JPS61263964A - 新規クラウン(チオ)エ−テルおよびその製造方法 - Google Patents

新規クラウン(チオ)エ−テルおよびその製造方法

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JPS61263964A
JPS61263964A JP60103851A JP10385185A JPS61263964A JP S61263964 A JPS61263964 A JP S61263964A JP 60103851 A JP60103851 A JP 60103851A JP 10385185 A JP10385185 A JP 10385185A JP S61263964 A JPS61263964 A JP S61263964A
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征治 新海
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真鍋 修
Chisato Kajiyama
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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■1発明の背景 技術分野 本発明は、新規クラウン(チオ)エーテルおよびその製
造方法に関するものである。詳しく述べると、液晶を示
すクラウンエーテルおよびクラウンチオエーテルならび
にその製造方法に関するものである。
先行技術 生体膜は、種々のリン脂質類、コレステロール類、たん
ばく質等より構成され、かつ透過率および選択率のごと
き基本的な機能は、ゲル−液晶転移と関連することが多
い。最近、分子内に2個のアルキル鎖を有する疎水基と
適当な親水基を有してなる合成両性物質が水中で配向し
た凝集物を形成し、かつその相ダイヤグラムが天然のリ
ン脂質類と非常に類似していることも知られている。し
たがって、これらは新しいタイプの生体膜モデルとして
重視されている。その膜類似機能を失わずに実用的な系
にこれらの新規材料を適用するためには、重合体マトリ
ックス中にこれら材料を重合または固定化する適当な方
法が開発されなければならない。人工脂質(または液晶
材料)が重合体マトリックスに配合されている複合膜は
、ゲル−液晶相転移湿度で起る熱分子の熱運動の明確な
変化が水またはガス透過係数の上昇を生起させるので、
実用的な透過制御に適用できる。
一方、1−ドデカノイル−10−カルボキシメチル−1
,10−ジアザ−4,7,13,16−テトラオキサ−
18−クラウン−6(DCTC>は知られており、この
化合物が1,10−ジアザ−4,7,13,16−チト
ラオキサー18−クラウン−6より合成されることも知
られテイル[Bull、 Chem、 Soc、 Jp
n、、56.559−563 (1983)]。
ジクロロメタン溶液から溶媒を蒸発させることにより調
製した膜厚60±2μmのポリカーボネート/N−(4
−エトキシベンジリデン)−4−ブチルアニリン(EB
BA)  (4o:Co重量比)の二成分複合膜につい
て示差走査型熱分析(DSC)により調べたところ、D
SCのピークはEBBAの結晶−ネマチイック液晶相転
移(TKN−304K)tこ相当する305にである。
しかして、このピークは、DCTC(EBBAに対して
2゜9モル%)を添加しても影響されないのである。
これは、DCTOが膜相中に均一に分散しているためと
考えられる。
また、カリウムイオン透過の熱制御の測定結果は、DC
TCについては、〉ru+  CHCOOH=、NH”
 Ct−h Coo−においてpKa1=3゜45、〉
N l−1+C’l 12 COO≧〉N1」CH3C
O2−においてpK、1=6.99である。液状膜系に
おけるDCTCの輸送については、アニオン性カルボキ
シレートの助けにより膜相中に\NH2 COO−が有
効にカリウムイオンを抽出することを示しているが、ン
NH+Cl−12COO−は環状窒素のプロトン化のた
めに水相中へのカリウムイオンの放出を急速に起す。し
たがって、ポリカーボネート/FBBA−成分複合膜は
