JPH06134353A - 静電塗装装置 - Google Patents

静電塗装装置

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JPH06134353A
JPH06134353A JP4309652A JP30965292A JPH06134353A JP H06134353 A JPH06134353 A JP H06134353A JP 4309652 A JP4309652 A JP 4309652A JP 30965292 A JP30965292 A JP 30965292A JP H06134353 A JPH06134353 A JP H06134353A
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air
paint
atomizing head
rotary atomizing
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Kazuaki Ri
和陽 李
Shinichi Takayama
真一 高山
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ABB Ransburg KK
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Ransburg Automotive KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
    • B05B5/04Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
    • B05B5/0403Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
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    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーシングの表面に密着するエアの流れを形
成し、周囲に漂う塗料粒子がケーシングの表面に付着す
るのを効果的に防止し、塗装作業の作業効率や信頼性等
を向上する。 【構成】 ケーシング11の外周側には、内側筒部19
および外側筒部20からなり、内部に環状流路22が形
成された筒体17と、蓋部20Aに形成された環状溝部
24内に周方向に所定角度離間して設けられ、ケーシン
グ11側に所定角度だけ傾斜して穿設された複数のエア
噴出孔25とからなるエア噴出器16を設ける構成とし
た。これにより、環状流路22内にエアが供給される
と、このエアは絞り通路23を介して各エア噴出孔25
に供給され、各エア噴出孔25からケーシング11に向
けて所定角度だけ傾斜して噴出され、ケーシング11の
表面に密着しつつ先端側に向けて流れる密着流Sとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車体等の被塗物
を塗装するのに用いて好適な静電塗装装置に関し、特
に、回転霧化頭の外側に複数の外部電極が配設された静
電塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体等の被塗物の塗装に用いら
れる塗料には、電気抵抗の高い溶剤系塗料と、電気抵抗
の小さい水系塗料およびメタリック系塗料とがあり、後
者の水系、メタリック系塗料を用いる静電塗装装置の場
合は、回転霧化頭に直接高電圧を印加しても、塗料を介
して安全上の要請によりアースされている塗料管路等と
短絡してしまうため、回転霧化頭の径方向外側に複数の
外部電極を周方向に離間して配設し、該各外部電極によ
り回転霧化頭で霧化された塗料粒子を間接的に帯電させ
ることにより、この塗料粒子をアース電位である被塗物
に向けて飛行させるようになっている。
【0003】そこで、従来技術による静電塗装装置とし
て、水系塗料、メタリック系塗料の塗装に用いられる回
転霧化型の静電塗装装置を図5に示す。
【0004】図において、1は塗装装置を構成するケー
シングを示し、該ケーシング1は例えばポリテトラフル
オロエチレン等の絶縁性樹脂材料から筒状に形成され、
