JPS61287862A - パワ−ステアリング装置の回転弁コア - Google Patents

パワ−ステアリング装置の回転弁コア

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JPS61287862A
JPS61287862A JP61066085A JP6608586A JPS61287862A JP S61287862 A JPS61287862 A JP S61287862A JP 61066085 A JP61066085 A JP 61066085A JP 6608586 A JP6608586 A JP 6608586A JP S61287862 A JPS61287862 A JP S61287862A
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、パワーステアリングギヤの回転弁コア、特に
この弁コアがステアリングギヤに対する入力軸をなす型
式の回転弁コアに関するものである。
(従来の技術) このような回転弁の弁コアの外周は、ランド部によって
互いに分離された盲端を有する長手方向に延びる複数個
の溝孔を有するのが一般的である。
弁コアに弁スリーブを支承し、この弁スリーブの孔には
弁コアの溝孔に整合するが部分的に重なり合う同様の盲
端を有し長手方向に延びる溝孔を設け、弁コアおよび弁
スリーブのうちの一方の溝孔を他方のランド部の幅より
も幅広にし、弁コアと弁スリーブとの間に相対回転を生
じたとき開閉する長手方向に延びるオリフィスの組を生
ずるようにする。
弁コアおよび弁スリーブにおけるドルリ穿孔した通路並
びに弁スリーヲの周縁に形成した周溝はともに、弁コア
および弁スリーブにおける溝孔間のオイルを機関駆動の
オイルポンプとステアリングギヤに組み込んだ左右のア
シストシリンダとに連通させる作用を行う。
このようなすべてのことは、弁コアに組み込んだトーシ
ョンバーを使用するものを含めてパワーステアリングギ
ヤの設計技術においてよく知られている(例えば米国特
許第3022722号に記載されている)。トーション
バーはパワーアシストが必要でないとき弁コアおよび弁
スリーブをニュートラルな中心状態にバイアスする作用
を行う。
ドライバーからハンドルにトルクが加わると、トーショ
ンバーは変形し弁スリーブと弁コアをニュートラル状態
から相対回転させ、オイルを右および左のアシストシリ
ンダに指向させる。
弁素子のこのような相対回転はドライバにより加えられ
るトルクに直接比例し、溝孔の端縁が直線的であれば上
述のオリフィスの面積変化も線形変化し、このような弁
の技術においてよくしられているように、この結果とし
てアシストシリンダに加わる圧力上昇が指数関数的にな
る。このような弁により得られるアシスト特性は、従っ
て非線形傾向が強い。これに対してより複雑であるがか
つて広く使用されていだ液圧反作用(hydrauli
creact 1on)パワーステアリング弁により得
られるアシスト特性は操作範囲の大部分にわたり真に線
形を示す(rAutomobiletechniche
 Zeitschrift74J 、1972年第62
頁参照)。液圧反作用弁の優れた機能に模擬動作する比
較的簡単なトーションバーを中心に配置した回転弁を製
造する手段は米国特許第3591136号に記載されて
いる。
この米国特許によれば、弁コアの溝孔の端縁は、弁の軸
線に対してほぼ半径方向に指向して形成され、弁コアの
長さ方向に沿って輪郭形成されており、弁素子の相対回
転の陳弁に沿って徐々に遮断を生ずる。この遮断の進行
段階は、面積変化の割合が指数関数的であり、従ってオ
イル圧の増加はドライバーがハンドルにトルクを加えた
ときの弁の回転に直接比例し、弁は液圧反作用弁の動作
特性に模擬動作する。
(発明が解決しようとする問題点) 閉止に近づき、弁が最大圧力に近い圧力で作動するとき
、限定された半径方向の深さのある短いポケットがオイ
