JPH0544246U - 回転霧化式スプレ塗装装置 - Google Patents

回転霧化式スプレ塗装装置

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JPH0544246U
JPH0544246U JP10422891U JP10422891U JPH0544246U JP H0544246 U JPH0544246 U JP H0544246U JP 10422891 U JP10422891 U JP 10422891U JP 10422891 U JP10422891 U JP 10422891U JP H0544246 U JPH0544246 U JP H0544246U
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JP
Japan
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cleaning
coating
rotary atomizing
path
spray coating
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Withdrawn
Application number
JP10422891U
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English (en)
Inventor
賢之 山口
行人 小野
昭晃 佐々木
秀男 広江
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、回転霧化頭の洗浄経路を有するス
プレ塗装装置から洗浄液が滴下するのを防止するように
した回転霧化式スプレ塗装装置に関する。 【構成】 塗料の供給経路13とは別個の洗浄経路15
を有するカップ部材12(回転霧化頭)を下方に向けて
塗装を施すようにした回転霧化式スプレ塗装装置におい
て、洗浄経路15の途中に溜部21を有するトラップ手
段20を設け、洗浄経路15内に残留付着する洗浄液を
溜め込み、塗装中又は塗装待機中にカップ部材12から
洗浄液が滴下するのを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転霧化頭の洗浄経路から被塗装物に不用意に洗浄液が滴下するの を防止するようにした回転霧化式スプレ塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばベルカップ等の回転霧化頭に専用の洗浄経路を設けたような塗装 装置が知られている。例えば、特公平2―57994号はかかる装置として知ら れ、回転霧化頭としての回転カップに洗浄経路から断続的に洗浄液を供給して、 回転霧化頭に付着する乾燥塗料を洗浄しながら塗装を施すようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上述の装置の場合、同明細書で実施例として開示しているような被塗装 物、つまりセメントとか瓦等のような塗装にあっては、さしたる問題は生じない ものの、例えば自動車の外面塗装のように平滑性、色ムラ、スケ等に高い塗装品 質を要求されるものについては問題があった。 すなわち、一般に塗装ガンの先端にある回転霧化頭の周辺には乾燥塗料が付着 しやすく、この乾燥塗料を洗浄するための洗浄機構は、回転霧化頭に向けて洗浄 液を流すことの出来る洗浄経路を塗料経路とは別個に設けて、定期的に洗浄液を 流通させるように構成するのが一般的であり、この洗浄作業後に洗浄経路をエア ブロー乾燥することにより、該経路内の洗浄液が滴下するのを防止していた。し かし、特に回転霧化頭を下方に向けて塗装するような場合は、エアブロー後の洗 浄経路61、62の内壁に付着残留するミスト状の洗浄液が塗装中に凝集してそ のまま下方の被塗物上に滴下し塗装不良を生ずる問題があった。更に、例えば水 性塗料と溶剤型塗料の混合ラインにおいて、例えば一方側の溶剤型塗料を塗布す る際は、他方側の水性塗料の塗装ガンは上方で回転霧化頭を下方に向け待機して いるが、この待機中の塗装ガンから前記のような残留洗浄液が被塗物上に滴下し て、塗装不良を招くという不具合もあった。 このため、洗浄経路中に滴下を防止するバルブを設けるような案も考えられる が、塗装ガンの大型化、コストアップ、機構の複雑等を招きやすく、適切とはい えなかった。又、特に塗装ガンの小型化を図って塗料経路と洗浄経路を二重構造 とするような場合は、例えば外側の経路のみをバルブで閉めるような構造を採用 することは困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本考案は洗浄経路の途中に、洗浄液を溜め込むト ラップ手段を設け、回転霧化頭から洗浄液が落下するのを防止するようにした。
【0005】
【作用】
洗浄経路の途中にトラップ手段を形成するのは容易であり、又、トラップ手段 によって洗浄液を溜め込んでおき、塗装中或いは塗装待機中に塗装ガンから洗浄 液が滴下するのを防止すれば、塗装品質が高まる。
【0006】
【実施例】
本考案の塗装装置の実施例について添付した図面に基づき説明する。 図1は本考案の塗装装置の要部縦断面図、図2はその一部拡大図、図3は自動 車塗装に適用した構成例を示す全体概要図である。
【0007】 例えば自動車の塗装工程では回転霧化式のスプレ塗装装置が使用されるが、か かる塗装装置は、例えば、図3に示すようにスプレスタンド1の上部から張り出 す延出アーム2に複数の塗装ガン3を備えており、この塗装ガン3の下方に被塗 物としての車体Wを搬送位置決めして、上方から下方に向けて塗料を吹き付け自 動塗装するような方式が採られる。このため、例えば延出アーム2は水平回動軸 4まわりに回動自在であり、又、進退動機構5によって水平に進退自在である。
【0008】 そして、かかる複数の塗装ガン3のうち例えば数個は水性塗料用の塗装ガンで あり、残りは溶剤型塗料用の塗装ガンであって、混合ライン用として構成されて いる。
【0009】 又、塗装ガン3には後述する回転カップ用の洗浄経路が設けられており、この 洗浄経路に洗浄液とブロー乾燥用のエアを順に流通させる洗浄弁装置6が設けら れている。
【0010】 ところで塗装ガン3は、図1に示すように、本体10の内部に回転可能に組込 まれた回転軸11と、この回転軸11の先端に螺合する回転霧化頭としてのカッ プ部材12を備えており、前記回転軸11は不図示の回転機構によって高速で回 転出来るようにしている。
【0011】 又、回転軸11内には、カップ部材12に塗料を供給するための塗料供給経路 13と、該塗料供給経路13内に設けられ駆動源23により塗料の供給をオン、 オフする弁体14が設けられており、この塗料供給経路13の外側には二重管構 造の洗浄経路15を設けている。
【0012】 そして、塗料供給経路13の基端部は、不図示の塗料パイプに接続する本体1 0の塗料供給ライン16に連通せしめるとともに、先端部はカップ部材12の中 央に設けた塗料拡散部17に近接して臨ませている。
【0013】 又、カップ部材12の内周面は先端に向かって拡がるテーパ形状とするととも に先端をとがったエッジ部18としている。そしてこの塗装ガン3は不図示の高 電圧発生装置に接続している。
【0014】 かかる塗装ガン3にあって回転軸11を高速で回転させつつ塗料を供給すると 、塗料拡散部17に流出した塗料は遠心力によってカップ部材12の内周面に沿 って流動し、高電圧によって荷電されてエッジ部18から飛散し、微粒化されて 被塗装面に吹き付けられることとなる。
【0015】 洗浄経路15は、かかる塗装後のカップ部材12の洗浄のため、洗浄液として の洗浄水を流通させた後、ブロー乾燥用のエアを流通させるようにしたものであ り、基端部側で洗浄水、エア供給パイプ19に接続されるとともに、本考案の特 徴的部分であるトラップ手段20を備えている。
【0016】 すなわちこのトラップ手段20は、図2に示すように、洗浄経路15の出口附 近で該経路15が一旦上方に向けて折れ曲がった後再び下方に折れ曲がり、この 折れ曲がり部に洗浄経路15内で凝集した洗浄水の溜部21を備えている。
【0017】 そしてかかる洗浄経路15は、従来の場合であれば直線的に延出し、そのまま 開口部を下方に向けていたものである。
【0018】 このため本案の場合、洗浄水とエアを流通させて洗浄した後、洗浄経路15の 内壁等にミスト状となって付着残留する洗浄水は、たとえ凝集して滴状となった 場合においても、塗装中又は塗装待機中、この溜部21に溜まり込み直接滴下す るようなことがない。
【0019】 尚、このようなトラップ手段は、図1に示すように洗浄水、エア供給パイプ1 9にループ部22を設けて構成するようにしてもよく、この場合にも洗浄水、エ ア供給パイプ19内に残留付着する洗浄水の滴下を防ぐことが出来る。
【0020】 以上のような構成によって実施した結果、本考案の塗装装置は洗浄後の洗浄水 の漏洩滴下を確実に防止出来ることが確認された。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案の回転霧化式スプレ塗装装置は、回転霧化頭の洗浄経路を 有する塗装機の回転霧化頭を下方に向けて塗装するようにした塗装ガンにおいて 、洗浄後に洗浄経路中に付着残留する洗浄液をトラップ手段によって捕促し、外 部に漏洩させないようにしたため、洗浄液の滴下による塗装表面への塗装不良と いった事態が生じない。 又、構成が極めて簡素であり、装置の大型化を招くこともなく、且つ安価であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の塗装装置の要部縦断面図
【図2】図1の一部拡大図
【図3】自動車塗装に適用した構成例を示す全体概要図
【符号の説明】
3 塗装ガン 12 回転霧化頭としてのカップ部材 13 塗料供給経路 15 洗浄経路 19 洗浄水、エア供給パイプ 20 トラップ手段 22 ループ部
フロントページの続き (72)考案者 広江 秀男 埼玉県比企郡鳩山町小用1235―22

