JPS61258914A - 自動車排気管のダイナミックダンパ装置 - Google Patents
自動車排気管のダイナミックダンパ装置Info
- Publication number
- JPS61258914A JPS61258914A JP10031785A JP10031785A JPS61258914A JP S61258914 A JPS61258914 A JP S61258914A JP 10031785 A JP10031785 A JP 10031785A JP 10031785 A JP10031785 A JP 10031785A JP S61258914 A JPS61258914 A JP S61258914A
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- JP
- Japan
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- dynamic damper
- exhaust pipe
- metal fitting
- cylindrical metal
- damper base
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、自動車の排気管に取り付けられて、そのエン
ジン振動に基づくところの共振を効果的に抑制するため
のダイナミックダンパ装置に関するものである。
ジン振動に基づくところの共振を効果的に抑制するため
のダイナミックダンパ装置に関するものである。
(従来技術)
自動車の排気管は、マニホールドを介してエンジンに直
接に接続されているところから、かかるマニホールドを
介してエンジン振動を受けることとなり、また、それが
細長いものであるところから、振動し易く、幾つかの共
振点を持つことが知られている。而して、このようなエ
ンジン振動に基づく排気管の共振は、パイプ溶接部の疲
労強度等に問題を発生せしめるために、それを可及的に
抑制してやることが望ましい。
接に接続されているところから、かかるマニホールドを
介してエンジン振動を受けることとなり、また、それが
細長いものであるところから、振動し易く、幾つかの共
振点を持つことが知られている。而して、このようなエ
ンジン振動に基づく排気管の共振は、パイプ溶接部の疲
労強度等に問題を発生せしめるために、それを可及的に
抑制してやることが望ましい。
このため、従来にあっては、第6図に示される如き構造
の振動吸収器としてのダイナミックダンパ装置が排気管
の所定位置に取り付けられ、その共振を抑制するように
している。すなわち、かかるダイナミックダンパ装置は
、適当な質量を有するマス2と取付側金具4とそれらを
つなぐゴム体6とからなり、適当な取付部材を介して排
気管8に取り付けられるようになっており、これによっ
て排気管8の共振時の振幅を小さく押さえるようにして
いるのである。
の振動吸収器としてのダイナミックダンパ装置が排気管
の所定位置に取り付けられ、その共振を抑制するように
している。すなわち、かかるダイナミックダンパ装置は
、適当な質量を有するマス2と取付側金具4とそれらを
つなぐゴム体6とからなり、適当な取付部材を介して排
気管8に取り付けられるようになっており、これによっ
て排気管8の共振時の振幅を小さく押さえるようにして
いるのである。
(問題点)
しかしながら、かかる従来のダイナミックダンパ装置に
おいては、フェイルセーフ機能がなく、しかもゴム体6
に対して予備圧縮をかけることができないために、かか
るゴム体6とマス2、あるいは取付側金具4°との間の
接着部に剥離が生じ易く、マス2が脱落して無くなって
しまう恐れがあった。
おいては、フェイルセーフ機能がなく、しかもゴム体6
に対して予備圧縮をかけることができないために、かか
るゴム体6とマス2、あるいは取付側金具4°との間の
接着部に剥離が生じ易く、マス2が脱落して無くなって
しまう恐れがあった。
また、このようなダイナミックダンパ装置においては、
マス2を連結するゴム体6がブロック状とされていると
ころから、排気管の長手方向およびそれに直角な方向に
それぞれ要求されるマス2の異なる共振周波数をチュー
ニングすることは、極めて困難であったのである。
マス2を連結するゴム体6がブロック状とされていると
ころから、排気管の長手方向およびそれに直角な方向に
それぞれ要求されるマス2の異なる共振周波数をチュー
ニングすることは、極めて困難であったのである。
(解決手段)
ここにおいて、本発明は、かかる問題を悉く解消し得る
