JPS61296906A - 片面クラツド板材の圧延法 - Google Patents
片面クラツド板材の圧延法Info
- Publication number
- JPS61296906A JPS61296906A JP13902285A JP13902285A JPS61296906A JP S61296906 A JPS61296906 A JP S61296906A JP 13902285 A JP13902285 A JP 13902285A JP 13902285 A JP13902285 A JP 13902285A JP S61296906 A JPS61296906 A JP S61296906A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- rolling
- sheet
- stainless steel
- work roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は片面クラッド板材の製造方法に関するもので、
板反シを抑制して圧延作業を能率よく行う九めのもので
ある。
板反シを抑制して圧延作業を能率よく行う九めのもので
ある。
近年、需要家の要望から、種々の片面クラッド板材が製
造されるようになってき九。鉄鋼製品について見ればス
テンレス鋼−普通鋼のクラッド鋼板がその代表的なもの
としてあげられるが、その製造過程は必ずしも容易では
ない。
造されるようになってき九。鉄鋼製品について見ればス
テンレス鋼−普通鋼のクラッド鋼板がその代表的なもの
としてあげられるが、その製造過程は必ずしも容易では
ない。
すなわち、このような片面クラッド板材の圧延では上面
側と下面側の材料の変形抵抗が異なるため、あるいは上
下面の材料の相違に起因してロールと材料間の摩擦係数
が、上下面で異なるため、圧延板の上下面で伸びに差が
生じ、そのため必ず長手方向に板反シが発生する。板反
シが生ずると次ノ4スでロールへの噛み込みが難しくな
るため圧延作業が円滑に進まないばかりでなく、はなは
だしい場合には圧延の続行が不可能となシ、圧延の途中
で圧延ラインから材料を取シ出してプレス機等を用いて
板反シを矯正し、その後再び加熱炉に入れて加熱した後
圧延するという工程をとらざるを得ないため、コスト高
で且つ非能率的ま作業となり、その効果的な防止対策が
望まれていた。
側と下面側の材料の変形抵抗が異なるため、あるいは上
下面の材料の相違に起因してロールと材料間の摩擦係数
が、上下面で異なるため、圧延板の上下面で伸びに差が
生じ、そのため必ず長手方向に板反シが発生する。板反
シが生ずると次ノ4スでロールへの噛み込みが難しくな
るため圧延作業が円滑に進まないばかりでなく、はなは
だしい場合には圧延の続行が不可能となシ、圧延の途中
で圧延ラインから材料を取シ出してプレス機等を用いて
板反シを矯正し、その後再び加熱炉に入れて加熱した後
圧延するという工程をとらざるを得ないため、コスト高
で且つ非能率的ま作業となり、その効果的な防止対策が
望まれていた。
従来の板反り防止対策としては、第1図に示すように、
圧延機の前面および後面の上部側に圧延ロール゛(上ロ
ール1)に近接して反シ防止板G、。
圧延機の前面および後面の上部側に圧延ロール゛(上ロ
ール1)に近接して反シ防止板G、。
Gbを設置する方法が一般に用いられているが、板反シ
が激しくなるクラッド材の圧延の場合には反シ防止板を
破損したシ、あるいは圧延材を搬送するローラーテーブ
ルのローラーを折損するという事故が発生し、圧延作業
に支障をきたしていた。
が激しくなるクラッド材の圧延の場合には反シ防止板を
破損したシ、あるいは圧延材を搬送するローラーテーブ
ルのローラーを折損するという事故が発生し、圧延作業
に支障をきたしていた。
このため特開昭58−122103号公報には違った表
面粗度をもつロールを上下ロールとしてペアーで用いる
ことKよって対処するという新しい板反シ防止技術が開
示されている。これによればクラッド板材の反シは硬い
側の材料を内側にして発生、 するので、板反シ側のロ
ール表面粗度を他方のロール表面粗度よシ大きくして圧
延すれば変形抵抗や摩擦係数などの上下の相異に起因す
る上下面の変形挙動の相異が緩和されて板反シを防止で
きるとしているが、本発明者らによる多くの実験結果で
はこの技術だけでは必ずしも板反シは防止できなかった
。
面粗度をもつロールを上下ロールとしてペアーで用いる
ことKよって対処するという新しい板反シ防止技術が開
示されている。これによればクラッド板材の反シは硬い
側の材料を内側にして発生、 するので、板反シ側のロ
ール表面粗度を他方のロール表面粗度よシ大きくして圧
延すれば変形抵抗や摩擦係数などの上下の相異に起因す
る上下面の変形挙動の相異が緩和されて板反シを防止で
きるとしているが、本発明者らによる多くの実験結果で
はこの技術だけでは必ずしも板反シは防止できなかった
。
この理由は次のように考えられる。圧延材に上皮シが生
ずるのは圧延後の材料の上面側速度が下面側速度よシ遅
いためであるが、今上ロール21の表面粗度を下ロール
22の表面粗度よシ大きくすると上面側の摩擦係数が高
くなるため、第2図及び第1表に示すように、先進率が
大きくなって上面側の材料速度が速くなるのでこの方法
は一見効果的なように見える。
ずるのは圧延後の材料の上面側速度が下面側速度よシ遅
いためであるが、今上ロール21の表面粗度を下ロール
22の表面粗度よシ大きくすると上面側の摩擦係数が高
くなるため、第2図及び第1表に示すように、先進率が
大きくなって上面側の材料速度が速くなるのでこの方法
は一見効果的なように見える。
*ロール速度と材料速度が一致する点の角度しかしなが
ら、上面側の摩擦係数を高くすると別の影響がでてくる
