JPS6132581B2

JPS6132581B2 -

Info

Publication number: JPS6132581B2
Application number: JP52059774A
Authority: JP
Inventors: Shintaro Masuda; Masaru Kaneko
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1977-05-25
Filing date: 1977-05-25
Publication date: 1986-07-28
Also published as: JPS53145340A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は自動運転ができる空気調和機に関する
ものである。

従来、空気調和機の運転は始動、停止、全てを
人間の手による操作により行なうものと、始動は
人間の手により行ない、室内の温度をサーモスタ
ツトなどにより、感知して自動的に運転を停止し
たり、また、サーモスタツトの復帰により再始動
させるようにするのが一般的である。

また、家庭用などに用いられる小容量の空気調
和機においてはタイマーを介して電気的に接続し
タイマーの設定時間がくると運転を始め、その設
定時間だけ運転を行なうようにしたものもある。

第１図は、室内空気と熱交換する冷水の温度を
冷水用サーモスタツト１により感知し、該サーモ
スタツト１の接点と圧縮機用電磁接触器２を直列
に接続して、上記冷水用サーモスタツトのON，
OFFにより圧縮機用電磁接触器２を作動させて
圧縮機（図示せず）を運転するようにした圧縮機
運転回路と、圧力開閉器３、電動機保護用サーモ
スタツト４、電動機保護用過電流継電器５および
補助接触器６の直列系路と、押しボタンスイツチ
７と上記補助接触器６のａ接点６ａとにより自己
保持回路を形成した保護装置回路とポンプ用電磁
接触器８とそのａ接点８ａとポンプ用押しボタン
スイツチ９とにより自己保持回路を形成し、かつ
停止用押しボタンスイツチ１０に接続してたポン
プ運転回路を形成している。

第２図は、室内空気と熱交換する冷水と温水の
温度とそれぞれ設けた冷水用サースタツト１１と
温水用サーモスタツト１２により感知し、該サー
モスタツト１１と１２の接点と圧縮機用電磁接触
器１３を直列に接続して、上記冷水用サーモスタ
ツト１１あるいは温水用サーモスタツト１２の
ON，OFFにより圧縮機用電磁接触器１３を作動
させて、圧縮機（図示せず）を運転するようにし
た圧縮機運転回路を圧力開閉器１４、電動機保護
用サーモスタツト１５、電動機保護用過電流継電
器１６および補助継電器１７の直列系路と、該補
助継電器１７のａ接点１７ａとポンプ用電磁接触
器１８のａ接点１８ａの直列系路と、補助継電器
１９および２０のｂ接点１９ｂと２０ｂの直列系
路とにより自己保持回路を形成した保護装置回路
とポンプ用電磁接触器１８と前記補助継電器１７
の接点ａ接点１７ａとを直列に持続したポンプ回
路を形成している。２１はロータリースイツチで
ある。

また、上記の操作回路の電源系路にタイマーを
設置して、運転時間限定することもできる。

しかし、上記した従来のものにおいては、人間
が直接スイツチを入れたり、また、切つたり、あ
るいは予め定められた連続した時間帯のみ運転す
るようにしたものであるから、居室者の生活時間
帯に適応した運転管理がなされておらず、運転管
理者の確保あるいは省電力などの面において不経
済な点を有していた。

また、コンピユータなどを使用して自動運転す
るようにしたものであるが、構成が複雑であり、
かつ高価であるなどの欠点を有していた。

本発明は上記の点に鑑みて、極めて簡単な構成
で、かつ安価に居室者の生活時間帯に適応した運
転管理ができるとともに、特別に運転管理者がい
なくても自動運転によつて省電力運転ができる空
気調和機を提供することを目的とするものであ
る。

本発明は、上記の目的を達成するために、空気
調和機の運転操作用電気回路内に作動時間を任意
に設定できるプログラムタイマーを関連接続せし
め、空気調和機の運転を生活時間帯に合わせて自
動発停させるように構成した。

以下、本発明を第３図乃至第７図に示す一実施
例により詳細に説明する。

図において、従来のものと同一あるいは類似の
ものは同一の符号で表わし、その説明を省略して
ある。

第３図は本発明を理解しやすくするための冷房
専用の電気回路で、図において２２は切換スイツ
チで、プログラムタイマー２３と直列に接続され
ている。

該プログラムタイマー２３は、１日あるいは１
週間を周期として設定され、例えば１日の場合は
第５図に示すように毎日午前８時に閉路して運転
を開始し、午後12時に開路して運転を停止し、更
に午後の13時に再び閉路して運転を再開し、午後
18時に開路して１日の運転を終るように設定され
る。

