JPH0113571Y2 - - Google Patents

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JPH0113571Y2
JPH0113571Y2 JP3879484U JP3879484U JPH0113571Y2 JP H0113571 Y2 JPH0113571 Y2 JP H0113571Y2 JP 3879484 U JP3879484 U JP 3879484U JP 3879484 U JP3879484 U JP 3879484U JP H0113571 Y2 JPH0113571 Y2 JP H0113571Y2
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housing
paint
transformer
turbine
rotating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転霧化頭を高速回転させることに
より霧化された帯電塗料粒子を電気力線に沿つて
被塗物に向け飛行塗着させるようにしてなる形式
の静電噴霧装置に関するものである。
従来、この種の静電噴霧装置は、回転軸と玉軸
受またはコロ軸受等の軸受を介して支持し、該回
転軸の一端側に空気駆動式のタービンを取付ける
と共に、その他端側に回転霧化頭を取付け、該タ
ービンによつて回転霧化頭を高速回転しつつ高電
圧を印加し、該回転霧化頭に供給された塗料を微
粒化するように構成されている。そして、塗料を
微粒化するには、回転霧化頭を高速回転し、接液
面に供給された塗料を遠心力によつて薄いフイル
ム状液流として放出端縁(エツジ)に流下せし
め、該放出端縁からは塗料の液糸(カスプ)とし
て放出し、さらにこの液糸を静電的に微粒化する
ことによつて帯電塗料粒子とするようになされて
いる。
ところで、液体塗料を塗料粒子として微粒化
し、被塗物の塗着せしめる場合には、形成される
塗装面の塗膜品質は塗料粒子の最大粒径と平均粒
径によつて決定されるものであり、最大粒径が大
きいときには塗膜品質を著るしく低下させること
が知られている。このため、回転霧化頭の回転数
の大小が粒径に大きな影響を与え、該回転霧化頭
の回転数が大きくなればなるほど、粒径を小さく
することができ、それだけ塗膜品質を向上させる
ことができる。
しかし、上記従来技術によるものは、回転軸を
支持する手段として玉軸受やコロ軸受を使用して
いるため、これら軸受の焼付き防止等の点からそ
の回転許容値は25000〜40000rpmが限界である。
ところが、回転霧化頭の回転数が40000rpm程度
以下である場合には、塗料の平均粒径はかなり大
きくなり、良好な塗膜品質を得ることができない
という問題がある。
このような問題点を解決するため、回転軸を非
接触で支持する軸受として静圧空気軸受を使用
し、回転霧化頭の回転数を60000〜100000rpm程
度まで高めるように構成したもの、例えば特開昭
56−115652号公報に示すような静電噴霧装置が知
られている。
即ち、上記従来技術による静電噴霧装置は、内
部に軸線方向に軸穴が形成されると共に該軸穴の
一端側に半径方向にタービン室が形成されたハウ
ジングと、該ハウジングの軸穴内に遊嵌された回
転軸と、前記ハウジングのタービン室内に遊嵌さ
れ前記回転軸の一端側に固着されたタービンと、
ハウジング外に位置して前記回転軸の他端側に固
着された回転霧化頭と、前記回転軸を非接触状態
で支持するために前記回転軸の周囲に位置して前
記ハウジングに設けられたラジアル空気軸受と、
前記タービンを非接触状態で支持するために前記
タービンの両側面に位置して前記ハウジングに設
けられたスラスト空気軸受とから大略構成され、
タービンに高圧空気を供給することによつて回転
軸を高速回転すると共に、ラジアル軸受、スラス
ト軸受に高圧空気を供給して回転軸を軸支し、一
方回転霧化頭に塗料を供給して放出端縁から塗料
粒子を噴霧するようになされている。
このように、静圧空気軸受を用いた静電噴霧装
置は、玉軸受やコロ軸受等を用いたものに比較し
て2倍以上の高速回転数を得ることができると共
に、ハウジングを小形化することができる。
ところで、このような静電噴霧装置は、通常、
塗装ブース外の安全な場所に高電圧発生装置を設
け、該高電圧発生装置によつて商用電源を−60〜
−120〔kV〕の高電圧に昇圧し、静電噴霧装置と
高電圧発生装置との間を同軸ケーブル等からなる
高電圧ケーブルにより接続する。そして、前記高
電圧ケーブルを介して回転霧化頭に−60〜−120
〔kV〕の高電圧を印加し、該回転霧化頭の放出端
縁から放出された液糸を静電霧化させて帯電塗料
