JPS6125748Y2 - - Google Patents

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JPS6125748Y2
JPS6125748Y2 JP1984081643U JP8164384U JPS6125748Y2 JP S6125748 Y2 JPS6125748 Y2 JP S6125748Y2 JP 1984081643 U JP1984081643 U JP 1984081643U JP 8164384 U JP8164384 U JP 8164384U JP S6125748 Y2 JPS6125748 Y2 JP S6125748Y2
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pin
notch
stud
bobbin
push
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JP1984081643U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水平全回転かまに関し、もつと詳しく
は水平全回転かまの内かまに収納されているボビ
ンを取出すための構造に関する。
曲形的な先行技術は、第1図および第2図に示
される。ボビン2にはフランジ3,4が形成され
ており、このボビン2は内かま1内に収納され
る。内かま1にはスタツド5が立設され、スタツ
ド5内には、ボビン2のフランジ4を押上げるこ
とのできる押上突起6をボビン押上げピン7が挿
通される。ボビン押上げピン7は、ばね8によつ
て第1図および第2図の上方に付勢されている。
ボビン押上げピン7の上方に形成されたカム片9
に摺接することができるカム片10を有するつま
み11が、スタツド5にピン12によつて揺動可
能に支持されている。
このような先行技術において、つまみ11をピ
ン12の軸線まわりに第1図の時計方向に角変位
することによつて、ボビン押上げピン7の押上げ
突起6はボビン2のフランジ4をばね8のばね力
によつて上方に押上げ、第2図に示した状態にな
る。第2図で示した状態で内かま1の外周縁に形
成された切欠き13に爪を入れてボビン2を取外
すようにしている。
このような先行技術では、ボビン押上げピン7
が上方に移動した距離だけボビン2が押上げら
れ、大きく押上げられないので、内かま1からボ
ビン2を容易に取出すことはできない。このこと
は、たとえば実開昭58−29070、実開昭52−40260
および実開昭48−42756などに示されている先行
技術においても同様である。
本考案の目的は、内かま内に収納されるボビン
を押上げピンの変位量より大きい変位量で外方に
押出し、これによつてボビンを内かまから容易に
取出すことができるようにした水平全回転かまを
提供することである。
本考案は、外かま20内に内かま21が装着さ
れ、内かま21内にはボビン22が嵌込んで取付
けられる水平全回転かまにおいて、 内かま21のボビン22が嵌込む空間内で、内
かま21の底28に内かまの軸線に同軸の直円筒
状のスタツド24が立設され、このスタツド24
はボビン22の中心孔を挿通し、 スタツド24には、軸線方向に沿つて全長に亘
つて延びる第1切欠き25が形成され、 底28には、第1切欠き25から半径方向外方
に延びる第2切欠き29と、その第2切欠き29
のスタツド24に関して対称にかつ第2切欠き2
9よりも短い第3切欠き30とが形成され、 スタツド24内には、棒状の押上げピン31が
挿通され、 スタツド24の頂部には、前記軸線に垂直な軸
線を有する第1ピン39によつて、つまみ37の
基端部が揺動可能に支持され、 このつまみ37の基端部には、押上げピン31
の一端面に形成されている当り面32aに当接す
るカム片36が設けられ、 押上げピン31のつまみ37と反対側の端部に
は、前記軸線に垂直な軸線を有する第2ピン43
によつてレバー42が揺動可能に支持され、 そのレバー42の第2ピン43からの距離l1
の長い方の部分42が、第2切欠き29に入り込
んでボビン22のフランジ23の下方に位置し、 レバー42の第2ピン43からの距離l2が短
い部分42bは第3切欠き30に入り込み、 この短い部分42bは、スタツド2の基端部に
当接し、 スタツド24内には、押上げピン31を外囲し
て押上げピン31を前記一端部側にばね付勢する
コイルばね35が設けられ、 つまみ37を倒した状態では、レバー42は第
2および第3切欠き29,30内に入り込んでお
り、 つまみ37を起こした状態では、レバー42の
長い部分42aは第1切欠きに入り込んでボビン
22のフランジ23を、内かま21の底28から
離反する方向に押上げることを特徴とする水平全
回転かまである。
以下、図面によつて本考案の実施例を説明す
る。第3図は本考案の一実施例の水平全回転かま
の斜視図である。外かま21が装着され、内かま
21内にはボビン22が嵌込んで取付けられる。
第4図は第3図の状態からボビン22を取外し
た状態を示す斜視図であり、第5図は内かま21
の分解斜視図である。内かま21には、スタツド
24が立設されている。このスタツド24には、
その軸線方向に沿つて第4図および第5図の上下
に延びる切欠き25が形成されている。内かま2
1の底28には、切欠き25から半径方向外方に
延びる切欠き29が形成される。切欠き29のス
タツド24に関して対称な位置には、切欠き29
よりも短い切欠き30が形成される。スタツド2
4内には棒状の押上げピン31が挿通される。押
上げピン31の上方には、カム片32が設けら
れ、カム片32には当り面32aが形成されてい
る。押上げピン31のカム片32とスタツド24
内のばね受け33(後述の第6図参照)との間に