その他、生活時間帯に合わせて任意に設定する
ことができる。

２４は上記プログラムタイマー２３のａ接点
で、上記自動又は手動切換スイツチ２２と直列に
接続され、かつ、限時継電器２５，２６とそれぞ
れ直列に接続してプログラムタイマー回路を形成
している。従つて第３図、第４図において限時継
電器２５，２６は第５図に示した時間に従つて付
勢される。すなわち８時から12時の間、13時から
18時の間、付勢されることになる。

限時継電器２５の作動は第６図に示す如く、そ
のａ接点２５ａは瞬時動作―復帰の接点で、ｂ接
点２５ｂは限時動作―瞬時復帰の接点で、限時継
電器２６の作動は第７図に示す如く、そのａ接点
２６ａは瞬時動作―復帰の接点で、ｂ接点２６ｂ
は瞬時動作―限時復帰の接点である。

両限時継電器２５，２６の限時動作時間は２〜
３秒である。

而して、自動又は手動切換スイツチ２２を閉じ
て自動運転回路を形成した後、待機していると、
第５図に示した如く８時になればプログラムタイ
マー２３のａ接点２４が閉じて限時継電器２５，
２６が付勢されることにより、停止用押しボタン
スイツチ１０、限時継電器２６のａ接点２６ａ、
限時継電器２５のａ接点２５ａ，ｂ接点２５ｂ、
圧力開閉器３、電動機保護用サーモスタツト４、
電動機保護用過電流継電器５の接点を経て補助継
電器６が付勢され、そのａ接点６ａが閉じること
により、ポンプ用電磁接触器８が付勢され、その
接点８ａが閉じて自己保持回路が形成される。同
時にポンプ（図示せず）が運転されるこの後、限
時継電器２５のｂ接点２５ｂが開路しても補助継
電器６はそのａ接点６ａにより形成された自己保
持回路により付勢されている。

補助継電器６の他のａ接点６ａも閉じることに
より、冷水用サーモスタツト１が閉じていれば圧
縮機用電磁接触器２が付勢されて、圧縮機（図示
せず）、を運転し、空気調和機は運転を開始す
る。以下冷水用サーモスタツト１の開閉によつて
圧縮機のON，OFFを繰返しながら室内の温度調
節を行う。

次に12時の停止時刻になると、第５図に示した
如く、プログラムタイマー２３のａ接点２４が開
路し、限時継電器２５，２６の付勢が解かれて、
そのａ接点２６ａが瞬時に開路する。

一方、そのｂ接点２６ｂは２〜３秒遅れて閉路
するのでポンプ用電磁接触器８、補助継電器６の
付勢が解かれ、空気調和機は停止する。

その後13時になつて空気調和機が運転を開始
し、18時になつて運転を停止するのは上記と同じ
である。

手動運転を行なうときは、自動又は手動切換ス
イツチ２２を切り、従来の操作によつて運転され
る。限時継電器２５のａ接点２５ａ，ｂ接点２５
ｂの系路は停止時間中のサーモスタツトの復帰に
より圧縮機が始動するのを防止している。

第４図は本発明の実施例を示すものである。図
において、従来のものと同一あるいは類似のもの
は同一の符号で表わし、その説明を省略してあ
る。

而してロータリスイツテチ２１を冷房の位置に
セツトし、自動又は手動切換スイツチ２２を閉じ
て自動運転回路を形成した後、待機していると、
第５図に示した如く８時になればプログラムタイ
マー２３のａ接点２４が閉じて限時継電器２５，
２６が付勢されることにより、限時継電器２６の
ａ接点２６ａ、ロータリースイツチ２１、限時継
電器２５のａ接点２５ａ，ｂ接点２５ｂ、圧力開
閉器１４、電動機保護用サーモスタツト１５、電
動機保護用過電流継電器１６の接点を経て補助継
電器１７が付勢され、そのａ接点１７ａが閉じる
ことにより、ポンプ用電磁接触器１８を付勢し、
その接点１８ａが閉じ、補助継電器１７のａ接点
１７ａとの直列接続で自己保持回路が形成され
る。同時にポンプ（図示せず）が運転される。こ
の後、限時継電器２５のｂ接点２５ｂが開路して
も、上記の自己保持回路により補助継電器１７は
付勢されている。

