JPH0563656U - 回転霧化式スプレ塗装装置 - Google Patents

回転霧化式スプレ塗装装置

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JPH0563656U
JPH0563656U JP1245192U JP1245192U JPH0563656U JP H0563656 U JPH0563656 U JP H0563656U JP 1245192 U JP1245192 U JP 1245192U JP 1245192 U JP1245192 U JP 1245192U JP H0563656 U JPH0563656 U JP H0563656U
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JP
Japan
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cleaning liquid
path
cleaning
annular groove
rotary atomizing
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JP1245192U
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Inventor
賢之 山口
行人 小野
高志 本橋
秀二 箕浦
一郎 石橋
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、塗装装置の回転霧化頭の洗浄経路
から洗浄液が滴下するのを防止するようにした回転霧化
式スプレ塗装装置に関する。 【構成】 塗装ガンの本体部1中央に二重管を設け、こ
の二重管の内側塗装経路5で回転カップ20に塗料を供
給し、外側洗浄経路13で回転カップ20に向けて洗浄
液とエアを供給するようにした回転霧化式スプレ塗装装
置において、外側洗浄経路13の端部外周部に環状溝部
17を設け、この環状溝部17に向けて洗浄液供給路3
の開口端部3aを臨ませて両者17、3を連通せしめ、
この開口端部3aとは180度位相の異なった円周方向
の反対側に、環状溝部17と外側洗浄経路13を連通せ
しめる連通孔15を周方向に1ヶ所設けて洗浄液の残留
を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塗装装置の回転霧化頭の洗浄経路から洗浄液が滴下するのを防止す るようにした回転霧化式スプレ塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばベルカップ等の回転霧化頭を有する塗装装置には、特公平2―5 7994号に示すような専用の洗浄経路を設けることがある。すなわち、かかる 塗装装置は、回転霧化頭としての回転カップを高速で回転させつつ、回転カップ 内面に沿って供給した塗料を遠心力によって飛散霧化させ、これによって被塗装 物に塗装する訳であるが、回転カップの周辺に乾燥塗料が付着することから、回 転カップに通じる専用の洗浄経路を設けて定期的に洗浄液を流して洗浄するよう にしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上述の装置の場合、塗装品質を要求される塗装には各種の問題があった 。 すなわち、前述のように、塗装ガンの先端にある回転霧化頭の周辺に付着し た乾燥塗料の洗浄のため、塗料経路とは別個に設けた洗浄経路に定期的に洗浄液 を流通させ、その後該経路内にエアを流通させてエアブロー乾燥するようにして いるが、洗浄経路の形状等によってはエアの流通しにくい箇所が生ずることがあ り、かかる場合には、洗浄経路の途中に洗浄液の溜部が形成されるという不具合 があった。そしてかかる溜部に残留した洗浄液は、塗装ガンの振動或いは姿勢の 変化等によって回転霧化頭から容易に滴下し、例えば回転霧化頭を下方に向けて 塗装するような場合は、そのまま下方の被塗物上に滴下し塗装不良を生ずる問題 があった。 又、例えば水性塗料と溶剤型塗料の混合ラインにおいて、例えば一方側の溶剤 型塗料を塗布する際は、他方側の水性塗料の塗装ガンは上方で回転霧化頭を下方 に向け待機しているが、この待機中の塗装ガンから前記のような残留洗浄液が被 塗物上に滴下して、塗装不良を招くという不具合もあった。 ところで、特に塗装ガンの小型化を図って塗料経路と洗浄経路を二重構造とす るような場合は、例えば外側の経路のみをバルブで閉めるような構造を採用する ことは困難であり、従ってオンオフ制御の必要な塗料経路を内側とした構造を採 らざるを得ないが、この場合にはこの外側経路と洗浄液供給路との連結部が溜部 となりやすかった。 つまり、かかる連結部の構造の1例は、図4、及び図4のB―B線断面図であ る図5のとおりであり、例えば二重管構造の外側管51と内側管52によって囲 まれる中空部が外側洗浄経路53とされ、内側管52の内部が内側塗料経路54 とされるとともに、この外側洗浄経路53の外側に環状溝部55が設けられる。 