粒子となし、該回転霧化頭と被塗物との間に形成
される静電界(電気力線)に沿つてアース電位に
ある該被塗物に向け飛行塗着させるものである。
このため、回転軸が玉軸受やコロ軸受等によつ
て直接支持されている形式のものにおいては、導
電性のハウジングに直接高電圧を印加し、前記軸
受を介して回転軸に接触帯電させ、回転霧化頭に
高電圧を供給するような構成としている。
一方、回転軸を支持する手段として静圧空気軸
受を用いたもの、例えば前述した特開昭56−
115652号によるものにおいては、ハウジングに高
電圧ケーブルを接続して該ハウジング全体を高電
圧に帯電させ、一方ハウジング側には回転軸の後
端側に位置して円筒孔を形成し、該円筒孔内には
導電性材料からなる電極を移動可能に挿嵌し、ハ
ウジングと電極との間には該電極を回転軸の後端
面に押圧する圧縮ばねを挿入する構成とし、ハウ
ジングに高電圧を印加することにより、圧縮ばね
によつて電極が回転軸に摺接しつつ回転霧化頭に
高電圧を供給するようになされている。
このように、従来技術による回転霧化頭型の静
電噴霧装置は、ハウジング全体を高電圧に帯電さ
せると共に、回転軸を介して回転霧化頭に高電圧
を供給するものであるため、安全性の面から作業
者がハウジングを人手で把持して塗装作業を行な
うことができない。このため、この種の静電噴霧
装置は塗装ブース内において、絶縁支持部材(イ
ンシユレートサポート)を介してレシプロケータ
に取付け、該塗装ブース内の無人雰囲気下で塗装
作業を行なわざるを得ないという問題点があつ
た。
また、自動車工場の塗装工程では、コンベアラ
インに乗つて搬送される自動車ボデイに自動塗装
を施こすべく、工業用ロボツトのアーム先端に静
電噴霧装置を取付け、テイーチングに基づくプレ
イバツク動作により、静電塗装を行なつている。
しかし、前述の如き回転霧化頭型の静電噴霧装置
は、ハウジングの形状、重量が大きく、また高電
圧ケーブルが太く、重くて作業性に劣ることはも
とより、そのハウジングや回転霧化頭が直接高電
圧に帯電しているため、事故防止の立場から工業
用ロボツトに取付けることができないという問題
点がある。そこで、従来この種の工業用ロボツト
には安全性の面からエア霧化方式のコロナピン付
静電噴霧ガンを使用していたが、霧化能力等の面
から高粘度塗料には使用することができないとい
う欠点があつた。
一方、粉体用の静電噴霧装置等の分野ではハン
ドガン方式の塗装ガン本体にコツククロフト回路
等からなる多段倍整流回路を内蔵し、高電圧ケー
ブルを引づりながら塗装作業をしなくてもすむよ
うに構成した塗装ガンも知られている。かかる形
式の塗装ガンとして、例えば実公昭50−22059号
に示すものがある。
即ち、上記従来技術によるものは導電性握柄と
絶縁性銃身部とを有し、絶縁性銃身部内に多段倍
圧整流回路を設け、一方塗装ガン外に位置して高
周波発生回路昇圧用トランス等からなる高周波発
生器を配設し、該高周波発生器によつて商用電源
またはバツテリ電源を周波数20〔kHz〕、波高値3
〔kV〕の電源となし、該高周波発生器と多段倍圧
整流回路との間を同軸ケーブルで接続する構成と
している。
しかし、上記従来技術によるものは、まず塗装
ガン内に多段倍圧整流回路のみを設ける構成とな
つているため、塗装ガンの外部に別途昇圧用トラ
ンスを設け、同軸ケーブルを介して波高値3
〔kV〕の高電圧を多段倍圧整流回路に供給しなく
てはならないという欠点がある。また、同軸ケー
ブルは3〔kV〕の電圧に耐える耐圧ケーブルを用
いなくてはならず、該同軸ケーブル内に蓄積され
るエネルギもそれだけ大きくなり、防爆上危険性
を有するという欠点がある。
本考案は、前述した各従来技術の欠点に鑑みな
されたもので、少なくともハウジング部分を絶縁
性のカバーで絶縁し、該カバー内に昇圧用トラン
ス、多段倍圧整流回路を収納し、これらの間を電
気的に接続することにより、カバー外部には通常
の商用電源以下の低圧な電源線のみを露出させ、
安全性を極めて高めることができると共に、カバ
ー部分を把持して人手で塗装作業を行なうことが
でき、また工業用ロボツトへの装着を可能とした
静電噴霧装置を提供することを目的とするもので
ある。
上記目的を達成するために、本考案が採用する
構成の特徴は、ハウジングを絶縁材からなるカバ
ーによつて覆い、該カバーにはトランス収納部と
多段倍圧整流回路収納部とを円周上の異なる位置
に形成すると共に、該各収納部を連通する円形状
連通路を形成し、前記トランス収納部には昇圧用
トランスを収納し、該トランスの一次側には前記
カバー外に位置して設けられた高周波発生器を介
して商用電源またはバツテリに連なる電源線を接
続し、前記多段倍圧整流回路収納部には前記昇圧