自動車排気管のダイナミックダンパ装置を提供するもの
であって、その特徴とするところは、同心的に位置せし
めた、質量体としての外筒金具と取付側金具としての内
筒金具とを、それらの間に介在させた所定の粘弾性体に
て連結してなるダイナミックダンパ基体を用い、このダ
イナミックダンパ基体を、壱の内筒金具に挿通せしめた
軸部材の両端部において、所定の取付ブラケットにて支
持せしめ、排気管に取り付けるようにしたことにある。
自動車排気管のダイナミックダンパ装置を提供するもの
であって、その特徴とするところは、同心的に位置せし
めた、質量体としての外筒金具と取付側金具としての内
筒金具とを、それらの間に介在させた所定の粘弾性体に
て連結してなるダイナミックダンパ基体を用い、このダ
イナミックダンパ基体を、壱の内筒金具に挿通せしめた
軸部材の両端部において、所定の取付ブラケットにて支
持せしめ、排気管に取り付けるようにしたことにある。
なお、かかるダイナミックダンパ装置にあっては、前記
粘弾性体は、一般に、前記外筒金具と内筒金具とを複数
の径方向に延びる脚部によって連結せしめるようにした
構造とされることが望ましく、これによってばねとして
作用する粘弾性体におけるばねの方向性をより効果的に
解消して、チューニングを容易となすのである。
粘弾性体は、一般に、前記外筒金具と内筒金具とを複数
の径方向に延びる脚部によって連結せしめるようにした
構造とされることが望ましく、これによってばねとして
作用する粘弾性体におけるばねの方向性をより効果的に
解消して、チューニングを容易となすのである。
また、前記ダイナミックダンパ基体の外筒金具と該外筒
金具に対向する排気管部位との間の空間には、望ましく
は、所定の遮熱板が設けられ、これによって該排気管か
らの輻射熱を遮蔽して、かかるダイナミックダンパ基体
の劣化、より具体的には粘弾性体の熱による劣化を防止
して、その耐久性を向上するようにされる。そしてその
際、遮熱板は、好適にはU字形状において形成され、そ
のU字の両端部が前記内筒金具に挿通された軸部材の両
端部にそれぞれ取り付けられる構成が採用されることと
なる。
金具に対向する排気管部位との間の空間には、望ましく
は、所定の遮熱板が設けられ、これによって該排気管か
らの輻射熱を遮蔽して、かかるダイナミックダンパ基体
の劣化、より具体的には粘弾性体の熱による劣化を防止
して、その耐久性を向上するようにされる。そしてその
際、遮熱板は、好適にはU字形状において形成され、そ
のU字の両端部が前記内筒金具に挿通された軸部材の両
端部にそれぞれ取り付けられる構成が採用されることと
なる。
さらに、本発明にあっては、一般に、前記軸部材と前記
取付ブラケットとの取付部に断熱ワッシャが介装せしめ
られ、これによって該取付ブラケットから前記ダイナミ
ックダンパ基体側への伝熱が効果的に抑制せしめられる
ようにされる。
取付ブラケットとの取付部に断熱ワッシャが介装せしめ
られ、これによって該取付ブラケットから前記ダイナミ
ックダンパ基体側への伝熱が効果的に抑制せしめられる
ようにされる。
(実施例)
次に、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明の実施例を、図面に基づいて詳細に説明することとす
る。
明の実施例を、図面に基づいて詳細に説明することとす
る。
まず、第1図および第2図において、10はダイナミッ
クダンパ基体である。このダイナミックダンパ基体10
は、第3図および第4図からも明らかなように、所定の
質量を有する質量体としての外筒金具12とそれよりも
長さのやや長い取付側金具としての内筒金具14とを同
心的に位置せしめ、そしてそれらが粘弾性体としてのゴ
ム16にて連結せしめられることによって、構成されて
いるのである。また、この外筒金具12と内筒金具14
とを連結するゴム16は、図示の如く、周方向に所定の
間隔を隔てて配置され、径方向にそれぞれ延びる4つの
脚部18によって構成されている。なお、かかるダイナ
ミックダンパ基体10は、一般に、外筒金具12と内筒
金具14の存在下にゴム16を加硫成形することによっ
て製造され、更にその加硫成形後に、外筒金具12を絞
り加工することによって、ゴム16に対して予備圧縮が
加えられている。
クダンパ基体である。このダイナミックダンパ基体10
は、第3図および第4図からも明らかなように、所定の
質量を有する質量体としての外筒金具12とそれよりも
長さのやや長い取付側金具としての内筒金具14とを同
心的に位置せしめ、そしてそれらが粘弾性体としてのゴ
