JPH03209602A - 磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置

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JPH03209602A
JPH03209602A JP518690A JP518690A JPH03209602A JP H03209602 A JPH03209602 A JP H03209602A JP 518690 A JP518690 A JP 518690A JP 518690 A JP518690 A JP 518690A JP H03209602 A JPH03209602 A JP H03209602A
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movable head
heads
movable
head
moved
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JP518690A
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Yasuo Mihashi
三橋 康夫
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はビデオテープレコーダ(以下、rVTRJと
いう)などの磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、たとえば放送用1インチヘリカルVTRなど
において、オートマチック・スキャン・トラッキング(
以下、rAsTJという)やダイナミック・トラック・
フォローイング(以下、rDT FJという)と呼ばれ
ているもののように、再生時にヘッドをテープのトラッ
ク幅方向に動かしながら自動的にトラッキングをおこな
うように構成したものが既に開発されている。
第11図は従来の磁気記録再生装置における回転ヘッド
装置のドラム構造を示す斜視図で、(1)。
(2)は記録再生用の固定ヘッド(以下、「固定ヘッド
」という)、 (3) 、 (4)はASTJ?3DT
P時に動作する特殊再生専用の可動ヘッド(以下、「可
動ヘッド」という)、 (5) 、 (6)はバイモル
フ型圧電素子で、可動ヘッド(3) 、 (4)が取り
付けられている。 (7)は回転ドラムで、固定ヘッド
(1)。
(2)およびバイモルフ型圧電素子(5) 、 (6)
が取り付けられており、1800r p mで回転する
第12図はDTF方式VTRにおける可動ヘット(3)
 、 (4)のアクチュエータ部分の構造を示す拡大断
面図で、 (8)は固定ドラム、 (9)は磁気テープ
である。
また、第13図はバイモルフ型圧電素子(5)。
(6)の動作原理を説明するための図で、バイモルフ型
圧電素子(5) 、 (6)は、2枚の圧電素子(5a
)(5b)、(6a) 、 (6b)を3枚の電極(5
c) 、 (6c)でサンドイッチ状にはさんだ構造の
バイモルフ板で構成されており、このバイモルフ板の自
由端に可動ヘット(3) 、 (4)が取り付けられて
いる。この可動ヘット(3) 、 (4)は、電極(5
c) 、 (6c) に交流電圧を付加することにとも
なう圧電素子(5a) 、 (5b)(6a) 、 (
6b)の伸縮作用によって、第12図に示すように、ド
ラムの軸方向(矢印a−b方向)に上下移動するように
構成されている。
つぎに、この可動ヘッド(3) 、 (4)を用いて高
速再生動作(ノイズレスのスピードサーチ)をおこなっ
た場合の動作を、第14図を用いて説明する。
第14図において、At、Bl、A2.B2゜A3.B
3・・・は磁気テープ(9)上に記録されたビデオトラ
ックを示し、Cはコントロールトラック、Dはリニアオ
ーディオトラックを示している。ここでAt、A2.A
3・・・と、Bl、B2゜B3・・・とは異なるアジマ
ス角度のヘッドで記録されたビデオトラックである。
いま、スピードサーチの一例として5倍速で再生する場
合を想定する。可動ヘッド(3)の圧電素子(5)を駆
動しない場合、その可動ヘッド(3)の走査軌跡は、第
13図中の破#J!L1のようになり、可動ヘッド(3
)のアジマス角度がAトラックのアジマス角度と同一で
あると、再生される信号はトラックAI、A2.A3を
走査する部分のみであり、再生画面にノイズバーを生じ
る。この場合、可動ヘッド(3)で、トラックA1を完