用トランスからの出力電圧を多段に倍圧整流する
ことにより前記ハウジングに直接的に供給する多
段倍圧整流回路を収納し、かつ前記円形状連通路
には前記昇圧用トランスの二次側と多段倍圧整流
回路との間を接続する接続線を設けたことにあ
る。
以下、本考案について第1図ないし第5図に示
す実施例に基づいて詳述する。
図面において、1は金属体からなる円筒状のハ
ウジングで、該ハウジング1には軸線方向に貫通
する軸穴2が穿設され、該軸穴2の一端側には半
径方向に円形のタービン室3が形成され、また前
記ハウジング1の一端側には後述の塗料チユーブ
固定用フランジが着座する環状溝1Aとなつてい
る。4は前記軸穴2内に該軸穴2と半径方向に微
小な間隙を有して遊嵌された金属材からなる回転
軸、5はタービン室3内に該タービン室3と軸線
方向に微小な間隙を有して遊嵌された金属材から
なる円板状のタービンで、該タービン5は前記回
転軸4の一端側に例えば溶接、ボルト等の手段で
固着されると共に、該タービン5の外周面には多
数の羽根5A,5A,…が等間隔で設けられてい
る。
6はハウジング1外に位置して前記回転軸4の
他端側に固着された回転霧化頭で、本実施例の場
合、該回転霧化頭6は筒型ないしベル型霧化頭が
用いられる。そして、回転霧化頭6は回転軸4に
固着するためのねじ部6Aと、塗料を薄いフイル
ム状に薄膜化するため前方に向けて拡開する円錘
状の接液面6Bと、該接液面6Bの先端に形成さ
れるエツジ状の放出端縁6Cと、ねじ部6Aと接
液面6Bとの間に半径方向内方に向けて突出した
塗料逆流防止用の環状凸部6Dと、接液面6B途
中に設けられた隔壁板6Eと、該隔壁板6Eの周
面近傍に位置して穿設された多数の塗料流出孔6
F,6F,…から構成され、前記放出端縁6Cは
必要に応じて多数の溝が刻設される。
7は軸穴2に対して回転軸4を非接触状態で支
持するために該回転軸4の周囲に位置してハウジ
ング1に配設されたラジアル空気軸受で、該空気
軸受7は回転軸4の外周を囲むようにハウジング
1に固着された焼結金属の如き多孔質金属材から
なるスリーブ状の軸受8,8と、該軸受8の外周
面に位置してハウジング1に軸穴2と同心状に形
成された空気室9とから構成されている。そし
て、前記空気軸受7は軸受8と空気室9とによつ
て静圧空気軸受を構成し、後述する如く空気室9
に供給された高圧空気を軸受8から図中矢示方向
に噴出することにより、回転軸4を非接触状態で
支持することができる。
また、10,10はタービン室3に対してター
ビン5を非接触状態で支持するために該タービン
5の両側面に位置してハウジング1に配設された
スラスト空気軸受で、該各空気軸受10はタービ
ン5の両側面を挾むようにハウジング1に固着さ
れた焼結金属の如き多孔質金属材からなる円環状
の軸受11と、該軸受11の背面側に位置してハ
ウジング1に形成された空気室12とから構成さ
れる。そして、前記各空気軸受10も軸受11と
空気室12とで静圧空気軸受を構成し、空気室1
2に供給された高圧空気を図中矢示方向に噴出す
ることによりタービン5を非接触状態で支持する
ことができる。
次に、13は回転軸4内に該回転軸4に非接触
状態で挿入された塗料チユーブで、該塗料チユー
ブ13内には塗料通路14が形成されている。そ
して、塗料チユーブ13の一端側には塗料チユー
ブ固定用フランジ15が固着され、該フランジ1
5はハウジング1の環状溝1A内に嵌着され、後
述のカバーと協働して挾持することにより固定さ
れている。また、塗料チユーブ13の他端側には
先端が回転霧化頭6の接液面6B内周面に突出し
たノズル16が固着され、該ノズル16から隔壁
板16Eの中央に向け塗料を噴出するようになつ
ている。
17はハウジング1に形成されたタービン駆動
用空気通路で、該空気通路17の一端は後述のカ
バーを介して圧気源に接続されるように該ハウジ
ング1の端面に開口し、その他端はタービン室3
内においてタービン5の羽根5Aの前面に向け開
口したノズル口となつている。ここで、タービン
駆動用空気通路17に供給された高圧空気をター
ビン5の羽根5Aに向け噴射することにより、該
タービン5を回転軸4、回転霧化頭6と共に、
60000〜100000rpmで高速回転しうる。また、1
8はハウジング1に形成された軸受用空気通路
で、該空気通路18の一端も後述のカバーを介し
て圧気源と接続されるように該ハウジング1の端
面に開口し、その他端は分岐して各空気室9,1
2にそれぞれ接続されている。さらに、19は排
気通路で、該排気通路19の一端はラジアル空気
軸受7とスラスト空気軸受10との間に位置して
軸穴2に開口し、その他端はハウジング1の外周
面に開口している。
さらに、20は高電圧に対する安全性確保のた