ル流に対して開口するが、液圧反作用弁でみられるのと
同様にそれ以上弁素子が相対回転を続けると急激に閉じ
てしまう。従って、弁がニュートラルな直進走行領域に
あるときの弁の機能に関する液圧反作用弁の他の重要な
点を以下に説明するように上述の米国特許により形成し
た弁は不完全にしか模擬動作しない。
米国特許第3591136号に順する弁は、数年間にわ
たって一体ステアリングギヤに広く採用さていたが、最
近の優れたラックアンドピニオン型のパワーステアリン
グギヤに使用する場合十分満足のいく結果が得られない
ことがわかった。即ち、この米国特許に記載の型式の弁
調量は低圧力以外で作動するとき一シニーシューという
ヒスノイズが発生するためである。現在ラックアンドビ
ニオンステアリングギアはよくエンジンルームの隔壁に
直接取付けられており、このようなノイズは車の内部に
直接伝わり、ドライバの耳によ(聞こえる。
しかしこれらの雑音は、弁コアの溝孔の端縁の輪郭の設
計を変えて、オイル流が薄い「シート」または薄い「羽
根」のように流れるようにすることによって大幅1く低
減することができることがわかった。このことは高圧で
作動する弁コアの溝孔の端縁を、長さ全体にたりほぼ同
じ断面形状にし、数ミクロンの厚さの細長シートの形状
のオイルジェットを生ずるようにすることにって達成で
きる。
これは弁が高圧で作動し、上述の短いポケットのみが開
いているとき短くて厚味のあるオイルジェットを生ずる
米国特許第3591136号に記載の溝孔の端縁形状と
は異なる。「シート流」を使用してヒスノイズ抑止技術
の例としては、幾つかの日本製のステアリングギヤに見
られ、これらの溝孔の端縁は、弁コアに平行な回転軸線
を有する大きな円筒形研磨ホイールを弁コアの周縁にほ
ぼ正接させて溝孔の端縁に1個またはそれ以上の短い平
坦面を研削することよって弁軸線に沿って全長にわたり
研削するものである。
本発明によれば、面積遮断を指数関数的に変化させ、液
圧反作用型の弁に模擬動作するに必要な以下に述べる他
の幾何学的形状を有する弁コアの溝孔端縁を得るため、
弁コアの端縁には種々の特別な比例配分を必要とする。
先ず、指数関数的に面積を変化させることができる一定
断面の溝孔端縁は、介層縁の約0.6mmにわたり延在
するスクロール状輪郭(scroll−11kecon
tour)を設け、このスクロール状輪郭は、高圧端部
で弁の軸線にほぼ同心状となる表面に終端させる。
弁素子が直進走行領域に近づくときの弁素子の状態に対
応する輪郭の低圧端部においては、溝孔端縁は、表面に
対して約45°の角度をなすようにする。第2に、液圧
反作用弁の急閉正特性に模擬動作させるために、弁の最
終閉止を急激に生ずるようにしなければならず、従って
高圧端部での輪郭の曲率は、閉止の割合がほぼゼロとな
っている点を越える部分で逆向きの曲率にしなければな
らない。
本発明による弁コアの好適な実施例によれば、直進走行
における弁の動作に関連する液圧反作用弁の特性を一層
改善することができる。この状況においては、ステアリ
ングギヤはほぼ全くブーストまたはアシストなく動作す
ることが望ましく、タイヤの自動アラインメント力がス
テアリングギヤによって打ち消されることがないように
し、ドライビング感覚を維持できるようにしなければな
らない。トーションバーを中心に配置した回転弁がこの
特性を模擬動作することができるようにするため、弁コ
アと弁スリーブの溝孔端縁により生ずるオリフィス面積
は、弁が中心状態にあるとき大きくし、弁素子の初期回
転ではこの面積が比例的に僅かな量しか変化しないよう
にしなければならない。しかし、このことは、トーシン
バーのねじれ量が大きくなってからアシストシリンダの
圧力が上昇してステアリングギヤが極めて容易にこれに
従動するようにし、直進走行ではステアリングギヤのレ
スポンスがないようにすることを意味する。このことは
液圧反作用弁が直進走行でも鋭敏なレスポンスを示すの
とは対照的であり、液圧反作用弁は、弁素子の極めて僅
かな回転でも非作用モードから作用モードに変化してし