全に再生するためには、可動ヘッド(3)が磁気テープ
(9)と接触する1フイ一ルド期間に、その可動ヘッド
(3)を、トラック幅方向(図において左方向)に4ト
ラツクピツチだけ移動させればよく、次のフィールドで
は、可動ヘッド(4)を同方向に4トラツクピツチだけ
移動させればよいことになる。
このようにして、AI、B3.A6・・・トラックを完
全に走査し、ノイズレスの再生信号を得ている。すなわ
ち、上述の動作により、再生時に、可動ヘッド(3) 
、 (4)をテープ速度に応じてトラック幅方向に移動
させることにより、あらゆる速度におけるノイズレス再
生が実現できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の可動ヘッドを備えた磁気記録再生装置の回転磁気
ヘッド装置は、5倍速までのスピードサーチやステイル
、スローなどの特殊再生動作においては、はぼ満足でき
る再生性能を得ることができた。しかし、5倍速以上の
高速再生になると、可動ヘッド(3) 、 (4)の変
位量が大きくなり、可動ヘッド(3) 、 (4)のへ
ラドギャップ部がテープ面に面接触することができない
ためノイズが発生してしまうのが常であった。
また、通常の再生動作において、可動ヘッド(3) 、
 (4)  とテープ面との接触姿勢は、直接C/Nに
影響するから、可動ヘッド(3) 、 (4)の先端が
テープ面に斜めに接触して移動することは好ましくない
さらに、この可動ヘッド(3) 、 (4)を使用して
記録動作を行なおうとしても、再生FM信号を検出でき
ないので可動ヘッド(3) 、 (4)の位置を制御す
ることができないばかりでなく、可動ヘッド(3)。
(4)をある基準位置に固定することもできない。
したがって、従来の可動ヘットを用いた通常再生はC/
Nが悪く、また通常記録は、基準のテープフォーマット
に準拠した記録がおこなえないため、可動ヘッド(3)
 、 (4)のみでは、ノイズレスの特殊再生、通常再
生および通常記録の動作をおこなうことができなかった
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、回転ドラムに可動ヘッドのみヲ備工、この可
動ヘッドによってノイズレスの特殊再生、C/Hの高い
通常再生および安定のよい通常記録をおこなうことがで
きる磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置を得ること
を目的とする。
(il1題を解決するための手段) この発明にかかる磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装
置は、回転ドラムに取り付けられ、可動ヘッドを回転ド
ラムの軸方向に平行移動するように駆動する可動ヘッド
駆動手段と、磁気テープの装架されていない回転ドラム
の外周部の一部に設けられ、可動ヘッドの絶対位置を検
出する可動ヘッド位置検出手段と、記録時には、上記可
動ヘッド位置検出手段で検出したヘッド位置信号にもと
づいて上記可動ヘッドを所定の位置に固定するように上
記可動ヘッド駆動機構を制御し、再生時には、再生エン
ベロープ信号波形にもとづいて所定のトラックを走査す
るように上記可動ヘッド駆動機構を制御するヘッド位置
制御手段とを備えた点を特徴とする。
〔作用〕
この発明によれば、再生時には、可動ヘッドを回転ドラ
ムの軸方向へ平行移動させることにより、可動ヘッド面
の全体をテープに均一に密着させて移動させることが可
能となり、通常再生時のC/Nを十分に高くできるとと
もに、特殊再生時(ステイル、スロー 5倍以上のスピ
ードサーチ等)のノイズレス化を達成することができる
また、記録時には可動ヘッドを所定の位置に移動させて
固定できるので、基準のテープフォーマットに準拠した
記録動作を安定よくおこなうことができる。
〔発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
第1図Aはこの発明の一実施例による回転磁気ヘッド装
置のドラム周辺部を上部よりみた概略平面図、第2図は
第1図II−■線矢視縦断面図である。
図において、 (8)は固定ドラム、 (9)は磁気テ
ープで、回転ドラム(7)に半周以上(190°)巻き
付けられている。(10)は後述する可動ヘッドユニッ
ト(100)内のコイルに電流を印加するための電極ブ
ラシ、(11)は回転するスリップリング、(1z)は
ドラムモータ、(13)はロータリートランス、(10
