JPS61254601A - セルロ−ス誘導体の製造方法 - Google Patents
セルロ−ス誘導体の製造方法Info
- Publication number
- JPS61254601A JPS61254601A JP9539885A JP9539885A JPS61254601A JP S61254601 A JPS61254601 A JP S61254601A JP 9539885 A JP9539885 A JP 9539885A JP 9539885 A JP9539885 A JP 9539885A JP S61254601 A JPS61254601 A JP S61254601A
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- Japan
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- cellulose
- carbamoylethyl
- aqueous solution
- acrylamide
- carboxyethyl
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- Pending
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- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高置換度で、かつ、著しい耐硝酸性を有する
カルパモ、イルエチルカルボキシエチルセルロースの新
しい合成法に関する。
カルパモ、イルエチルカルボキシエチルセルロースの新
しい合成法に関する。
従来、カルバモイルエチルカルボキシエチルセルロース
を製造するには、原料となるセルロースを濃度1〜30
!量僑のアルカリ金属水酸化物の水溶液に浸漬し、その
後、圧搾することにより得られるアルカリセルロース(
以下、「アルセル」と略す)とアクリロニトリルの混合
物を不均一反応系で温度40〜60℃に1時間程度、攪
拌しながら加熱して反応させる方法が採られてき友。し
かしながら、この方法によって得られるセルロース誘導
体の全置換度を0.6以上に上げることは国難である。
を製造するには、原料となるセルロースを濃度1〜30
!量僑のアルカリ金属水酸化物の水溶液に浸漬し、その
後、圧搾することにより得られるアルカリセルロース(
以下、「アルセル」と略す)とアクリロニトリルの混合
物を不均一反応系で温度40〜60℃に1時間程度、攪
拌しながら加熱して反応させる方法が採られてき友。し
かしながら、この方法によって得られるセルロース誘導
体の全置換度を0.6以上に上げることは国難である。
また、固形物であるアルセルに7クリロニトリルを添加
するという固液の反応であるために、得られるセルロー
ス誘導体は、溶解性その他の性質において不均一なもの
であ−5た。また、上記のようKして得られるカルバモ
イルエチルカルボキシエチルセルロースは、硝酸水溶液
と混合した損金、硝酸自体の分解は阻止することができ
ても自らが極めて容易に崩壊してしまう友め、高濃度の
硝酸に耐えることを要求する用途分野、例えば1硝酸含
有ゲル爆薬用途への展開は困難であった0〔発明が解決
しようとする問題点〕 本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点に鑑み、
全置換度が0.6以上であり、耐硝酸性が著しく改善さ
れた均一なカルバモイルエチルカルボキシエチルセルロ
ースを得る方法を提供するにある。
するという固液の反応であるために、得られるセルロー
ス誘導体は、溶解性その他の性質において不均一なもの
であ−5た。また、上記のようKして得られるカルバモ
イルエチルカルボキシエチルセルロースは、硝酸水溶液
と混合した損金、硝酸自体の分解は阻止することができ
ても自らが極めて容易に崩壊してしまう友め、高濃度の
硝酸に耐えることを要求する用途分野、例えば1硝酸含
有ゲル爆薬用途への展開は困難であった0〔発明が解決
しようとする問題点〕 本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点に鑑み、