カリウムイオンを透過しない。これに対し、DCTCを
分散配合させた複合膜は全湿度範囲でカリウムイオンを
透過させる。
11、発明の目的 したがって、本発明の目的は、新規なりラウン(チオ)
エーテルおよびその製造方法を提供することにある。本
発明の他の目的は、特定湿度で特定のイオンを選択に透
過し1qる膜を形成し得る新規なりラウン(チオ)エー
テルおよびその製造方法を提供することにある。
これらの諸目的は、一般式■で表わされるクラウン(チ
ア1− )エーテル化合物により達成される。
[ただし、式中、x c、t oまたはs、yl、tc
ooz。
303 ZまたはPO3Z (ZはH、アルカリ金属ま
たはNH4)、1は1〜10の整数、mは1〜4の整数
、nは1〜4の整数、pは4〜21の整数であり、また
qは4〜21の整数である。1これらの諸目的は、一般
式II (ただし、X、Y、l、m#よびnは前記の通りである
。)で表わされるクラウン(チオ)エーテル化合物を、
一般式III (ただし、pおよびqは前記のとおりであり、またWは
ハロゲン原子である。)で表わされる0−(1,3−シ
アル]キシプロピ−2−イル)グリコール酸ハライドと
反応させることを特徴とする一般式■で表わされるクラ
ウン(チオ)エーテル化合物の製造方法によっても達成
される。
III、発明の具体的構成 本発明によるクラウン(チオ〉エーテルは、一般式■で
表わされる新規な化合物である。
この一般式■において、XはOまたはS1好ましくはO
,YはC00Z、SO3ZまたはPO3Z好ましくはc
oozまたは、SO3Z (ただし、ZはH、アルカリ
金属またはNH4、好ましくはHまたはアルカリ金属、
最も好ましくはH,NaまたはK)、1は1〜10の整
数、好ましくは1〜4の整数、最も好ましくは1〜2、
mは1〜4の整数、好ましくは1〜2の整数、最も好ま
しくは2、nは1〜4の整数、好ましくは1〜2の整数
、最も好ましくは2、pは4〜21の整数、好ましくは
11〜17の整数、最も好ましくは15、であり、また
qは4〜21の整数、好ましくは11〜17の整数、最
も好ましくは15である。
本発明による代表的なりラウン(チオ)エーテルとして
は、つぎのちのがある。
一般式■で表わされるクラウン(チオ)エーテル化合物
は、一般式n (ただし、xlYl 1、mおよびnは前記のとおりで
ある。)クラウン(チオ)エーテル化合物を、一般式1
■■ (ただし、pおよびqは前記のとおりであり、またWは
ハロゲン原子、好ましくはCΩまたはBr、最も好まし
くはCΩである。)で表わされる0−(1,3−ジアル
コキシプロピ−2−イル)グリコール酸ハライドと反応
させることにより得られる。
一般式IIで表わされる代表的なりラウン(チオ)エー
テルとしては、つぎのちのがある。
しかして、一般式■1で表わされる化合物は、例えば一
般式 (ただし、mおにびbは前記のとおりである。)と一般
式■で表される化合物V (Ct−h ) IY(ただ
し、1およびYは前記のとおりであり、また■はハロゲ
ン原子、好ましくはCΩまたはSrである)(V)と反
応させることにより得られる。
例えば、1,10−ジアザ−4,7,13,’16−テ
]へラオキサシクロオクタデカンと2−ブロモエタンス
ルホン酸塩と反応させることにより、2− (1’、1
0’−ジアザ−1°、7°、13’、16° −テトラ
オキサシクロオクタデジー1゛−イル)エタンスルホン
酢酸が合成される。同様に、1.10−ジアザ−4,7
,13,16−テトラチオキサシクロオクタデカンと2
−ブロモエタンスルホン酸塩と反応させることにより2
−(1°、10°−ジアザ−4“、7°、13”、16
° −テトラチアシクロオクタデジー1゛−イル)エタ
ンスルホン酸塩が合成される。また、一般式IIIで表
される0−(1,3−ジアルコキシプロピ−2−イル)
グリコール酸ハライドは、1.3−ジアルコキシグリセ
ロールをハロゲン化酢酸と反応させて(qられる0−(
1,3−ジアルコキシプロピ−2−イル)グリコール酸
を例えばチオニルクライト、チオニルブロマイド等のチ
オニルハライドのごときハロゲン化剤でハiゲン化する
こと(こより得られる。
一般式11で表わされるクラウン(チオ)エーテルと一
般式111で表わされるoi (1,3−ジアルコキシ