まう。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこのような従来技術の欠点を解決するため、少
なくとも2組の弁コア端縁が、端縁長さの大部分にわた
り弁コア軸線にほぼ平行に延在する輪郭を有するパワー
ステアリング装置の回転弁コアにおいて、前記輪郭が断
面で見て連続曲線を描き、この連続曲線における高作動
圧力領域の近傍の点では曲率半径が大きくかつ弁コアの
周縁にほぼ平行になり、弁がニュートラル状態にあると
き前記連続曲線に沿う隣接の弁スリーブランド部の端縁
に近接す点では徐々に半径が小さくなる曲線により弁コ
ア周縁に対して急峻勾配をなす形状にしたことを特徴と
する。
好適な実施例においては、低圧作動領域に向かう方向の
輪郭は、曲率が逆転し、弁コアの端縁輪郭が再び弁コア
周縁に平行に近似していく形状とする。
更に好適な実施例においては、弁のニュートラル状態で
は、どちらかの流れの方向に対して滑らかかつ連続的に
断面積が拡大するオリフィスをなすよう前記弁コアの端
縁輪郭が平行ではなくする。
(作用効果) 本発明による好適な実施例の弁コアは、弁表面に45°
の角度をなして連続する上述した領域を越えて輪郭の湾
曲を再び弁表面に同心状にすることによって上述の従来
技術の欠点を回避する。好適には上述の領域においては
輪郭を例えば45”の角度を見込む円弧とし、この円弧
の中心は、中心状態にある弁の弁スリーブの溝孔端縁に
隣接の弁コアの表面に近接するが、はみ出て溝孔相互が
重なる領域にずれて位置するものとする。輪郭が弁コア
の軸線に同心状になる点を越える部分では再び弁の軸線
に向かって湾曲させる。この構成によれば、弁スリーブ
の円筒形内面の下方における弁コアの端縁輪郭に「こぶ
」形状を与え、弁素子が中心状態から初期回転を行う際
、弁スリーブと弁コアとの間のギャップにより生ずる面
積は変化しないようになる。これにより直進走行状態で
は「ブースト」またはアシストが起こらない。しかしそ
れ以上での回転を行うと液圧反作用弁と同様にブースト
作用が急激に始まる。
更に、上述の輪郭を注意深く比例配分することにより、
直進走行領域にあるときオリフィスが最小断面を有する
短い領域を有し、この最小断面領域の両側では断面積が
徐々に大きくなる領域に連続するベンチュリとして作用
する形状にすることができ、この構成によれば、同一断
面を有する鋭利端縁よりも流体流に対する圧力低下がは
るかに少な(なる。このことにより弁の背圧を減少し、
ステアリング動作の主たるモードであるこの中心走行領
域におけるパワーステアリングポンプにより消費される
エネルギを節減することができる。
この背圧減少は上述のはみ出して重なり合う領域を大き
くとる(従来技術においては採用さている)ことなく達
成することができる。
本発明の好適な実施例においては、弁コアの溝孔端縁は
上述の高圧領域では3個の変曲点を有して滑らかに変化
する輪郭をとるものとし、低圧の中心領域では2個の変
曲点を有して滑らかに変化する輪郭を有するものとする
。後者の2個の変曲点は、中心に最小断面積領域があり
、その両側に徐々に断面積が拡大する領域があるベンチ
ニリ状のオリフィスをなすものとする。若干の弁回転後
にはこのベンチュリ状オリフィスが急激に閉じる。
この複雑な輪郭を形成する実用的な手段としては同時係
属出願である特願昭60−220473号(「押付は加
工装置およびそのグイヘッド」)に記載されている。
上述の本発明により構成した弁の代表的なものとしては
、弁スリーブに6個の溝孔、弁コアに6個の溝孔を設け
、弁コアの溝孔の12個の端縁のすべてに上述の輪郭を
形成する。(場合によっては、弁コンポーネントにおけ
る溝孔の組を2セット以上であればそれ以上多くしたり
少なくしたりしてもよい)。これら12個の端縁の対は
、上述の弁スリーブおよび弁コアにドリル穿孔した通路
を経てポンプに対する流入ボートおよびリターンボート
、アシストシリンダに接続し、各対における第1端縁が
