JPS6129929Y2 - - Google Patents

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JPS6129929Y2
JPS6129929Y2 JP1979174685U JP17468579U JPS6129929Y2 JP S6129929 Y2 JPS6129929 Y2 JP S6129929Y2 JP 1979174685 U JP1979174685 U JP 1979174685U JP 17468579 U JP17468579 U JP 17468579U JP S6129929 Y2 JPS6129929 Y2 JP S6129929Y2
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JP
Japan
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stud bolt
distance piece
nut
exhaust manifold
cylinder head
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Expired
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JP1979174685U
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JPS5692712U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車エンジンの排気多岐管の取付部
に使用されている筒状デイスタンスピースに関す
るものである。
まず、実開昭48−16231号公報に記載されてい
るような従来の排気多岐管の取付部の構造を第3
図により説明する。同図において、1はエンジン
のシリンダヘツド、2は同シリンダヘツド1に固
定されたスタツドボルト、3はガスケツト、4は
排気多岐管のフランジ部、5はプレーンワツシ
ヤ、6Aは円筒状デイスタンスピース、7はプレ
ーンワツシヤ、8はスプリングワツシヤ、9はス
タツドボルト2の端部からネジ込まれたナツトで
ある。
図面から明らかなように、排気多岐管のフラン
ジ部4は、それに設けられた貫通孔により前記ス
タツドボルト2上に嵌装支持され、デイスタンス
ピース6Aを介してナツト9により締め付け、シ
リンダヘツド1に固定される。
前記スタツドボルト2は、シリンダヘツド1及
び排気多岐管のフランジ部4を通して伝達される
熱影響を極力防ぐために、その長さが大きくされ
ており、しかもデイスタンスピース6Aにより、
ナツト9の取付位置をヘツド1から遠ざけるよう
構成されている。デイスタンスピース6Aは、予
め圧縮荷重(予圧)を付与されているのでナツト
9の締付に対してばね作用も有している。
以上のような従来の構成においては、スタツド
ボルト2とデイスタンスピース6A間のスキマ
は、その両端がプレーンワツシヤ5と7により閉
じられ、完全な密封状態となつている。このた
め、デイスタンスピース6Aの外周部は外気に常
時接して冷却されるのに対し、比較的高温の熱が
伝達されるスタツドボルト2の中央部分は、前述
のように外気と遮断され十分な冷却が行なわれな
いので、スタツドボルト2が熱膨張により伸延
し、デイスタンスピース6Aに予圧が与えられて
いるにもかゝわらず、ナツト9の締付がゆるんだ
り、あるいはゆるまないまでも、スタツドボルト
2の長さを必要以上に大きくしなければならない
等の欠点を有していた。
また、実開昭51−38128号公報におけるマフラ
ーカバーのように孔を有するカバーであつても一
端が自由端として構成されるものでは、予め予圧
を加えることがないので、スタツドボルトの熱膨
張による伸延に対して追従する作用がなく、ナツ
トのゆるみも防止できない。
本考案は、以上のような欠点を除去するために
なされたもので、スタツドボルトに嵌装するデイ
スタンスピースとして複数個の通気孔を設けたも
のとし、デイスタンスピースのばね定数を低下さ
せ、与圧によるばね作用をより向上させスタツド
ボルトの熱膨張に追従せしめることによつてナツ
トのゆるみを防止するとともに、スタツドボルト
とデイスタンスピースの間のスキマを常時大気に
連通せしめスタツドボルトの冷却を十分に行い熱
影響を少なくするようにした排気多岐管取付用デ
イスタンスピースを提供するものであり、その要
旨は内燃機関のシリンダヘツドに固定された排気
多岐管取付用スタツドボルトに嵌装され、ナツト
の締付けにより圧締荷重が与えられており、且つ
複数個の通気孔が形成されてなることにある。
以下、本考案の1実施例を第1図、第2図につ
いて説明する。
1はエンジンのシリンダヘツド、2は同シリン
ダヘツド1に固定されたスタツドボルト、3はガ
スケツト、4は排気多岐管のフランジ部であ
る。。5はフランジ部4の次にスタツドボルト2
に嵌装されるプレーンワツシヤである。6は複数
個の通気孔60が形成された本案円筒状デイスタ
ンスピースで、スタツドボルト2上においてプレ
ーンワツシヤ5,7の間に嵌装される。9はナツ
トで、上記デイスタンスピース6に予め圧縮荷重
