JPH0114746Y2 - - Google Patents

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JPH0114746Y2
JPH0114746Y2 JP1981096587U JP9658781U JPH0114746Y2 JP H0114746 Y2 JPH0114746 Y2 JP H0114746Y2 JP 1981096587 U JP1981096587 U JP 1981096587U JP 9658781 U JP9658781 U JP 9658781U JP H0114746 Y2 JPH0114746 Y2 JP H0114746Y2
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JP
Japan
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manifold
gasket
internal combustion
holes
combustion engine
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JP1981096587U
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JPS582354U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関のマニホールドとシリンダ
ヘツドとの間に介装されて、ガスシール機能を発
揮する、内燃機関のマニホールド取付用ガスケツ
トに関するものである。本考案は、特に、シリン
ダ列の同一側にインテークマニホールドとエキゾ
ーストマニホールドを有する、所謂、カウンター
フロー型内燃機関のマニホールド取付用ガスケツ
トとして有効である。
従来、4気筒カウンターフロー型内燃機関のマ
ニホールド取付用ガスケツトは、第1図に示すよ
うな構成を有している。すなわち、ガスケツト1
のマニホールド(図示せず。)とシリンダヘツド
(図示せず。)との各吸・排気ポートに重合する位
置には、インテークポート及びエキゾーストポー
ト(ポート孔)2,2,2……が形成され、これ
らのポート2,2,2……のポートの外周位置に
は、締付ボルト挿通孔3,4,5,6,7,8,
9,10,11,12,13,14が気筒配列方
向に千鳥状に形成されている。そしてこの一部
5,7及び10,11はポート孔の中心に対して
非対称な位置に偏つて配設されている。締付ボル
ト挿通孔の一部がこのようにポート孔中心に対し
て非対称な位置に偏つて配設される理由は、カウ
ンターフロー型内燃機関のインテーク及びエキゾ
ーストマニホールドの取付スペース上の制約によ
るものに外ならない。そして、上述した従来のマ
ニホールド取付用ガスケツトにおいては、特に、
締付ボルト挿通孔5,7及び10,11がポート
孔2の中心に対して非対称な位置に偏つて配設さ
れているため、ポート孔2に対する、締付ボルト
挿通孔5,7の反対側の架橋部1a及び締付ボル
ト挿通孔10,11の反対側の架橋部1bの面圧
がそれぞれ低下し、この部分からのガス洩れを生
じ易くなる。
もつとも、架橋部1a,1bにおけるガス洩れ
は、内燃機関作動時と非作動時とのエキゾースト
マニホールドの大きな温度差に原因の一つがある
ことは言を待たない。すなわち、エキゾーストマ
ニホールドは、内燃機関作動時には通常約800℃、
最高約900℃の温度となり、小型内燃機関におい
てもエキゾーストマニホールドの長手方向膨張量
は約0.3mmに達するのである。これに対し、マニ
ホールドが取り付けられるべきシリンダブロツク
やシリンダヘツドは、冷却水により約100℃以下
に保持されているため、内燃機関停止時と運転時
との間におけるこれらの部材の熱膨張量は比較的
少量である。このように、エキゾーストマニホー
ルドとシリンダヘツド、シリンダブロツクとの熱
膨張量に大きな差異が存するため、エキゾースト
マニホールドの膨張・収縮はマニホールド取付用
ガスケツトに直接作用し、これがマニホールド取
付用ガスケツトのへたりを惹起することとなるの
である。更に、カウンターフロー型内燃機関にお
いては、インテークマニホールドはガソリンの気
化熱によつて冷却されているので、エキゾースト
マニホールドとの温度差が激しく、マニホールド
取付用ガスケツトに作用する変形力は一層大きく
なる。したがつて、ガスケツトに対するボルト締
付けに部分的な偏りがある場合にはこのような傾
向がより助長されるようになり、最悪の場合には
マニホールド取付用ガスケツトに亀裂を生じ、ガ
ソリン滲出やガス洩れを生ずることとなるのであ
る。
本考案の目的は、マニホールド取付部からのガ
ス洩れを確実に防止し、かつ、特に複雑な熱的及
び機械的応力を受けるカウンターフロー型内燃機
関に使用して有効な、内燃機関のマニホールド取
付用ガスケツトを提供することにある。
本考案の基本的構成は、ポート孔を気筒配列方
向に千鳥状に配設すると共に前記各ポート孔の周
りに少なく2つの締付ボルト挿通孔を設けて成
り、ポート孔中心に対して非対称にかつ気筒配列
方向に並んで設けられた2つの締付ボルト挿通孔
間に位置するガスケツト架橋部をポート孔の半径
外方向へ膨出させて張り出し部を一体的に形成し
たことを特徴とする内燃機関のマニホールド用ガ
スケツトにある。
以下、本考案の一実施例を第2図に基づいて説
明する。
本実施例のマニホールド取付用ガスケツト1′
は、第1図示のマニホールド取付用ガスケツト1
と同様に、4気筒カウンターフロー型内燃機関用
のものである。第2図中、第1図で使用した参照
付号と同一の参照付号を付した構成要素は、同一
機能をはたす同一名称の構成要素を示している。
すなわち、2,2,2……はポート孔を示し、ま
た、3,4,5,6……,13,14はそれぞれ
ポート孔2,2,2……の外周部に配設した締付
ボルト挿通孔を示し、その一部5,7及び10,
