JPH0698338B2 - 建材の化粧方法 - Google Patents

建材の化粧方法

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JPH0698338B2
JPH0698338B2 JP29712589A JP29712589A JPH0698338B2 JP H0698338 B2 JPH0698338 B2 JP H0698338B2 JP 29712589 A JP29712589 A JP 29712589A JP 29712589 A JP29712589 A JP 29712589A JP H0698338 B2 JPH0698338 B2 JP H0698338B2
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JP
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paint
pattern
substrate
color
spray gun
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JP29712589A
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和夫 瀬戸
昌宏 吹挙
雅美 米原
敏介 内田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は外装材あるいは内装材等に用いる建材に塗装し
て模様を付けて化粧をするのに用いる技術に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、塗料による建材等の化粧法は、スプレー、フロー
コーターあるいは、ロールコーターにより塗装され、単
一色かせいぜい二色塗装される程度である。また斑点状
の模様を付ける方法としては、ブラッシングロールで模
様付けする方法があるが、斑点状の模様を再現性よく、
また斑点の大きさを自由に変化させることが困難であ
る。またスクリーン印刷あるいは、グラビヤ印刷等の方
法もあるが、基材に凹凸がある場合には非常に困難であ
る。
[発明が解決しようとする課題] 近年、外装材や内装材等の建材においては画一的でない
変化に富んだ化粧をしたものが望まれているが、上記従
来の技術では簡単に限られないのが現状である。
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本発
明の目的とするところは凹凸のある基材でも基材に再現
性よく連続的に塗料により斑点状の模様を付けることが
できる建材の化粧方法を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明建材の化粧方法は板状の
基材に塗料によって塗装して斑点状の模様を連続に施す
にあたって、塗装する塗料としては、顔料入りで、B型
粘度計による粘度が500cP以下で、チクソ性が、6rpm/60
rpmの比で3〜7のものを用い、上記塗料を吐出するス
プレーガンを基材が搬送される搬送方向に対して垂直に
動かすと共に基材の搬送速度に対してスプレーガンを7
倍以上の速度で動かし、且つスプレーガンからの塗料の
吐出量が100〜200cc/min、スプレーパターンが基材の板
面において30〜100cmでスプレーガンから霧化されてい
ないか殆ど霧化されていない状態で塗装することを特徴
とする。
塗装される基材は外装材や内装材として用いられるのも
のであり、窯業系材料やその他の材料にて形成され、必
要に応じて表面に凹凸を形成してある。第1図は基材の
一例であって、松下外装建材(株)製のマルチサイディ
ジングである。これは窯業系材料にて形成され、基材1
の表面に格子状に凹条2が形成されて凹条2により凹部
を形成すると共に凹条2以外の部分を凸部として表面に
凹凸を設けてある。この基材1の各部の寸法a,b,c,d,e,
f,g,hはa=454.5mm,b=56.81mm,c=6mm,d=152mm,e=6
mm,f=15.0mm,g=3.0mm,h=12.0mmである。この基材の
表面にスプレーガンにて斑点状の模様を付ける塗装をす
るが、斑点状の模様付けを行う前に斑点状の模様付けに
用いる塗料に比べて色差ΔEが5以上異なる塗料で塗装
を行い、その上に斑点状の塗装を行う。本発明で云う色
差ΔEはHunterの色差式から求められる値である。Hunt
erのL,a,b表色系における色差式はΔE(L,a,b)=
[(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)21/2であり、Lは
明度、a,bは色度座標を現す。斑点状の模様の塗装を行
う塗料は、顔料入りで、B型粘度計による粘度が500cP
以下で、チクソ性が、6rpm/60rpmの比で3〜7のものを
用いるが、これらの数値を限定したのは次の理由からで
ある。塗料の粘度が、B型粘度計で500cPより高い場合
スプレーパターンが安定しない。チクソ性においても、
B型粘度計6rpm/60rpmの比が、3未満の場合霧化しやす
く奇麗な斑点状になりにくく、7を越える場合スプレー
ガンのスプレーノズルが詰まりやすい。上記塗料の顔
料、溶剤、塗料のタイプは特に限定しないが、顔料濃度
としては、顔料コンテント(PWC)が30以上の方が好ま
しい。30未満の場合は隠蔽性が悪く、斑点状の模様が目
立ちにくい。また使用する塗料はなるべく耐候性のよい
塗料を使用する方が施された模様がいつまでも変化せず
好ましい。例えば弗素塗料、変性シリコーン塗料、無機
塗料等が挙げられる。このような塗料を用いてスプレー
ガンから塗料を吐出すると共に基材を一定速度で搬送し
て斑点状の模様を形成するように塗装するが、上記塗料
を吐出するスプレーガンを基材が搬送される搬送方向に
対して垂直に動かすと共に基材の搬送速度に対してスプ