そしてこの環状溝部55に洗浄液供給路56が連結されるとともに、環状溝部5 5と外側洗浄経路53は、外側管51に設けた例えば2ヶ所の連通孔57によっ て連通し、洗浄液供給路56から送られる洗浄液、エアを、環状溝部55、連通 孔57を通して外側洗浄経路53に送るようにしている。 このため、図5に示す環状溝部55のうち、下方側の半円部55aが溜部にな りやすいというものである。 尚、図中、58は塗料の吐出を制御するニードルである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本考案は塗料供給路と回転霧化頭を連通せしめる 内側経路と、洗浄液供給路と回転霧化頭を連通せしめる外側経路とを備えた回転 霧化式スプレ塗装装置において、外側経路の外側周囲に環状溝部を設け、この環 状溝部の一部に洗浄液供給路の開口端部を臨ませて両者を連通せしめるとともに 、この開口端部に対向する円周方向の反対側に、前記環状溝部と外側経路を連通 せしめる連通孔を周方向に1ヶ所設けた。
【0005】
【作用】
環状溝部と外側経路の連通孔の位置を、洗浄液供給路の開口端部に対して円周 方向の反対側に1ヶ所のみ設けることで、環状溝部のすみずみにエアが行き渡り 、溜部が発生しない。このため、回転霧化頭から洗浄液が滴下する不具合を回避 出来る。
【0006】
【実施例】
本考案の塗装装置の実施例について添付した図面に基づき説明する。 図1は本考案の塗装装置の縦断面図、図2は要部の一部拡大図、図3は図2の A―A線断面図である。
【0007】 例えば自動車の塗装工程では回転霧化式のスプレ塗装装置が使用され、例えば 、車体の上方から下向きに塗料を吹き付けて塗装すべく、複数の塗装ガンを車体 搬送ラインの上方に設けている。
【0008】 そして、かかる複数の塗装ガンのうち例えば数個は水性塗料用の塗装ガンとし 、残りは溶剤型塗料用の塗装ガンとして、混合ラインに対応出来るものとして構 成される。
【0009】 この塗装ガンは図1に示すような本体部1を備えている。すなわち、この本体 部1の下方には、回転霧化頭としての回転カップ20が取り付け自在となり、こ の回転カップ20に向けて、上方から塗料と洗浄液が供給される。 尚、前記自動車の塗装行程では、図1に示す姿勢つまり回転カップが下向きに なって車体搬送ラインの上方に位置している。
【0010】 本体部1の上部には、塗料供給路2と洗浄液供給路3が設けられ、前記塗料供 給路2は塗料ポート4を介して不図示の塗料供給部に接続されるとともに、後者 の洗浄液供給路3は不図示の洗浄液供給部、エア供給部に接続されている。
【0011】 そして、塗料供給路2は本体部1の中央に設けられた内側塗料経路5に連通し 、この内側塗料経路5は二重管構造の内側管6の内部に形成されるとともに、回 転カップに向けて直線的に延出している。
【0012】 又、この内側管6の内部には、塗料の流量を制御するためのニードル7が設け られ、図中上下に移動して下方の弁部8を開閉するようにしている。
【0013】 尚、前記塗料供給路2は、弁体10を介して塗料排出路11に連通しており、 この弁体10は通常時は閉鎖しているが例えば塗料の色替等の際に開放させて塗 料供給路2を洗浄した洗浄液等とともに排出する。
【0014】 内側管6の外側には、外側管12を設けている。そしてこの外側管12と内側 管6の間の空間が外側洗浄経路13とされ、この外側洗浄経路13も回転カップ に向けて直線的に延出している。
【0015】 それでは、この外側洗浄経路13と前記洗浄液供給路3の連結部の詳細につい て、図2及び図3に基づき説明する。
【0016】 外側管12の基端側一端には、筒状部材14が設けられている。そしてこの筒 状部材14は、本体部1の中央の嵌合穴に填め込まれ、前記内側管6の端部と外 側管12の端部の一部を取着せしめて、外側洗浄経路13の端部に連通する1ヶ 所の連通孔15を備えている。そして、この連通孔15の位置は、以下に述べる 洗浄液供給路3の開口端部3aの位置に対して円周上の反対側に位置している。
【0017】 ところで、本体部の中央の嵌合穴の内側面には、環状溝部17が設けられ、こ の環状溝部17に向けて洗浄液供給路3の開口端部3aが開口している。 又、前記筒状部材14の連通孔15もこの環状溝部17の位置に一致し、上述 のように開口端部3aに対して円周上180度位相の異なった位置とされている 。
【0018】 このため、例えば塗装行程が終えて回転カップを洗浄する際は、まず洗浄液供 給路3から外側洗浄経路13に向けて洗浄液が流され、回転カップに付着する乾 燥塗料を洗い流す。そしてその後同じ経路からエアを流通させてブロー乾燥する が、この際、エアは図3に示すように、環状溝部17の中に残留する洗浄液のす べてを押し出し、溜部が発生しない。