(予圧)を付与するようにスプリングワツシヤ8
を介してスタツドボルト2にネジ込まれ、これに
よつて排気多岐管がシリンダヘツド1に固定され
る。
これにより、スタツドボルト2とデイスタンス
ピース6間のスキマが大気と常時連通し、同スタ
ツドボルト2の中央外周面がよく冷却されるの
で、前述した熱影響を少なくすることができ、ナ
ツト9の締付を確実に保持すると共に、スタツド
ボルト2の長さを短くすることも可能である等の
効果が得られるものである。
また、デイスタンスピース6に複数個の通気孔
60を形成することによつてデイスタンスピース
6のばね定数が低下せしめられ、デイスタンスピ
ース6の前述のような予圧によつてもたらされる
ばね作用が増大されるので、仮りにスタツドボル
ト2が熱膨張によりその軸方向に伸延したとして
も、デイスタンスピース6はその向上したばね作
用によつてスタツドボルト2の伸延に追従して伸
延しナツト9のゆるみを防止するものである。
以上のように、本考案による筒状デイスタンス
ピースは、内燃機関のシリンダヘツドに固定され
た排気多岐管取付用スタツドボルトに嵌装され、
ナツトの締付けにより圧縮荷重が与えられてお
り、且つ複数個の通気孔が形成されてなるので、
次のような効果がある。
先ず、複数個の通気孔の形成によつてデイスタ
ンスピースのばね定数が低下せしめられ、それに
よつて予圧によつてもたらされるばね作用がより
向上するから、スタツドボルトが熱膨張により伸
延したとしても、デイスタンスピースはその向上
したばね作用によつてスタツドボルトの伸延に追
従して伸延し、ナツトのゆるみを防止することが
できる。
更に、デイスタンスピースに複数個の通気孔を
形成したので、スタツドボルトとデイスタンスピ
ース間のスキマが大気と常時連通し、スタツドボ
ルトが十分に冷却されるようになり、その熱膨張
による伸びやそれによつてもたらされるナツトの
ゆるみが防止される。
また、スタツドボルトの冷却効果の向上により
スタツドボルトの長さを従来のものと比較して短
かくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の筒状デイスタンスピースを用
いた排気多岐管の取付状態を示す断面図、第2図
は同実施例における筒状デイスタンスピースの斜
視図、第3図は従来例の第11図に相当する断面
図である。 符号1……シリンダヘツド、2……スタツドボ
ルト、4……排気多岐管のフランジ部、6……筒
状デイスタンスピース、60……通気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関のシリンダヘツドに固定された排気多
    岐管取付用スタツドボルトに嵌装され、ナツトの
    締付けにより圧縮荷重が与えられており、且つ複
    数個の通気孔が形成されてなる筒状デイスタンス
    ピース。
JP1979174685U 1979-12-17 1979-12-17 Expired JPS6129929Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979174685U JPS6129929Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17

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JP1979174685U JPS6129929Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5692712U JPS5692712U (ja) 1981-07-23
JPS6129929Y2 true JPS6129929Y2 (ja) 1986-09-03

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ID=29685405

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JP1979174685U Expired JPS6129929Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4816231B1 (ja) * 1970-04-15 1973-05-21

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5042915Y2 (ja) * 1971-06-05 1975-12-08
JPS5138128U (ja) * 1974-09-17 1976-03-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4816231B1 (ja) * 1970-04-15 1973-05-21

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Publication number Publication date
JPS5692712U (ja) 1981-07-23

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