JPH10235280A - 建築板の塗装方法及び塗装システム - Google Patents

建築板の塗装方法及び塗装システム

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JPH10235280A
JPH10235280A JP9044224A JP4422497A JPH10235280A JP H10235280 A JPH10235280 A JP H10235280A JP 9044224 A JP9044224 A JP 9044224A JP 4422497 A JP4422497 A JP 4422497A JP H10235280 A JPH10235280 A JP H10235280A
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Japan
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coating
hot air
building board
blow
building
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Takahiro Yamaguchi
隆博 山口
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Nichiha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築板塗装工場の生産性向上と省スペース化
とを実現する。 【解決手段】 同一の搬送路13にインクジェット式塗
装装置12と熱風吹出装置31とを建築板11の搬送方
向に並べて設置する。熱風吹出装置31は、送風ファン
32で送風する空気を空気加熱器33で加熱して熱風を
作り、この熱風を送風ダクト34を介して吹出ユニット
36に送り、この吹出ユニット36の下面側に形成され
た複数の熱風吹出口37から熱風を吹き出す。搬送ロー
ラ14で搬送される建築板11が塗装ユニット15の下
方を通過する際に、噴射ノズル19から噴射される塗料
により建築板11の表面に斑点模様等が塗装される。こ
の建築板11は、吹出ユニット36の下方を通過する際
に、吹出ユニット36の各熱風吹出口37から下向きに
吹き出す熱風が建築板11の表面の未乾燥塗膜に当たっ
て該塗膜を乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築板の塗装から
塗膜乾燥までの工程を改善した建築板の塗装方法及び塗
装システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、需要が急増している窯業系の建築
板は、表面を塗装して意匠性を高めたものが多い。この
建築板の塗装工程は、コンベアで建築板を塗装装置へ搬
送して建築板の表面を塗装し、塗装装置から搬出されて
くる建築板を、工場内の別の乾燥場所へ移送して建築板
の表面の塗膜を乾燥させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の塗
装工程では、塗装ラインとは別の場所で建築板の塗膜を
乾燥させるため、塗装から乾燥までの工程に時間がかか
り、生産能率が悪いばかりか、工場内に広い乾燥場所を
必要とするという欠点があった。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、生産性向上と省スペ
ース化とを実現することができる建築板の塗装方法及び
塗装システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の建築板の塗装方法は、建築板を搬送する搬
送路に、建築板を塗装するための塗装位置と該建築板の
表面に塗装した未乾燥塗膜を乾燥するための塗膜乾燥位
置とを隣接して設け、前記塗装位置を通過して前記塗膜
乾燥位置に搬送されてくる建築板の表面の未乾燥塗膜に
熱風を吹き付けて該塗膜を乾燥させるものである(請求
項1)。
【0006】この塗装方法では、搬送路によって建築板
を塗装位置からこれに隣接する塗膜乾燥位置へ順次搬送
し、塗装位置で塗装した建築板表面の未乾燥塗膜を、塗
膜乾燥位置で熱風を吹き付けて速やかに乾燥させるた
め、同一の搬送路上で建築板の塗装と乾燥とを連続して
能率良く行うことが可能となる。
【0007】ところで、建築板の塗装装置には、例え