その先端側には後述の回転霧化頭2によって霧化された
塗料を前方に押し出しつつパターン形成するためのシェ
イピングエアを噴出させるシェイピングリング1Aが設
けられている。また、該ケーシング1の内部には、エア
軸受を有するエアモータと、該エアモータによって回転
駆動される回転軸と、回転霧化頭2に色替弁装置からの
塗料等を供給するための塗料管路と、シェイピングリン
グ1Aにエアを供給するためのエア管路(いずれも図示
せず)等とが設けられている。
【0005】2はケーシング1の先端側に回転可能に設
けられた回転霧化頭を示し、該回転霧化頭2はケーシン
グ1内の回転軸に接続されている。そして、該回転霧化
頭2は回転軸の回転力によって高速回転することによ
り、塗料管路を介して供給された水系塗料、メタリック
系塗料を微粒化しつつ、遠心力で径方向に噴霧するもの
である。
【0006】3はケーシング1の外周側に設けられた環
状の電極支持部材を示し、該電極支持部材3は、ケーシ
ング1の外周側に固定された固定部としての内側リング
3Aと、該内側リング3Aよりも大径に形成され、該内
側リング3Aと同軸に配設された電極取付部としての外
側リング3Bと、該各リング3A,3Bの背面側を施蓋
して設けられた環状の底板3Cとから短尺な有底筒状に
形成され、該電極支持部材3の前面側開口部は後述のエ
ア噴出板8によって施蓋されている。また、該電極支持
部材3内にはエア噴出板8と底板3Cとの間に位置して
環状のエア室4が画成されると共に、該底板3Cにはエ
ア室4内にエアホース5を介してエア源(図示せず)か
らのエアを供給するための流入口6が穿設されている。
そして、該電極支持部材3は後述の外部電極7を支持す
ると共に、エア噴出板8を介してケーシング1の外周側
にエアを噴出するエアカーテン部を構成している。
【0007】7,7,…は電極支持部材3の外側リング
3Bに周方向に所定角度離間して配設された例えば6個
の外部電極(2個のみ図示)を示し、該各外部電極7は
高電圧ケーブル等を介して高電圧発生装置(いずれも図
示せず)から−50〜−90kV程度の高電圧が印加さ
れると、その先端側前方にコロナ放電領域を形成し、こ
のコロナ放電領域を通過する塗料粒子を帯電させること
により、この塗料をアースされた車体等の被塗物(図示
せず)に飛行させるものである。
【0008】8は電極支持部材3の前面側を施蓋して設
けられたエア噴出板を示し、該エア噴出板8は例えば3
0〜80%程度の気孔率を有するポリプロピレン等のポ
ーラスプラスチックから環状の多孔質板として形成され
ている。そして、該エア噴出板8はエア室4内のエアを
ケーシング1の先端側に向けて矢示A方向に流通させる
ことにより、該ケーシング1の先端外周側を筒状のエア
カーテンで覆うようになっている。
【0009】従来技術による静電塗装装置は上述の如き
構成を有するもので、まず、エアモータの回転により回
転霧化頭2を40000〜60000rpm程度で高速
回転させつつ、高電圧発生装置から高電圧ケーブル等を
介して各外部電極7に高電圧を印加し、該各外部電極7
の前方にコロナ放電領域を形成しておく。次に、色替弁
装置から塗料管路を介して回転霧化頭2に塗料を供給す
ると、この塗料は該回転霧化頭2によって微粒化されつ
つ径方向外側に噴霧され、コロナ放電領域を通過する間
に所定の高電圧に帯電することにより、被塗物との間の
電気力線に沿って飛行し、該被塗物の表面に付着する。
【0010】一方、エア室4内にエア源から供給された
エアはエア噴出板8を介してケーシング1の外周側に矢
示A方向に噴出され、該ケーシング1の先端外周側を覆
う筒状のエアカーテンを形成し、ケーシング1の外周側
に浮遊する浮遊粒子P,P,…が該ケーシング1の表面
等に付着するのを防止する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による静電塗装装置では、各外部電極7によって
塗料粒子を間接的に帯電させているため、ケーシング1
の周囲を漂う浮遊粒子P,P,…が発生する。そこで、
従来技術によるものでは、エア噴出板8を介して矢示A
方向にエアを噴出せしめ、ケーシング1の先端外周側を
筒状のエアカーテンで覆うことにより、塗装中に生じる
塗料の浮遊粒子P,P,…が該ケーシング1の表面等に
付着するのを防止している。
