JPS6127327Y2 - - Google Patents

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JPS6127327Y2
JPS6127327Y2 JP18810580U JP18810580U JPS6127327Y2 JP S6127327 Y2 JPS6127327 Y2 JP S6127327Y2 JP 18810580 U JP18810580 U JP 18810580U JP 18810580 U JP18810580 U JP 18810580U JP S6127327 Y2 JPS6127327 Y2 JP S6127327Y2
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JP
Japan
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grip
mast
handle
shaft
locking sleeve
Prior art date
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JP18810580U
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JPS57109070U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラクタ等の作業車輌に用いられる
ステアリングハンドルの上下調整装置に関する。
従来、ステアリングハンドルの上下調整装置は
各種提案されているが(例えば実公昭41−7049号
公報、実公昭47−27299号公報参照)、その殆どが
自動車に適用されるものであり、上下調整装置部
分からの雨水の浸入、及び該調整装置の錆付き時
等における調整操作等に注意が払われているもの
ではなかつた。
そこで、本考案は、ステアリングハンドル部分
が覆われていないトラクタ等の作業車輌に適用さ
れて最適であり、グリツプを計器パネル側に設置
し、かつ該グリツプ上端をハンドル軸側に密接し
て配置し、もつてステアリングハンドルの上下調
整装置に雨水等が浸入しにくく、更に例え雨水等
が浸入して錆付きが発生しても、ハンドルが連れ
回りすることがなく、グリツプを両手でもつて力
強く回転でき、調整操作が不能になるようなこと
を防止したステアリングハンドルの上下調整装置
を提供することを目的とするものである。
以下、図面に沿つて、本考案による実施例を説
明する。
トラクタ1は、第1図に示すように、前輪2及
び後輪3により支持される機体5を有しており、
機体5はその前部がエンジン6に、また後部が運
転席7になつている。運転席7には計器パネル8
から上方に突出してステアリングハンドル9が配
設されており、ハンドル9は第2図に示すよう
に、上下調整装置10によりその上下位置を調節
自在に固定されていると共に、ジヨイント11
a、シヤフト12、ジヨイント11b及びシヤフ
ト13を介してパワーステアリング装置15に連
結されている。
そして、第3図に示すように、ハンドル9には
ナツト16によりハンドル軸17が固定されてお
り、該軸17の下部はスプライン17a,19a
を介してスリーブ軸19に摺動のみ自在に嵌合し
ている。更に、スリーブ軸19はそのボス部19
bが計器パネル8に固定されているブラケツト2
0に軸受21を介して回転自在に支持されてお
り、またボス部19bはピン22を介して前記ジ
ヨイント11aに連結している。また、ハンドル
軸17の上部にはブツシユ23が遊嵌されてお
り、ブツシユ23にはマスト25の上端部が圧
入・固定され、更にマスト25に溶着されたプレ
ート26がハンドル軸17の段部17bに係合す
ると共に、軸17の凹溝にCピン27が嵌合して
おり、これによりプツシユ23及びマスト25は
ハンドル軸17に対して上下方向には一体に動く
が、相対回転は許容されるように連結している。
また、マスト25には係止スリーブ29が嵌合し
ており、該スリーブ29はボルト30によりパネ
ル8に固定されている。更に、スリーブ29の上
部は、第4図に詳示するように、スリ割り31を
有し、かつ内面にゴム板32が固着され、更に外
面にテーパ面33が形成されている係止部29a
になつており、またその中程にはネジ部29bが
形成されている。更に、スリーブ29にはグリツ
プ35が嵌合しており、グリツプ35はネジ部2
9bと螺合し合し得る雌ネジ部35aを有し、か
つテーパ面33と整合するテーパ面35bを有す
ると共に、その上端35cが縮径してマスト25
の外面に密接している。
本実施例は以上のような構成を有するので、ス
テアリングハンドル9の回転はハンドル軸17に
伝達され、更にスプライン17a,19aを介し
てスリーブ軸19に伝達される。そして、ピン2
2を介してジヨイント11aに伝達され、更にシ
ヤフト12,ジヨイント11bに及びシヤフト1
3を介してパワーステアリング装置15に伝達さ
れ、これにより前輪2が操蛇されてトラクタ1を
操向し得る。この際、プツシユ23、マスト25
及びグリツプ35は係止スリーブ29を介してパ
ネル8に固定されているで、ハンドル9の回転に
よつて連れ回りすることはない。また、ハンドル
9を上下に調節する場合、グリツプ35を回動
し、ネジ部29b,35aのネジ結合に基づき、
該グリツプ35を上方に移動してテーパ面33,
35bの楔着に緩める。この際、グリツプ35は
パネル8に固定されている係止スリーブ29に螺
合し、かつマスト25がハンドル軸17に対して
回転自在になつているので、グリツプ35の回動