11はポート孔2の中心に対して非対称な位置に
偏つて設けられている。
第1図に基づく従来技術の説明で明らかにした
通り、本実施例におけるマニホールド取付用ガス
ケツト1′の場合にも、ガス洩れが最も発生し易
い部分は、ポート2に関して締付ボルト挿通孔
5,7及び10,11の反対側に位置する架橋部
1′a,1′bである。そこで、マニホールド取付
用ガスケツト1′の締付ボルト挿通孔5,7及び
10,11の間に位置する架橋部(架橋部1′a,
1′bとは反対側)をポート孔2の半径外方向へ
膨出させて張り出し部1′c,1′dを一体的に形
成し、かつ、これらの張り出し部1′c,1′dに
は面圧調整用の孔15,16を形成して、マニホ
ールド取付時における面圧の均一化を図つたので
ある。すなわち、張り出し部1′c,1′dを形成
したことにより、該張り出し部1′c,1′d側に
おいてボルト締付力が広範囲に分散され、結果と
して、張り出し部1′c,1′d側の面圧が相対的
に下がるとともに、架橋部1′a,1′b側の面圧
が相対的に上がり、面圧が均一化されて、ガス洩
れも生じない。
なお、面圧調整用の孔15,16にはグロメツ
トを装着することが好ましく、また、これらの孔
15,16のかわりにこれらの孔と同種の孔をマ
ニホールドやシリンダヘツドに形成することによ
り、同様の効果を得ることができる。
以上、説明したように、本考案のマニホールド
取付用ガスケツトによれば、マニホールド取付時
における架橋部の面圧低下が防止される結果、ポ
ート孔周辺の面圧の均一化が図られるので、ガス
洩れを確実に防止することが可能となり、特に、
複雑な熱的及び機械的応力を受けるカウンターフ
ロー型内燃機関のマニホールド取付用ガスケツト
として大きな効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のマニホールド取付用ガスケツト
の平面図、第2図は本考案の一実施例を示すマニ
ホールド取付用ガスケツトの平面図である。 1′……マニホールド取付用ガスケツト、1′
a,1′b……架橋部、1′c,1′d……張り出
し部、2,2,2,……ポート孔、3,4,5,
6,……12,13,14……締付ボルト挿通
孔、15,16……面圧調整用の孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツドとマニホールドとの間に押圧状
    態で介装される内燃機関のマニホールド取付用ガ
    スケツトにおいて、ポート孔を気筒配列方向に千
    鳥状に配設すると共に前記各ポート孔の周りに少
    なくとも2つの締付ボルト挿通孔を設けて成り、
    前記ポート孔中心に対して非対称にかつ気筒配列
    方向に並んで設けられた2つの締付ボルト挿通孔
    間に位置するガスケツト架橋部をポート孔の半径
    外方向へ膨出させて張り出し部を一体的に形成し
    たことを特徴とする内燃機関のマニホールド取付
    用ガスケツト。
JP9658781U 1981-06-29 1981-06-29 内燃機関のマニホ−ルド取付用ガスケツト Granted JPS582354U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9658781U JPS582354U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 内燃機関のマニホ−ルド取付用ガスケツト

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JP9658781U JPS582354U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 内燃機関のマニホ−ルド取付用ガスケツト

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Publication Number Publication Date
JPS582354U JPS582354U (ja) 1983-01-08
JPH0114746Y2 true JPH0114746Y2 (ja) 1989-04-28

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ID=29891434

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JP9658781U Granted JPS582354U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 内燃機関のマニホ−ルド取付用ガスケツト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163177A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Sanden Corp 往復動型圧縮機

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5429363U (ja) * 1977-08-01 1979-02-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5792043U (ja) * 1980-11-26 1982-06-07

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JPS5429363U (ja) * 1977-08-01 1979-02-26

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JPS582354U (ja) 1983-01-08

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