JPS61284217A - コ−ヒ−等の抽出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コーヒー粉等の被抽出物に熱湯を加圧注入す
ることにより、その抽出液を得るようにしたコーヒー等
の抽出装置において、特にコーヒー粉等の被抽出物をカ
プセルに封入して用いるようにした抽出装置に関するも
のである。

従来の技術 従来のこの種のコーヒー等の抽出装置は、使い勝手が悪
く、掃除等も手間がかかるものであった。

従来のコーヒー等の抽出装置について第３図にもとづい
て説明する。第３図において、１はヒーターブロックで
、このヒーターブロック１はアルミニウム等の熱良導体
で形成され、その内部には渦巻状の水路２と、渦巻状の
発熱体３を相対向して設け、かつその中央には前記水路
２と連通ずるように貫通孔４が設けられ、さらにその下
方には凹部６が開孔６を介して前記貫通孔４とＯリング
７により水密的に連通するように設けられている。

そしてこの凹部６には前記開孔６を閉塞する弁８けてい
る。１１は前記弁座１０に取付ねじ１２で螺着された拡
散板である。

１３は電磁式のポンプで、このポンプ１３は一方を水容
器１４の底部に伸設した吸い上げ管１５で開口させ、か
つ他方を前記水路２と接続パイプ１６により連結して、
水容器１４内と水路２を連通させている。

１７は前記ヒーターブロック１の下部に設けられ、かつ
中央が開口したフック板で、このフック板１７の中央開
口の周囲には、ハンドル１８を有するフィルターホルダ
ー１９の上端外周に設けられた複数個の爪２０が遊嵌す
る複数個の切欠部２１と、前記爪２ｏが切欠部２１を通
過した後、フィルターホルダー１９の回動にょシ爪２ｏ
と係合する複数個の保合片２２をそれぞれ設けている。

２３はフィルターホルダー１９に納められたフィルター
、２４はヒーターブロック１の裏面に配設され、かつ前
記フィルター２３の上端部と気密的に当接するシールバ
ッキングである。なお、前記フィルターホルダー１９の
下部には中心に向って降下するテーパ面の中央下端部に
吐出口２６を設けている。２６はこの種のコーヒーを入
れるデミタスヵノプ２７を載せる受板、２８は受皿、２
９はヒーターブロック１に感熱的に設けられた自動温度
調節器であり、３０はフィルター２２に納入されたコー
ヒー粉である。

以上のように構成された抽出装置において、以下、その
動作について説明する。

まず、水容器１４に所要量の水を入れ、次に発熱体３へ
の通電を開始する。これによシ、ヒーターブロック１は
しばらくすると自動温度調節器２９により所定の温度に
制御され始める。この間にフィルター２３に所定の粒度
に粉砕したコーヒー粉３ｏを所要量入れ、これをフィル
ターホルダー１９に納めて、フック板１７に回動可能に
係合させる。

これでコーヒー抽出の準備が完了する。

次にデミタスカップ２７をフィルターホルダー１９の吐
出口２５のほぼ真下である受板２６に載置し、ポンプ１
３を作動させる。この時、水容器１４内の水はポンプ１
３によシ吸い上げ管１５゜接続パイプ１６を介してヒー
ターブロック１内の水路２に圧送される。そしてこの圧
送された水は渦巻状の水路２を通過する間に発熱体３の
熱を蓄熱したヒーターブロック１によシ湯沸しされて熱
湯となシ、この熱湯は貫通孔４よシ弁８を弁バネ９のパ
ネカに抗して押し下げ、かつ拡散板１１を経てコーヒー
＃３０に達する。そしてコーヒー液を抽出して吐出口２
５から流出し、デミメスカップ２フ内に注がれる。この
デミメスカップ２フ内のコーヒー量が所要量に達したら
ポンプ１３を止めてコーヒーのでき上がりとなる。