ば、フローコータ、ロールコータ、スプレー塗装装置、
インクジェット式塗装装置(特開平7−228036号
公報参照)等が使用される。一般に、塗料の塗布量が多
い場合や、塗料中の顔料や樹脂の配合量が多い場合(溶
剤の配合量が少ない場合)には、乾燥前に塗膜の厚みを
流動によって均一化(レベリング)するのに必要なレベ
リング時間が長くなる傾向がある。塗膜のレベリングが
不十分な状態で熱風を強く吹き付けると、塗膜の厚みが
不均一なまま乾燥されてしまう。
【0008】例えば、フローコータで塗装する場合に
は、塗料の塗布量が多く、しかも、溶剤の配合量が少な
い塗料(つまりレベリング時間が長くかかる塗料)が使
用されるが、インクジェット式塗装装置で塗装する場合
には、塗料の塗布量が少なく、しかも、溶剤の配合量が
多い塗料(つまりレベリング時間が短い塗料)が使用さ
れる。
【0009】従って、請求項2のように、塗装位置に搬
送されてくる建築板の表面に対して多数の噴射ノズルか
ら塗料を噴射して塗装するインクジェット式塗装装置を
用いることが好ましい。このようにすれば、建築板を塗
装位置から塗膜乾燥位置へ搬送する間に、建築板表面の
塗膜のレベリングが完了し、熱風の吹き付けにより塗膜
の均一性を損なうこと無く、速やかに塗膜を乾燥させる
ことが可能となる。
【0010】また、本発明の建築板の塗装システムは、
建築板を搬送する搬送路に塗装装置と熱風吹出装置とを
隣接して設置し、同一の搬送路上で建築板の塗装と乾燥
とを連続して能率良く行うことができる(請求項3)。
このようにすれば、塗装装置と熱風吹出装置とを同一の
ラインにコンパクトに集約することが可能となる。
【0011】この場合、請求項4のように、熱風吹出装
置の熱風吹出口の高さ位置を吹出高さ調整手段により調
整できるようにしても良い。このようにすれば、塗装す
る建築板の板厚の相違、塗料の塗布量、塗料の種類等に
応じて熱風吹出口の高さ位置を最適な高さに調整するこ
とが可能となる。
【0012】また、請求項5のように、熱風吹出方向を
吹出方向調整手段により調整できるようにしても良い。
このようにすれば、例えば建築板の表面の凹凸や搬送速
度等に応じて熱風吹出方向を調整することができる。ま
た、熱風吹出方向を搬送方向に傾斜させると、熱風を建
築板の表面に沿って搬送方向に流すことができ、建築板
表面に熱風が当たる時間を長くすることができる。
【0013】更に、請求項6のように、建築板の表面に
吹き付けられた熱風を、排気手段により搬送路の両側か
ら吸い込んで排出するようにしても良い。このようにす
れば、塗料から蒸発した溶剤ガスを含む空気(熱風)を
排出でき、工場内の作業環境を良好に維持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図4に基づいて説明する。まず、建築板11の
塗装に用いるインクジェット式の塗装装置12の構成を
説明する。建築板11を搬送する搬送路13は搬送ロー
ラ14によって構成されている。搬送路13の塗装位置
の上方には塗装ユニット15が設置され、この塗装ユニ
ット15内には、塗装ヘッド16、電磁弁アレイ17及
びノズルアレイ18が設けられている。ノズルアレイ1
8の下面には、多数の噴射ノズル19が下向きに設けら
れ、これら多数の噴射ノズル19が建築板11の搬送方
向と直角方向に一列又は複数列に配列されている。電磁
弁アレイ17には、噴射ノズル19の数と同数の電磁弁
20が設けられ、各電磁弁20の流入口が配管21を介
して塗装ヘッド16に接続され、各電磁弁20の流出口
が配管22を介して各噴射ノズル19に接続されてい
る。
【0015】図3に示すように、塗装ヘッド16は、密
閉された塗料タンク23と塗料供給配管24を介して接
続され、コンプレッサ25から圧力調整バルブ26を介
して塗料タンク23内に低圧の圧縮空気を供給すること
で、塗料タンク23内の圧力を一定に保ちつつ、塗料タ
ンク23内の塗料を塗料供給配管24を通して塗装ヘッ
ド16に圧送し、この塗装ヘッド16内の塗料を配管2
1→電磁弁20→配管22→噴射ノズル19の経路で分
配して、電磁弁20の開放時に噴射ノズル19から塗料
を噴射する。
【0016】また、塗装ヘッド16には、余剰塗料を塗
料回収タンク27側に戻すための塗料戻し配管28が塗
料供給配管24とは反対側に設けられ、塗料供給配管2
4から塗装ヘッド16内に流入した塗料が塗装ヘッド1
6内を塗料戻し配管28側に向けて流れるようになって
いる。塗料戻し配管28中には、塗装ヘッド16内の塗
