JPH04187267A - 建築パネルの塗装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は建築パネルの製造方法に関する。

詳細には、表面に凹凸模様のある美麗な建築パネルの製
造方法に関する。

（従来の技術） 従来、表面に凹凸模様のある建築パネルは、特公昭５９
−４１９２号公報にあるように、建築パネル表面」二に
、塗料を斑点状に吹き伺けて付着させ、この斑点状に付
着した塗料の先端部分をローラーでヘッドカットする方
法で製造されていた。

（発明が解決しようとする課題） しかし、この特公昭５９−４１９２号公報に記載された
方法では、塗料を、適宜、斑点状に吹き付けて４＝Ｊ着
させるから、不規則な模様上なる。

かかる不規則な模様は好ましいが、ときには、規則的な
模様を必要とすることもある。しかし、上記公報の方法
では表面に規則的な模様のある建築パネルは製造できな
い。

そこで、本発明の目的は、建築パネル表面に規則的な凹
凸模様のある建築パネルの塗装方法を提供することであ
る。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記問題を解決し、上記目的を達成するために
なしたものであって、表面を上にして建築パネルを移動
させながら、建築パネル表面に塗料を塗布して塗料層を
設け、この塗料層に水を噴霧した後、建築パネルの移動
速度とほぼ同じ速度で移動している表面に凹凸模様のあ
るゴムベルトを押し付けて、塗料層に凹凸模様を設け、
その後、この塗料層に上塗り塗料を塗布するのである。

本発明においては、建築パネルを移動させながら、建築
パネル表面に塗料を塗布するが、この際、建築パネルの
移動方法としては、回転しているローラーの」二に建染
パネルを載せて移動させたり、ベルトコンベヤーの」二
に建築パネルを載せて移動させたり、その他種々な方法
がある。本発明ではこれ等の方法がすべて使用できる。

本発明において、建築パネルの表面に塗料が付着し焚１
Ｆいときには、建築パネルの表面に下塗り塗料を塗布し
て、塗料の付着をよくするとよい。

本発明で使用する塗料としては種々な塗料が用いられる
か、耐候性の良いアクリル系塗料が最もよい。特に、ア
クリル系エマルジョン塗料は、溶剤を使用しないので最
も適している。

又、本発明で使用する塗料の中に炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、珪砂、珪酸カルシウム等の充填祠や顔料
を多く含まぜると、粘度が高くなり、その後、塗料層に
ゴムベルトを押しつけると、凹凸模様がイτＪけ易いの
で、好ましい。

更に、本発明で使用する塗料の中に釉薬で表面が着色さ
た骨材を含まぜると、表面に美麗な骨材が顕れた建築パ
ネルが製造できるので好ましい。

この塗゛料の塗布方法としては、エアースプレー方式、
エアーレススプレ一方式、ロール方式、リバースロール
方式、フローコータ一方式等種々あり、塗料の種類によ
ってそれぞれ最適な方式が採用される。例えば、アクリ
ル系エマルジョン塗料を使用するとニエアースプレ一方
式が適している。

本発明では、この塗料を塗布した建築パネルの上に水を
噴霧するが、これは、塗料層の表面に水膜を設け、次の
工程でゴムベルトを押しつけても、ゴムベルト表面に塗
料が移行しないようにするためである。

又、本発明で使用するゴムベルトは、塗料層に押しつけ
た後に、ゴムベルト表面を水等で洗うと、ゴムベルト表
面に付着した塗料が落ち、且つ、このゴムベルト表面に
水膜が形成されて、ゴムベルト表面に塗料が４＝Ｊ着し
雅くなるので、好ましい。

本発明では、ゴムベルトを押し付けて、塗料面に凹凸模
様を設けた後に、上塗り塗料を塗布するのである。これ
は、ゴムベルトで押さえイ」けられて荒れた面を上塗り
塗料で美麗にするためである。