オイルのシリンダへの流入を制御し、各対における第2
端縁がシリンダからリターンボートへの流出を制御する
。従って3組の端縁のすべてが同時に並列的に作動する
当業界でよく知られているようにすべての端縁を同じ輪
郭に形成する必要はなく、ステアリングギヤが対称的な
作動が要求されことを除き、端縁  。
輪郭が異なる弁を使用することもできる。
本発明が主目的とする弁コアの溝孔端縁の輪郭に関して
、輪郭の端縁から端縁即ち輪郭の長さに沿って形状を異
ならせることは最適な性能を損なう。しかし、上述の最
適な輪郭がいくつかの溝孔端縁ただし少なくとも2組(
4個の端縁)溝孔端縁の大部分に沿って形成されていれ
ば端縁の残りの部分にわたって好ましくない一般的な形
状であってもその性能損失は容認しうるちのである。好
ましい端縁輪郭の長さを少なくし、全長の残りの部分を
好ましくない形状にすると高圧動作の羽根状オリフィス
に求められる精度要求はそれ程必要でなくなる。しかし
、このような好ましくない一般的な形状の部分をベンチ
ニリ部分に組み込んでもよい。
(実施例) 次に、図面につき本発明の詳細な説明する。
弁ハウジング1にはポンプ流入ボート2およびポンプリ
ターンボート3と、右シリンダボート4および左シリン
ダポート5とを設ける(第1図参照)。この弁ハウジン
グ1を取付けるステアリングギヤハウジング6には、機
械的ステアリング素子、例えばビニオン7を設け、この
ピニオン7をボールレース8により支承し、シール9を
設ける。
3個の主要な弁素子として、弁コア10、この弁コアに
支承した弁スリーブ11およびトーションバー12があ
る。このトーションバーの一端をピン12aにより弁コ
アに取付け、また他端をピン1211によりピニオン7
に取付ける。更に、入力軸としての弁コア10の支承を
ブシュ14により行う。弁スリーブ11には環状の突出
部を設け、この突出部に溝孔15を設け、この溝孔にビ
ニオン7から半径方向に突出するピン16を掛合させる
弁コア10および弁スリーブ11の互いに整合する表面
に、それぞれ複数個の長手方向に延びる盲端を有する溝
孔18.19を設ける(第2図参照)。弁スリーブ11
の外周面には、更に一連の軸線方向に互いに離れる周溝
17a、 17b、 17cを設け、これら周溝はシー
ルにより互いに分離する。弁コア10の半径方向孔即ち
横孔20により、−個おきの溝孔18を弁コアの中心孔
10aに接続し、帰還オイルがポンプリターンポート3
に流れることができるようにする。
弁スリーブ11の半径方向孔即ち横孔21により弁コア
の残りの1個おきの溝孔18を弁スリーブの中心の周溝
17bに、従って流入ポート2に接続する。
弁スリーブの溝孔19は半径方向孔即ち横孔22により
周溝17a、 17c、従ってシリンダポート4,5に
接続する。
第2図に示すように、図示のニュートラル状態では、弁
コアおよび弁スリーブのそれぞれにおける12個の長手
方向に延びる溝孔18.19が12個の細長のオリフィ
ス23をなす形状にし、弁スリーブと弁コアの相対回転
によりオリフィスの面積が変化すようにする。
弁を操作してオイルを左右のシリンダポート4゜5に流
入させる方法は、この種の弁の技術分野でよく知られて
おり、弁の変調を改善する上での溝孔18の端縁の整形
も慣用技術である。
第3図には、弁が中心状態にあるときの12個のオリフ
ィス23のうちの1個の輪郭の拡大縦断面図を示す。
溝孔18からこのオリフヘス領域に流入するオイルは、
弁スリーブ端縁25が弁コアの隣接の整形溝孔端縁に最
も接近する点26において最小断面積を有し滑らかに狭
まっていくオリフィスまたはスロートに出合う。この点
を越えて角部27にいたるまでこのオリフィスは、弁コ
アの溝孔端縁が弁スリーブの溝孔端縁25の左側に位置
する点28の周りの半径円弧として断面積が徐々に拡大
していく。
この通路はベンチスリオリフィスを構成し、このオリフ
ィスによるオイル流の収縮は、例えば点線29で示した
形状を有する弁コアの溝孔端縁で見られる急峻な角度を