料流量を調整する流量調整バルブ29が設けられ、この
流量調整バルブ29を通過した塗料は塗料回収タンク2
7内に回収され、この塗料回収タンク27からポンプ3
0により塗料タンク23内に戻される。
【0017】次に、図1、図2及び図4に基づいて熱風
吹出装置31の構成を説明する。この熱風吹出装置31
は、インクジェット式塗装装置12の搬送方向下流側に
隣接して設置されている。この熱風吹出装置31は、送
風ファン32で送風する空気を空気加熱器33で加熱し
て例えば120℃の熱風を作り、この熱風を送風ダクト
34とフレキシブルダクト35を介して吹出ユニット3
6に送り、この吹出ユニット36の下面側に例えば50
mmピッチで形成された複数の熱風吹出口37から熱風
を例えば10m/分の風速で吹き出す。各熱風吹出口3
7は、熱風を下向きに案内するテーパ状の導風部38の
下面に建築板11の搬送方向と直角方向に延びるスリッ
ト状に形成され、建築板11の幅全体に均一に熱風を吹
き付ける。尚、熱風吹出口37の形状は、スリット状に
限定されず、導風部38の下面に多数の小孔を配列した
構成としても良い。噴射ノズル19の真下の塗装位置と
熱風吹出口37から熱風を吹き付ける塗膜乾燥位置との
間隔は、例えば50cm〜100cmに設定されてい
る。
【0018】吹出ユニット36は、吊りワイヤ39によ
って吊持されている。この吊りワイヤ39は、吊り滑車
40に掛け渡されて手巻きウインチ41(吹出高さ調整
手段)に巻き付けられ、この手巻きウインチ41の巻付
量を調整することで、吹出ユニット36を上下動させて
熱風吹出口37の高さ位置を調整する。通常は、熱風吹
出口37と建築板11表面との間隔が例えば20mmと
なるように調整する。尚、吹出ユニット36の上下動
は、フレキシブルダクト35の伸縮によって許容され
る。
【0019】また、吹出ユニット36の周囲には、例え
ばU字形に形成された排気ダクト42が設置され、この
排気ダクト42の内周側面に、建築板11の表面に吹き
付けられた熱風を吸い込む排気口43(図2参照)が形
成されている。この排気ダクト42は排気ファン44に
接続され、この排気ファン44によって例えば8m/分
の風速で排気が吐出される。この排気ファン44の吐出
側に接続されたダクト45には、排気温度を低下させる
ための熱交換器46が設けられている。
【0020】この熱交換器46は、吸気ダクト47を介
して送風ファン32の吸気口と接続され、送風ファン3
2によって吸入される外気を熱交換器46で排気と熱交
換させて排気温度を低下させると共に、送風ファン32
の吸気温度を上昇させて、排熱利用を図る。従って、熱
交換器46は、熱風を生成するための予備的な加熱器と
しても機能する。熱交換器46で温度低下した排気は、
ダクト45を通して溶剤回収機(図示せず)に送られ、
排気中の溶剤が回収され、溶剤ガスの含まれない排気が
大気中に排出される。これら排気ダクト42、排気ファ
ン44、熱交換器46及びダクト45から排気装置48
(排気手段)が構成されている。
【0021】以上のように構成した塗装システムでは、
建築板11を搬送ローラ14によって搬送すると、この
建築板11が塗装ユニット15の下方の塗装位置を通過
する際に、噴射ノズル19から噴射される塗料により建
築板11の表面に斑点模様等が塗装される。この建築板
11は、搬送ローラ14によって塗装位置から吹出ユニ
ット36下方の塗膜乾燥位置へ搬送され、この塗膜乾燥
位置を通過する際に、吹出ユニット36の各熱風吹出口
37から下向きに吹き出す熱風が建築板11の表面の未
乾燥塗膜に当たって該塗膜を乾燥させる。
【0022】このような塗装システムでは、同一の搬送
路13上で建築板11の塗装と乾燥とを連続して能率良
く行うことができるため、従来のように、塗装ラインと
は別の場所で塗膜を乾燥させる場合とは異なり、建築板
11の塗装から乾燥までの一連の工程の所要時間を大幅
に短縮でき、生産能率を向上できる。しかも、インクジ
ェット式の塗装装置12と熱風吹出装置31とを同一の
搬送路13に沿ってコンパクトに集約して設置すること
ができ、従来のように工場内に広い乾燥場所を必要とせ
ず、省スペース化を実現することができる。
【0023】また、上記実施形態では、インクジェット
式塗装装置12を用いて塗装するので、塗料の塗布量が
少なく、しかも、溶剤の配合量が多い塗料(つまりレベ
リング時間が短い塗料)を使用できる。従って、塗装位
置と塗膜乾燥位置との間隔が短くても、建築板11を塗