【0012】しかし、多孔質のエア噴出板8を介して矢
示A方向にエアが噴出されると、この矢示A方向のエア
流にケーシング1の周囲の空気が巻き込まれるため、図
5中に示す如く、この矢示A方向のエア流の内周側,外
周側に巻込流R1 ,R2 が必然的に発生する。
【0013】このため、上述した従来技術によるもので
は、ケーシング1の周囲に漂う浮遊粒子PがA方向のエ
ア流とケーシング1との間に位置する内側の巻込流R1
に巻き込まれて、該ケーシング1の表面に徐々に付着、
堆積し、汚れDが発生するという問題がある。特に、エ
ア噴出板8は単に多孔質に形成されているに過ぎず、矢
示A方向のエア流とケーシング1の表面との間には隙間
が生じるから、巻込流R1 が発生し易い。
【0014】一方、エア噴出板8内の気孔の形成状態に
よっては、エア室4内のエアが所定の矢示A方向とは異
なる乱雑な方向に噴出され易く、予定していた筒状のエ
アカーテンでケーシング1を覆うことができないという
問題もある。
【0015】また、この電気抵抗の低い塗料からなる汚
れDによって静電気がリークし易くなるから、各外部電
極7による塗料の帯電効率が著しく低下し、塗装性能や
信頼性等が大幅に低下する上に、この汚れDが被塗物に
付着して塗装品質を損なうという問題がある。
【0016】さらに、汚れDの発生を防止するために、
塗装作業を中断してケーシング1の表面を頻繁に清掃し
なければならないから、塗装作業の作業効率が大幅に低
下するという問題もある。
【0017】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ケーシングの表面に密着するエアの流れ
を形成することにより、周囲に漂う塗料粒子がケーシン
グの表面に付着するのを効果的に防止でき、ケーシング
の表面に汚れが発生するのを防止して、塗装作業の作業
効率や信頼性等を向上できるようにした静電塗装装置を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成は、筒状のケーシング
と、該ケーシングの先端側に回転可能に設けられ、該ケ
ーシングを介して供給された塗料を霧化する回転霧化頭
と、該回転霧化頭の径方向外側に位置して前記ケーシン
グに周方向に離間して設けられ、該回転霧化頭で霧化さ
れた塗料を帯電させる複数の外部電極とを備え、前記ケ
ーシングの外周側に設けられ、内部にエアが供給される
環状流路が形成された筒体と、該筒体の前面側に設けら
れ、前記ケーシングに向けて所定角度傾斜するエア噴出
孔とから構成してなるエア噴出器を設けたことにある。
【0019】
【作用】筒体の環状流路にエアを供給すると、このエア
はエア噴出孔からケーシングの表面に所定角度傾斜して
噴出され、ケーシングの表面に沿って密着しつつ該ケー
シングの先端側に向けて流通する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づいて説明する。
【0021】図中、11は本実施例による塗装装置を構
成するケーシングを示し、該ケーシング11は従来技術
で述べたケーシング1とほぼ同様に、例えばポリテトラ
フルオロエチレン等の絶縁性樹脂材料から筒状に形成さ
れ、その先端側にはシェイピングリング11Aが設けら
れると共に、その内部には、エアモータと、該エアモー
タにより回転駆動される回転軸と、後述の回転霧化頭1
2に色替弁装置からの塗料等を供給するための塗料管路
と、シェイピングリング11Aにエアを供給するための
エア管路(いずれも図示せず)等とが設けられている。
【0022】12はケーシング11の先端側に回転可能
に設けられた回転霧化頭を示し、該回転霧化頭12は従
来技術で述べた回転霧化頭2とほぼ同様に、ケーシング
11内の回転軸に接続され、該回転軸の回転によって高
速回転することにより、塗料管路を介して供給された水
系塗料、メタリック系塗料を微粒化しつつ、遠心力で径
方向に噴霧するようになっている。
【0023】13,13,…はケーシング11の基端側
に周方向に60度ずつ離間して配設され、ケーシング1
1と同様の絶縁性樹脂材料からL字状に形成された6本
の電極支持腕(2個のみ図示)を示し、該各電極支持腕
13はケーシング11の基端側から回転霧化頭12より
も径方向外側に向けて延設され、取付ボルト(図示せ