レーガンを7倍以上の速度で動かし、且つスプレーガン
からの塗料の吐出量が100〜200cc/min、スプレーパター
ンが基材の板面において30〜100cmでスプレーガンから
霧化されていないか殆ど霧化されていない状態(液滴状
の状態)で塗装する。このスプレーガンを動かすときス
プレーガンの速度が基材の搬送速度の7倍未満の場合、
基材上の斑点状の模様の連続性が崩れやすい。また塗料
の吐出量が100cc/min未満あるいは200cc/minを越える場
合、基材上の斑点状の模様が連続的に安定しない。また
スプレーパターンの基材の表面での広がりが30cm未満の
場合、斑点状の模様の連続性が保ちにくく、奇麗な斑点
状の模様とならず100cmを越えると制御しにくい。以上
の複数の条件をコントロールして始めて再現性よく連続
的に斑点状の模様が付けられる。基材に斑点状の模様を
塗装した後は、その塗料にあわせて、セッティング、乾
燥を行う。斑点状の模様付けの塗装は数回行ってもよ
い。
また本発明の建材の化粧方法は、基材に凹凸を設けると
共に凹部の色と凸部の色を変化させ、さらに凹部の色と
の色差ΔEが、0.7以内の塗料で斑点状の模様を付ける
ことを特徴とすることも好ましい。色差ΔEが0.7を越
えると、凹部と斑点状の模様の区別が目立ち過ぎ外観上
よくない。
[作用] 上記のように塗装をすることにより、凹凸を有する基材
であっても斑点状の模様を再現性よく連続的に付けるこ
とができる。
[実施例] 先ず特許請求の範囲第1項に対応する実施例から述べ
る。
〈使用塗料〉 富士防火化学製MFC204(シリコーン系)を使用した。こ
の塗料の顔料コンテント(PWC)は55である。
〈使用基材〉 第1図に示す松下外装建材(株)製マルチサイティジン
グを使用した。
〈塗装機〉 ノードソン(株)製エアレススプレーユニットを使用し
た。
〈レシプロケーター及び塗装ブース〉 フルハン(株)製を使用した。
(手順) 準備した上記基材に東芝シリコーン製変性シリコーン系
プライマーを固形分で20g/m2の割合で塗装し、60℃で30
分間処理し、その後MFC204をスプレーで固形分20g/m2
割合で塗装し、150℃で15分間処理したものを斑点状の
模様付けの実験に用いた。
(検討する条件) 塗料粘度、塗料のチクソ性、レシプロケータの速度/基
材の搬送速度、塗料の吐出量、スプレーパターン。
塗料の吐出量は、使用したエアレススプレーユニットの
吐出圧、チップで調整した。
上記の条件を変えて模様付けの状態を調べた結果第1表
の通りになり、本発明の方法では斑点状の模様が連続的
に形成されることがわかった。
次に特許請求の範囲第2項に対応する実施例について述
べる。
この実施例は前記実施例と殆ど同じであるが、第1図に
示した基材の凸部にロールコータで塗布をし、その上に
上記実施例と同様に模様付けを行った。そして条件を変
えて模様付けの状態を調べた結果第2表の通りになり、
本発明の方法では凸部と凹部の色違いが選別され、斑点
模様は凸部のみに選別されるのがわかった。
[発明の効果] 本発明は叙述の如くして基材に塗装するので、基材に凹
凸があっても再現性よく連続的に斑点状の模様の塗装が
できるものであって、外装材や内装材として用いる建材
として画一的でない変化に富んだ外観のよい建材を得る
ことができるものである。また請求項2記載の発明にあ
っては、凸部と凹部とに色違いができて一層外観に変化
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明で使用する基材の一例を示
す断面図及び平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吹挙 昌宏 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 米原 雅美 兵庫県西宮市東鳴尾町1丁目10番36号 富 士防火化学株式会社内 (72)発明者 内田 敏介 愛知県名古屋市名東区上社4丁目168番地 フルハン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−103137(JP,A) 特開 昭51−73037(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の基材に塗料によって塗装して斑点状
    の模様を連続に施すにあたって、塗装する塗料として
    は、顔料入りで、B型粘度計による粘度が500cP以下
    で、チクソ性が、6rpm/60rpmの比で3〜7のものを用
    い、上記塗料を吐出するスプレーガンを基材が搬送され
    る搬送方向に対して垂直に動かすと共に基材の搬送速度
    に対してスプレーガンを7倍以上の速度で動かし、且つ
    スプレーガンからの塗料の吐出量が100〜200cc/min、ス
    プレーパターンが基材の板面において30〜100cmでスプ
    レーガンから霧化されていないか殆ど霧化されていない
    状態で塗装することを特徴とする建材の化粧方法。
  2. 【請求項2】基材に凹凸を設けると共に凹部の色と凸部
    の色を変化させ、さらに凹部の色との色差ΔEが、0.7
    以内の塗料で斑点状の模様を付けることを特徴とする請
    求項1記載の建材の化粧方法。
JP29712589A 1989-11-15 1989-11-15 建材の化粧方法 Expired - Lifetime JPH0698338B2 (ja)

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JP2015007323A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 アイジー工業株式会社 外装材

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