プロピ−2−イル)グリコール酸との反応は一1’0〜
+30℃、好ましくはO〜10℃の湿度で4〜12時間
、好ましくは6〜8時間行なわれる。一般式11の化合
物と一般式11の化合物の使用量はモル比で1:1〜2
、好ましくは1:1.2〜1.5である。この場合有機
溶媒中でハロゲン化水素捕捉剤の存在下に窒素、アルゴ
ン、ヘリウム等の不活性ガス雰囲気下に反応させること
が望ましい。
有機溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキサイド、テトうじドロフラン、ジオキサン、ジエ
チルエ−テル、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロル
エチレン、アセトニ1−リル、ベンゾニ1〜リル等があ
る。また、ハロゲン化水素捕捉剤としては、ジメチルア
ミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン、モノイソプロピルアミン、
ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、ブチ
ルアミン類、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン
、ヘキサメチレンジアミン、ピリジン、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム等がある。
このような有機溶媒中における一般式11で表わされる
クラウン(チオ)エーテルの濃度は0. 1〜0.5重
間%、好ましくは1.0〜2.0重量%である。また、
ハロゲン化水素捕捉剤は、反応中に発生するハロゲン化
水素に対して1〜30当量、好ましくは3〜10当量で
ある。
一般式■で表わされる本発明によるクラウン(チオ)エ
ーテルは、液晶を早する新規化合物であり、事実、室温
付近では直交二]ル下での観察より液晶の性質をもつこ
とが確認された。したがって、通常使用される液晶化合
物と同様な用途に使用される。また、このクラウン(チ
オ)エーテルは、他の公知の液晶を呈する化合物、例え
ばつぎの一般式VI [ただし、式中、a Ll O〜10の整数、好ましく
は1〜3の整数テアリ、またvはCH3(CH2)bO
(bはO〜10の整数、好ましくは1〜5の整数)また
はCNである。」で表わされる液晶化合物中に溶解させ
て相分離させることができる。
このように液晶中に液晶を相分離させ、これを重合体基
質中に分散させて形成した膜は、特定の湿度では特定の
イオン、例えばカリウムイオンを全く透過しないが所定
湿度を越えると急速に該イオンを透過するという性質を
有するので、この組成物はイオン透過膜あるいは湿度制
御用スイッチとしての用途がある。
 16 一 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 1.3−へキILデシルグリセロール10q(18ミリ
[ル)を乾燥テトラヒドロフラン400dに溶解し、水
素化ナトリウム10q (250ミリモル)を窒素ガス
雰囲気下に少量ずつ加えた。水素の発生が見られなくな
ったのち昇温し、テトラヒドロフランの還流下に、ブロ
モ酢酸13q(94ミリモル)をテトラヒドロフラン5
0meに溶解した溶液を撹拌下に2時間で滴下し、滴下
後さらに一昼夜テトラヒドロフラン還流下に撹拌しなが
ら放置した。反応終了後、メタノール100dを加えて
未反応の水素化ナトリウムを分解し、溶媒を減圧留去し
た。残留物をジエチルエーテル200dに溶解し、F)
 I−1= 1の塩1200m!!で2回洗浄し、エー
テル相硫酸ナトリウムを入れ、−夜装置した。ついで、
濾過して硫酸ナトリウムを除き、エーテルを減圧留去し
た。その残留物をリグロインに熱時溶解し、リグロイン
より再結晶させて〇− (1,3−ジヘキサデシロキシ
プロピ−2−イル)グリコール酸を得た。その−次結晶
(融点60〜61.5°C)は7.480であり、また
、二次結晶(融点60〜62℃)はO,,47gであっ
た。
したがって、収率は73.8%である。このものについ
て、赤外線吸収スペクトル、NMRおよび元素分析の結
果は、つぎのとおりである。
3130       ν。11カルボン酸2925.