ム16にて連結せしめられることによって、構成されて
いるのである。また、この外筒金具12と内筒金具14
とを連結するゴム16は、図示の如く、周方向に所定の
間隔を隔てて配置され、径方向にそれぞれ延びる4つの
脚部18によって構成されている。なお、かかるダイナ
ミックダンパ基体10は、一般に、外筒金具12と内筒
金具14の存在下にゴム16を加硫成形することによっ
て製造され、更にその加硫成形後に、外筒金具12を絞
り加工することによって、ゴム16に対して予備圧縮が
加えられている。
そして、このようなダイナミックダンパ基体10が、第
1図および第2図に示される如く、その内筒金具14内
に軸部材としてのボルト20が挿通せしめられ、その両
端部で且つダイナミックダンパ基体10の軸方向におけ
る両端部分の位置において、略U字形を為す取付ブラケ
ット22にて支持されて、排気管24に取り付けられて
いる。
1図および第2図に示される如く、その内筒金具14内
に軸部材としてのボルト20が挿通せしめられ、その両
端部で且つダイナミックダンパ基体10の軸方向におけ
る両端部分の位置において、略U字形を為す取付ブラケ
ット22にて支持されて、排気管24に取り付けられて
いる。
より具体的には、排気管24に固定された取付ブラケッ
ト22内にダイナミックダンパ基体10が位置せしめら
れた状態で、かかる取付ブラケット22の両端部の取付
孔26および内筒金具14内にボールド20が挿通せし
められて、ナツト28にて固定せしめられるようになっ
ているのである。
ト22内にダイナミックダンパ基体10が位置せしめら
れた状態で、かかる取付ブラケット22の両端部の取付
孔26および内筒金具14内にボールド20が挿通せし
められて、ナツト28にて固定せしめられるようになっ
ているのである。
また、かかるダイナミックダンパ基体10の取付けに際
して、はぼU字形形状を為す遮熱板30が、外筒金具1
2とそれに対向する排気管24部位との間の空間内に位
置するように、同様にボルト20に挿通せしめられて取
り付けられている。
して、はぼU字形形状を為す遮熱板30が、外筒金具1
2とそれに対向する排気管24部位との間の空間内に位
置するように、同様にボルト20に挿通せしめられて取
り付けられている。
更にまた、取付ブラケット22からの伝熱を阻止するた
めに、石綿等の断熱性材料からなる断熱ワッシャ32が
、かかる取付ブラケット22の取付部の両側に介装せし
められている。
めに、石綿等の断熱性材料からなる断熱ワッシャ32が
、かかる取付ブラケット22の取付部の両側に介装せし
められている。
かくの如き構造のダイナミックダンパ装置は、排気管2
4の最も共振を抑制するに有効な部位、例えば第5図に
示される如く、マフラ34と触媒コンバータ36との間
の排気管24における、触媒コンバータ36側に近接し
た位置に取り付けられることとなるのである。そして、
排気管24の共振時には、質量体としての外筒金具12
とばね −としてのゴム16を含んで構成さ
れるダイナミックダンパ機構の作用によって、振動の減
衰を効果的に行なわしめて、その振幅を小さくすること
ができるのである。
4の最も共振を抑制するに有効な部位、例えば第5図に
示される如く、マフラ34と触媒コンバータ36との間
の排気管24における、触媒コンバータ36側に近接し
た位置に取り付けられることとなるのである。そして、
排気管24の共振時には、質量体としての外筒金具12
とばね −としてのゴム16を含んで構成さ
れるダイナミックダンパ機構の作用によって、振動の減
衰を効果的に行なわしめて、その振幅を小さくすること
ができるのである。
そして、このような構造のダイナミックダンパ装置にあ
っては、ダイナミックダンパ基体10に対してポル1−
20を挿通せしめて、その両端部を取付ブラケット22
にて支持する構造となっているところから、かかるダイ
ナミックダンパ基体10を構成する外筒金具12が脱落
することが全くなく、それ故、従来の装置とは異なり、
有効なフェイルセーフ機能が発揮され得ることとなった
のであり、しかもばねとして機能するゴム16は、外筒
金具12と内筒金具14との間に介在せしめられている
ところから、かかる外筒金具12に対して絞り操作を加
えたり、あるいは内筒金具14側を拡径することによっ
て、容易に予備圧縮が加えられ得ることとなるところか
ら、かかるゴム16と外筒金具12や内筒金具14との
間の接着面の剥離の問題も、効果的に軽減され得ること
となり、以てその耐久性を著しく向上せしめ得ることと
なったのである。
っては、ダイナミックダンパ基体10に対してポル1−