発明が解決しようとする間１題点 このような従来の構成では、コーヒー粉を抽出するたび
にいちいち計量してフィルター２３に入れなければなら
ず、またフィルター２３のコーヒー液を通す孔はコーヒ
ー粉の通過を極力なくするために極力小さくしているた
め、フィルター２３の汚れや目づまりには十分気を付け
なければならず、その結果、使用の度に洗い流して常に
きれいに保つ必要があった。さらに、この種の抽出装置
に使用するコーヒー粉は、コーヒー粉の粒度によりその
抽出圧力が決まり、したがっておいしいコーヒーを得る
にはコーヒー粉の粒度管理が必要である等、非常に使い
勝手の悪いものであった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、使い勝手
の良いコーヒー等の抽出装置を提供することを目的とす
るものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、略円錐状をなし
、かつ薄膜で形成されたカプセル本体と、このカプセル
本体とともに被抽出物を封入し、かつ複数個の小孔を設
けたフィルターと、このフィルターの外方に位置して中
央にいくほど広い隙間を有するように配設され、かつ薄
膜で形成されるとともに、略中央に弱練部を設けた凸球
状の底板と、前記カプセル本体の下端部よシ外方に伸設
したリムとによシ構成されたカプセルと、ポンプ等の加
圧圧送装置により加圧圧送された熱湯をノズル孔を介し
て前記カプセル内に導くノズルと、このノズルを内方上
部に装着し、かつ前記カプセルを収納するガイドリング
と備えたものである。

作　　用 上記構成によれば、コーヒー等の抽出において、コーヒ
ー粉等を封入したカプセルをセラトスる場合、ガイドリ
ングにカプセルを収納する操作のみで良く、また加圧圧
送装置によりノズル孔を介してカプセル内の被抽出物に
水圧を加えて抽出液を得る際に、フィルターが水圧によ
り下方に湾曲しても凸球状の底板とフィルターの間には
なおも隙間が存在するため、抽出液はフィルターから流
出した後、カプセル底板の凸球面により略中央に集まり
、そして水圧により破れた弱線部より流出するものであ
る。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図および第２図において、１はヒーターブロッ
ク、２は水路、３は発熱体、４は貫通孔、５は凹部、６
は開孔、７は０リング、８は弁、９は弁ばね、１３はポ
ンプ、１４は水容器、１５は吸い上げ管、１θは接続パ
イプ、１７はフック板、２１は切欠部、２２は係合片、
２６は受板、２７はデミタスカノプ、２８は受皿、２９
は自動温度調節器で、以上は従来例の構成と同じもので
ある。

３１はコーヒー粉３２を密封したカプセルで、このカプ
セル３１は先端部が鈍角の略円錐状をなし、かつアルミ
ニウム等の薄膜で形成したカプセル本体３３と、下方に
突出した凸球状で、その略中央部に加圧膨張して開口す
る弱線部３４ａを有し、かつアルミニウム等の薄膜で形
成した底板３４と、この底板３４と隙間を有して配設さ
れ、かつ前記カプセル本体３３に封入したコーヒー粉３
２を濾すのに適切な濾過口３５ａを複数個備えたフィル
ター３５とを有し、そして前記カプセル本体３３の下端
部を伸張して外方に延設したリム３６によシ、前記フィ
ルター３６の底板３４の外周縁部を包み込み、かつそれ
らを圧着シームすることにより構成している。