ず)によって該ケーシング11に固定された固定部13
Aと、該固定部13Aの先端側から回転霧化頭12側に
向けて伸長した保持部13Bとから構成され、該各電極
支持腕13内には高電圧発生装置から高圧ケーブル等を
介して供給された所定の高電圧を後述の各外部電極15
に給電するための金属線等からなる高電圧接続部(いず
れも図示せず)が配設されている。
【0024】14,14,…は各電極支持腕13の保持
部13B先端側に嵌合され、絶縁性樹脂材料から小径筒
状に形成されたサポータ、15,15は該各サポータ1
4の軸中心に埋設された外部電極をそれぞれ示し、該各
外部電極15は、その基端側が各電極支持腕13内の高
電圧接続部、コネクタ等を介して高電圧発生装置に接続
されると共に、その先端側は各サポータ14の先端側か
ら前方に向けて僅かに突出している。そして、該各外部
電極15は、高電圧発生装置から−50〜−90kVの
高電圧が印加されることにより、その先端側前方にコロ
ナ放電領域を形成し、回転霧化頭12で微量化された塗
料粒子を帯電させるものである。
【0025】16は各電極支持腕13よりも前方(回転
霧化頭12側)に位置してケーシング11の外周側に環
状に設けられたエア噴出器、17は該エア噴出器16を
構成する筒体をそれぞれ示し、該筒体17は、図2にも
示す如く、ケーシング12の外周側に複数のボルト1
8,18,…(1本のみ図示)を介して固定され、その
前面側に後述の各エア噴出孔25,25,…側に向けて
順次拡径するテーパ状段部19Aが形成された段付筒状
の内側筒部19と、該内側筒部19の外周側にシール部
材(図示せず)を介して設けられ、図示しないボルトに
より固定された有蓋筒状の外側筒部20とから大略構成
され、該筒体17内には各筒部19,20間に位置し
て、外側筒部20の外周側から径方向外向きに突出して
設けられた流入口21等を介して外部のエア源(いずれ
も図示せず)からのエアが供給される環状流路22が形
成されている。
【0026】そして、前記エア噴出器16は、外部のエ
ア源から流入口21を介して環状流路22内にエアが供
給されると、このエアを内側筒部19のテーパ状段部1
9Aと外側筒部20との間に形成された環状の絞り通路
23を介して整圧しつつ、各エア噴出孔25内に流入さ
せるものである。
【0027】24は外側筒部20の蓋部20A前面側に
設けられ、断面が三角形状に形成された環状溝部、図3
にも示す25,25,…は該環状溝部24内に位置して
例えば周方向に10度ずつ離間して配設された複数の小
径なエア噴出孔をそれぞれ示し、該各エア噴出孔25は
例えば15〜50度程度の角度θだけケーシング11側
に傾斜して穿設されると共に、その流入側が絞り通路2
3を介して環状流路22と連通し、その流出側は環状溝
部24に開口している。
【0028】本実施例による静電塗装装置は上述の如き
構成を有するもので、次に、その作動について説明す
る。
【0029】まず、エアモータによって回転霧化頭12
を高速回転させつつ、各外部電極15に高電圧発生装置
からの高電圧を印加し、該各外部電極15の前方にコロ
ナ放電領域を形成しておく。次に、色替弁装置から塗料
管路を介して回転霧化頭12に塗料を供給すると、この
塗料は該回転霧化頭12によって微粒化されつつ径方向
外側に噴霧され、コロナ放電領域を通過する間に所定の
高電圧に帯電することにより、被塗物の表面に付着す
る。
【0030】一方、エア源からエアホース、流入口21
を介して筒体17内の環状流路22内にエアを供給する
と、このエアは該環状流路22から絞り通路23を介し
て各エア噴出孔25内に流入し、該各エア噴出孔25か
らケーシング11の表面に向けて15〜50度程度の角
度θだけ傾斜して噴出される。そして、各エア噴出孔2
5から噴出されたエアは、ケーシング11の表面に所定
角度θだけ傾斜して接触した後、該ケーシング11の表
面に密着しつつ回転霧化頭12側に向けて流れる密着流
S,Sとなり、該ケーシング11の外周側に密着する筒
状のエアカーテンを形成する。
【0031】かくして、本実施例によれば、ケーシング
11の表面に密着しつつ流通する密着流Sによってケー
シング11の周囲に漂う浮遊粒子P,P,…が該ケーシ
ング11の表面に付着、堆積するのを効果的に防止し、
塗料の汚れDが生じるのを確実に防止することができ