めにハウジング1の全体と、放出端縁6Cを除く
回転霧化頭6の全体を覆うカバーで、該カバー2
0はハウジング1を覆う後部が拡径したカバー本
体21と、回転霧化頭6を覆うためカバー本体2
1の前端側に螺着された前部カバー22とから構
成され、該カバー本体21と前部カバー22とは
共に合成樹脂等の絶縁材によつて形成されてい
る。
ここで、カバー本体21には有底凹状のハウジ
ング収容部21Aが形成され、ハウジング1は該
収容部21A内に嵌着され、ボルト23,23に
よつて該カバー本体21に固定されている。な
お、安全性確保のため前記各ボルト23の先端は
カバー本体21を貫通せず、従つて外部に露出す
ることはない。また、カバー本体21の後端面側
には本静電噴霧装置を工業用ロボツト24のアー
ム24Aやレシプロケータ(図示せず)に取付け
るための取付孔25が形成されている。
一方、前部カバー22は大径穴22Aと中径穴
22Bと小径穴22Cとからなり、大径穴22A
の内周はカバー本体21の前端に螺着されると共
に、該大径穴22A、ハウジング1およびカバー
本体21端面によつて円環状の空気室26が形成
されている。また、大径穴22Aと中径穴22B
との間の段壁22Dには空気室26と連通するシ
エーピングエア用の多数の空気通路27,27,
…が穿設されると共に、該中径穴22Bとハウジ
ング1の端面との間は空気通路27と連通する空
気室28となつている。さらに、小径穴22C内
には若干の隙間を有して回転霧化頭6が収容さ
れ、該回転霧化頭6の放出端縁6Cのみが該小径
穴22Cから突出している。そして、回転霧化頭
6と小径穴22Cとの間の円環状間隙はシエーピ
ングエア噴出用間隙29となつている。
次に、30はカバー本体21に形成した塗料弁
取付孔、31は該塗料弁取付孔30にボルトを介
して固着された塗料弁で、該塗料弁31は弁ケー
シング31Aと、該弁ケーシング31A内に形成
したシリンダ31Bと、該シリンダ31B内に摺
動自在に挿嵌された可動隔壁31Cと、該可動隔
壁31Cに固着され弁座31Dに離着座する弁体
31Eと、該弁体31Eを案内するリテーナ31
Fと、弁ケーシング31A内で可動隔壁31Cに
より画成された圧力室31G、ばね室31Hと、
該圧力室31Gに制御空気を供給する制御空気ポ
ート31Iと、弁体31Eを弁座31Dに向け付
勢するようにばね室31Hに張設されたばね31
Jと、弁体31Eが弁座31Dに着座している状
態においても恒常的に連通する如く弁ケーシング
31Aに形成された塗料流入ポート31K、廃液
排出ポート31Lと、弁体31Eが弁座31Dか
ら離座したとき塗料流入ポート31Kからの塗料
の流出を許す塗料流出ポート31Mとから構成さ
れる。
ここで、塗料弁31の塗料流入ポート31Kは
塗料通路32を介して塗料流入継手33と接続さ
れ、廃液排出ポート31Lは廃液排出通路34を
介して廃液排出継手35と接続され、塗料流出ポ
ート31Mはカバー本体21に形成されたL字状
の塗料通路36を介して塗料チユーブ13内の塗
料通路14と連通している。一方、制御空気ポー
ト31Iは制御空気通路37を介して圧気源に連
なる制御空気継手38に接続されている(第3図
参照)。
39は同じくカバー本体21に形成されたター
ビン駆動用空気通路で、該空気通路39の一端は
タービン駆動用空気通路17と接続され、その他
端は圧気源に連なるタービン駆動空気継手40に
接続されている。41は同じくカバー本体21に
形成された軸受用空気通路で、該空気通路41の
一端は軸受用空気通路18と接続され、その他端
は圧気源に連なる軸受用空気継手42と接続され
ている。43はカバー本体21を軸線方向に延び
るシエーピングエア用通路で、該シエーピングエ
ア用通路43の一端は空気室26と接続され、そ
の他端は圧気源に連なるシエーピングエア継手4
4と接続されている。45はカバー本体21を半
径方向に延びる排気通路で、該排気通路45の一
端は排気通路19と接続され、その他端はカバー
本体21に固着されたリング状部材46と該カバ
ー本体21との間に形成された環状排気通路47
に接続され、しかも該環状排気通路47は大気に
開口している。
次に、48はカバー本体21の後部拡径部21
Bに形成されたトランス収納部、49は同じく後
部拡径部21Bに該トランス収納部48と軸心を
挾んで対向する位置に形成された多段倍圧整流回
路収納部(以下、整流回路収納部49という)
で、トランス収納部48は断面がほぼ長方形で後
端が開口した底浅状有底穴として形成され、整流
回路収納部49は断面が小判形状で後端が開口し
た底深状有底穴として形成されている。50は前
記各収納部48,49間を連通する円形状連通路
で、本実施例は該連通路50はカバー本体21の
