JPS61265714A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録再生に用いられる磁気ヘッドに関する
ものである。

従来の技術 記録密度向上のためには記録媒体の抗磁力（Ｈｃ）を高
くすることが有効であることは良く知られている。その
ため、近年、Ｈｃが１３０ｏ〜１５００ω（エルステッ
ド）というＦｅあるいはＣＯ系合金粉末テープが実用に
供されている。

このような高もテープに信号を記録再生するには、セン
ダストやアモルファス材を用いた金属ヘッドが有効であ
シ、従来よシ各種構成の金属ヘッドが提案されている。

しかし、金属ヘッドの欠点は高周波領域での渦電流損失
による特性劣化で、この損失を低減させるため、フェラ
イト材と合金磁性材との複合形磁気ヘッドが拶案されて
いる。

例えば第６図はフェライト材１０．１１の表面にアモル
ファスの合金磁性材１２．１３をスパッタ法によシ堆積
させ、該合金磁性材１２．１３の間に所定厚の非磁性層
を形成してヘッドギャップ１６を形成したものである。

１４は左右の磁気コアを接合するための接合部材で、ガ
ラスが主として用いられる。

発明が解決しようとする問題点 しかし、上述の構成の磁気ヘッドでは、前記フェライト
材１０．１１と合金磁性材１２．１３の接合部ａおよび
ｂが疑似ギャップとして作用するため、不要信号をひろ
い、再生信号のＳ／Ｈの劣化を来たす。これを避けるた
めに、第７図に示すようにフェライト材１６および１８
に突起部１７゜１９を設け、該突起部１７．１９の゛両
側面上に合金磁性材２０．２１を被着し、ヘッドギャッ
プ２３の近傍を飽和磁束密度の高い磁性体で構成したも
のが提案されている（例えば特開昭６８−１８５８１３
号公報参照）。なお、図中の２２は左右のフェライト材
１６．１８を接合するための接合部材である。

しかし、この第７図の構成てはフェライト材１６．１８
と合金磁性材２０．２１との境界部Ｃ９ｄはへラドギャ
ップ２３と平行でないため、前述の疑似ギャップによる
障害は軽減されるが、しかし、ヘッドを製造する上では
煩雑な工程になるため、量産性で問題になる。

本発明の目的はＭ、−ｚｎ７エライトのごとき高透磁率
フェライトと、アモルファス磁性材のごとき合金磁性材
との複合形磁気ヘッドで発生する大きな問題、すなわち
前記両磁性体の接合部が疑似ギャップとして作用し、記
録再生信号の８７Ｎを低下させるという問題を解決し、
かつ、量産性に優れた磁気ヘッドを提供することにある
。

問題点を解決するための手段 前記問題点を解良するために本発明の磁気ヘッドは、高
透磁率フェライトと合金磁性材とで磁気コアを構成し、
かつ前記合金磁性材をヘッドギャップの両側に配し、前
記フェライトと合金磁性材との接合部に凹凸部を設ける
とともに、左右の磁気コア上の前記凹凸部の位置を、ヘ
ッドギャップに関して非対称の位置に配して構成したも
のである。

作用 本発明は上述のように構成することにより、疑似ギャッ
プの悪影響がなくなシ、高シテープヘの記録・再生特性
のすぐれた、しかも量産性にすぐれた磁気ヘッドを得る
ことができる。

実施例 以下、本発明を図示の実施例に基いて説明する。

第１図は本発明に係る磁気ヘッドの構成例を示す斜視図
である。同図において、１，２はそれぞれＭＨ−Ｚｎ７
エライト材よりなる磁気コアで、それらの磁気コア１，
２のへラドギャップ６と対向する面にアモルファス等の
高飽和磁束密度を有する合金磁性材３．４をスパッタ法
等によシ堆積させ、かつ、前記合金磁性材３．４の間に
ガラス等の非磁性材の薄層を所定厚みに堆積してヘッド
ギャップ５を形成している。６および６′は左右の磁気
コアを接合するための接合部材で、ガラスが主として用
いられる。７は巻線用の窓である。なお、第１図の構成
では合金磁性材３．４は巻線窓７の上部、すなわちヘッ
ドギャップ６の両側と、巻線窓７の下方に位置する後部
ギャップ６′の両側に配されている。９は磁気テープと
の摺接面で、その摺接面９のギャップ近傍の拡大平面図
を第２図に示す。