20を挿通せしめて、その両端部を取付ブラケット22
にて支持する構造となっているところから、かかるダイ
ナミックダンパ基体10を構成する外筒金具12が脱落
することが全くなく、それ故、従来の装置とは異なり、
有効なフェイルセーフ機能が発揮され得ることとなった
のであり、しかもばねとして機能するゴム16は、外筒
金具12と内筒金具14との間に介在せしめられている
ところから、かかる外筒金具12に対して絞り操作を加
えたり、あるいは内筒金具14側を拡径することによっ
て、容易に予備圧縮が加えられ得ることとなるところか
ら、かかるゴム16と外筒金具12や内筒金具14との
間の接着面の剥離の問題も、効果的に軽減され得ること
となり、以てその耐久性を著しく向上せしめ得ることと
なったのである。
しかも、かかるダイナミックダンパ基体10を構成する
外筒金具12と内筒金具14とを連結するゴム16によ
る連結構造も、比較的自由度が高く、任意に設計するこ
とができ、例えば脚部18の個数や形状を変化せしめる
ことにより、ダイナミックダンパ基体10の軸方向(排
気管24の長手方向)や、それに直角な方向における質
量体としての外筒金具12の共振周波数を、比較的自由
に設計することができるところから、かかるダイナミッ
クダンパ基体10のばねの方向性がなく、チューニング
操作が容易である特徴も、発揮するのである。
外筒金具12と内筒金具14とを連結するゴム16によ
る連結構造も、比較的自由度が高く、任意に設計するこ
とができ、例えば脚部18の個数や形状を変化せしめる
ことにより、ダイナミックダンパ基体10の軸方向(排
気管24の長手方向)や、それに直角な方向における質
量体としての外筒金具12の共振周波数を、比較的自由
に設計することができるところから、かかるダイナミッ
クダンパ基体10のばねの方向性がなく、チューニング
操作が容易である特徴も、発揮するのである。
さらに、従来の自動車排気管のダイナミックダンパ装置
では、排気管24からの輻射熱を、ゴム等の粘弾性体が
取付側金具を介して受けて、劣化せしめられる恐れがあ
ったが、上側の如き構造によれば、ダイナミックダンパ
基体10と排気管24との間の空間を仕切るように、遮
熱板30が設けられているところから、そのような排気
管24からの輻射熱も良好に遮蔽され、ダイナミックダ
ンバ基体10を構成するゴム16の劣化が効果的に抑制
され得て、その耐久性も向上せしめられ得るのである。
では、排気管24からの輻射熱を、ゴム等の粘弾性体が
取付側金具を介して受けて、劣化せしめられる恐れがあ
ったが、上側の如き構造によれば、ダイナミックダンパ
基体10と排気管24との間の空間を仕切るように、遮
熱板30が設けられているところから、そのような排気
管24からの輻射熱も良好に遮蔽され、ダイナミックダ
ンバ基体10を構成するゴム16の劣化が効果的に抑制
され得て、その耐久性も向上せしめられ得るのである。
更にまた、上例の構造にあっては、取付ブラケット22
を介しての排気管24からの伝熱に対しても、該取付ブ
ラケット22とボルト20の取付部に断熱ワッシャ32
が介装せしめられているところから、ダイナミックダン
パ基体10側への伝熱も良好に抑制されているのである
。これによって、伝熱によるゴム16の劣化も効果的に
抑制されることとなる。
を介しての排気管24からの伝熱に対しても、該取付ブ
ラケット22とボルト20の取付部に断熱ワッシャ32
が介装せしめられているところから、ダイナミックダン
パ基体10側への伝熱も良好に抑制されているのである
。これによって、伝熱によるゴム16の劣化も効果的に
抑制されることとなる。
なお、上例の構造においては、ダイナミックダンパ基体
10を支持する取付ブラケット22は、。
10を支持する取付ブラケット22は、。
はぼU字形の形状において形成され、これによって排気
管24への取付が容易となるように構成されているが、
そのような形状のもののみに限られるものでは決してな
く、ダイナミックダンパ基体10をそれに挿通せしめら
れた軸部材(20)の両端部において支持することので
きる構造であれば、如何なる形状の取付ブラケットを用
いても何等差支えなく、また遮熱板30も、上例の如き
ボルト20に挿通されて装着せしめられる構造に変えて
、取付ブラケット22等に支持せしめるようにした構造
等も適宜に採用可能である。
管24への取付が容易となるように構成されているが、
そのような形状のもののみに限られるものでは決してな
く、ダイナミックダンパ基体10をそれに挿通せしめら
れた軸部材(20)の両端部において支持することので