全置換度が0.6以上であり、耐硝酸性が著しく改善さ
れた均一なカルバモイルエチルカルボキシエチルセルロ
ースを得る方法を提供するにある。
本発明の、高置換度のカルバモイルエチルカルボキシエ
チルセルロースの合成方法は、基本的には、水1リット
ル当51〜5モルのアルカリ金属水酸化物を含む水溶液
100重量部に対して1〜40重量部の割合で、全置換
度が0.1以上、0.6未満でアルカリに可溶または高
膨潤するカルバモイルエチルカルボキシセルロースを添
加し、lIMまたは膨潤させた混合物に、さらに、該混
合物内のカルバモイルエチルカルボキシエチルセルロー
スのグルコース残基当#)o、 iモル以上のアクリル
アミドを加え友ものを反応初期物とすることを特徴とす
る。
チルセルロースの合成方法は、基本的には、水1リット
ル当51〜5モルのアルカリ金属水酸化物を含む水溶液
100重量部に対して1〜40重量部の割合で、全置換
度が0.1以上、0.6未満でアルカリに可溶または高
膨潤するカルバモイルエチルカルボキシセルロースを添
加し、lIMまたは膨潤させた混合物に、さらに、該混
合物内のカルバモイルエチルカルボキシエチルセルロー
スのグルコース残基当#)o、 iモル以上のアクリル
アミドを加え友ものを反応初期物とすることを特徴とす
る。
以下、本発明を詳述する。本発明rCおいて溶媒の調製
に用いるアルカリ金属水酸化物としては、リチウム、ナ
トリウム、カリウム等の水酸化物が挙げられるが、反応
効率の点でリチウムおよびナトリウムの水酸化物が好ま
しい。これらのアルカリ金属水酸化物は単独で用いても
、または複数を併用しても構わない。これらの水酸化物
は水1リットル当り1〜5モル、好ましくは165〜3
.5モルの割合いで溶解した水浴液として用いる。アル
カリ金属水酸化物が1モル未満では反応が進み難く、ま
た、5モルより多いと反応過程でカルバモイルエチルカ
ルボキシエチルセルロースの分子量の著しい低下が起る
。
に用いるアルカリ金属水酸化物としては、リチウム、ナ
トリウム、カリウム等の水酸化物が挙げられるが、反応
効率の点でリチウムおよびナトリウムの水酸化物が好ま
しい。これらのアルカリ金属水酸化物は単独で用いても
、または複数を併用しても構わない。これらの水酸化物
は水1リットル当り1〜5モル、好ましくは165〜3
.5モルの割合いで溶解した水浴液として用いる。アル
カリ金属水酸化物が1モル未満では反応が進み難く、ま
た、5モルより多いと反応過程でカルバモイルエチルカ
ルボキシエチルセルロースの分子量の著しい低下が起る
。
アルカリ金属水酸化物の水溶液を20℃以下、好ましく
は一15℃〜10℃に冷却して、原料トするカルバモイ
ルエチルカルボキシエチルセルロースを、アルカリ金属
水#2(ヒ物水溶液100重量部に対して、1〜40重
景部混合し、溶解あるいは膨潤させる。40重量部より
多量に配合すると粘度が著しく上昇するため均一反応が
起り難い。この際、原料となるカルバモイルエチルカル
ボキシエチルセルロースは、その全置換度が0.1以上
、0.6未満、好ましくは0.3以上、0.6未満のも
のを用いる。全置換度が0.1以上でないとアルカリに
膨潤′!たは溶解せず、以後の反応の均一性を損うとと
もにアクリルアミドの反応効率を著しく低下せしめる。
は一15℃〜10℃に冷却して、原料トするカルバモイ
ルエチルカルボキシエチルセルロースを、アルカリ金属
水#2(ヒ物水溶液100重量部に対して、1〜40重
景部混合し、溶解あるいは膨潤させる。40重量部より
多量に配合すると粘度が著しく上昇するため均一反応が
起り難い。この際、原料となるカルバモイルエチルカル
ボキシエチルセルロースは、その全置換度が0.1以上
、0.6未満、好ましくは0.3以上、0.6未満のも
のを用いる。全置換度が0.1以上でないとアルカリに
膨潤′!たは溶解せず、以後の反応の均一性を損うとと
もにアクリルアミドの反応効率を著しく低下せしめる。
本発明が目的とする全置換度が0.6以上のカルバモイ
ルエチルカルボキシエチルセルロースを得ルには、原料
となるカルバモイルセルロースのグルコース残基歯り0
11モル以上のアクリルアきドを使用する必要がある。
ルエチルカルボキシエチルセルロースを得ルには、原料