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料の供給経路とは別に回転霧化頭の洗
    浄経路を有しており、該回転霧化頭を下方に向けて塗装
    を施すようにした回転霧化式スプレ塗装装置において、
    前記洗浄経路には、洗浄に使用した洗浄液を溜め込んで
    被塗装物に洗浄液が落下するのを防止するトラップ手段
    を設けたことを特徴とする回転霧化式スプレ塗装装置。
JP10422891U 1991-11-22 1991-11-22 回転霧化式スプレ塗装装置 Withdrawn JPH0544246U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10422891U JPH0544246U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 回転霧化式スプレ塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10422891U JPH0544246U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 回転霧化式スプレ塗装装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0544246U true JPH0544246U (ja) 1993-06-15

Family

ID=14375109

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10422891U Withdrawn JPH0544246U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 回転霧化式スプレ塗装装置

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JP (1) JPH0544246U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5351016B2 (ja) * 2007-05-02 2013-11-27 ランズバーグ・インダストリー株式会社 回転霧化塗装機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5351016B2 (ja) * 2007-05-02 2013-11-27 ランズバーグ・インダストリー株式会社 回転霧化塗装機
US9427753B2 (en) 2007-05-02 2016-08-30 Ransburg Industrial Finishing K.K. Rotary atomizer
US9427754B2 (en) 2007-05-02 2016-08-30 Ransburg Industrial Finishing K.K. Rotary atomizer

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Effective date: 19960208