は、ばね35が介在され押上げピン31を軸線方
向外方(第4図および第5図の上方)に付勢して
いる。カム片32に摺接することができるカム片
36を有するつまみ37は、内かま21の一直径
線に沿つて延びるピン39によつて揺動可能に支
持される。カム片36には、駆動面36aと休止
面36bとが形成されている。
ピン39はスタツド24の頂部に形成されたヒ
ンジ孔40を挿通する。押上げピン31の下端に
は一対の脚部41a,41bが形成され、脚部4
1a,41b間には、角柱状のレバー42が押上
げピン31の軸線と垂直なヒンジピン43によつ
て揺動可能に支持される。第6図も同時に参照し
て、レバー42は前述の切欠き29,30に亘つ
て入り込む。すなわちレバー42のピン43から
の距離l1の長い部分42aは切欠き29に入り
込みボビン22のフランジ23の下方に位置す
る。レバー42のピン43からの距離l2が短い
部分42bは、切欠き30に入り込む。切欠き3
0が形成される位置のスタツド24の下端部は、
半径方向内方につれて上方に灣曲して形成され
る。すなわちレバー42の部分42bは、スタツ
ド24の下端部の外周付近でのみ当接している。
レバー42の長い方の部分42aの距離l1は、
短い方の部分42bの距離l2のたとえば2倍で
ある。第6図に示した状態では、つまみ37のカ
ム片36の駆動面36aは、押上げピン31のカ
ム片32の当り面32aと部分的に当接してい
る。第6図に示した状態からつまみ37をピン3
9の軸線まわりに第6図の時計方向に角変位する
ことによつて、押上げピン31はばね35のばね
力によつて上方に押上げられ、第7図の状態にな
る。この状態では、つまみ37のカム片36の休
止面36bは、押上げピン31のカム片32の当
り面32aと当接している。
押上げピン1が上方すなわち底28から離反す
る方向に押上げられることによつて、押上げピン
31の下端部に揺動可能に支持されているレバー
42の長い方の部分42aは、スタツド24の下
端部とレバー42の短い方の部分42bとが当接
している位置を支点として、上方すなわち底28
と離反する方向に大きく押上げられる。このこと
によつて長い方の部分42aはボビン22のフラ
ンジ23を上方に押上げ、ボビン22は上方に大
きく突出する。したがつてボビン22を内かま2
1から容易に取出すことができる。このように押
上げピン31の下端にレバー42を揺動自在に支
持して設けたので、押上げピン31は上方に移動
するのが僅かであつても大きくボビン22が押上
げられる。
上述の実施例の構成を更に補足的に説明する
と、内かま21のボビン22が嵌込む空間内で、
直円筒状のスタツド24が内かま21の底28に
立設され、このスタツド24は内かま21の軸線
に同軸である。このスタツド24は、ボビン22
の中心孔を挿通する。切欠き25は、スタツド2
4の軸線方向に沿つてその全長に亘つて延びる。
スタツド24の頂部には、前記軸線に垂直な軸線
を有する第1ピン39によつてつまみ37の基端
部が揺動可能に支持される。押上げピン31のつ
まみ37と反対側の端部(第5図の下方の端部)
には、前記軸線に垂直な軸線を有する第2ピン4
3によつてレバー42が揺動可能に支持される。
レバー42の短い部分42hは、スタツド2の基
端部に当接する。ばね35はコイル状であつて、
スタツド24内において、押上げピン31を外囲
して、押上げピン31を前記一端部側(すなわち
第5図の上方)にばね付勢する。つまみ3の基端
部に設けられているカム片36の働きによつて、
つまみ37を倒した状態、すなわち第6図の状態
では、レバー42は切欠き29,30内に入り込
んでおり、つまみ37を起こした状態では、レバ
ー42の長い部分42aは第1切欠き25に入り
込んで傾斜し、ボビン22のフランジ23を内か
ま21の底28から離反する方向、すなわち第7
図の上方に押上げる。
レバー42は上述の実施例では角柱状に形成さ
れているけれども、本考案の他の実施例としてボ
ビン22を上方に押上げる形状であればその形状
はどのようであつてもよい。
以上のように本考案によれば、押上げピンの下
端に揺動自在にレバーを支持し、レバーの短い方
の一端がスタツドの下端部に当接し、長い方の一
端がボビンのフランジを押上げるようにしたので
押上げピンが上方に移動するのが僅かでも、ボビ
ンが上方に大きく突出するようになり、ボビンの
取外しが容易になる。
すなわち本考案では、レバー42はつまみ37
を倒した状態では、第2および第3切欠き29,
30内に入り込んでおり、このつまみ37を起こ
した状態では、コイルばね35の働きによつて押
上げピン31は底28から離反する方向(すなわ
ち第7図の上方)に変位される。これに応じてレ
バー42の短い部分42bは、スタツド2の基端
部に当接した状態のままで、その長い部分42a
は第2切欠き29からボビン22側に突出して、
その長い部分42aの先端によつてフランジ23
を底28から離反する方向(すなわち第7図の上
方)に押上げる。したがつて前述の先行技術にお
いて、つまみ11を第2図のように起こした状態
において、ボビン2は第1図の収納状態に比べて
たとえば約1mm程度しか押出されないのに比べ
て、本考案では、たとえば約3mm程度以上、ボビ
ンを収納時に比べて第7図のように押出すことが
可能となる。これによつてボビンを、内かま21
から取出すことが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は水平全回転かまの内かま
の先行技術を示す断面図、第3図は本考案の一実
施例の水平全回転かまの斜視図、第4図は第3図
の状態からボビン22を取外した状態を示す斜視
図、第5図は内かま21の分解斜視図、第6図は
内かま21にボビン22が装着されている状態を
示す断面図、第7図はレバー42によつてボビン