３７はガイドリングで、このガイドリング３７は第３図
に示す従来例の弁座１０を螺着する凹部５の雌ねじ部５
ａに着脱自在な螺着部３７ａを備えている。３８はカプ
セル収納部で、このカプセル収納部３８はガイドリング
３７の略中央に位置して、カプセル３１の外形状に沿わ
せて下方に開口３８ａを備えた凹状に形成され、かつカ
プセル３１の収納時には開口端３７ｂはカプセル３１の
リム３６に当接する。３９は前記カプセル収納部３８の
上部に備えたノズルで、このノズル３９はガイドリング
３７の凹部５への装着時に第２の０リング４０により貫
通孔４および開孔６と連通する複数個のノズル孔３９ａ
を先端が鋭角な円錐面に備えている。そしてこのノズル
孔３９ａはカプセル３１のガイドリング３７への収納時
にはカプセル３１内の良好なコーヒー粉３２の抽出状態
が得られる位置に開口する０ ４１はガイドリング３７の外周段部３７ｃに上下摺動自
在に設けられた排除リングで、この排除リング４１の下
端部４１ａはガイドリング３７の開口端３７ｂに近接し
て伸張し、かつ排除リング４１の下降時においては開口
端３７ｂより下方に伸設して備えられる。つまり、ガイ
ドリング３７に収納されたカプセル３１は開口端３７ｂ
よシ外周へ突出したリム３６に排除リング４１の下端部
４１ａを当接させ、排除リング４１の下方向への摺動に
よりカプセル収納部３８から排出する構成となっている
。４２はガイドリング３７と排除リング４１間に備えら
れたコイルバネで、このコイルバネ４２は前述したよう
に排除リング４１をカプセル３１の排出方向に付勢する
ものである。なお、４３は前記コイルバネ４２のストッ
パーで、このストッパー４３はガイドリング３７０力シ
メ部３ｙｄを機械的に変形させる等して一体的に備えら
れている。

４４はハンドル４４ａを一体的に備えたホルダーで、こ
のホルダー４４の上端外周には従来例と同様に複数個の
爪４６を設け、かつｚツク板１７の切欠部２１を通過さ
せて保合片２２に着脱自在に係合される。前記複数個の
爪４６の下部は前記ガイドリング３７および排除リング
４１を遊嵌して円筒状に形成され、かつその底面はカプ
セル３１が収納されるのに十分な径を有し、さらに底面
には前記カプセル３１のリム３６と当接し、かつ前記ガ
イドリング３７の開口３８ａより若干小径で断面山形状
に突出した円周リブ４６を備えている。

この円周リプ４６はカプセル３１のホルダー４４への収
納時の位置決めおよび複数個の爪４５を保合片２２に係
合させてカプセル３１をガイドリング３７のカプセル収
納部３８にセットした際に、ガイドリング３７の開口端
３７ｂに設けた内側テーパ面３７ｅとともにカプセル３
１のリム３６をカシメシールしてカプセル３１を気密的
に保持する。なお、４７は吐出口で、この吐出口４７は
中心に向って降下するテーパ面の中央に設けられている
。また、４１ａはカプセル３１の排除リング４１への係
合を防ぐ複数個のへこみ部である０以上のように構成さ
れた抽出装置において、次にその動作について説明する
。

水の圧送経路および湯沸しについては従来例と同じであ
り、コーヒー粉の準備から説明する。

まずホルダー４４にカプセル３１を入れる。この時、カ
プセル３１は円周リブ４６に載置されるため、カプセル
３１の底板３４が変形して弱線部３４ａが開口すること
はない。

次にホルダー４４に排除リングを遊嵌しながらガイドリ
ング３７のカプセル収納部３８にカプセル３１を挿入す
る。そしてこのカプセル３１をさらに押し込んで、コイ
ルバネ４２によシ下方に付勢された排除リング４１をコ
イルバネ４２のバネ力に抗して押圧し、フック板１７の
切欠孔２１を通過させ、そしてホルダー４４を回動させ
て係合片２２に係合することにより、カプセル３１の装
着が完了する。ここで従来と同様に係合片２２の上面と
、ホルダー４４の爪４５の下面は同一方向の傾斜面を備
えているため、ホルダー４４の回動により、ガイドリン
グ３７の開口端３７ｂの内側のテーパ面３７ｅとホルダ
ー４４の円周リプ４６の上端とによりカプセル３１のリ
ム３６近傍をカシメシールして気密的に保持する。

次に従来と同じくデミタスカップ２７を用意し、ポンプ
１３を作動させると、このポンプ１３により加圧圧送さ
れた湯はカプセル３１の底板３４の屑線′部３４ａを膨
張させて開口し、ノズル孔３９ａより加圧注入されてコ
ーヒーの抽出が行なわれ、デミメスカップ２フ内にでき
上がる。

カプセル３１を排除する場合は、ホルダー４４を保合時
と反対方向に回動させてフック板１７の係合片２２から
離脱させると、ガイドリング３７のカプセル収納部３８
にホルダー４４の回動係合により正大保持されていたカ
プセル３１は、コイルバネ４２の復帰力により排除リン
グ４１でそのリム３６を押圧して排出され、ホルダー４
４内に落下する。