によつてもハンドル9が連れ回りすることがな
く、従つてグリツプ35を両手で掴んで力強く回
動することができる。すると、係止スリーブ29
はその上端のゴム板32によるマスト25に対す
る圧着を解除され、マスト25、従つてブツシユ
23、プレート26及びCピン27により該マス
ト25と上下方向のみ一体結合されているハンド
ル軸17の上下動が許容される。これにより、ハ
ンドル9を運転者に合わせて適宜上下に調整した
後、グリツプ35を締め方向に回動すれば、係止
スリーブ29のゴム板32がテーパ面33,35
bに基づきマスト25に圧着し、再びハンドル9
は適宜位置に固定される。
なお、上述実施例では、グリツプ35の上端3
5cをマスト25の外面に密接して配置したが、
更に、第5図に示すようにグリツプ上端35cに
シール36を固着しても良い。
以上説明したように、本考案によれば、ブツシ
ユ23、マスト25及びグリツプ35は、ハンド
ル9の回転操作に関係なく、ハンドル9の上下調
整操作時以外は共に一体的に固定されており、か
つグリツプ上端35cはマスト25外面に密接し
て配置されているので、該部分から雨水等が上下
調整装置10内部に浸入しにくく、運転席7が覆
われていないトラクタ1等の作業車輌でも、上下
調整装置10に錆付きが生じることを防ぐことが
できる。更に、マスト25とグリツプ35はハン
ドル9の上下調整時のみ相対運動するだけなの
で、シール36を容易に設置でき、該シール36
によると、該部分からの雨水等の浸入を確実に防
止できる。また、例え、上下調整装置10に錆付
きが生じても、従来のものだとハンドル9の連れ
回りを防止すべく、片手でハンドルをおさえて片
手だけでグリツプを回す必要があつたが、グリツ
プ35は固定部材8に固定されている係止スリー
ブ29に螺合しかつマスト25がハンドル軸17
に対して回転自在になつているので、ハンドル9
の連れ回りに煩わされることなく、グリツプ35
を両手で掴んで力強く回動することができ、調整
操作が不能になるようなことを防止できる。更
に、ハンドル9を組立てる際に、ハンドル軸17
及びマスト25を一体に組付けたものをスリーブ
軸19に挿入し、グリツプ35を締付け回動する
だけで良く、しかもグリツプ35はハンドル上下
調整装置10のロツク装置にもなつているので、
ハンドル軸17の固定装置と上下調整装置10の
ロツク装置が兼用でき、構成が簡単になると共
に、グリツプ35内に係止部29aが配置され、
外部に露出する部分がなく、外観的にもすつきり
とまとめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用し得るトラクタを示す側
面図、第2図はそのステアリング装置を示す側面
図、第3図は本考案によるステアリングハンドル
の上下調整装置を示す断面図、第4図はその係止
スリーブを示す部分拡大断面図、第5図は一部変
更した実施例を示す部分断面図である。 1…作業車輌(トラクタ)、8…固定部材(計
器パネル)、9…ステアリングハンドル、10…
上下調整装置、17…ハンドル軸、25…マス
ト、29…係止スリーブ、29a…係止部、29
b…ネジ部、33…テーパ面、35…グリツプ、
35a…雌ネジ、35b…テーパ面、35c…上
端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定部材から上方に突出しているステアリング
    ハンドルを有する作業車輌において、該ハンドル
    を固定したハンドル軸に回転のみ自在にマストを
    連結し、また該マストに嵌合するように、テーパ
    面を有する係止部を備えた係止スリーブを前記固
    定部材に固定して設置し、更に該係止スリーブに
    テーパ面を有するグリツプを螺合し、該グリツプ
    の回動に基づく前記両テーパ面の楔着により前記
    係止部が縮径して前記係止スリーブを前記マスト
    に係止し、また該グリツプ上端を前記マスト外面
    に密接して構成したステアリングハンドルの上下
    調整装置。
JP18810580U 1980-12-26 1980-12-26 Expired JPS6127327Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18810580U JPS6127327Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18810580U JPS6127327Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57109070U JPS57109070U (ja) 1982-07-06
JPS6127327Y2 true JPS6127327Y2 (ja) 1986-08-14

Family

ID=29991398

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18810580U Expired JPS6127327Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0662098B2 (ja) * 1991-02-15 1994-08-17 井関農機株式会社 乗用型走行車体

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Publication number Publication date
JPS57109070U (ja) 1982-07-06

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