JP3142883U - 極小型ぼかし液スプレーガン - Google Patents

Abstract

【課題】自動車の部分補修塗装のぼかし際をなじませる工具で、ぼかし液の入れ置きができ、液ダレも無く、何時でも即座に使用できると共に合理性と経費削減に役立つ極小型ぼかし液スプレーガンを提供する。
【解決手段】極小型ぼかし液スプレーガンは、重力式カップ７と極小型スプレーガン９から成り、その間に極細目フィルター８を設けることにより、異物の挟まりや液漏れを防ぐ。
【選択図】図１

Description

本考案は自動車の部分補修塗装のぼかし際（ざらざらの塗面）をなじませる作業を行うぼかし液専用の極小型重力式スプレーガンに関する。

自動車補修塗装用重力式スプレーガンは一般に小型と言われているノズル口径が1.3ミリ〜１．５ミリが主流で各種の物が使われている。
その他に極小型スプレーガンと言われノズル口径が０．３ミリ〜１．０ミリの物が数少ないが出回っている。

塗装用小型重力式スプレーガンのカップに塗料用ろ過フィルターをセットできる物がある（特許文献１参照）。
実用新案登録第３０１１５３０

小型スプレーガンでのぼかしなじませ作業はぼかし面積が多くなる。

小型スプレーガンでのぼかしなじませ作業は塗装後カップを洗浄無せずぼかし液を入れ行うため残った液は廃棄している。

塗装後カップを洗浄無せずぼかし液を入れ行うため養生が必要である。

塗装後カップを洗浄無せずぼかし液を入れ行うためぼかし箇所が複数になると後でまとめて行うため乾燥して効率が悪い。

極小型スプレーガンと言われノズル口径が０．５ミリ前後と細い二―ドルとノズルの間に微小な異物でも挟まるとわずかな液漏れが生ずる。

重力式カップにぼかし液を入れたまま長い時間放置するとわずかな漏れでも無くなってしまう事がある。

液漏れでエアキャップに溜まったぼかし剤が吹き始めに粒状になって塗り面に飛び散り再塗装に成りかねない。

本考案は重力式カップと極小型スプレーガン間に極細目フィルターを組み込んだ極小型ぼかし液専用のスプレーガンである。
そのカップにぼかし剤を入れたまま何時でも使用出来る様にしておく事によりぼかし剤の使用量が大幅に削減できると共に作業効率がよい。

極小型スプレーガンと言われるノズル口径が０．５ミリ前後と細く二ドルとノズルの間に異物が挟まり易く液漏れが生じ作業に支障が起きる、従って微小の異物も通さないフィルターを設ける事により防止できるのである。

重力式カップにぼかし液を入れたまま長い時間放置するとわずかな漏れでも無くなってしまい経済的にも環境的にも良くないが、フィルターを設ける事により防止できるのである。

極小型スプレーガンでのぼかしなじませ作業は塗装ぼかし面が広がらない。

極小型スプレーガンでのぼかしなじませ作業後はそのまま次の塗装に使える。

極小型スプレーガンでのぼかし液は溶剤のみで養生を必要としない。

ぼかし箇所が複数でもその箇所毎に行う事で効率よく仕上がりが良い。

重力式カップにぼかし液を入れたまま長い時間放置してもろ過装置を設ける事により液漏れは起きない。

なじませ作業におけるぼかし剤の使用量が小型スプレーガンと極小型スプレーガンとの差は数分の１になる。

そして残ったぼかし剤を捨てる事無く環境にも経済的にも良い。

自動車補修用ぼかしテープを使った作業で説明する。
本考案でのドアーのウェザーストリップの手前（図２Ａ）でのぼかし塗装の場合塗装後図２Ｂの様にぼかしテープも養生もなしでぼかし剤を吹付けられる。

従来の方法では図３Ｄの様にぼかし剤塗布にもぼかしてテープと養生が必要となる。

その他プレスラインでのぼかし剤塗布にも同様の工程違いがある。

極小型スプレーガンは狭い隙間にポイントで塗布する事が出来る、例えば、ドアーとドアーの隙間、そしてドアーハンドルの下面など従来の小型ガンでは出来ない事が可能である。

極小型ぼかし液専用スプレーガンにより効率の良い作業とぼかし液の大幅な削減を提供するものである。

図１本考案のフィルターとスプレーガンの分解断面図 図２本考案を用いた塗装部分の断面図。 図３従来の方法を用いた塗装部分の断面図。

符号の説明

１ 自動車のドアー上部
２ ぼかしテープ
３ ウェザーストリップ
４ ぼかし塗面
５ 考案のスプレーガン
６ 従来のスプレーガン
７ 重力式カップ
８ 極細目フィルター
９ 極小型スプレーガン

Claims (1)

1. 重力式カップと極小型スプレーガン間に極細目フィルターを組み込んだ極小型ぼかし液専用スプレーガン。