有するオリフィスよりもはるかに少ない。このような端
縁形状は先に述べた研削した弁に典型的なものである。
オリフィスがベンチュリ形状であるため、図示の状態に
おけるオイル流の収縮は、点27−25間の距離が点2
5−26間の距離よりも大きいにもかかわらず、点線で
示す形状のものよりはるかに小さい。
これは、点線29で示した型式の弁では境界層はがれが
4個所部ち角部25の両側と角部27の両側で生ずるの
対し、本発明により形成した弁では弁スリーブの溝孔の
角部25の左側端縁でのみ生ずるためである。
ニュートラル即ち中心走行状態における弁を通過する圧
力低下は、直進高速走行におけるパワーステアリングポ
ンプにより消費されるエネルギに影響し、このエネルギ
は最小値に維持すべきこと勿論である。
弁素子の中心走行状態およびそれに近似する状態では点
25−26間の距離は一定であり、12個のいかなるオ
リフィスにおける収縮量の変化はなく、従ってアシスト
シリンダにおける圧力上昇もない。
従ってこの操作領域では、液圧シアスト量はゼロとなる
弁スリーブ11が反時計方向に十分相対回転すると、点
27は図示の点26がとるのと同じ距離だけ弁スリーブ
の溝孔端縁25から離れた状態となり、べンチュリ効果
はなくなる。それ以上回転すると、オリフィス面積の急
激な減少を生じ、従ってオイル流の収縮は急激に増加し
、急激な圧力増加を生ずる。このとき弁コア18の反対
側のオリフィス(図示せず)はオイル流に対してほとん
ど収縮を生ずることなく、増加した圧力で右側のアシス
トシリンダに流入する。このように図示のオリフィス輪
郭の設計は、上述の液圧反作用弁の2つの重要な特性を
満たす。即ち中心液圧アシストがゼロということと、回
転したときのアシスト量が急激に増加することである。
本発明の好適な実施例によれば、第3図の点27の左側
の弁コアの輪郭は、第4図に示すように細長いスクロー
ル状にする。
弁スリーブの溝孔端縁25は第3図に示す中心状態での
位置に対応し、25aは点25−26間の距離(第3図
参照)が点25a−27間の距離に等しくなるときの位
置に対応する。
弁スリーブの溝孔端縁25aのその後の順次の変位を点
25b、・・・・・・、25eで示し、これら点におけ
る法線距離は、先ず25aで急激に減少し、輪郭3oが
弁コアの周縁に平行に近づく即ち弁コアの軸線に対して
同心状になる点25eで緩慢に減少する。
点25a、  ・・・25Cにおける法線距離は、指数
関数的に減少し、オリフィスのこの高作動圧力領域での
圧力増加は弁スリーブ11と弁コア1oの相対角度移動
に比例する。
このことにより、点25aに達して若干の相対回転閾値
を越えるとアシスト比が一定になる。従って第5図に示
すようになり、Pは左右シリンダにおける差圧を示し、
αはトーションバーの角度変位を示す。弁スリーブの溝
孔端縁25aの位置に対応する点31aに至までは差圧
Pの増加はほとんどない。この閾値を越えるとPは点3
1に対するαの増加に比例して差圧Pが増加する。本発
明により形成した代表的な弁コアにおいては、端縁25
が弁コアに接近する割合は、点25bにおける170μ
m/deg。
から弁コア表面に同心状となる点25eにおける15μ
m/deg、まで減少する。
点25が点25fに接近するとき見られるように弁スリ
ーブ11が更に一層相対回転すると、弁スリーブの端縁
25と弁コアの溝の曲面30との間の法線距離は再び急
激に減少し、第5図のライン33で示すように差圧は急
激に増加する。
点25dで操舵を停止したときでさえも、オリフィスは
この点の右側に徐々に拡大するオリフィスを有するため
、境界層のはがれ、従ってキャビテーションを引き起こ
す弁内のヒスノイズの発生を防止することができる。
第6図において、他の実施例を示し、この実施例におい
ては上述の弁の態様を、第6B図の断面図に示すように
、ハウジングの点35.36間における弁の輪郭の長さ
にわたってのみ適用したものである。点36.37間で