【0019】 尚、以上のような連通孔15は円周方向に1ヶ所であればよく、例えば軸方向 (図2の上下方向)に沿って複数設けるようにしてもよい。 又、かかる連通孔15は環状溝部17のうち回転カップに近い側、つまり図2 の下方側に近づけることが有利となる。つまり、確実にエアブローの効果が及ぶ からである。
【0020】 更に、本実施例では環状溝部17を本体部1側に設けたが、勿論筒状部材14 側に設けることも可能であり、この場合は、筒状部材14の外周に凹溝を形成す ればよいので加工が容易である。
【0021】 以上のような構成により洗浄経路中の洗浄水を確実に除去することによって、 塗装中或いは塗装待機中に被塗装物上に滴下し、塗装品質を低下させるような不 具合を有効に阻止出来る。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案の回転霧化式スプレ塗装装置は、回転霧化頭を洗浄する際 洗浄経路を通して洗浄液を流通させた後、洗浄経路内にエアを導いてブロー乾燥 するようにしているが、経路内に洗浄液の溜部がないのでエアの流通がスムース になりブロー乾燥が確実となる。そして、洗浄経路中の洗浄液を確実に除去する ことによって、特に回転霧化頭を下方に向けて塗装するようにした塗装ガンにあ っても塗装品質を低下させない。すなわち、洗浄経路中に残留した洗浄液が振動 、或いは姿勢の変化によって下方に滴下するような不具合がなく、滴下による塗 装表面への塗装不良といった事態が回避出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の塗装装置の縦断面図
【図2】本考案の要部の一部拡大図
【図3】図2のA―A線断面図
【図4】従来の塗装ガンの縦断面図
【図5】図4のB―B線断面図
【符号の説明】
2 塗料供給路 3 洗浄液供給路 3a 開口端部 5 内側塗料経路 13 外側洗浄経路 15 連通孔 17 環状溝部 20 回転カップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 箕浦 秀二 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)考案者 石橋 一郎 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料供給路と回転霧化頭を連通せしめる
    内側経路と、洗浄液供給路と回転霧化頭を連通せしめる
    外側経路とを備えた回転霧化式スプレ塗装装置におい
    て、前記外側経路の外側周囲に環状溝部を設け、この環
    状溝部の一部に前記洗浄液供給路の開口端部を臨ませて
    両者を連通せしめるとともに、この開口端部に対向する
    円周方向の反対側に、前記環状溝部と外側経路を連通せ
    しめる連通孔を周方向に1ヶ所設けたことを特徴とする
    回転霧化式スプレ塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記環状溝部と外側経路との連通孔は、
    環状溝部のうち回転霧化頭に近い側に設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の回転霧化式スプレ塗装装置。
JP1245192U 1992-02-05 1992-02-05 回転霧化式スプレ塗装装置 Withdrawn JPH0563656U (ja)

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JPH0563656U true JPH0563656U (ja) 1993-08-24

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5351016B2 (ja) * 2007-05-02 2013-11-27 ランズバーグ・インダストリー株式会社 回転霧化塗装機
US11478811B2 (en) 2018-12-13 2022-10-25 Abb Schweiz Ag Paint refilling device for cartridge

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US9427753B2 (en) 2007-05-02 2016-08-30 Ransburg Industrial Finishing K.K. Rotary atomizer
US9427754B2 (en) 2007-05-02 2016-08-30 Ransburg Industrial Finishing K.K. Rotary atomizer
US11478811B2 (en) 2018-12-13 2022-10-25 Abb Schweiz Ag Paint refilling device for cartridge

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