補助継電器１７の他のａ接点１７ａも閉じるこ
とにより、補助継電器１９のａ接点１９ａ、冷水
用サーモスタツト１１を経て圧縮機用電磁接触器
１３を付勢し、圧縮機（図示せず）を運転し、冷
房運転を開始する。

次に12時の停止時刻になると、第５図に示した
如く、プログラムタイマー２３のａ接点２４が開
路し、限時継電器２５，２６の付勢が解かれてそ
のａ接点２６ａが瞬時に開路する。一方、そのｂ
接点２６ｂは２〜３秒遅れて閉路するので補助継
電器１７の付勢が解かれ、空気調和機は停止す
る。

その後、13時になつて空気調和機が運転を開始
し、18時間になつて運転を停止するのは上記と同
じである。

このとき、プログラムタイマー２３が前述の１
日の生活時間帯に合わせて設定されていると、そ
の動作は前述と同様の動作で冷房運転を行なう。
暖房運転を行なうときは、上記ロータリースイツ
チ２１を暖房の位置にセツトし、自動又は手動切
換スイツチ２２を閉じればよい。

また、手動運転を行なう場合は、上記自動又は
手動切換スイツチ２２を切ることにより、前述と
同様の手動運転ができる。

本発明は上記の如く構成にしたから、極めて簡
単な構成で、かつ安価に居室者の生活時間帯に適
応した快適な自動運転管理ができるとともに、運
転管理者の削減、省電力の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来機の電気回路図、第３図
本発明を理解しやすくするための冷房専用の電気
回路図、第４図は本発明の空気調和機の電気回路
図、第５図はプログラムタイマーの設定時間の一
例を示す。第６図、第７図は限時継電器の動作図
である。２２……自動又は手動切換スイツチ、２３……
プログラムタイマー、２４……ａ接点、２５，２
６……限時継電器、２５ａ……瞬時動作―復帰接
点、２５ｂ……限時動作―瞬時復帰接点、２６ａ
……瞬時動作―復帰接点、２６ｂ……瞬時動作―
限時復帰接点。

Claims

【特許請求の範囲】１自動又は手動切替スイツチによつて冷暖房運
転を行なう空気調和機において、生活時間帯に合わせて発停するように設定した
プログラムタイマー２３と該プログラムタイマー
のａ接点２４に２個の限時継電器２５，２６をそ
れぞれ直列に接続した系路とを並列に接続し、該並列回路に自動又は手動切替スイツチ２２を
直列に接続して形成したプログラムタイマー回路
を、冷温水温度を検知する冷水用サーモスタツト
１１と温水用サーモスタツト１２により圧縮機の
運転を制御する圧縮機運転回路および冷温水用ポ
ンプ運転回路と並列に接続し、前記限時継電器２５の瞬時動作―復帰接点２５
ａと限時動作―瞬時復帰接点２５ｂを直列に接続
するとともに、該直列回路を自己保持回路を有す
る保護装置回路の補助継電器１７のａ接点１７ａ
と前記冷温水用ポンプ回路のポンプ用電磁接触機
１８のａ接点１８ａとの直列系路に並列に接続し前記限時継電器２６の瞬時動作―復帰接点２６
ａと瞬時動作―限時復帰接点２６ｂを並列に接続
するとともに、該並列回路に運転停止、ポンプ運
転、冷房運転、暖房運転のいずれかに切換可能な
ロータリスイツチ２１を直列に接続し、該ロータリスイツチ２１の冷房運転接点に補助
継電器１９を接続し、暖房運転接点に補助継電器
２０を接続し、前記ポンプ運転、冷暖房運転接点と前記保護装
置回路を接続し、前記補助継電器１９のａ接点１９ａを前記冷水
用サーモスタツト１１に直列に接続し、前記補助
継電器２０のａ接点２０ａを前記温水用サーモス
タツト１２に直列に接続し、前記両補助継電器１
９，２０のｂ接点１９ｂ，２０ｂを直列に接続し
た系路を前記保護装置回路の前記ａ接点１７ａと
１８ａの直列系路に並列に接続し、前記補助継電器１７の他のａ接点１７ａを前記
圧縮機運転回路と冷温水用ポンプ運転回路とにそ
れぞれ直列に接続して設けたことを特徴とする空
気調和機。