は断面は第6A図に示すものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、パワーステアリング装置の回転弁の縦断面図
、 第2図は、第1図の弁コアと弁スリーブを示すA−A線
上の断面図、 第3図は、本発明による弁コアおよび弁スリーブのオイ
ル流のためのオリフィスをなす部分の拡大断面図、 第4図は、オリフィス部分の拡大断面図、第5図は、弁
の回転量と左右のアシストシリンダ間のオイルの差圧と
の関係を示すグラフ、第6図は、一点鎖線で示す弁スリ
ーブの端縁の半径方向内側に見える弁コアの溝孔の一方
の端縁の平面図、 第6Aおよび6B図は、それぞれ第6図のB−B線およ
びC−C線上の断面図である。 1・・・弁ハウジング   2・・・流入ポート3・・
・リターンポート  4,5・・・シリンダポート6・
・・ステアリングギヤハウジング 7・・・ピニオン     訃・・ボールレース9・・
・シール      10・・・弁コア11・・・弁x
リ−:7’     12・・・トーションバー14・
・・ブシュ      18.19・・・溝孔17a、
 17b、 17c −−−周溝 20.21.22・
*孔23・・・オリフィス 図面の浄1!F(内容に変更なし) F/(y、5 手  続  補  正  書(方式) 昭和61年6月25日 特許庁長官  宇  賀  道  部  殿1、事件の
表示 昭和61年特許願第66085号 2、発明の名称 パワーステアリング装置の回転弁コア 3、?*正をする者 事件との関係 特許出願人 氏 名  アーサー・アーネスト・ビショップ氏 名 
 クラウス・ニージン・ロースケ4、代理人 6、補正の対象  願書の「前記以外の特許出願人」の
欄、(1)訂正願書のとおり、特許出願人中「クラウス
・ニージンロースケ」の国籍を「ドイツ連邦共和国」に
訂正する。 (2)願書に最初に添付した図面の浄書(内容に変更な
し)8、添付書類の目録 (1)訂正願書    1通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも2組の弁コア端縁が、端縁長さの大部分
    にわたり弁コア軸線にほぼ平行に延在する輪郭を有する
    パワーステアリング装置の回転弁コアにおいて、前記輪
    郭が断面で見て連続曲線を描き、この連続曲線における
    高作動圧力領域の近傍の点では曲率半径が大きくかつ弁
    コアの周縁にほぼ平行になり、弁がニュートラル状態に
    あるとき前記連続曲線に沿う隣接の弁スリーブランド部
    の端縁に近接す点では徐々に半径が小さくなる曲線によ
    り弁コア周縁に対して急峻勾配をなす形状にしたことを
    特徴とする回転弁コア。 2、低圧作動領域に向かう方向の輪郭は、曲率が逆転し
    、弁コアの端縁輪郭が再び弁コア周縁に平行に近似して
    いく形状としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の回転弁コア。 3、弁のニュートラル状態では、どちらかの流れの方向
    に対して滑らかかつ連続的に断面積が拡大するオリフィ
    スをなすよう前記弁コアの端縁輪郭が平行ではなくなる
    形状にしたことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記
    載の回転弁コア。 4、高作動圧力領域の近傍の前記点を越える輪郭は弁コ
    アの周縁に向かって収斂する形状としたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1乃至3項のうちのいずれか一項に
    記載の回転弁コア。
JP61066085A 1985-03-26 1986-03-26 パワ−ステアリング装置の回転弁コア Expired - Lifetime JP2505742B2 (ja)

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