きる構造であれば、如何なる形状の取付ブラケットを用
いても何等差支えなく、また遮熱板30も、上例の如き
ボルト20に挿通されて装着せしめられる構造に変えて
、取付ブラケット22等に支持せしめるようにした構造
等も適宜に採用可能である。
その他、−々例示はしないが、本発明には、本発明の趣
旨を逸脱しない限りにおいて種々なる変更、修正、改良
等を加え得るものであって、本発明が、そのような異な
る実施形態のものをも含むものであること、言うまでも
ないところである。
旨を逸脱しない限りにおいて種々なる変更、修正、改良
等を加え得るものであって、本発明が、そのような異な
る実施形態のものをも含むものであること、言うまでも
ないところである。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明に従うダイナミ
ックダンパ装置は、自動車の排気管に取り付けられてそ
の共振現象を効果的に抑制せしめ得るものであって、し
かも振動体たる排気管に、ゴムの如き粘弾性体を介して
取り付けられる質量体が筒状の外筒金具として構成され
、そしてかかる外筒金具を貫通するように軸部材が設け
られて、その両端部がそれぞれ取付ブラケットにて支持
せしめられ得るようになっているところから、万一外筒
金具が粘弾性体から外れても、それが脱落して無くなっ
てしまうようなことは全くなく、ここニ有効なフェイル
セーフ機能が発揮され得るのである。また、かかる外筒
金具の粘弾性体にょる内筒金具への連結においても、そ
の連結の自由度が高いために、かかる粘弾性体のばねの
方向性の影響を比較的受けるようなこともなく、共振周
波数のチューニング操作を効果的に為し得ることとなっ
たのである。
ックダンパ装置は、自動車の排気管に取り付けられてそ
の共振現象を効果的に抑制せしめ得るものであって、し
かも振動体たる排気管に、ゴムの如き粘弾性体を介して
取り付けられる質量体が筒状の外筒金具として構成され
、そしてかかる外筒金具を貫通するように軸部材が設け
られて、その両端部がそれぞれ取付ブラケットにて支持
せしめられ得るようになっているところから、万一外筒
金具が粘弾性体から外れても、それが脱落して無くなっ
てしまうようなことは全くなく、ここニ有効なフェイル
セーフ機能が発揮され得るのである。また、かかる外筒
金具の粘弾性体にょる内筒金具への連結においても、そ
の連結の自由度が高いために、かかる粘弾性体のばねの
方向性の影響を比較的受けるようなこともなく、共振周
波数のチューニング操作を効果的に為し得ることとなっ
たのである。
第1図は本発明に従うダイナミックダンパ装置の一例を
示す縦断面説明図であって、第2図におけるI−I断面
に相当するものであり、第2図は第1図における1r−
n断面説明図であり、第3図は第1図および第2図に例
示の装置におけるダイナミックダンパ基体の縦断面図で
あって、第4図における■−■断面に相当するものであ
り、第4図は第3図におけるIV−IV断面説明図であ
り、第5図は排気管に対するダイナミックダンパ装置の
取付は位置の一例を示す説明図であり、第6図は従来の
ダイナミックダンパ装置を示す断面説明図である。
示す縦断面説明図であって、第2図におけるI−I断面
に相当するものであり、第2図は第1図における1r−
n断面説明図であり、第3図は第1図および第2図に例
示の装置におけるダイナミックダンパ基体の縦断面図で
あって、第4図における■−■断面に相当するものであ
り、第4図は第3図におけるIV−IV断面説明図であ
り、第5図は排気管に対するダイナミックダンパ装置の
取付は位置の一例を示す説明図であり、第6図は従来の
ダイナミックダンパ装置を示す断面説明図である。
Claims (5)
- (1)同心的に位置せしめた、質量体としての外筒金具
と取付側金具としての内筒金具とを、それらの間に介在
させた所定の粘弾性体にて連結してなるダイナミックダ
ンパ基体を用い、このダイナミックダンパ基体を、その
内筒金具に挿通せしめた軸部材の両端部において所定の
取付ブラケットにて支持せしめ、排気管に取り付けるよ
うにしたことを特徴とする自動車排気管のダイナミック
ダンパ装置。 - (2)前記粘弾性体が、前記外筒金具と内筒金具とを複
数の径方向に延びる脚部によって連結せしめている特許
請求の範囲第1項記載のダイナミックダンパ装置。 - (3)前記ダイナミックダンパ基体の外筒金具と該外筒
金具に対向する排気管部位との間の空間に、所定の遮熱
板を設けて、該排気管からの輻射熱を遮蔽するようにし
た特許請求の範囲第1項又は第2項記載のダイナミック
