c./分と少なくなるよう
に樹脂溶解剤の供給通路が小さいため切替えに多
くの時間を費やすという欠点も生じていた。
本考案は上記の欠点を解消するためのもので自
動車外板上塗り塗装などのように組成の異なる数
種類の塗料の各々に対して適切な樹脂溶解剤を供
給でき且つ水性塗料と樹脂溶解剤との良好な混合
性を得ることが可能な吹き付け塗装装置を提供す
るものである。
本考案は水性塗料及び該塗料の樹脂溶解剤を別
個のスプレーガンから同時に噴出し霧化混合して
なる塗装装置において、水性塗料用スプレーガン
の近傍に複数個の樹脂溶解剤用スプレーガンを併
設させたことを特徴とする。
但し塗料用スプレーガンと各々の樹脂溶解剤用
スプレーガンとの配置及び霧化空気量などの条件
は先に提案した特許(特願昭53−22548)の内容
を満足することが必要である。
以下図面によつて本考案をより詳細に説明す
る。
第1図は本考案のスプレー塗装装置によるスプ
レー状態を示す側面図であり、第2図はその平面
図である。第1図及び第2図において、1は水性
塗料用スプレーガンを示しており該スプレーガン
1の近傍に4個の異なつた樹脂溶解剤用スプレー
ガン2ををその噴出範囲が水性塗装用スプレーガ
ン1の噴出範囲に含まれるように上、下各々2個
の噴出口を交差して配設させてある。
まず水性塗料用スプレーガン1より噴出霧化さ
れた水性塗料3は樹脂溶解剤用スプレーガン2の
1個より噴出霧化された樹脂溶解剤4を吸引し両
者は均一に混合されながら被塗装物に吹き付けら
れる。第1図に示された4個の樹脂溶解剤用スプ
レーガン2のうちどのスプレーガン2を用いても
水性塗料3と樹脂溶解剤4との均一な混合性は保
たれる。
第3図は従来の樹脂溶解剤切り換え装置を示す
フローシートであり簡略化のために2種類の樹脂
溶解剤の切り換え装置の供給系を示し水性塗料の
供給系は省略してある。図において、6,6′は
供給主管、7,7′は流量設定器、8,8′は供給
支管、9はエアー供給管、10は流体切り換え装
置、11は導管、12はスプレーガンを示し、
a,b,c,dは信号を示している。
樹脂溶解剤供給源(図示せず)から供給主管
6,6′を通つて供給された各々の樹脂溶解剤は
流量設定器7,7′により一定量が供給支管8,
8′に流される。この状態で流体切り換え装置1
0のa信号をオンにすると2種類の樹脂溶解剤の
1種だけが導管11に流入し、更にd信号をオン
にすることでスプレーガン12から樹脂溶解剤が
噴出される。この樹脂溶解剤の切り換え時には
a,b信号をオフ、c,d信号をオンにしてエア
ー供給管9より高圧エアーを送り導管11に充満
している樹脂溶解剤を捨て吹きする。その後c,
d信号をオフにしてb信号をオンにすると異なつ
た樹脂溶解剤が導管11に流入し、上記と同様に
して噴出される。
第4図は本考案による樹脂溶解剤切り換え装置
を示すフローシートであり第3図と同様に2種類
の樹脂溶解剤の切り換え装置及び供給系並びに水
性塗料の供給系を示している。図において、13
は水性塗料用スプレーガン、14,14′は供給
主管、15,15は流量設定器、16,16は供
給支管、17,17は樹脂溶解剤用スプレーガン
を示し、e,f,gは信号を示している。
2種類の樹脂溶解剤は従来の供給系と同様に供
給支管16,16まで供給され、その後流体切り
換え装置を存在させていないため直接各々の樹脂
溶解剤用スプレーガン17,17′部まで供給さ
れている。また水性塗料も供給源から供給系を通
つて水性塗料用スプレーガン13部まで供給され
ている。この状態でe及びf信号をオンにすると
水性塗料及び樹脂溶解剤の1種が噴出され、次に
f信号オフ、g信号をオンにすると水性塗料及び
異なつた樹脂溶解剤が噴出される。
本考案は樹脂溶解剤の数に合わせて樹脂溶解剤
スプレーガンを別個に設けたことにより信号のオ
ン・オフ操作だけで適した樹脂溶解剤の1種を噴
出させることができる。また流体切り換え装置や
高圧エアーなどを必要としないめ樹脂溶解剤の切
り換えに時間がかからず、捨て吹きを行なわない
ので有機溶剤の揮散を生じない。
以上の如く、本考案による吹き付け塗装装置で
は簡単な操作で数種類の塗料に対して適切な樹脂
溶解剤を供給でき、大気汚染防止にとつて都合が
良いなど多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の吹付け塗装装置を示す側面
図、第2図は本考案の吹付け塗装装置を示す平面
図、第3図は従来の樹脂溶解剤切り換え装置を示
すフローシート、第4図は本考案の樹脂溶解剤切
り換え装置を示すフローシートを、表わす。 図中、1,13……水性塗装用スプレーガン、
2,17,17′……樹脂溶解剤用スプレーガ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水性塗料及び該塗料の樹脂溶解剤を別個のスプ
    レーガンから同時に噴出し霧化混合してなる塗装
    装置において、水性塗料用スプレーガンの近傍に
    複数個の樹脂溶解剤用スプレーガンを併設させた
    ことを特徴とする水性塗料吹付け塗装装置。
JP12655079U 1979-09-13 1979-09-13 Expired JPS6134066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12655079U JPS6134066Y2 (ja) 1979-09-13 1979-09-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12655079U JPS6134066Y2 (ja) 1979-09-13 1979-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5644865U JPS5644865U (ja) 1981-04-22
JPS6134066Y2 true JPS6134066Y2 (ja) 1986-10-04

Family

ID=29358447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12655079U Expired JPS6134066Y2 (ja) 1979-09-13 1979-09-13

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JPS5644865U (ja) 1981-04-22

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