0)は可動ヘッドユニットで、回転ドラム(7)内に1
80°離れて配設され、可動ヘッド(3)。
(4)を回転軸方向に平行移動するように変位させる。
この可動ヘッドユニット(100)  とロータリート
ランス(13)の上部は、回転ドラム(7) に固着さ
れており、ドラムモータ(12)によって180Or 
p mで一定回転する。  (200)は可動ヘッド位
置検出ユニットで、後述する光を使ったフォーカスサー
ボ機構を有している。 (14)はドラムユニット等を
固着するデツキプレートである。第3図<a>は可動ヘ
ッドユニット(100)の構成を示す斜視断面図、第3
図(b)はその縦断面図で、 (101) 、 (10
2)は円形バネで、その一方の円形バネ(101)の一
端(101a)に可動ヘッド(3) 、 (4)が固着
されている。
この円形バネ(lot) 、 (102)の中心部には
、空心ボビン(103)が固着されており、この空心ボ
ビン(103)の外周には、0.1mm程度の細い銅線
からなる巻線コイル(104)が巻回されている。
(105)は希土類コバルトなどからなる永久磁石、(
106)は軟鉄よりなるポールピース、 (107)。
(108)は軟鉄より構成されるヨークで、空心ボビン
(103)の中には永久磁石(105)が配置され、こ
の永久磁石(105)はヨーク(108)に固着されて
いる。 (109)はキャップ、 (110)は巻線コ
イル(104)の引ぎ出し線が接続されるプリント基板
で、(101)〜(110)で可動ヘッドユニット(1
00)を構成している。
第4図(a) 、 (b)は円形バネ(101) 、 
(102)の構成を示す拡大平面図で、円形バネ(1(
It) 、 (102)は、0.08mmの厚さの銅合
金板に、スリット(101b) 、 (102a)を図
示のように形成することによって、やわらかい均一な弾
性をもたせており、その中心部に小形成形品(101B
) 、 (102B)を嵌着し、これに空心ボビン(1
03)を固着している。また、円形バネ(101)の外
周の一部には、第4図(a) に示すように、切り込み
の入った長い突片(101a)が形成され、その先端に
可動ヘッド(3)。
(4)が取り付けられている。
このように構成されたユニット(100)を、ヨーク(
107)の内面に、円形バネ(101) 、 (102
)の周囲を接着またははめ込み方式で固着し、空心ボビ
ン(103)全体の変位にともなって可動ヘッド(3)
(4)が軸方向に平行移動するように構成している。
この動作を第5図にもとづいて、さらに詳しく説明する
いま、第5図に示すように、永久磁石(105)のN、
S極が上下に設けられ、巻線コイル(104)に図示の
方向の電流が流れると、フレーミングの左手の法則によ
り矢印A方向に力が働いて、空心ボビン(103)は下
方向に移動する。このとき、円形バネ(101) 、 
(102)の外周はヨーク(107)に固着されている
が、やわらかい均一な弾性を有しているため、空心ボビ
ン(103)全体は電流の大ぎさに比例して下方向(矢
印A方向)に移動する。
このようなボビン(103)の移動にともなって、突片
(101a)に取り付けられた可動ヘッド(3) 、 
(4)は下方向(矢印A1方向)に平行移動する。
また、巻線コイル(104) に流れる電流を逆方向に
すると、空心ボビン(103)は上方向(矢印B方向)
に移動し、可動ヘッド(3) 、 (4)は上方向に平
行移動する。
以上の説明でわかるように、特殊再生時および通常再生
時には可動ヘッド(3) 、 (4)はドラムの軸方向
に平行移動するため、磁気テープ(9)と可動ヘット(
3) 、 (4)の摺動面は常に全面接触して、磁気テ
ープ(9)に記録されているFM信号を最大限にピック
アップすることができるとともに、ヘット外周面のエツ
ジによるテープ損傷が生じない。
第6図は、第1図および第5図に示すように、回転ドラ
ム(7)のテープの装架されていない外周部に設けられ
た可動ヘッド位置検出ユニット(200)の構成を示す
斜視図、第7図はその動作を説明するための図で、 (
201)は対物レンズ、(202)はビームスプリッタ
、 (203)は円筒レンズ、 (204)は受光面が
4つに分割されたフォトダイオード、 (205)は光
源用発光ダイオード、(205)はフォトダイオード(
204)の4つの受光面の出力信号をマトリクス演算し
て増幅する差動増幅器で、円形バネ(101)の外周か