。一般に摩擦係数が高くなると圧延荷重が大きくなるが
、第3図及び第2表に示すように、上面側の摩擦係数が
高いと上ロール31に加わる圧延荷重が大きくなる恵め
上クールのへこみ11平変形量)が大きくなる。その結
果、上面側と下面側の圧下量を比較すると上面側の圧下
量の方が下面側の圧下量よシ小さくなる状態が生ずる。
ら、上面側の摩擦係数を高くすると別の影響がでてくる
。一般に摩擦係数が高くなると圧延荷重が大きくなるが
、第3図及び第2表に示すように、上面側の摩擦係数が
高いと上ロール31に加わる圧延荷重が大きくなる恵め
上クールのへこみ11平変形量)が大きくなる。その結
果、上面側と下面側の圧下量を比較すると上面側の圧下
量の方が下面側の圧下量よシ小さくなる状態が生ずる。
前述したように板反シは上面側と下面側の圧下量の差(
これは伸びの差でもある)によって発生し、圧下量が小
さい側・に板反シするのでロール表面粗度を大きくする
ことは板反り防止に対して逆の効果をも九らすわけであ
る。従ってこの技術だけでは板反りは必ずしも防止でき
ない。
これは伸びの差でもある)によって発生し、圧下量が小
さい側・に板反シするのでロール表面粗度を大きくする
ことは板反り防止に対して逆の効果をも九らすわけであ
る。従ってこの技術だけでは板反りは必ずしも防止でき
ない。
そこで、本発明者らは圧延実験によシ板反り現象を詳細
に調べた結果、クラッド材の板反シは上面側と下面側の
変形抵抗に差があるのが主な原因であるため変形抵抗の
差がなくなるように、圧延の際に、上下面の温度に差を
つければよいことに着眼し、材質が異なるロールを組合
せて用いれば好結果が得られることを見出し、本発明と
して提案したものである。
に調べた結果、クラッド材の板反シは上面側と下面側の
変形抵抗に差があるのが主な原因であるため変形抵抗の
差がなくなるように、圧延の際に、上下面の温度に差を
つければよいことに着眼し、材質が異なるロールを組合
せて用いれば好結果が得られることを見出し、本発明と
して提案したものである。
〔問題点を解決するための手段2作用〕第4図に本発明
者らの実験結果を示す。これを見ると同材質のロールを
上下ロールとしてペアーで用いた場合には1〜4ノ臂ス
で大きな板反りが生じるが、異材質のロールをペアーと
して用いた場合には板反シは小さくなっている。この理
由は次のように考えられる。
者らの実験結果を示す。これを見ると同材質のロールを
上下ロールとしてペアーで用いた場合には1〜4ノ臂ス
で大きな板反りが生じるが、異材質のロールをペアーと
して用いた場合には板反シは小さくなっている。この理
由は次のように考えられる。
すなわち、材料を圧延すると加工熱および摩擦熱が発生
し、その熱は温度の低いロールの方に流れていく。今、
クラッド板材の硬い材料面側を圧延するロールには熱伝
導率が低い材質のものを用い、軟い材料面側を圧延する
ロールには熱伝導率が高い材質のものをベアーとして用
いる。そうす −ると硬い材料面側では圧延過程で発生
した熱がロールへ逃げ難い友め、必然的に上面側の温度
は下面側よシ高くなる。変形抵抗は温度が高くなるほど
低下するので、上下面での変形抵抗差は小さくなシ、そ
の結果板反シは小さくなシ、圧延途中での矯正等を必要
とせずKいつきに所定の板厚まで圧延することができる
。
し、その熱は温度の低いロールの方に流れていく。今、
クラッド板材の硬い材料面側を圧延するロールには熱伝
導率が低い材質のものを用い、軟い材料面側を圧延する
ロールには熱伝導率が高い材質のものをベアーとして用
いる。そうす −ると硬い材料面側では圧延過程で発生
した熱がロールへ逃げ難い友め、必然的に上面側の温度
は下面側よシ高くなる。変形抵抗は温度が高くなるほど
低下するので、上下面での変形抵抗差は小さくなシ、そ
の結果板反シは小さくなシ、圧延途中での矯正等を必要
とせずKいつきに所定の板厚まで圧延することができる
。
幅1000■、長さ2500m5+でステンレス鋼部の
厚さ20■、普通鋼部の厚さ80閣の素材寸法を有する
ステンレス鋼−普通鋼のクラッド板材は、ステンレス鋼
側を上面にして加熱炉で1250℃に加熱された後、ロ
ーラーテーブルで搬送されて圧延機に至る。圧延機は単
スタンドの可逆式圧延機で、ロール寸法はワークロール
径1000mm、バックアップロール径2000 wm
、ロール胴長4000■であシニ上ロール、には熱伝
導率が10 Kcal/m−h・℃程度の高クロム系ロ
ールを、また下ロールには熱伝導率が20 Kcal/
rn・h・℃程度の高合金グレンロールを組み込む。
厚さ20■、普通鋼部の厚さ80閣の素材寸法を有する
ステンレス鋼−普通鋼のクラッド板材は、ステンレス鋼
側を上面にして加熱炉で1250℃に加熱された後、ロ
ーラーテーブルで搬送されて圧延機に至る。圧延機は単
スタンドの可逆式圧延機で、ロール寸法はワークロール
径1000mm、バックアップロール径2000 wm
、ロール胴長4000■であシニ上ロール、には熱伝
導率が10 Kcal/m−h・℃程度の高クロム系ロ
ールを、また下ロールには熱伝導率が20 Kcal/
rn・h・℃程度の高合金グレンロールを組み込む。
圧延は圧下率20%/ノ4スで行なわれていくが、上下
ロールの熱伝導率の相違が効果的に作用して、板反シに
よる噛み込み不良等は発生せず、このクラッド材の目標
仕上板厚である20m5+厚に8ノ臂スかけていっきに
仕上げられる。
ロールの熱伝導率の相違が効果的に作用して、板反シに
よる噛み込み不良等は発生せず、このクラッド材の目標
仕上板厚である20m5+厚に8ノ臂スかけていっきに
仕上げられる。
本発明に従い熱伝導率の異なるロールをベアーとして用
いれば、板反シは抑制でき、その結果、クラッド板材が
能率よく圧延できるようになる。
いれば、板反シは抑制でき、その結果、クラッド板材が