軸心を中心とし、後端が開口した円形状スリツト
溝として形成されている。そして、円形状連通路
50は第4図中の右側が右側連通路50Aとな
り、左側が左側連通路50Bとなり、右側連通路
50Aには後述する電源線59を引出すための引
出口50Cが形成されている。
一方、51は前記トランス収納部48内に収納
された昇圧用トランスで、該トランス51はその
外周を絶縁性樹脂52によつてモールドされ、そ
の内部に一次コイル51A、二次コイル51B等
からなる高周波用トランスが埋設されている(第
5図参照)。そして、昇圧用トランス51は例え
ば12〜24〔V〕の一次電圧を4000〜6000〔V〕の二
次電圧に昇圧する。また、53は整流回路収納部
49内に収納された多段倍圧整流回路で、該整流
回路53はその外周は絶縁性樹脂54でモールド
され、その内部にはダイオード53A、コンデン
サ53Bからなる多段の倍圧整流回路が内蔵さ
れ、−60〜−120〔kV〕の高電圧を発生する(第5
図参照)。
ここで、第5図に示す高電圧発生用回路図にお
いて、55は100〜200〔V〕の商用電源、56は
電源スイツチ、57は商用電源55の電圧を例え
ば12〜24〔V〕に降圧する降圧用トランス、58
は該トランス57の次段に設けられた高周波発生
器で、該高周波発生器58は50〔Hz〕または60
〔Hz〕の周波数を12〜18〔kHz〕の高周波に変換す
る。59は電源線で、該電源線59の一端は高周
波発生器58の出力側と接続され、その他端は円
形状連通路50の引出口50Cに接続具60を介
して取付けられている。そして、電源線59の芯
線59Aのみは右側連通路50A内を挿通され、
昇圧用トランス51の一次コイル51Aと接続さ
れている(第4図、第5図参照)。従つて、本実
施例では電源線59は12〜24〔V〕の電圧に耐え
うるだけの耐圧を有する通常のリード線ないしは
電源コードを使用することができる。また、61
は円形状連通路50の左側連通路50B内に挿通
された接続線で、該接続線61の一端は昇圧用ト
ランス51の二次コイル51Bと接続され、その
他端は多段倍圧整流回路53の入力側と接続され
ている。なお、接続線61は4000〜6000〔V〕の
耐圧を有するケーブルが使用される。さらに、6
2は可動接続片で、該可動接続片62の一端は多
段倍圧整流回路53の出力側と接続され、その他
端はハウジング1の外周面に接触することによ
り、直接給電しうるようになされている。従つ
て、カバー本体21には整流回路収納部49の奥
所先端側に接続片挿入孔62Aが径方向に穿設さ
れ、軸穴2内周面には接続片逃げ溝62Bが形成
され、接続片挿入孔62Aから挿入された可動接
続片62は常時は第1図中の一点鎖線の状態にあ
り、ハウジング1が挿入されたときには撓んで接
続片逃げ溝62B内に嵌入し、図示の状態とな
る。
63はカバー本体21後端側を施蓋する蓋体
で、該蓋体63はボルト64,64,…で締着さ
れ、昇圧用トランス51、多段倍圧整流回路53
等を固定している。
なお、第6図中で65はA,B,…N色の塗料
およびシンナ、エアを供給する色替弁、66は該
色替弁65と塗料流入継手33を接続する塗料パ
イプ、67は廃液排出継手35と廃液タンク68
との間を接続する廃液パイプ、69は塗料弁31
に近接して該廃液パイプ67の途中に設けられた
開閉弁を示す。
本実施例は前述のように構成されるが、次にそ
の作動について述べる。
まず、軸受用空気継手42から軸受用空気通路
41,18を介して各空気軸受7,10の空気室
9,12に高圧空気を供給し、その軸受8,11
から高圧空気を図中矢示方向に噴出する。この結
果、回転軸4はラジアル空気軸受7によつて半径
方向に非接触状態に保持され、またタービン5は
スラスト空気軸受10によつて軸線方向に非接触
状態に保持される。
この状態で、タービン駆動用空気継手40から
タービン駆動用空気通路39,17を介してター
ビン5の羽根5A前面に向けて高圧空気を供給す
ると、該タービン5は回転軸4、回転霧化頭6と
共に高速回転する。この間、各空気軸受7,10
およびタービン5からの排気の大部分は排気通路
19,45、環状排気通路47を介して大気中に
放出される。また、排気の一部はハウジング1の
軸穴2と回転軸4との間の微小隙間から空気室2
8内に排出される。
一方、制御空気継手38から塗料弁31に制御
空気が供給されていない状態では、弁体31Eは
ばね31Jのばね力によつて弁座31Dに着座し
ている。一方、開閉弁69を開弁状態におく。こ
の状態で、色替弁65から例えばA色の塗料を供
給すると、塗料パイプ66からのA色塗料は塗料
流入継手33、塗料通路32を介して塗料弁31
内の塗料流入ポート31K、廃液排出ポート31