本発明では第６図の従来例で述べたようにフェライト材
と合金磁性材との境界部ａ、ｂが疑似ギャップとして作
用し、不要信号を再生することを防止するために、第２
図に示すごとく、磁気コア１．２と合金磁性材３．４と
の境界部である接合部８．８に凸部ｅ、ｆを設けている
。それらの凸部ｅ、ｆの高さＤは磁気テープ上に記録さ
れるビデオ信号のうち最大波長を有する信号波長と同等
以上にすることが望ましい。例えば８ミリ盟ビダオテー
プレコーダの場合、映像に関係する信号としては低域変
換されたカラー信号の波長が最も長く約６μｍである。

したがって、この場合には前記凸部ｅ、ｆの高さＤは６
μｍ以上にする。このようにすることで、例えば接合部
８上の点ムがひろう不要信号としてのカラー信号と、距
離りが半波長分に相当する点Ｂでひろう不要信号とは逆
位相になり、互いに打消し合って障害は生じない。

このように磁気コア１，２と合金磁性材３．４との接合
部８，８′上の半波長離れた点は、それぞれ不要信号の
位相は互いに逆位相となシ、すべて打消されて、疑似ギ
ャップによる障害をとシ除くことが可能になる。

なお、８ミリ型ビデオテープレコーダを用いて前記凸部
の高さＤを種々変え、疑似ギャップの影響を再生画面上
で視覚的に見たところ、Ｄが３７ｆｆｉの場合にはカラ
ー信号の７リツカーが若干認められ、４μｍ以上にすれ
ば、悪影響はほとんど認められなかった。

次に本発明の第２の特徴は、前記凸部ｅ、ｆの位置をヘ
ッドギャップ６に関し非対称にしたことである。すなわ
ち、凸部ｅ、ｆｉ結ぶ直１ｔｉＡｑとへラドギャップ６
が直交しない位置に凸部ｅ、ｆを形成する。凸部ｅ、ｆ
の先端が鋭角になっている場合、該突部の磁気的ポテン
シャルが高くなシ、凸部ｅ、ｆがギャップとして作用す
ることがある。

しかし本発明のごとく、直線ｑがへラドギャップ６に対
し直交していない友め、すなわち磁気テープ上に記録さ
れた信号の磁化方向に対し角度を有しているため、角度
損失によシネ要信号をひろいにくくなる。このように第
１図、第２図に例示した本発明の磁気ヘッドによれば、
高Ｈｃテープへの信号書込みが良好で、かつ再生時にフ
ェライト合金磁性材の境界接合部の悪影響を取除くこと
ができ、良好なる再生信号を得ることが可能になる。

なお、凸部ｅ、ｆの先端を鋭角にする理由は該凸部の高
さＤを大きくとシやすくするためである。

次に本発明のヘッドの製造法について説明する。

先ず、第３図（ａ）のごとく、Ｍｎ−Ｚｎ製のフェライ
ト基板３ｏの土面上にビデオヘッドのトラック幅よυ小
なる間隔Ｐを有する縞状のレジスト被膜３１を形成する
。

次に縞状レジスト被膜が形成されたフェライト基板３０
を電解溶液中で電解エツチングすることによフ、第３図
（ｂ）に示されるごとく、前記フェライトの表面は縞状
の凹凸が形成された面ムになる。

凹凸の間隔Ｐは前記縞状レジスト被膜の間隔Ｐに等しく
なシ、かつ前記電解エツチングの条件を適当に選ぶこと
によシ、前記表面の凸部先端は鋭角の突起Ｋを形成する
。また、凹凸の高さＤも前記縞状のレジスト被膜の間隔
Ｐと電解エツチング条件によシ制御することができ、望
ましくは高さＤは磁気テープ上に記録される映像信号の
うち最も長い波長と同等以上に設定される。

次に第３図（Ｃ）に示すごとく、面ム′上にアモルファ
ス等の飽和磁束密度の高い合金磁性材３１をスパッタ法
により適当な厚さに堆積させる。この場合の合金磁性材
３１の厚さＥは、面ム上の凹凸の大きさＤよシも大にす
ることが必要である。

