JPH08257481A - 建材の化粧方法 - Google Patents

建材の化粧方法

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Publication number
JPH08257481A
JPH08257481A JP7067489A JP6748995A JPH08257481A JP H08257481 A JPH08257481 A JP H08257481A JP 7067489 A JP7067489 A JP 7067489A JP 6748995 A JP6748995 A JP 6748995A JP H08257481 A JPH08257481 A JP H08257481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
pattern
acrylic emulsion
coated
coated surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP7067489A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kawakami
雄一 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH08257481A publication Critical patent/JPH08257481A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基材に斑点状の模様を重ねて施したり或いは
上塗り後に斑点状の模様を施す際に、にじむようなこと
がなく、外観の向上が図れる建材の化粧方法を提供す
る。 【構成】 基材wにアクリルエマルジョン系の上塗りま
たは斑点状の模様を施した後、その塗装表面に更にアク
リルエマルジョン系の斑点状の模様を施すに際して、上
記基材の塗装表面の乾き具合と表面温度を所定値以上に
した後、その塗装表面に斑点状の模様を施す。これによ
り、斑点状の模様がにじむようなことがなく、外観の向
上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外装材や内装材等に
用いられる建材の化粧方法に係り、特に重ね塗装を施す
際の仕上りの向上を図った建材の化粧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建材に連続した斑点状の模様を連続的に
施す技術は、特開平3−186381号公報(発明の名
称:建材の化粧方法)により既に知られている。この化
粧方法は、基材を連続的に移動させ、その基材の幅の大
きさに応じてスプレーガンの数を変え、幅方向で隣り合
うスプレーガンにより吹き付けられるスプレーパターン
が相互に重なるよう、かつその重なりが一定範囲に納ま
るように設定して基材に塗料を吹き付け、基材に斑点状
の模様付けを連続して行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の化粧方法においては、斑点状模様の塗料は一色で
しかなく、塗装前の塗装表面の温度などの管理は特にな
されていない。そのため、例えば二色の斑点状の模様を
重ねて施そうとする場合、二色の斑点状の模様同士がに
じんだようになり、また、上塗りの上に斑点状の模様を
施そうとする場合、上塗りに斑点状の模様がにじんだよ
うになり、外観が損なわれるという問題があった。
【0004】この発明は、上記問題点を解決すべくなさ
れたもので、基材に斑点状の模様を重ねて施したり或い
は上塗り後に斑点状の模様を施す際に、にじむようなこ
とがなく、外観の向上が図れる建材の化粧方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の建材の化粧方法は、基材にアクリルエ
マルジョン系の上塗りまたは斑点状の模様を施した後、
その塗装表面に更にアクリルエマルジョン系の斑点状の
模様を施すに際して、上記基材の塗装表面の乾き具合と
表面温度を所定値以上にした後、その塗装表面に斑点状
の模様を施すことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の建材の化粧方法は、請求項
1記載の建材の化粧方法において、上記基材の塗装表面
を熱風で乾燥させて表面温度を40〜70℃にした後、
その塗装表面に斑点状の模様を施すことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の建材の化粧方法によれば、基材
にアクリルエマルジョン系の上塗りまたは斑点状の模様
を施した後、その塗装表面に更にアクリルエマルジョン
系の斑点状の模様を施すに際して、上記基材の塗装表面
の乾き具合と表面温度を所定値以上にした後、その塗装
表面に斑点状の模様を施すようにしたので、重ねて施さ
れた塗料同士が混ざり合って斑点状の模様がにじむよう
なことがなくなり、外観の向上が図れる。
【0008】請求項2記載の建材の化粧方法によれば、
上記所定の条件により上記基材の表面に所望の斑点状の
模様を再現性よく且つ効率よく形成することが可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を添付図面に基
いて詳述する。
【0010】図1は、斑点状模様の外観をもつ内装材や
外装材等の建材の塗装ラインを示したものである。
【0011】図1において、1は被塗装物である板状の
基材wを載せて搬送するコンベアで、このコンベア1の
搬送方向に沿って、プレヒータ2、下塗り装置3、下塗
り乾燥装置4、冷却装置5、上塗り装置6、中間炉7、
斑点模様塗り装置8、最終乾燥装置9、冷却装置10が
順に設けられている。
【0012】先ず、上記基材wはコンベア1上に載置さ
れて所定の速度で搬送され、プレヒータ2によりプレヒ
ートされてから、下塗リ装置3により基材wの表面(被
塗装面)に下塗りが施される。次いで、基材wは下塗り
乾燥器4により下塗りが乾燥された後、冷却装置5によ
り冷却され、上塗り装置6により基材wの表面にアクリ
ルエマルジョン系の上塗りが施される。
【0013】次に、上塗り装置6による上塗りが完了し
た基材wは、中間炉7に搬送され、ここで90℃の熱風
が吹き付けられて乾燥処理される。
【0014】この中間炉7の条件は、 風速 数〜数十 m/sec 温度 90℃以上 時間 1.3分以上 これにより、次工程の斑点模様塗りに際しての基材wの
塗装表面を40〜70℃となるようにする。
【0015】次に、斑点模様塗り装置8により上記基材
wの塗装表面に更にアクリルエマルジョン系の斑点状の