Lを通り、さらに廃液排出通路34、廃液排出継
手35を介して、廃液パイプ67に向けて流れ、
これら内部を充満する。その後開閉弁69を閉弁
する。
次に、ハウジング1から回転軸4を介して回転
霧化頭6に高電圧を供給する。このため、電源ス
イツチ56を閉成し、降圧用トランス57によつ
て商用電源55の電源電圧を12〜24〔V〕に降圧
し、次段の高周波発生器58により、12〜18〔k
Hz〕の高周波電圧とする。そして、これを電源線
59を介してカバー本体21内に設けられた昇圧
用トランス51により例えば6000〔V〕に昇圧す
る。さらに、昇圧用トランス51からの電圧を接
続線61を介して多段倍圧整流回路53に入力
し、−60〜−120〔kV〕の高電圧を発生させる。該
多段倍圧整流回路53からの出力は可動接続片6
2を介してハウジング1に直接印加され、該ハウ
ジング1が例えば−90〔kV〕に帯電する。この
際、回転軸4、タービン5はハウジング1に対し
て非接触状態であるが、該回転軸4は軸穴2に対
して微小な間隙を有して遊嵌されていると共に、
タービン5もタービン室3内に微小な間隙を有し
て遊嵌されているにしかすぎない。この結果、ハ
ウジング1が高電圧に帯電することによつて、軸
穴2と回転軸4との間、タービン室3とタービン
5との間に介在する微小厚さの空気層が絶縁破壊
を起し、放電現象によつて該回転軸4、タービン
5が−90〔kV〕に帯電する。かくして、回転霧化
頭6も回転軸4を介してこの高電圧に帯電するこ
とになる。
次に、回転霧化頭6に塗料を供給すべく、制御
空気継手38から制御空気通路37を介して塗料
弁31の制御空気ポート31Iから圧力室31G
に制御空気を供給する。この結果、ピストン31
Cは弁体31Eと共にばね31Jに抗して第4図
中の上方に変位し、該弁体31Eを弁座31Dか
ら離座せしめる。これにより、色替弁65からの
塗料は該塗料弁31の塗料流出ポート31Mから
塗料通路36,14を介してノズル16に供給さ
れ、回転霧化頭6の接液面6Bに向け噴出され
る。これにより、回転霧化頭6が高速回転する際
の遠心力で極めて薄膜化され、回転霧化頭6の放
出端縁6Cから液糸として噴霧され、静電霧化さ
れた帯電塗料粒子となる。この塗料粒子は回転霧
化頭6と被塗物との間に形成された電気力線に沿
つて飛行し、被塗物に塗着する。
この間、回転霧化頭6の遠心力やエアポンピン
グ現象等によつて拡開した噴霧パターンとなろう
とする。そこで、シエーピングエア継手44に空
気を供給し、シエーピングエア用通路43、空気
室26、多数の空気通路27、空気室28を順次
介して、シエーピングエア噴出用間隙29からシ
エーピングエアを噴出し、パターン成形を行な
う。
次に、次色の塗料、例えばB色の塗料を噴霧す
るには、A色の塗料が付着した部分を全て洗浄す
る必要がある。そこで、塗料弁31への制御空気
の供給を停止して、ばね31Jにより弁体31E
を弁座31Dに着座せしめると共に開閉弁69を
開弁する。そして色替弁65からエア、シンナを
順次供給し、塗料パイプ66、塗料通路32、塗
料弁31の塗料流入ポート31K、廃液排出ポー
ト31L、廃液排出通路34内等を洗浄し、シン
ナ廃液等は廃液パイプ67、開閉弁69を介して
廃液タンク68に排出する。このときは、エア、
シンナを高圧状態で供給し、高速洗浄を行なうこ
とができる。
次に、塗料弁31の弁座31D、塗料流出ポー
ト31M、塗料通路36,14、回転霧化頭6等
を洗浄するために、圧力室31Gに再び制御空気
を供給し、弁体31Eを弁座31Dから離座せし
めると共に、開閉弁69を閉弁する。そして、色
替弁65からエア、シンナを低圧状態でこれら内
部に順次供給し、洗浄を行なう。この際、回転霧
化頭6を回転させながら洗浄するのであるが、そ
の回転が速すぎると、周囲に廃液が飛散するか
ら、該回転霧化頭6の回転数を5000〜10000rpm
とする。
かくして、すべての洗浄が終了したら、前述と
同様にしてB色の塗装を行なえばよい。
而して、実施例においては、ハウジング1はカ
バー本体21のハウジング収容部21A内に嵌着
されて絶縁性が保持され、また回転霧化頭6は前
部カバー22の小径部22C内にシエーピングエ
ア噴出用間隙29を有して挿入され、その放出端
縁6Cのみが該小径穴22Cからわずかに突出し
ているにしかすぎない。
従つて、ハウジング1と回転霧化頭6とは、そ
の放出端縁6Cを除いてカバー本体21と前部カ
バー22とからなるカバー20により覆われてい
るから、本考案に係る静電噴霧装置を人手によつ
て把持しても何らの危険性がなく、また、カバー
本体21を工業用ロボツト24のアーム24Aに
取付けて塗装作業を行なつても、ハウジング1や
回転霧化頭6が被塗物に接触する虞れがなく、極