る。ここで、密着流Sの流れに伴なって周囲のエアが該
密着流Sに引き込まれ、巻込流R3 ,R3 が発生する
が、密着流Sはケーシング11の表面にほぼ密着しつつ
回転霧化頭12側に流れるから、この巻込流R3 と共に
ケーシング11側に移動する浮遊粒子Pは、該ケーシン
グ11の表面に付着することなく密着流Sによって回転
霧化頭12側に運ばれる。
【0032】この結果、汚れDによって静電気がリーク
するのを防止して各外部電極15による帯電効率や信頼
性を向上することができ、汚れDが被塗物に付着するの
を防止して塗装品質を向上することができ、ケーシング
11の清掃作業を低減して塗装作業の作業効率を大幅に
向上することができる。
【0033】また、各エア噴出孔25と環状流路22と
を絞り通路23を介して連通する構成としたから、該絞
り通路23により環状流路22内に流入したエアを絞っ
て整圧しつつ各エア噴出孔25に供給することができ、
該各エア噴出孔25から噴出されるエアの流れを均一化
して効率的に密着流Sを形成することができる。
【0034】なお、前記実施例では、筒体17の前面側
に小径なエア噴出孔25を周方向に10度ずつ離間して
複数個設けるものとして述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば図4に示す変形例の如く、筒体の前面側にケ
ーシング側に所定角度θだけ傾斜する環状のエア噴出孔
を設ける構成としてもよい。即ち、ケーシング11の外
周側に固定され、テーパ状段部19A′が形成された内
側筒部19′と、該内側筒部19′の外側に設けられ、
該内側筒部19′との間に環状流路22′を形成する外
側筒部20′とから筒体17′を形成し、該各筒部1
9′20′の先端側に環状溝部24′と単一の環状のエ
ア噴出孔31とを設けてエア噴出器16′を構成しても
よい。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、ケ
ーシングの外周側に設けられ、内部にエアが供給される
環状流路が形成された筒体と、該筒体の前面側に設けら
れ、前記ケーシングに向けて所定角度傾斜するエア噴出
孔とから構成してなるエア噴出器を設けたから、筒体の
環状流路にエアを供給すると、このエアはエア噴出孔か
らケーシングの表面に所定角度傾斜して噴出され、ケー
シングの表面に沿って密着しつつ該ケーシングの先端側
に向けて流通する。
【0036】この結果、ケーシングの周囲に漂う浮遊粒
子が該ケーシングの表面に付着、堆積するのを効果的に
防止し、塗料の汚れが生じるのを防止することができ、
帯電効率や信頼性、塗装作業の作業効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による静電塗装装置を示す外観
図である。
【図2】図1中の要部を拡大して示す断面図である。
【図3】図1中の矢示III −III 方向断面図である。
【図4】本発明の変形例による静電塗装装置の要部を拡
大して示す断面図である。
【図5】従来技術による静電塗装装置を示す外観図であ
る。
【符号の説明】
11 ケーシング 12 回転霧化頭 15 外部電極 16 エア噴出器 17 筒体 22 環状流路 25 エア噴出孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のケーシングと、該ケーシングの先
    端側に回転可能に設けられ、該ケーシングを介して供給
    された塗料を霧化する回転霧化頭と、該回転霧化頭の径
    方向外側に位置して前記ケーシングに周方向に離間して
    設けられ、該回転霧化頭で霧化された塗料を帯電させる
    複数の外部電極とからなる静電塗装装置において、前記
    ケーシングの外周側に設けられ、内部にエアが供給され
    る環状流路が形成された筒体と、該筒体の前面側に設け
    られ、前記ケーシングに向けて所定角度傾斜するエア噴
    出孔とから構成してなるエア噴出器を設けたことを特徴
    とする静電塗装装置。
JP4309652A 1992-10-23 1992-10-23 静電塗装装置 Pending JPH06134353A (ja)

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