模様が施される。この斑点模様塗り装置8は、図2に示
す如き1丁のスプレーガン20を基材wの搬送方向と直
交する方向(基材の幅方向)に往復移動させて、基材w
の表面に塗料を吹き付けることにより連続した斑点状の
模様を施すように構成されている。
【0016】上記スプレーガン20は、ノズル本体21
の中心に塗料噴射孔22を有し、この塗料噴射孔22の
周りに霧化空気噴射孔23を設けると共に、更にその外
側にパターン形成用霧化空気噴射孔24を設けている。
【0017】上記斑点模様塗りの後、基材wは最終乾燥
装置9により乾燥され、更に冷却器10により冷却され
て塗装が完了する。
【0018】次により具体的実施例を説明する。
【0019】使用した塗料,基材wは以下の通りであ
る。
【0020】使用塗料;大日本塗料(株)製,Vセラン
300(アクリルエマルジョン系) 使用塗料;大日本塗料(株)製,釉元MX 使用基材;積水化学工業(株)製,シンセライト <手順>先ず、上記基材wの表面に、大日本塗料(株)
製プライマーを下塗りし、焼付乾燥並びに冷却後、大日
本塗料(株)製、アクリルエマルジョン系の塗料を上塗
りする。
【0021】次に、中間炉7で熱風乾燥にて基材wの表
面温度を40〜70℃とした後、斑点模様塗り装置8
で、スプレーガンの数を1丁とし、塗料粘度15〜20
秒(IHSカップ)、吐出量120g/min、霧化エ
ア圧0.3kg/cm2 、パターンエア圧0.3kg/
cm2 、レシプロケータ速度60m/minの条件下
で、斑点状の模様付けを行った。
【0022】上記の条件のもとで斑点状の模様の良否を
見たが、斑点状の模様のにじみがなく、仕上りのよい外
観の優れた建材が得られた。
【0023】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない塗装条件の範囲
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上記
実施例では上塗りの上に斑点状の模様を施すようにした
が、上塗りに代えて斑点状の模様を施し、2色の斑点状
の模様を重ねて施すようにしてもよい。また、このよう
な重ね塗装は、2色に限られず、3色以上であってもよ
い。この場合、塗料がにじまないように、その都度かわ
き具合と表面温度をこの発明の範囲で調整することは勿
論である。また、基材としては、平板のみならずコーナ
材も適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上要するにこの発明によれば、次のよ
うな優れた効果が得られる。 (1)請求項1記載の建材の化粧方法によれば、基材に
アクリルエマルジョン系の上塗りまたは斑点状の模様を
施した後、その塗装表面に更にアクリルエマルジョン系
の斑点状の模様を施すに際して、上記基材の塗装表面の
乾き具合と表面温度を所定値以上にした後、その塗装表
面に斑点状の模様を施すようにしたので、重ねて施され
た塗料同士が混ざり合って斑点状の模様がにじむような
ことがなくなり、外観の向上が図れる。 (2)請求項2記載の建材の化粧方法によれば、上記所
定の条件により上記基材の表面に所望の斑点状の模様を
再現性よく且つ効率よく形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】スプレーガンの構造を概略的に示す部分的断面
側面図である。
【符号の説明】
w 基材 6 上塗り装置 7 中間炉 8 斑点模様塗り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 302 B05D 7/24 302P

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材にアクリルエマルジョン系の上塗りま
    たは斑点状の模様を施した後、その塗装表面に更にアク
    リルエマルジョン系の斑点状の模様を施すに際して、上
    記基材の塗装表面の乾き具合と表面温度を所定値以上に
    した後、その塗装表面に斑点状の模様を施すことを特徴
    とする建材の化粧方法。
  2. 【請求項2】上記基材の塗装表面を熱風で乾燥させて表
    面温度を40〜70℃にした後、その塗装表面に斑点状
    の模様を施すことを特徴とする請求項1記載の建材の化
    粧方法。
JP7067489A 1995-03-27 1995-03-27 建材の化粧方法 Pending JPH08257481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7067489A JPH08257481A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 建材の化粧方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7067489A JPH08257481A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 建材の化粧方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08257481A true JPH08257481A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13346454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7067489A Pending JPH08257481A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 建材の化粧方法

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JP (1) JPH08257481A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10235280A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Nichiha Corp 建築板の塗装方法及び塗装システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10235280A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Nichiha Corp 建築板の塗装方法及び塗装システム

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