（作　用） 本発明においては、建築パネルを移動させながら、建築
パネル表面に塗料を塗布して塗料層を設け、この建築パ
ネルの塗料層に、凹凸模様をイ」けたゴムベルトを押し
４＝Ｊけるから、このゴムベルト表面の凹凸模様が反転
した模様が塗料層に設けられる。

従って、建築パネルの表面に、所望の模様が規則正しく
設けられる。

又、本発明では、このゴムベルトを押しく＝Ｊける前に
、塗料層に水を噴霧するから、ゴムベルトの表面に塗料
がＩＩ着し５ｉｆｔい。

又、このゴムベルトは、建築パネルの移動速度とほぼ同
じ速度で移動させているから、塗料層とゴムベルトとが
ズレルことかなく、ゴムベルトに設けられている凹凸模
様の反転模様がそのまま塗料層に設けられる。

本発明では、このように、建築パネルの塗料層に凹凸模
様を設けた後、」−塗り塗料を塗布するから、押し付け
られたゴムベルトで荒らされている表面が、この上塗り
によって、美麗に仕上げられる。

又、この上塗り塗料の中に釉薬で着色された骨材を含ま
ぜると、美麗な釉薬で着色された骨材が点在した美麗な
表面を有する建築パネルが製造できる。

（実施例） 次に、本発明の実施例を図面を参照しながら、説明する
。

第１図は工程順を示す説明図、第２図は本発明方法で製
造した凹凸模様のある建築パネルの断面図である。

第１図における（イ）は下塗り］１程、（ロ）は乾燥工
程、（ハ）は塗装工程、（ニ）は噴霧工程、（ホ）は模
様付は工程、（へ）は上塗り工程、（ト）は乾燥工程で
ある。

第１図において、１はけ築パネルである。

２はロールであり、このロール２は一定速度で回転して
いて、このロール２の上に建築パネル１を載ぜると、建
築パネルｌが一定速度で、図では左から右に運行される
。

３は下塗り塗料を塗布するノズルである。このノズルか
ら下塗り塗料が一定量ずつ吐出され、建築パネル表面に
均一に塗布される。

４は乾燥装置であり、この乾燥装置４により、下塗りさ
れた建築パネル表面が乾燥される。

５は塗料吐出装置のノズルであり、このノズル５から塗
料が吐出されて、建築パネル１表面に塗料が塗布される
。

６は噴霧装置のノズルであり、このノズル６から建築パ
ネル１の塗料層に水が噴霧される。

７は模様付は装置であり、この装置７は表面に凹凸模様
が設けられたゴノ、ベルト７１がロール７２．７３．７
４に掛けられて、建築パネル１の移動速度と同じ速度で
運行されている。

そして、押さえロール７２により、ゴムベルＩ・７１は
建築パネル１の表面に押しイ」けられ、ゴノ、ベルト７
１の表面の凹凸模様の反転模様が、建築パネル１の表面
に設けられるニ ア５は表面にポリウレタン発泡シートが取りイ」けられ
たロールであり、このロール７５を水に浸した後に、ゴ
ムベルト７１の表面に押し付けて、：ｆ　１．、ベルト
表面を水洗する。

８は上塗り装置のノズルであり、このノズル８から建築
パネル１に上塗り塗料が一定量ずつ吐出され、建築パネ
ルＩの表面に上塗りが塗布される。

９は乾燥装置であり、この乾燥装置９で建築パネル１の
表面が乾燥される。

第２図において、３１は下塗り層であり、５Ｉは塗料層
であり、８１は上塗り層であり、１２は四角筒状鋼から
なるフレームであり、１３はアルミニウム板である。

次に、この装置を使用して、建築パネルの表面に凹凸模
様を施して、凹凸模様のある建築パネルを製造する方法
について説明する。

この実施例に使用される建染パネル１は厚み１５ｍｍの
右前ボード１１を四角筒状鋼からなるフレーム１２に取
りイＪけ、更に、この」―を、０．６ｍｍのアルミニウ
ム板１３で被覆したものである。