能率よく圧延できるようになる。
第1図は従来用いられている板反シ防止板を示す図、第
2図は上ロールの表面粗度を高くしたときに板反シが抑
制される原理を示す図、第3図は上ロールの表面粗度を
高<゛シ次ときに板反シが助長される原理を示す図、第
4図は同材質のロールをベアーとして用いた場合と、異
材質のロールをベアーとして用いた場合の反り曲率の相
違を示す図である。 1.21.31 :上ロール、2,22.32:下ロー
ル。 上ロ一ノbノ
2図は上ロールの表面粗度を高くしたときに板反シが抑
制される原理を示す図、第3図は上ロールの表面粗度を
高<゛シ次ときに板反シが助長される原理を示す図、第
4図は同材質のロールをベアーとして用いた場合と、異
材質のロールをベアーとして用いた場合の反り曲率の相
違を示す図である。 1.21.31 :上ロール、2,22.32:下ロー
ル。 上ロ一ノbノ
Claims (1)
- 片面クラッド板材の圧延において、板反り側のワークロ
ールに高クロムロールを、他方のワークロールに高合金
グレンロールを配して圧延することを特徴とする片面ク
ラッド板材の圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13902285A JPS61296906A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 片面クラツド板材の圧延法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13902285A JPS61296906A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 片面クラツド板材の圧延法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61296906A true JPS61296906A (ja) | 1986-12-27 |
Family
ID=15235645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13902285A Pending JPS61296906A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 片面クラツド板材の圧延法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61296906A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6487003A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-31 | Nippon Steel Corp | Method for preventing upward camber in steel rolling |
JP2014006963A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 電池とその緩衝部材の製造方法および製造装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58192613A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-10 | Nippon Steel Corp | 異径ロ−ル圧延の通板制御方法 |
JPS58192609A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-10 | Nippon Steel Corp | 異径ロ−ル圧延機 |
JPS59225804A (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-18 | Kawasaki Steel Corp | 厚板圧延における板反り防止方法 |
-
1985
- 1985-06-27 JP JP13902285A patent/JPS61296906A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58192613A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-10 | Nippon Steel Corp | 異径ロ−ル圧延の通板制御方法 |
JPS58192609A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-10 | Nippon Steel Corp | 異径ロ−ル圧延機 |
JPS59225804A (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-18 | Kawasaki Steel Corp | 厚板圧延における板反り防止方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6487003A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-31 | Nippon Steel Corp | Method for preventing upward camber in steel rolling |
JP2014006963A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 電池とその緩衝部材の製造方法および製造装置 |
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