めて安全性を高めることができる。
また、実施例では上記カバー本体21にはトラ
ンス収納部48と整流回路収納部49とを対向す
るように配設して、その内部に昇圧用トランス5
1、多段倍圧整流回路53をそれぞれ収納し、こ
れらの間は円形状連通路50内の接続線61を介
して接続し、多段倍圧整流回路53からの高電圧
は可動接続片62を介してハウジング1に直接印
加するように構成したから、カバー本体21外に
位置するものは高周波発生器58と昇圧用トラン
ス51との間を接続する電源線59のみである。
このため、電源線59は12〜24〔V〕の低圧に耐
えるだけの電源コードを用いればよく、軽量なコ
ードを用いることができると共に安全性を高める
ことができる。
一方、塗料が高粘度塗料である場合には、該塗
料は加温塗料として加温状態で使用されることが
あり、また昇圧用トランス51、多段倍圧整流回
路53等からの発熱等により、カバー本体21が
温度上昇しようとする。しかし、本実施例ではカ
バー本体21にはタービン駆動用空気通路39、
軸受用空気通路41、排気通路45等が形成さ
れ、これら内部を流れる低温の空気流によつてカ
バー本体21は常時一定温度に保持される。従つ
て、昇圧用トランス51、多段倍圧整流回路53
からの発熱も良好に放熱され、回路故障等を確実
に防止することができる。
さらに、実施例では塗料チユーブ13は回転中
心となる回転軸4内を非接触状態で挿通すること
ができると共に、ノズル16を回転霧化頭6の中
心に位置させることができる。従つて、軸受とし
てスラスト、ラジアルの静圧空気軸受を用いた場
合には玉軸受やコロ軸受を用いたものに比較して
ハウジング1の形状を小形化することができる利
点に加え、本考案のように回転軸4内を塗料チユ
ーブ13を挿通してなる、いわゆる“センタフイ
ード方式”としたから、ハウジング1の形状を一
層小形軽量化することができる。これらの点か
ら、本考案においては、例えば全体の長さ形状を
約11cm、重量を約1.4Kgとしうるから、工業用ロ
ボツトのアーム先端に取付けて使用することがで
き、テイーチング動作、プレイバツク動作を高精
度に行なうことができる。
また、ノズル16は回転霧化頭6の接液面6B
のほぼ中心に開口させることができるから、第1
図に示す如き従来技術による回転霧化頭を使用す
るものに比較して、回転霧化頭6の形状を単純化
し、その口径を小形化することができ、洗浄性を
向上させると共に平面吹きや、スポツト吹き等に
も適用することができる。
さらにまた、絶縁材からなるカバー本体21に
は塗料弁31を取付け、該塗料弁31は同じくカ
バー本体21に形成した塗料通路36を介して、
前述した塗料チユーブ13内の塗料通路14とを
連通させる構成としたから、回転霧化頭6と塗料
弁31との間の距離を可及的に短かくすることが
できる。この結果、色替弁65から塗料パイプ6
6、塗料通路32、塗料弁31内の塗料流入ポー
ト31K、廃液排出ポート31L、廃液パイプ5
2、開閉弁69等からなる系路は高速洗浄区間と
しての高圧のエア、シンナによつて短時間に洗浄
することができる一方、極めて距離の短かい塗料
弁31から塗料通路36,14の間と、回転霧化
頭6のみを低速洗浄区間として低圧のエア、シン
ナで洗浄すればよい。従つて、洗浄区間を著るし
く短縮しうるばかりでなく、回転霧化頭6からの
廃液流出量もわずかであるから、従来技術の如く
該回転霧化頭6に廃液回収用シユラウドを設ける
必要がなく、構造を簡単化することができる。
なお、本実施例では回転霧化頭6は円筒型ない
しベル型として図示したが、デイスク型または円
皿型のものを用いてもよい。また、前述したカバ
ー20はカバー本体21と前部カバー22とから
なるものとして述べたが、これは組付上ないしは
工作上の問題であつて、いかなる形状であつても
よい。
また、実施例では電源として商用電源55を用
いるものとして述べたが、バツテリ電源を用いて
もよく、この場合にはインバータを付設すればよ
い。一方、高周波発生器58の前段に降圧用トラ
ンス57を用いるものとして述べたが、該トラン
ス57は必要に応じて設けられるものであり、例
えば100〔V〕の商用電源55を昇圧用トランス5
1の一次コイル51Aに直接印加してもよい。こ
の場合には、電源線59は100Vの耐圧のものを
使用すればよい。
さらに、本考案が適用される対象は塗料噴霧装
置に限ることなく、噴霧造粒装置、噴霧乾燥装
置、気流乾燥装置等であつてもよい。
本考案に係る静電噴霧装置は以上詳細に述べた
如くであつて、空気軸受を取付けるべきハウジン
グを絶縁性のカバーで覆い、該カバーにトランス
収納部と整流回路収納部を形成して円形状連通路
で連通し、これら内部に昇圧用トランス、多段倍
