JPS61267919A

JPS61267919A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPS61267919A
Application number: JP11854286A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Takano; 高野　昌幸; Yuichi Matsushita; 裕一松下; Sadao Hosoi; 細井　貞男
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1986-05-23
Filing date: 1986-05-23
Publication date: 1986-11-27
Also published as: JPS6256566B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】最近の録画再生装置（ＶＴＲ）は、記録時と同じテープ
速度ＶＴで再生を行うノーマル再生だけでなく、テープ
を停止させた状態で行うスチル再生、■７より遅いテー
プ速度で行うスローモーション再生、ＶＴより速い速度
で行うクイックモーション再生などの種々のテープ速度
での再生ができるようになっている。

ところで、ノーマル再生のときはテープ速度は記録時と
同じであるので、再生ヘッドのテープ（１１上での走査
軌跡の傾き角θＰは、第１図の矢線（２）で示すように
記録トラックＴの傾き角０丁と等しく、再生ヘッドは記
録トラック上を正しく走査する。

ところが、再生速度を記録時のテープ速度ＶＴとは変え
た場合には、テープ（１）の移動方向が図中矢印（５）
の方向であるとすれば、再生ヘッドのテープ（１）上で
の走査方向はテープ速度が■τより速い場合には矢線（
３）で示すようになり、遅い場合には矢線（４）で示す
ようになり、その傾き角は、゛それぞれθＳ及びθｆで
示すように記録トラックＴの傾き角θτとは異なる。

したがって、この場合には再生ヘッドは複数の記録トラ
ックにまたがって走査することになり、ガートバンドノ
イズ等による影響で再生画像が見苦しくなる欠点がある
。

そこで、再生用回転ヘッドを電気的に制御可能な可動素
子例えばバイモルフ板上に取り付けて、再生用回転、ラ
ドが常に記録トラックＴ上を正しく走査するようにする
方法が考えられた。

先ず、バイモルフ板について説明すると、これは例えば
第２図に示すように、両面に金属電極（６ａ）　　（６
ｂ）がメッキ等により被着された圧電素子よりなる板（
６）と、同様に両面に金属電極（７ａ）（７ｂ）が被着
された圧電素子よりなる板（７）とを、例えば金属電極
（６ｂ）が被着された面と金属電極（７ａ）が被着され
た面とで接着されて形成される。

ここで、圧電素子よりなる板（６）及び（７）はそれぞ
れ分極の向きが厚み方向にそろうようにされているが、
この分極の向きと同じ方向に電界をかければ、圧電気効
果により板（６）及び（７）は長手方向に伸びるように
変化し、分極の向きと逆向きに電界をかければ、板（６
）及び（７）は長手方向に縮むように変化する。従って
、例えば、板（６）及び（７）を、図に示すように互い
の分極の方向が同じとなるように貼り合わせ、そして、
第２図に示すように各電極と電源Ｂを接続して、板（６
）に対して電極（６ａ）から電極（６ｂ）の方向の電界
をかけ、板（７）に対して電極（７ｂ）から電極（７ａ
）の方向の電界をかければ、バイモルフ板は図示のよう
に歪曲し、その変位は電圧の大きさに応じたものとなる
。また、電界の方向を逆とすればバイモルフ板の変位の
方向も逆となる。

従って、このようなバイモルフ板の一端を第３図Ａ及び
Ｂに示すように基板（８）に接着剤（９）により固定し
、バイモルフ板の他端に磁気ヘッド（１０）を取り付け
、さらに上述のようにバイモルフ板の電極に電圧を印加
すれば磁気ヘッド（１０）は、第３図Ａにおいて矢印で
示すように、走査方向と交叉する方向に変位する。

ＶＴＲにおいては、この磁気ヘッドが取り付けられたバ
イモルフ板を回転体例えば上ドラムにヘッド（１０）を
外側に臨ませた状態で固定するもので、ヘッド（１０）
はその回転軸方向に変位することになる。

したがって、ノーマル再生のときの第１図で矢線（２）
で示す走査方向と、他のテープ速度で再生したときの同
図で矢線（３）または（４）で示す走査方向とのずれの
量に応じた電圧、すなわち、この場合には鋸歯状波電圧
をバイモルフ板に供給すれば、回転磁気ヘッドは１本の
記録トラックＴを正しく走査するようになり、ノイズの
ない再生画像が得られるものである。

ところで、このバイモルフ等の電気機械変換素子は、そ
の変換特性にヒステリシス特性を有する。

したがって、上記の補正動作が終７Ｌ−ｒバイモルフ板
に補正電圧が供給されなくなったときにもバイモルフ板
はもとの状態に完全に戻るのではなく、残留歪を残し、
もとの状態よりも偏倚した状態で停止してしまう。この
残留歪はバイモルフ板の偏向量（ヘッドの偏向量）が大
きい場合は大きなものとなり、従って、スローモーショ
ン再生、スチル再生やクイックモーション再生をした後
は大きな残留歪となるおそれがある。

とごろが再生が終了して上述の補正動作が終了した後、
これに続いて記録を行なう場合、上述したような残留歪
があると、その磁気ヘッドのテープ上の走査位置は所期
の記録トラック位置とは異なる位置となり、したがって
、記録トラックの配列の間隔が不整列になり、記録トラ
ックが前の記録トラックと甫なったりする不都合を生じ
る。