このような構成とすることにより、コーヒー等の抽出時
の圧力によりフィルター３６が下方に湾曲しても、底板
３４とフィルター３５の間には隙間が存在するため、フ
ィルター３６の濾過作用は円滑に行なわれ、さらに抽出
液は底板３４の凸球状面に沿って中央に集中し、破裂し
た弱線部３４ａよシ流出するため、デミタスカノプ等へ
の収納が容易になるものである。また準備段階及び後始
末も簡単であるため、その使い勝手は一段と向上すると
ともに、常においしいコーヒー等が得られるものである
。

なお、本発明の一実施例においては、カプセル３１の外
形状に沿った単体のガイドリング３７を用いたが、この
ガイドリング３７は複数個に分割された部品で構成した
ものを用いてもよく、要は加圧圧送装置であるポンプの
圧力によるカプセル本体３３の変形を防止することがで
きるものであれば良い。

また、底板３４の略中央に弱線部３４ａを設けたものに
ついて説明したが、一連の抽出操作の途甲で底板３４の
略中央に穴が開けられれば良く、要は凸球状の底板３４
に沿って抽出液が集中してカプセル３１外に流出すれば
良いものである。

発明の効果 以上のように本発明によれば、略円錐状をなし、かつ薄
膜で形成されたカプセル本体と、このカプセル本体とと
もに被抽出物を封入し、かつ複数個の小孔を設けたフィ
ルターと、このフィルターの外方に位置して中央にいく
ほど広い隙間を有するように配設され、かつ薄膜で形成
されるとともに、略中央に弱線部を設けた凸球状の底板
と、前記カプセル本体の下端部より外方に伸設したリム
とによ多構成されたカプセルと、ポンプ等の加圧圧送装
置により加圧圧送された熱湯をノズル孔を介して前記カ
プセル内に導くノズルと、このノズルを内方上部に装着
し、かつ前記カプセルを収納するガイドリングとを備え
たもので、加圧圧送装置の水圧によりフィルターが湾曲
してもさらに底板とフィルターの間には隙間が存在する
ため、抽出液はフィルターを通過した後、底板の凸球面
に沿ってフィルターと底板の隙間を流れて底板の略中央
に集まシ、そして加圧圧送装置の水圧により破れた弱線
部より流出してコーヒー等の抽出液を得ることができる
とともに、コーヒー粉等のセット、排除、さらにはコー
ヒー等の抽出部分の掃除が簡単となり、その結果、常に
確実で、かつ簡単にして被抽出物の抽出を行なわせるこ
とができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すコーヒー等の抽出装置
の要部断面図、第２図は同抽出装置の断面図、第３図は
従来のコーヒー等の抽出装置の断面図である。 １３・・・・・・ポンプ、３１・・・・・・カプセル、
３２・・・・・・コーヒー粉、３３・・・・・・カプセ
ル本体、３４・・・・・・底板、３４ａ・・・・・・弱
線部、３５・・・・・・フィルター、３６・・・・・・
リム、３７・・・・・・ガイドリング、３９・・・・・
・ノズル、３９ａ・・・・・・ノズル孔。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 ／Ｊ−一−ボン７゜ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 略円錐状をなし、かつ薄膜で形成されたカプセル本体と
   、このカプセル本体とともに被抽出物を封入し、かつ複
   数個の小孔を設けたフィルターと、このフィルターの外
   方に位置して中央へいくほど広い隙間を有するように配
   設され、かつ薄膜で形成されるとともに、略中央に弱線
   部を設けた凸球状の底板と、前記カプセル本体の下端部
   より外方に伸設したリムとにより構成されたカプセルと
   、ポンプ等の加圧圧送装置により加圧圧送された熱湯を
   ノズル孔を介して前記カプセル内に導くノズルと、この
   ノズルを内方上部に装着し、かつ前記カプセルを収納す
   るガイドリングとを備えたコーヒー等の抽出装置。