装位置から塗膜乾燥位置へ搬送する間に、建築板11表
面の塗膜のレベリングを完了させることができ、熱風の
吹き付けにより塗膜の均一性を損なうこと無く、速やか
に塗膜を乾燥させることができ、塗膜品質の向上と生産
性向上とを両立させることができる。
【0024】但し、本発明はインクジェット式塗装装置
に限定されるものではなく、例えばスプレー塗装装置
等、他の塗装装置を用いても良く、この場合でも、塗装
位置と塗膜乾燥位置との間の距離を塗膜のレベリング時
間に応じて設定すれば、建築板を塗装位置から塗膜乾燥
位置へ搬送する間に、塗膜のレベリングを完了させるこ
とができる。
【0025】また、上記実施形態では、吹出ユニット3
6の熱風吹出口37の高さ位置を手巻きウインチ41に
より調整できるので、塗装する建築板11の板厚の相
違、塗料の塗布量、塗料の種類等に応じて熱風吹出口3
7の高さ位置を任意に調整することができ、常に最適な
高さ位置から熱風を吹き付けることができる。尚、手巻
きウインチ41に代えて電動ウインチを用いても良いこ
とは言うまでもない。
【0026】更に、建築板11の表面に吹き付けられた
熱風を、排気装置48により搬送路13の両側から吸い
込んで排出するようにしたので、塗料から蒸発した溶剤
ガスを含む空気(熱風)を排出できて、工場内の空気中
の溶剤ガス濃度が高くなることを防ぐことができ、工場
内の作業環境を良好に維持できる。
【0027】ところで、上記実施形態では、熱風吹出口
37の向き(熱風吹出方向)を下向きに固定している
が、熱風吹出方向を調整できるようにしても良い。以
下、これを具体化した本発明の第2の実施形態を図5乃
至図7に基づいて説明する。複数の吹出ユニット51を
間隔規定金具52で連結して一体化すると共に、各吹出
ユニット51に固定されたスプロケット53にチェーン
54を掛け渡し、このチェーン54を、パルスモータ5
5の回転軸に嵌着された駆動スプロケット56に掛け渡
して吹出方向調整手段が構成されている。そして、パル
スモータ55の回転量を制御してチェーン54の駆動量
を制御することで、各吹出ユニット51の角度を調整
し、それによって各吹出ユニット51の下端に形成され
た熱風吹出口57から吹き出す熱風の吹出方向を調整す
る。
【0028】各吹出ユニット51は、2本のフレキシブ
ルダクト58を介して送風ダクト59に接続されてい
る。この熱風吹出装置62は、前記第1の実施形態と同
じく、送風ファン(図示せず)で送風する空気を空気加
熱器(図示せず)で加熱して熱風を作り、この熱風をフ
レキシブルダクト60を介して送風ダクト59に送り、
この送風ダクト59からフレキシブルダクト58を介し
て各吹出ユニット51に分配し、各吹出ユニット51下
端の熱風吹出口57から熱風を吹き出す。
【0029】また、間隔規定金具52で連結された複数
の吹出ユニット51は、吊りワイヤ61によって吊持さ
れ、前記第1の実施形態と同じく、手巻きウインチ(図
示せず)によって吹出ユニット51の熱風吹出口57の
高さ位置を調整できるようになっている。
【0030】以上説明した第2の実施形態によれば、熱
風吹出方向を調整できるので、例えば建築板の表面の凹
凸や搬送速度等に応じて熱風吹出方向を乾燥効率が良く
なる方向に調整することができる。また、熱風吹出方向
を搬送方向に傾斜させると、熱風を建築板の表面に沿っ
て搬送方向に流すことができ、建築板表面に熱風が当た
る時間を長くすることができて、乾燥効率を向上でき
る。
【0031】尚、熱風吹出方向の調整を、熱風吹出口5
7の高さ位置の調整と同じく、手動で行うように構成し
ても良い。また、熱風吹出口57にルーバ(導風板)を
取り付けて、このルーバの角度を調整することで、熱風
吹出方向を調整するようにしても良い(この場合には吹
出ユニットの角度を調整する必要はない)。
【0032】その他、本発明は、吹出ユニットの熱風吹
出口の高さ位置を調整する吹出高さ調整手段の構成を変
更したり、排気装置48(排気手段)の構成を変更して
も良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施
できる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1,3の塗装方法及び塗装システムによれば、
同一の搬送路上で建築板の塗装と乾燥とを連続して能率
良く行うことができ、生産性を向上できると共に、塗装
装置と熱風吹出装置とを同一のラインにコンパクトに集