圧整流回路を収納すると共に円形連通路内の接続
線を介して接続する構成としたから、カバー外に
露出する電源線は通常の電源コード類で足り、安
全性、操作性を著るしく高めることができ、特に
工業用ロボツトやレシプロケータ用静電噴霧装
置、ハンドガン式静電噴霧装置として用いて好適
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る静電噴霧装置の縦断面
図、第2図は第1図の左側面図、第3図は第1図
中の−線に沿う断面図、第4図は第1図中の
−線に沿う断面図、第5図は高電圧発生用回
路図、第6図は塗料系統と電源系統を含む工業用
ロボツトへの取付け状態図である。 1……ハウジング、2……軸穴、3……タービ
ン室、4……回転軸、5……タービン、6……回
転霧化頭、7……ラジアル空気軸受、10……ス
ラスト空気軸受、13……塗料チユーブ、14,
32,36……塗料通路、17,39……タービ
ン駆動用空気通路、18,41……軸受用空気通
路、19,45……排気通路、20……カバー、
21……カバー本体、22……前部カバー、30
……塗料弁取付孔、31……塗料弁、34……廃
液排出通路、37……制御空気通路、43……シ
エーピングエア用空気通路、48……トランス収
納部、49……整流回路収納部、50……円形状
連通路、51……昇圧用トランス、52,54…
…絶縁性樹脂、53……多段倍圧整流回路、55
……商用電源、57……降圧用トランス、58…
…高周波発生器、59……電源線、61……接続
線、62……可動接続片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に軸線方向に軸穴が形成されると共に該
    軸穴の一端側に半径方向にタービン室が形成さ
    れたハウジングと、該ハウジングの軸穴内に遊
    嵌された回転軸と、前記ハウジングのタービン
    室内に遊嵌され前記回転軸の一端側に固着され
    たタービンと、前記ハウジング外に位置して前
    記回転軸の他端側に固着され、接液面を有する
    回転霧化頭と、前記回転軸を非接触状態で支持
    するために前記回転軸の周囲に位置して前記ハ
    ウジングに設けられたラジアル空気軸受と、前
    記タービンを非接触状態で支持するために前記
    タービンの両側面に位置して前記ハウジングに
    設けられたスラスト空気軸受とからなる静電噴
    霧装置において、前記ハウジングを絶縁材から
    なるカバーによつて覆い、該カバーにはトラン
    ス収納部と多段倍圧整流回路収納部とを円周上
    の異なる位置に形成すると共に、該各収納部を
    連通する円形状連通路を形成し、前記トランス
    収納部には昇圧用トランスを収納し、該トラン
    スの一次側には前記カバー外に位置して設けら
    れた高周波発生器を介して商用電源またはバツ
    テリに連なる電源線を接続し、前記多段倍圧整
    流回路収納部には前記昇圧用トランスからの出
    力電圧を多段に倍圧整流することにより前記ハ
    ウジングに直接的に供給する多段倍圧整流回路
    を収納し、かつ前記円形状連通路には前記昇圧
    用トランスの二次側と多段倍圧整流回路との間
    を接続する接続線を設けたことを特徴とする静
    電噴霧装置。 (2) 前記電源線は前記円形状連通路を介してカバ
    ー外に導出してなる実用新案登録請求の範囲(1)
    項記載の静電噴霧装置。 (3) 前記昇圧用トランス、多段倍圧整流回路はそ
    れぞれ絶縁部材でモールドしてなる実用新案登
    録請求の範囲(1)項記載の静電噴霧装置。 (4) 前記回転軸内には非接触状態で塗料チユーブ
    を挿通してなる実用新案登録請求の範囲(1)項記
    載の静電噴霧装置。
JP3879484U 1984-03-17 1984-03-17 静電噴霧装置 Granted JPS60151555U (ja)

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JPS60151555U JPS60151555U (ja) 1985-10-08
JPH0113571Y2 true JPH0113571Y2 (ja) 1989-04-20

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JP6809395B2 (ja) * 2017-06-27 2021-01-06 トヨタ車体株式会社 回転霧化塗装装置

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