ダンパ装置。 - (4)前記遮熱板が略U字形状を為し、そのU字の両端
部が前記内筒金具に挿通された軸部材の両端部にそれぞ
れ取り付けられている特許請求の範囲第3項記載のダイ
ナミックダンパ装置。 - (5)前記軸部材と前記取付ブラケットとの取付部に断
熱ワッシャが介装せしめられて、該取付ブラケットから
前記ダイナミックダンパ基体側への伝熱が抑制されてい
る特許請求の範囲第1項乃至第4項の何れかに記載のダ
イナミックダンパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10031785A JPS61258914A (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 自動車排気管のダイナミックダンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10031785A JPS61258914A (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 自動車排気管のダイナミックダンパ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61258914A true JPS61258914A (ja) | 1986-11-17 |
JPH0333895B2 JPH0333895B2 (ja) | 1991-05-20 |
Family
ID=14270804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10031785A Granted JPS61258914A (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 自動車排気管のダイナミックダンパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61258914A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100362403B1 (ko) * | 2000-10-18 | 2002-11-23 | 기아자동차주식회사 | 자동차용 배기 시스템의 러버 |
JP2004169795A (ja) * | 2002-11-19 | 2004-06-17 | Suzuka National College Of Technology | ばね装置 |
US6851506B2 (en) * | 2001-12-07 | 2005-02-08 | Trelleborg Ysh, Inc. | Heat shield for exhaust insulator |
WO2006119891A1 (de) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | SGF SüDDEUTSCHE GELENKSCHEIBENFABRIK GMBH & CO. KG | Schwingungstilger, insbesondere zur anbringung an einem getriebeschalthebel eines kraftfahrzeugs |
JP2008025465A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両の排気管構造 |
KR20150044530A (ko) * | 2013-10-17 | 2015-04-27 | 현대자동차주식회사 | 차량의 드라이브샤프트 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5053519U (ja) * | 1973-09-19 | 1975-05-22 |
-
1985
- 1985-05-10 JP JP10031785A patent/JPS61258914A/ja active Granted
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JPS5053519U (ja) * | 1973-09-19 | 1975-05-22 |
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JPH0333895B2 (ja) | 1991-05-20 |
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