このため、従来は、このバイモルフ板上に取り付けられ
たヘッドは再生専用とされ、記録用回転ヘッドは別に設
けられるようにされている。したがって、それだけヘッ
ド数が多くなってＶＴＲとして高価なものとなってしま
う欠点があった。

この発明は上述の点にかんがみて、磁気ヘッドの基準面
に対する高さ位置を検出し、その高さ位置を所定の位置
に持ち来たすように制御することができるようにした磁
気記録再生装置を提供しようとするものである。

以下、この発明による磁気記録再生装置の一例を映像信
号用のＶＴＲの場合を例にとって第４図以下を参照しな
がら説明しよう。

第４図は、この発明装置の一例の　ＶＴＲの回転ドラム
装置の一例の構造を示すものである。

図において、（１１）は固定の下ドラム、（１２）は回
転上ドラムで、（１３）は回転軸である。

回転上ドラム（１２）の下面にはバイモルフ板（１４）
が、その一端側がこの下面に被着されることにより取り
付けられるとともに、このバイモルフ＆（１４）の他端
側は遊端とされ、この遊端側に磁気ヘッド（１５）が取
り付けられる。なお、回転上ドラム（１２）の下面の、
バイモルフ板（１４）にヘッドが取り付けられる他端側
部分には凹部（１６）が形成されて、バイモルフ＆（１
４）の他端側が遊端となるようにされるものである。

そして、この発明においては、ヘッド（１５）の基準面
からの高さ位置を検出する光学的検出手段が設けられる
。

この例では基準面はシャーシ（１７）とされ、バイモル
フ板（１４）の磁気ヘッド（１５）の近傍に発光素子（
１８）が設けられ、一方、ヘッド（１５）の一定の高さ
位置Ｈｏでの発光素子（１８）の位置を２　　　　　　
中心として上下に等距離離れた位置にスリット（１９）
及び（２０）が設けられ、このスリット（１９）及び（
２０）を透過した光を受光素子（２１）及び（２２）に
て受光するようにする。

この例の場合には、ヘッド（１５）の位置がＨａのとき
、受光素子（２１）及び（２２）の検出出力は等しくな
り、Ｈｏよりずれたときは、ずれの方向に応じて、受光
素子（２１）及び（２２）の出力は差動的に増減するよ
うなものとなる。

したがって、ヘッド（１５）の高さ位置の制御は第５図
のようにしてできる。

すなわち、受光素子（２１）の出力は再生アンプ（３０
）を通じて差動アンプ（３２）の一方の入力端に供給さ
れ、受光素子（２２）の出力は再生アンプ（３１）を通
じるとともにインバータ（３３）を通じて差動アンプ（
３２）の他方の入力端に供給される。

したがって、この差動アンプ（３２）の出力はへラド（
１５）が位ｉｉ！　Ｈｏの高さにあるときは零となり、
位置Ｈｏよりずれた高さであるときには、ずれの方向に
応じた極性で、ずれの量に応じたレベルの信号が得られ
る。そして、この差動アンプ（３２）の出力が制御回路
（３４）に供給され、この制御回路（３４）の出力がド
ライブ回路（３５）を通じてバイモルフ板（１４）にイ
ハ給されて、ヘッド（１５）の高さ位置がＨｏとなるよ
うに制御されるものである。

以上のようにして、この発明によれば、可動素子、例え
ばバイモルフ板上に設けられた磁気ヘッドの基準面から
の高さ位置が検出され、その検出出力により上記回転磁
気ヘッドを所望の高さ位置に持ち来たすようにすること
ができるので、バイモルフ板にヒステリシスがあっても
、バイモルフ板上に取り付けたヘッドを再生だけでなく
記録に用いても同等支障なく記録ができるものである。

したがって、可動素子上に取り付けた磁気ヘッドを記録
再往兼用とすることができるものである。

そして、高さ位置の検出手段が光学的手段であるので、
例えば高さ位置検出に磁気的手段を用いる場合のような
漏洩磁束の磁気記録ヘッドへの影響はない、また、磁気
的な検出手段の場合には検出器間は極めて近接しなけれ
ばならず、取付誤差による出力変動も大きく、１［がや
っかいであるのに対し、光学的検出手段の場合には回転
ドラムに対する検出器の取付、調整が容易になるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はテープ速度とテープ上での回転ヘッドの走査軌
跡の関係を説明するための図、第２図及び第３図はバイ
モルフ板を説明するための図、第４図はこの発明による
磁気記録再生装置の要部の一例を示す図、第５画は高さ
位置制御回路の一例の系統図である。（１１）は固定の下ドラム、（１２）は回転上ドラム、
（１４）はバイモルフ板、（１５）は映像信号用磁気ヘ
ッド、（１７）はシャーシ、（１８）は発光素子、（１
９）　　（２０）はスリット、（２１）　　（２２）は
受光素子である。

Claims

【特許請求の範囲】回転ドラム上の電気的に制御可能な可動素子に取付けら
れた磁気ヘッドと、受光素子と発光素子の一方が上記可動素子上に取り付け
られ、他方がスリットを介してこれに対向して基準面上
に設けられた光学的検出手段と、この光学的検出手段の
受光器よりの出力に応じて制御信号を形成する制御信号
形成手段とを有し、この制御信号により上記可動素子を
制御して上記磁気ヘッドが所定の高さを維持するように
なされた磁気記録再生装置。