次に第３図（山に示すごとく、合金磁性材３１の表面を
研摩して平坦な面ｙを得る。

次に第３図（ｅ）に示すごとく、合金磁性材３１０１つ
の稜３４に切込溝３６を入れ、トラック部３６を順次形
成する。トラック部３６の幅はヘッドのトラック幅Ｗと
等しくする。トラック部３６を形成するに際しては、フ
ェライト基板３０と合金磁性材３１の接合部に存在する
凹凸の位置と。

トラック部３６との位置関係には何らの制約は受けない
。何故ならば接合部の凹凸の間隔Ｐはトラック部３６の
幅Ｗよフ小であるため、トラック部３６には必らず１個
以上の突起が含まれるからである。

次に第３図（ｆ）に示すごとく切込溝３６中にガラス３
７を溶融して充填する。続いて合金磁性材３１の表面を
研摩して切込溝３６からはみ出した全４＋たガラスを除
去１．−かつ−合金磁性材３１の表面を鏡面に仕上げる
。

このようにして作られた基板と、同様にして作られた基
板に巻線用溝３８が形成されたものとを１対とし、少な
くとも一方の基板の前記鏡面上に５ｉｎ２等のギャップ
形成材をスパッタ等の方法によシ所定厚さに形放し、該
ギャップ形成材を介して両基板を第３図（ｑ）にごとく
合わせて接合し、ギャップ４１を有したギャップパーを
作る。この場合、左右の磁気コア上のフェライト材と合
金磁性材との接合部に形成される凸部の位置は、それぞ
れ任意に作られるため、ギャップに対し対称位置にくる
ことは少ない。すなわち、左右の両磁気コア上の凸部先
端を結んだ線とギャップとは直交しないものが大部分を
占める。なお、第３図（ｆ）において３９はヘッドギャ
ップ４１を構成する部分で、４ｏは後部ギャップを構成
する部分である。

次に点ａ４２に示されるごとく切込溝３６のほぼ中央を
ギャップ４１に対し必要な角度をもって切断することに
より、前述の本発明の磁気ヘッドを得ることができる。

フェライト・合金磁性材との接合部に設ける凸部は第４
図にｅで示されるようにヘッドのトラック端部に設けて
もよい。また、凸部の先端は第５図にｅ、ｆで示すごと
く鋭角にせずに連続した曲率を有した曲線状にしても良
い＠ 発明の効果 以上のように本発明の磁気ヘッドによれば、ギャップ部
を磁束密度の高い合金磁性材で構成するため、メタルテ
ープ等の高Ｈｃテープへの記録。

再生特性の優れたヘッドを得ることができる。また、本
発明によれば従来の磁気ヘッドで問題になっていたフェ
ライト・合金磁性材の接合部で発生する不要信号を取シ
除くことができ、かつ量産性にも優れたヘッド構造にな
っている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気ヘッドの一実施例を示す斜視図、
第２図は同実施例におけるギャップ近傍の拡大平面図、
第３図は本発明の磁気ヘッドの製造方法を説明するため
のヘッド構成体の構成図、第４図、第５図は本発明の他
の実施例を示す要部拡大平面図、第６図、第７図は従来
例を示す斜視図である。 １．２・・・・・・磁気コア、３，４・・・・・・合金
磁性材、６・・・・・・ヘッドギャップ、６．ｅ′・・
・・・・接合部材、７・・・・・・巻線用窓、８．８′
・・・・・・接合部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名５　
・・・　へ・ゾドギ÷ηフ０ １、に′・、・　＃冷部材 ワ・・・港！ＩＬ用も ６　５　　　　　　　　＆、Ｆｌ’・・・＄４−都第２
図 に 第３図 （ｄＪ３ρ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高透磁率フェライトと合金磁性材とで磁気コアを構成し
   、かつ前記合金磁性材をヘッドギャップの両側に配し、
   前記フェライトと合金磁性材との接合部に凹凸部を設け
   るとともに、左右の磁気コア上の前記凹凸部の位置を、
   ヘッドギャップに関して非対称の位置に配してなること
   を特徴とする磁気ヘッド。