2845   シC11 1745シC=0カルボン酸 1470        δC−11 1155,1125シc−o−cエーテルNMR(CC
嚢」ヨ」姐堰TM旦y O,91t6Cト13 1.28           m      60 
     Cトh3.36      m     4
   0CH24,07s     I    Ct−
1元素分析 a市 実測  差 H12,3712,44+0.07 0  74.25 74.31  +0.06N   
  O 以上の方法で得られた0−(1,3−ジヘキサデシロキ
シプロピ−2−イル)グリコール酸を、塩化チオニル4
0IId!(550d)に溶解し、ジメチルホルムアミ
ドを1〜2滴加え、塩化チオニルの還流下に2時間反応
させた。常圧下に塩化チオニルを留去させたのち、減圧
下で完全に除去し、液状のQ−(1,3−ジヘキサデシ
ロキシプロピ−2一イル)グリコリルクロライト4.2
3CJ(6゜85ミリモル)を得た(収率97.2%、
確認■Rvc−〇酸りロライドー1810CIIl−1
)010−カルボキシメチル−1,10−ジアザ−4,
7,13,16−テトラオキサ−18−クラウン−63
,48に1(10,2ミリモル)を乾燥ジメチルホルム
アミド50dに溶解し、トリエチルアミン3dを加えた
のら、Q−(1,3−ジヘキサデシロキシプロピ−2−
イル)グリコリルクロリドをクロロホルム2!Mに溶解
した溶液を窒素気流下に水浴撹拌下に2時間で滴下した
。4時間反応させたのち、水30dを加え、ついでクロ
ロホルム70−で抽出した。クロロホルム相を減圧下で
完全に溶媒除去し、さらにクロロホルムを加え、薄層ク
ロマトグラフィで分離した く展開剤CH(d13 :
エタノールー4:1(容量比):Rf=0.4〜0゜1
)。シルカゲルをメタノールで抽出し、濃縮乾固し、ク
ロロホルムに溶解し、濾過したのち、濃縮乾固し、1−
 [0−(1’、3° −ジヘキサデシロキシプロピ−
2−イル)グリコリル−10−カルボキシメチル−1,
10−ジアザ−4,7,13,16−テトラオキザシク
ロオクタデカン1.14CIを固形物として得た(収率
27.0%)。051H10oN201o=901.4
.また、赤外線吸収スペクトル、NMRおよび元素分析
の結果はつぎのとおりであり、さらに赤外線吸収スペク
トルおよびNMRのチャートは、それぞれ第1図および
第2図のとおりであった。
3400         ν。−■カルボン酸十水2
920.2850    vc−、メチレン1680 
        ν。2oカルボン酸1620.160
0    v、oアミド1465        δC
−H 1120ν。−o−cエーテル NMR(C[匹I罰、」相堰1眸旦y O,91t    lCH3 1,28m   9 +C[12−)−T−4−元素分
析 ト1   11.18    9.90   11.3
8      −1.28    +0.20C67,
9655,5468,05−12,42+0.09N 
  3.11  2.29  2.78   −0.8
2  −0.338純度87%として計算 N層りロマトグラフィ1スポットRf=0.28[CH
Cdh  :エタノールー4:11実施例2 1.10−ジアザ−4,7,13,16−テ1〜ラオキ
サシクロオクタデカン2.OOg(7,62ミリモル)
と2−ブ日モエタンスルホン酸ナトリウム2.030(
純度(86,8%)、8.41ミリモル)を水50ni
に溶解した。水の環流下に反応を5日間行なった[終点
確認:ペーパークロマトグラフィ:イソプロパノール:
5%NH4/H20=3 :1(容量比)]。0.IN
の水酸化ナトリウムでpHを12.0に調製したのち、
クロロホルムで未反応のクラウンエーテルを除去し、つ
いで水溶液を濃縮乾固した(pH滴定により97%で第
三級アミン確認)。固形物をエタノールに溶解し、濾過
したのち、エタノールを減圧留去し、2−(1’、10
°−ジアザ4゛、1°、13”、16゛  −テトラオ
キサシクロオクタデジー1゛−イル)エタンスルホン酸
ナトリウム塩4.190を得た(純度(75,6%、収
率11.2%、C14日3ON207S・1゜5H20
・1 、17NaBr ) 、 C14H3ON207
S=370.4゜また赤外線吸収スペクi−ル、NMR
および元素分析の結果はつぎのとおりであった。この化
合物を超音波の作用下に水中に・分散させたもの(0,
2重量%、pH6,0)をモリブデン酸アンモニウムで
染色して2万倍の電子顕微鏡でll&彰した写真は第3
表のとおりであった。