ら取り出された突片(xota)の面上の一点に光が集
光されるように構成されている。
つぎに、可動ヘッド位置検出ユニット(200)の動作
について説明する。
まず、発光ダイオード(205)から出た光は対物レン
ズ(201)によって突片(101a)の面上の一点に
光スポットPを形成し、その反射光がビームスプリッタ
(202)によって分光され、円筒レンズ(203)で
集光されてフォトダイオード(204)の受光面に集め
られる。ここで、可動ヘッド(3) 、 (4)が取り
付けられた突片(101a)が上下方向At。
B1に移動すると、フォトダイオード(204)の受光
面では上下方向の集光点S1と左右方向の集光点S2が
ずれて非点収差が生じるが、この2つの集光点S1と5
2の間にフォトダイオード(204)を置くと、受光面
上に円形の光スポットPが形成される位置がある。そこ
で、この位置に受光面が第6図に示すように4分割され
たフォトダイオード(204)を配設すると、突片(1
01a)が対物レンズ(201)に近づくほど光スポッ
トPが上下方向に長い楕円形に変形し、また遠ざかるほ
ど左右方向に長い楕円形に変形する。
このとき、フォトダイオード(204)の4つの受光面
の出力電圧VA、VB、VC,VDから、V= (VA
+VC)−(VB+VD)を演算することにより、突片
(101a)の上下方向AI、Blの変位量を電圧とし
て測定することができる。
すなわち、第8図(a)のように、突片(101a)が
対物レンズ(201)に対して近づきすぎたときの差動
増幅器(206)の出力は+Vとなり、第8図(c)の
ように、遠ざかりすぎたときの出力は−■となり、第8
図(b)のように、所定の位置、つまり、焦点位置(円
形スポット)のときの出力は零となる。この差動増幅器
(206)の出力電圧によって巻線コイル(104)の
コイル電流を制御し、差動増幅器(206)の出力が零
となるように突片(101a)の位置を制御する。
第7図および第8図(a)〜(C)にしたがって、さら
に詳しく説明すると、突片(101a)の反射光はビー
ムスプリッタ(202)で分光され、円筒レンズ(2(
13)を通ってフォトダイオード(204)に光スポッ
トPを結ぶ。この場合、突片(101a)が対物レンズ
(201)の集魚位置にあるときは、第8図(b)のよ
うに、フォトダイオード(204)の各受光面に均等な
光量配分となる円形の光スポットPを結ぶが、突片(1
01a)が対物レンズ(201)に対して近づきすぎた
り、遠ざかりすぎたりすると、その反射光は円筒レンズ
(203)によって楕円形の光スポットPを結ぶ。
したがって、差動増幅器(206)の出力は、光ビーム
スポットPと、突片(tota)つまり可動ヘッド(3
) 、 (4)の位置によって第9図に示すような出力
特性となる。フォーカスサーボ機構は、差動増幅器(2
06)の出力信号Vが零となるように制御し、光ビーム
がいつも突片(101a)の面上に円形のスポットPを
結ぶように突片(101a)の位置を制御する。つまり
、可動ヘッド(3) 、 (4)が所定位置に保持され
るような制御をおこなう。
第10図は上記した回転ドラム装置の駆動システムの構
成を示すブロック回路図であり、このブロック回路図に
もとづいて磁気記録再生装置の各動作を説明する。
まず、再生モード時には、エンベロープ信号を検波した
エンベロープ検波信号と、キャプスタン周波数発振器(
FG)から得られるFG傷信号およびコントロールヘッ
ド(Ct+)によってテープ(9)からピックアップさ
れる走行コントロール信号(CTL信号)に対応して発
生されたGL信号をもとにして、パターン発生回路(1
20) と、マイクロコンピュータ(121)によって
可動ヘッド(3)。
(4)の移動量を演算する。その演算値を、加算回路(
122) 、 (122)  フィルタ回路(124)
、(124) 、ゲイン調整回路(12B) 、 (1
2+1)  切換スイッチ(128)、(128) 、
電流アンプ(130) 、 (130) 、電極ブラシ
(10) 、 (10)および回転スリップリング(1
1)。
(11)を経てヘッドユニット(100) 、 (10
0)の巻線コイル(104) 、 (104)に印加す
ることにより、上記可動ヘッド(3) 、 (4)の駆
動移動を制御する。
この時位置検出器(200)内の発光ダイオード(20
5) 、フォトダイオード(204)及び差動増幅器(
206)は動作しない。
すなわち、可動ヘッド(3) 、 (4)の回転平面に