が上方に押上げられた状態を示す断面図である。 21……内かま、22……ボビン、23……フ
ランジ、24……スタツド、28……底、31…
…押上げピン、35……ばね、37……つまみ、
42……レバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外かま20内に内かま21が装着され、内かま
    21内にはボビン22が嵌込んで取付けられる水
    平回転かまにおいて、 内かま21のボビン22が嵌込む空間内で、内
    かま21の底28に内かまの軸線に同軸の直円筒
    状のスタツド24が立設され、このスタツド24
    はボビン22の中心孔を挿通し、 スタツド24には、軸線方向に沿つて全長に亘
    つて延びる第1切欠き25が形成され、 底28には、第1切欠き25から半径方向外方
    に延びる第2切欠き29と、その第2切欠き29
    のスタツド24に関して対称にかつ第2切欠き2
    9よりも短い第3切欠き30とが形成され、 スタツド24内には、棒状の押上げピン31が
    挿通され、 スタツド24の頂部には、前記軸線に垂直な軸
    線を有する第1ピン39によつて、つまみ37の
    基端部が揺動可能に支持され、 このつまみ37の基端部には、押上げピン31
    の一端面に形成されている当り面32aに当接す
    るカム片36が設けられ、 押上げピン31のつまみ37と反対側の端部に
    は、前記軸線に垂直な軸線を有する第2ピン43
    によつてレバー42が揺動可能に支持され、 そのレバー42の第2ピン43からの距離l1
    の長い方の部分42が、第2切欠き29に入り込
    んでボビン22のフランジ23の下方に位置し、 レバー42の第2ピン43からの距離l2が短
    い部分42bは第3切欠き30に入り込み、 この短い部分42bは、スタツド2の基端部に
    当接し、 スタツド24内には、押上げピン31を外囲し
    て押上げピン31を前記一端部側にばね付勢する
    コイルばね35が設けられ、 つまみ37を倒した状態では、レバー42は第
    2および第3切欠き29,30内に入り込んでお
    り、 つまみ37を起こした状態では、レバー42の
    長い部分42aは第1切欠きに入り込んでボビン
    22のフランジ23を、内かま21の底28から
    離反する方向に押上げることを特徴とする水平全
    回転かま。
JP8164384U 1984-05-31 1984-05-31 水平全回転かま Granted JPS60192775U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8164384U JPS60192775U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 水平全回転かま

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8164384U JPS60192775U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 水平全回転かま

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60192775U JPS60192775U (ja) 1985-12-21
JPS6125748Y2 true JPS6125748Y2 (ja) 1986-08-02

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ID=30628613

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JP8164384U Granted JPS60192775U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 水平全回転かま

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2547139Y2 (ja) * 1988-03-21 1997-09-10 アイシン精機株式会社 水平全回転カマ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240260B2 (ja) * 1973-02-19 1977-10-11
JPS5829070B2 (ja) * 1977-08-02 1983-06-20 好一 小川 植物及び食品の保護,保存法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842756U (ja) * 1971-09-21 1973-06-01
JPS5611896Y2 (ja) * 1975-09-11 1981-03-18
JPS5829070U (ja) * 1981-08-22 1983-02-25 ジューキ株式会社 ミシンの水平釜

Patent Citations (2)

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JPS5240260B2 (ja) * 1973-02-19 1977-10-11
JPS5829070B2 (ja) * 1977-08-02 1983-06-20 好一 小川 植物及び食品の保護,保存法

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JPS60192775U (ja) 1985-12-21

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