このアルミニウム板１３の表面はクロメート処理されて
、塗料のイ・１着をよくしである。

この建築パネル１をロール２の上に載せる。

このロール２て建築パネル１は、図では左から右に一定
速度で連行される。

下塗り工程（イ）で、ノズル３から上塗り塗料であるア
クリル系エマルジョン塗料（大日本塗料社製［レジリシ
ンＳ　Ｉ−（プライマー」）が、塗布量１５０ｇ／ｍ２
になるように、塗布される。

次に、乾燥工程（ロ）で、この上塗り塗料が乾燥される
。

次の塗装工程（ハ）で、この上塗り塗料層の」二に、寒
水砂を５０％含むアクリル系エマルジョン塗料（大日本
塗料社製［ハイムタイルペース」）が、塗布ｉｉ　］　
５００　ｇ／ｍ’になるように、塗布される。

次の噴霧］１程（ニ）で、この塗料層の上に、ノズル６
から水が噴霧され、塗料層の」ユに水膜が設けられる。

次の模様イ」け工程（ホ）で、塗料層にゴノ１、ベルト
７１を押しイ」ける。すると、この塗料層に、ゴムベル
ト７１の表面の凹凸模様が反転した栓様が設けられる。

この際、塗料層の表面には水膜が設けられているから、
ゴムベルト７１を押し伺けても、ゴムベルト７１の表面
には塗料が付着し難い。又、ゴムベルト７１と建築パネ
ル１との移動速度がほぼ同じであるから、両者がズレル
ことなく、ゴムベルト７１の模様の反転模様が建築パネ
ル１の表面に正確に設けられる。

次の、上塗り工程（へ）で、表面が釉薬で着色された骨
材を５０％含む」１塗り塗料（大日本塗料社製「Ｖセラ
フ３００Ｊ）が塗布量２００〜３００ｇ／ｍ２になるよ
うに塗布される。

この塗料が塗布された建築パネルを乾燥工程（ト）で乾
燥すると、表面に美麗な凹凸模様のある建築パネルが製
造される。

このようにして製造された建築パネル１の断面は、第２
図に示されるように、建築パネルのアルミニウム表面は
クロメート処理層があり、この」二に、下塗り層３１が
、その−Ｌに凹凸模様の塗料層５１が、その上に上塗り
層８１が設けられている。

（発明の効果） 本発明においては、表面を上にして移動している建築パ
ネルの表面に、塗料を塗布して塗料層を設け、その後、
この塗料層に凹凸模様を付けたゴムヘルドを押し付ける
だけで、このゴムベルトに設けられた凹凸模様の反転し
た規則的な模様が塗料層に設けられるから、極めて簡単
に、且つ、連続的に製造でき、便利である。

又、建築パネルの移動速度と同じ速度で動くゴムベルト
で押さえるから、塗料層とゴムベルトとがズレルことか
なく、美麗な模様が設けられる。

又、凹凸模様を施した後に、上塗り塗料を塗布するから
、特に美麗な表面となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は工程順を示す説明図、第２図は本発明方法で製
造された建築パネルの断面図である。 １　　　　建築パネル ２　　　　移動ロール ３　　　　上塗り装置のノズル ４　　　　乾燥装置 ５　　　　塗装装置のノズル ６　　　　噴霧装置のノズル ７　　　　模様付は装置 ７１　　　ベルト ７２　　　押さえロール ７３．７４　駆動ロール ８　　　　上塗り装置のノズル ９　　　　乾燥装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）表面を上にして建築パネルを移動させながら、建
   築パネル表面に塗料を塗布して塗料層を設け、この塗料
   層に水を噴霧した後、建築パネルの移動速度とほぼ同じ
   速度で移動している表面に凹凸模様のあるゴムベルトを
   押し付けて、塗料層に凹凸模様を設け、その後、この塗
   料層に上塗り塗料を塗布することを特徴とする建築パネ
   ルの製造方法。
2. （２）上塗り塗料の中に表面が釉薬で着色された骨材を
   含ませることを特徴とする請求項１記載の建築パネルの
   製造方法。