〜3400                ν。−1
1(N20)2880.2810    ν。11 1634        δ  (N20)−H 14606C−H 1352(NH4) 1175        ν。、8o3−スルホン酸1
137.1105    シC−0−Cエーテル104
0          シ8スルホン酸3.71   
  t    4   −CH20−4,698−N2
0 ト1    8.10    6.93    6.7
9     −1゜17    +0.14C45,3
935,0534,21−9,89十0.74N   
7.56   5.35   5.72   −2.2
1  −0.37C/N’6.00    6.55 
   6.00      +0.55    +Q。
55’ C14H3ON207 S ・1.51120
 ・0.9N3r このようにして得られた2−(1°、10゛−ジアザ4
°、7’、13°、16゛  −テ1−ラオキサシク口
オクタデシ−1゛−イル)エタンスルホン酸ナトリウム
塩に、実施例1と同様の方法により0−(1,3−ジヘ
キサデシロキシプロピ−2−イル)グリコリルクロライ
ドを反応させたところ、2−[1°−10−(1”、3
”  −ジヘキサデシロキシプロピ−21−イル)グリ
コリル]−1°、10°−ジアザ−4゛、1°、13’
、16’  −テ1−ラオキサシク口オクタデシ−10
° −イル]エタンスルホン酸ナトリウム塩1.000
を固形物として得た(収率13.8%)。c51H10
2N2011S=951 、4゜また、赤外線吸収スペ
クトル、NMRおよび元素分析の結果は、っぎのとおり
であった。
2940.2840    ν。■ 1640       ν。2゜ 1465        δ。11 1210.1040    シ8o3−1100   
     1′c−o−cO,88t    6CI+
3 1、26    m   56  (Ct12 )14
2.66    t    4  NCll2(リング
)3.04    t    2  NCH2(エタン
スルホン酸) 3.42    t   、8  CH203,54t
    2 5CH2 3,64t   16 0C112(リング)3、80
    m    4  C0NCH2<’)ング)3
、80    m    2  C112CO4,30
゛S    1  ンC[1〇元素分析 試験値 大型■ 実測値″′  差8 ト1.   10.90     9.82    1
0.91       +0.DIC64,3157,
8164,2,3−0,08N   2.94  3.
34  2.60  −0.38C/N  21.87
 24.70 24.70  − +2.83′純度9
2.5%として(不純物は無機塩)実施例3 1.10−ジアザチアクラウン2.000(6,12ミ
リモル)およびクロロ酢酸0.80g(8゜40ミリモ
ル)を水/ジメチルホルムアミドー1/1(容量比)の
混合溶媒中に溶解させた。室温では完全には溶解しない
ため、60℃に加熱して溶解させ、pl−1を約9に調
整した。得られた溶液を100℃で環流下に8時間反応
させた(電位差滴定で反応が進行しているのを確認)。
反応後、水100dを加えて濾過し、濾液をベンピンで
抽出し、未反応のチアクラウンを除去した。水相を減圧
下に濃縮乾固し、ジメチルホルムアミドを可能な限り除
去したのち、クロロホルムに溶解し、濾過したのち濃縮
乾固し、N−カルボキシル−1゜10−ジアザ−4,7
,13,16−チトラチアシクロオクタデカン0.64
0(1,66ミリモル)を得た(収率27.18%)。
その赤外吸収スペクトルは、つぎのとおりであった。
34−00         ν。−■カルシボン酸十
水2920.2820    シロ−11メチレン〜1
590        vC−O+δ011カルボン酸
十水 1410        δ。−〇 このようにして得られたN−カルボキシメチル−i、i
o−ジアザ−4,7,13,16−テトラチア−18−
クラウン−6に、実施例1と同様の方法によりO−(1
,3−ジヘキサデトロキシプロピ−2−イル)グリコリ
ルクロライドを反応させたところ、1−[0−(1’ 
、3°−ジヘキサデ′シロキシプロピ−2゜−イル)グ
リ]リル]−10−カルボキシメチ−ル−1.10−ジ
アザ−4,7,13,16−チトラチアシクロAクタデ
カン0.、43 (:Iを得た (収率26.8%) 
。C51H100N2 o6S 4=965.6゜IV
、発明の具体的効果 本発明1こよるクラウン(チオ)エーテルは、前記一般
