JPS6130943A - 回転電機の巻線の絶縁処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、回転電機の巻線の絶縁処理方法に関するもの
である。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、回転電機の固定子巻線は型巻コイルの場合、主と
して真空全含浸絶縁処理方法で、絶縁処理が行われてい
る。これは、角形の導体をコイル型に巻回しその表面に
絶縁材を巻装し、固定子鉄心に収納したる後に、含浸処
理タンクに鉄心を納め、真空状態にし、熱硬化性樹脂を
注入し、完全に含浸させる。その後タンクより、鉄心を
取り出し、加熱炉に納め、加熱硬化させる方法である。

ところが、この方法では、含浸処理タンクから鉄心を取
り出し、加熱硬化させる間に、熱硬化性樹脂の流動性の
高い温度領域（ある種の熱硬化性樹脂では８０〜１００
°Ｃ）を通過する。このため、含浸した熱硬化性樹脂が
コイルより流出してそこに空気が入リポイドを形成して
、コロナ特性等の絶縁特性の悪い絶縁となるという欠点
があった。

〔発明の目的〕

本発明は、ボイドを形成しない回転電機の巻線の全含浸
絶縁処理方法を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は前述した事情に鑑みてなされたもので含浸処理
タンクより、鉄心及び巻線を取り出したる後、表面張力
・比重共に大きな液体中で加熱硬化させることにより、
熱硬化性樹脂の流出を抑えか番参慨士＃、ボイドレスの
絶縁層を形成することを可能にした回転電機の巻線の絶
縁処理方法である。

〔発明の実施例〕

本発明を第１図に示す一実施例を参照して説明する。図
において１は鉄心であり、熱硬化性樹脂を Ｖ注入した巻線２を有している。３は加熱炉用タンクで
あり、この加熱用タンク３には表面張力・比重がともに
大きい液体たとえば低温ハンダ４を入れである。５は加
熱炉、６はその扉である。

熱硬化性樹脂を注入して含浸処理した後、この様な装置
において、まず鉄心１及び巻線２を低温ハンダ４を入れ
た加熱用タンク３に納めて、鉄心１及び巻線２は全体が
低温ハンダ４にて包含される様な状態にする。次にこの
加熱用タンク３を加熱炉５内にて加熱し、熱硬化性樹脂
を硬化させる。

この様な方法によると、鉄心１及び巻線２は低温ハンダ
４に、て完全に包含した状態にあり、かつ液体の比重が
大きいため液圧が高くなるので、加熱途中において熱硬
化性樹脂の流動性が高い温度領域を通過しても熱硬化性
樹脂が流出することはない。従って熱硬化性樹脂の流出
によるボイドの発生が防止できるので、絶縁特性の良い
絶縁が可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ボイドを形成せずに回転電機の巻線の
絶縁処理をすることが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に用いる加熱炉の断面図で
ある。 １・・・加熱炉、　　　　　　２・・・加熱炉扉。 ３・・・加熱炉用タンク、　　４・・・鉄心。 ５・・・コイル、　　　　　　６・・・液体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転電機の巻線に熱硬化性樹脂を真空全含浸した後、表
   面張力・比重共に大きな液体中で、加熱硬化させ絶縁層
   を形成することを特徴とする回転電機の巻線の絶縁処理
   方法。