対するビデオトラックの位置を、コントロール信号(C
TL信号)と、それを実効的に分割するキャップスタン
周波数発振器(FG)からのFG傷信号検出して補正を
かけている。
つまり、磁気テープの再生速度が基準速度より速いとき
には、可動ヘッド(3) 、 (4)を基準速度時の基
準ヘッド位置よりドラム軸方向の下方向A1に変位させ
る制御電流を発生させ、また再生速度が基準速度より遅
いときには、可動ヘッド(3) 、 (4)を基準ヘッ
ド位置よりドラム軸方向の上方向B1に変位させる制御
電流を発生させるものである。
このような構成にすると、任意のテープ走行速度におけ
るビデオトラックに対するヘッドの位置を演算すること
ができ、これにしたがってヘッド位置を補正すれば、第
14図中のL2で示すように、可動ヘッド(3) 、 
(4)を1フイ一ルド期間にわたって正確にトレースさ
せることができる。
つぎに、記録モード時の動作について説明する。
磁気テープ上に何も記録されていない記録モード時には
、エンベロープ信号が検波されない、そのため、従来の
磁気記録再生装置における通常再生、通常記録用固定ヘ
ッドのように、可動ヘッド(3) 、 (4)を所定基
準位置に固定する必要がある。
そこで、可動ヘッド位置検出ユニット(2QQ)によフ
て、可動ヘッド(3) 、 (4)のドラム軸方向の位
置を以下のように固定する。
すなわち、可動ヘッド位置検出ユニット(200)の各
フォトダイオード(204)の4つの受光面に集光され
る円形の光スポットPの形状によフて、差動増幅器(2
06)が動作する。この差動増幅器(206)の出力は
切換スイッチ(12U を介して電流アンプ(130)
 、 (130)に順次加えられ、フォーカスサーボが
かかり、可動ヘッド(3) 、 (4)が基準位置に固
定される。切換スイッチ(128)は、再生モード時は
第9図のように接続され、記録モード時は差動増幅器(
206)の出力側に接続されるものである。
以上の説明かられかるように、可動ヘッド(3)。
(4)のドラム軸方向の位置は、再生時にはエンベロー
プ信号波形をもとにしてパターン発生回路(120) 
とマイクロコンピュータ(121) とによる演算で求
められた可動ヘッド駆動波形によって決定され、他方、
記録時には、回転ドラム(7)の外周部で磁気テープの
装架されていない位置に設けられた可動ヘッド位置検出
ユニット(200)の検知出力によってあらかじめ定め
られたドラム軸方向の設定位置に固定するように制御さ
れて、基準のテープフォーマットに準拠した記録トラッ
ク上を移動して所定の記録動作がおこなわれる。
なお、上記実施例において、円形バネ(102)は2枚
以上設けても良いが、弾性に富み信頼性の良いものを選
ぶ必要がある。
また、この円形バネ(101) 、 (102)  と
して、多数の円弧状スリットを設けたものを示したが、
この構造に限られるものでなく、放射状にスリットを入
れたり、板厚を変えることも可能である。
また、上記実施例においては、2枚の円形バネ(101
) 、 (102) によってドラム軸との平行度を保
つようにしたが、3枚以上の円形バネにより、あるいは
これとは逆に、ボビン(103)の一端側を摺動保持す
る構成などにより、1枚の円形バネ(101)のみで平
行度を保つことも原理的に可能である。
また、上記実施例では、ボビン(103)の一端側にコ
イル(104)を設けているが、2枚の円形バネ(10
1) 、 (102)の配置距離は大きくとるほど望ま
しいので、例えばコイル(104)をボビンの中央に配
置し、これを挟んで円形バネ(101) 、 (102
)を設けてもよい。
また、上記実施例では、可動ヘッド(3) 、 (4)
の駆動機構として、第2図および第3図に示すようなス
ピーカ用ボイスコイルタイプの例をあげて説明したが、
可動ヘッド(3) 、 (4)をドラムの軸方向に平行
移動できるものであれば、上記実施例の構成に限られな
い。
また、上記実施例では、可動ヘッド位置検出ユニット(
200)  として、代表的なフォーカスサーボ機構の
一例を説明したが、これに限られるものではなく、非接
触の位置決め検出ユニットであればどのような構成のも
のでもよい。
また、検出ユニット(200)の位置は第1図(a)に
示す位置に限られるものでなく、回転ドラムの上部に設
けてもよい。
また、第9図において、記録モード時に、フォーカスサ
ーボ機構の検知出力電圧を、パターン発生回路(120