式Iで表わされる新規化合物であり、液晶物質であるか
ら、通常の液晶装置用の液晶として使用できるだけでな
く、他の液晶中に混合分散させると相分離を生じるので
、これを重合体基質中に分散させて形成した膜は、特定
の湿度では特定のイオン、例えばカリウムイオンを全く
透過しないが所定温石を越えると急速に該イオンを透過
するという性質を有するので、この組成物はイオン透過
膜、湿度制御用スイッチないしセンサーとしてしうでき
る。
また、前記一般式■で表わされるクラウン(チオ)エー
テルは、一般式■1で表わされるクラウン(チオ)エー
テルを一般式IIIで表わされるO−(1,3−シアル
]キシプロピ−2−イル)グリコール酸ハライドと反応
させることにより得られるので、製造lJi容易であり
、しかも1qられる化合物は前記のごとき有用↑1を有
している。
【図面の簡単な説明】
第1図(A本発明によるクラウン(チオ)エーテルの赤
外線吸収スペク1〜ルチV7−1−1第2図は該クラウ
ン(チオ)−[−チルのN!11/lRチャーl〜であ
り、また第3図1.1本発明によるクラウン(チオ)王
−チル液晶の電子顕微鏡写真である。 特約出願人     ナルし株式会ネ1       
− 31−′、”’ 、:’、、”’=”、’゛  V
ゾ肇(〆)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [ただし、式中、XはOまたはS、YはCOOZ、SO
    _3ZまたはPO_3Z(ZはH)アルカリ金属または
    NH_4)、lは1〜10の整数、mは1〜4の整数、
    nは1〜4の整数、pは4〜21の整数であり、またq
    は4〜21の整数である。]で表わされるクラウン(チ
    オ)エーテル化合物。
  2. (2)一般式 I において、YはCOOZまたはSO_
    3Z(Zは前記のとおりである)、lは1〜4の整数、
    mは1〜2の整数、nは1〜2の整数、pは11〜17
    の整数であり、またqは11〜17の整数である特許請
    求の範囲第1項に記載の化合物。
  3. (3)一般式 I において、YはCOOZまたはSO_
    3Z(Zは前記のとおりである)、lは1、mおよびn
    は2であり、またpおよびqは15である特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の化合物。
  4. (4)一般式III ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [ただし、式中、XはOまたはS、YはCOOZ、SO
    _3ZまたはPO_3Z(ZはH、アルカリ金属または
    NH_4)、lは1〜10の整数、mは1〜4の整数、
    nは1〜4の整数の整数である。]で表わされるクラウ
    ン(チオ)エーテル化合物を、一般式III ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (ただし、pは4〜21の整数、qは4〜21の整数で
    あり、またWはハロゲン原子である。)で表わされる反
    応させることを特徴とする一般式 I ▲数式、化学式、
    表等があります▼( I ) (ただし、X、Y、l、m、n、pおよびqは前記のと
    おりである。)で表わされるクラウン(チオ)エーテル
    化合物の製造方法。
  5. (5)一般式 I 、II、およびIIIにおいて、YはCOO
    ZまたはSO_3Z(Zは前記のとおりである。 )、lは1〜4の整数、mは1〜2の整数、nは1〜2
    の整数、pは11〜17の整数であり、またqは11〜
    17の整数である特許請求の範囲第4項に記載の製造方
    法。
  6. (6)一般式 I 、IIおよびIIIにおいて、YはCOOZ
    またはSO_3Z(Zは前記のとおりである。 )、lは1、mおよびnは2であり、またpおよびqは
    15である特許請求の範囲第4項または第5項に記載の
    製造方法。
  7. (7)反応湿度は−10〜+30℃である特許請求の範
    囲第4項ないし第6項のいずれか一つに記載の製造方法
  8. (8)反応はハロゲン化水素捕捉剤の存在下に有機溶媒
    中で行なわれる特許請求の範囲第4項ないし第7項のい
    ずれか一つに記載の製造方法。
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