約して設置することができ、省スペース化を実現するこ
とができる。
【0034】更に、請求項2では、インクジェット式塗
装装置を用いて塗装するので、塗料の塗布量が少なく、
しかも、溶剤の配合量が多い塗料(つまりレベリング時
間が短い塗料)を使用することができ、熱風の吹き付け
により塗膜の均一性を損なうこと無く、塗膜を能率良く
乾燥することができる。
【0035】また、請求項4では、熱風吹出口の高さ位
置を調整できるので、塗装する建築板の板厚の相違、塗
料の塗布量、塗料の種類等に応じて熱風吹出口の高さ位
置を最適な高さに調整することができ、乾燥効率を向上
できる。
【0036】また、請求項5では、熱風吹出方向を調整
できるので、熱風吹出方向を搬送方向に傾斜させれば、
建築板表面に熱風が当たる時間を長くすることができ、
乾燥効率を向上できる。
【0037】更に、請求項6では、建築板の表面に吹き
付けられた熱風を、搬送路の両側から吸い込んで排出す
るようにしたので、工場内の空気中の溶剤ガス濃度が高
くなることを防ぐことができ、工場内の作業環境を良好
に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す塗装システム全
体の正面図
【図2】塗装システムの主要部の正面図
【図3】インクジェット式塗装装置の概略構成図
【図4】吹出ユニットの部分斜視図
【図5】本発明の第2の実施形態における熱風吹出装置
の主要部の正面図
【図6】吹出ユニットの部分斜視図
【図7】吹出ユニットの側面図
【符号の説明】
11…建築板、12…インクジェット式塗装装置、13
…搬送路、14…搬送ローラ、15…塗装ユニット、1
6…塗装ヘッド、17…電磁弁アレイ、18…ノズルア
レイ、19…噴射ノズル、20…電磁弁、21,22…
配管、23…塗料タンク、24…塗料供給配管、25…
コンプレッサ、26…圧力調整バルブ、27…塗料回収
タンク、28…塗料戻し配管、29…流量調整バルブ、
30…ポンプ、31…熱風吹出装置、32…送風ファ
ン、33…空気加熱器、34…送風ダクト、35…フレ
キシブルダクト、36…吹出ユニット、37…熱風吹出
口、39…吊りワイヤ、41…手巻きウインチ(吹出高
さ調整手段)、42…排気ダクト、44…排気ダクト、
46…熱交換器、48…排気装置(排気手段)、51…
吹出ユニット、55…パルスモータ(吹出方向調整手
段)、57…熱風吹出口、58…フレキシブルダクト、
59…送風ダクト、61…吊りワイヤ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築板を搬送する搬送路に、建築板を塗
    装するための塗装位置と該建築板の表面に塗装した未乾
    燥塗膜を乾燥するための塗膜乾燥位置とを隣接して設
    け、 前記塗装位置を通過して前記塗膜乾燥位置に搬送されて
    くる建築板の表面の未乾燥塗膜に熱風を吹き付けて該塗
    膜を乾燥させることを特徴とする建築板の塗装方法。
  2. 【請求項2】 前記塗装位置に搬送されてくる建築板の
    表面に対して、多数の噴射ノズルから塗料を噴射して塗
    装することを特徴とする請求項1に記載の建築板の塗装
    方法。
  3. 【請求項3】 建築板を搬送する搬送路に、建築板を塗
    装する塗装装置を設置すると共に、この塗装装置を通過
    した建築板の表面の未乾燥塗膜に熱風を吹き付けて該塗
    膜を乾燥させる熱風吹出装置を、前記塗装装置に隣接し
    た位置に設置したことを特徴とする建築板の塗装システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記熱風吹出装置は、熱風吹出口の高さ
    位置を調整する吹出高さ調整手段を備えていることを特
    徴とする請求項3に記載の建築板の塗装システム。
  5. 【請求項5】 前記熱風吹出装置は、熱風吹出方向を調
    整する吹出方向調整手段を備えていることを特徴とする
    請求項3又は4に記載の建築板の塗装システム。
  6. 【請求項6】 前記建築板の表面に吹き付けられた熱風
    を、前記搬送路の両側から吸い込んで排出する排気手段
    を備えていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれ
    かに記載の建築板の塗装システム。
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