)に加える構成としてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば回転ドラムの軸方向に
平行移動するように構成された可動ヘットと、この可動
ヘッドの位置を検出する手段と、この位置検出信号にも
とづいて可動ヘッドの位置を制御する手段とを設け、可
動ヘッドのみで通常再生、特殊再生、通常記録を行なえ
るように構成したので従来の可動ヘッド方式のものより
ヘッド数が少ないふん安価にできしかも不要なヘッドが
ないため不要なヘッドがテープをたたく現象が少なくジ
ッタが軽減される。しかも可動ヘッドは平行移動するた
めにテープとヘッド面は常に面接触を保つことが可能で
、C/Nの高い再生がおこなえると同時に、高速のスピ
ードサーチ動作時も安定したノイズレス特殊再生画像が
得られる。
すなわち、ジッタ(テープの進行方向のニレによって発
生)が少なく C/Nの高い再生動作が容易に得られる
。また、記録モード時には、ヘッドの絶対位置を位置検
出信号でサーボ制御を行なって可動ヘッドの位置が所定
位置に正確に固定されるようにしたので、基準のテープ
フォーマットに正確に準拠した記録を安定よくおこなう
ことが出来るので、テープの互換性も得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による磁気記録再生装置の
回転磁気ヘッド装置のドラム上面図、第2図は回転ドラ
ムの構造を示す縦断面図、第3図はこの実施例の可動ヘ
ッドユニットを示す構成図で、第3図(a)はその斜視
断面図、第3図(b)はその縦断面図、′s4図(a)
 、 (b)は可動ヘッドユニットの円形バネの構成を
示す拡大平面図、第5図は可動ヘッドユニットの動作原
理の説明図、第6図は可動ヘッド位置検出ユニットの構
成を示す斜視図、第7図はその動作説明の原理の説明図
、第8図(a)〜(C)はフォトダイオードの受光面に
描かれるスポット光像とフォトダイオードの出力電圧と
の関係を示す図、第9図は可動ヘッド位置検出ユニット
の受光素子の出力特性図、第10図はこの実施例の駆動
システムの構成を示すブロック回路図、第11図は従来
の磁気記録再生装置における回転ヘッド装置のドラム構
造を示す斜視図、第12図は従来の可動ヘッドのアクチ
ュエータの拡大断面図、第13図はバイモルフ型圧電素
子の動作原理の説明図、第14図は特殊再生時の可動ヘ
ッドの走査軌跡の説明図である。 (3) 、 (4)・・・可動ヘッド、 ())・・・
回転ドラム、(100)・・・可動ヘッドユニット、 
 (200)  ・・・可動ヘッド位置検出ユニット、
 (20B)・・・演算差動増幅器。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転ドラムと、この回転ドラムに搭載された可動
    ヘッドと、上記回転ドラムに配設され、上記可動ヘッド
    を軸方向に平行移動するように変位させる可動ヘッド駆
    動手段と、上記回転ドラムの磁気テープが巻回されてい
    ない外周部に配設され、上記可動ヘッドの回転ドラムの
    軸方向の絶対位置を検出する可動ヘッド位置検出手段と
    、再生時には再生エンベロープ信号波形に基づいて上記
    可動ヘッドが所定のトラックを走査するようにその位置
    を制御し、記録時には上記可動ヘッド位置検出手段の検
    出結果に基づいて当該可動ヘッドを所定の位置に固定す
    るようにその位置を制御するヘッド位置制御手段とを備
    えた磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置。
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DE4101025A DE4101025A1 (de) 1990-01-12 1991-01-11 Rotierender magnetkopf und vorrichtung mit rotierenden magnetkoepfen fuer ein magnetisches aufzeichnungs-/wiedergabesystem
GB9100630A GB2240658B (en) 1990-01-12 1991-01-11 A rotating magnetic head for a magnetic recording/reproduction system

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