となるカルバモイルセルロースのグルコース残基歯り0
11モル以上のアクリルアきドを使用する必要がある。
アクリルアミドの使用量が0.1モル未満であると目的
とするカルバモイ)I ルエチルカルボキシエチルセルロースを得ることが難か
しい。さらに、もう一つの目的である耐硝酸性のあるカ
ルバモイルエチルカルボキシエチルセルロースを得るに
Fi、2.0モル以上使用する必要がある。ここで言う
グルコース残基の1モルの分子量はカルバモイルエチル
基、カルボキシエチル基の平均置換度をそれぞれa、b
とすると(162+711+72b)である。
とするカルバモイ)I ルエチルカルボキシエチルセルロースを得ることが難か
しい。さらに、もう一つの目的である耐硝酸性のあるカ
ルバモイルエチルカルボキシエチルセルロースを得るに
Fi、2.0モル以上使用する必要がある。ここで言う
グルコース残基の1モルの分子量はカルバモイルエチル
基、カルボキシエチル基の平均置換度をそれぞれa、b
とすると(162+711+72b)である。
アクリルアミドを上記原料混合物に加える操作は、原料
をアルカリで溶解しfc、11度下で行なうのが好まし
い。このようにして得た反応初期物を加熱して、40℃
〜60℃で0.5〜5時間で反応は完了する。反応後、
目的とするセルp−ス誘導体は、中和後、有機溶媒の添
加等によシ沈殿するので、炉別することによシ得られる
。得られたセルロース訪導体は水に溶解した場合高粘稠
になシ、粘弾性的挙!27t−示す特徴をもち、硝酸に
対する耐久性も著しく向上する。
をアルカリで溶解しfc、11度下で行なうのが好まし
い。このようにして得た反応初期物を加熱して、40℃
〜60℃で0.5〜5時間で反応は完了する。反応後、
目的とするセルp−ス誘導体は、中和後、有機溶媒の添
加等によシ沈殿するので、炉別することによシ得られる
。得られたセルロース訪導体は水に溶解した場合高粘稠
になシ、粘弾性的挙!27t−示す特徴をもち、硝酸に
対する耐久性も著しく向上する。
先に述べたように、本発明の製造法で得られるセルロー
ス誇導体は、従来技術の方法で作られるセルロース訪導
体に比して、著しく耐硝酸性が向上することに特徴があ
る1本発明によって得られ・る*セルロース誘導体は、
第五世代の爆薬といわれる硝酸含有ゲル爆薬のゲル基材
を初めとして、耐硝酸性の優れ九線維や膜として利用す
ることができる。
ス誇導体は、従来技術の方法で作られるセルロース訪導
体に比して、著しく耐硝酸性が向上することに特徴があ
る1本発明によって得られ・る*セルロース誘導体は、
第五世代の爆薬といわれる硝酸含有ゲル爆薬のゲル基材
を初めとして、耐硝酸性の優れ九線維や膜として利用す
ることができる。
以下、本発明を実施例について具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
全置換度0.44+各置換度:カルボキシエチル基0.
36、カルバモイルエチル基0.07)を持つカルバモ
イルエチルカルボキシエチルセルロース0、5に4を、
水1リットル当、93.75モルの水酸化ナトリウムを
含む水溶液4.5kfに溶解した。得られ定温合物にア
クリルアミド0.58 k、 (グルコース残基当り3
.2モル)を添加して、10℃で50分間攪拌した後、
40℃で3時間攪拌を続けた。
36、カルバモイルエチル基0.07)を持つカルバモ
イルエチルカルボキシエチルセルロース0、5に4を、
水1リットル当、93.75モルの水酸化ナトリウムを
含む水溶液4.5kfに溶解した。得られ定温合物にア
クリルアミド0.58 k、 (グルコース残基当り3
.2モル)を添加して、10℃で50分間攪拌した後、
40℃で3時間攪拌を続けた。
反応後、反応系を酢酸で中和し、メタノールで沈殿、F
側稜、メタノール/水(= 90/10. v/v )
でよく洗浄し友。洗浄後乾燥して得られ友セルロース誘
導体の全置換度は1.12であ一九。また、得られ友セ
ルロース誘導体20部を、70重量鴫硝酸水溶液80部
に溶解したところ、硝酸自体の分解もなく、30℃にお
いて27日間以上安定に存在した。ま几、ゲル状を呈す
る系は気泡安定性に優れていた。
側稜、メタノール/水(= 90/10. v/v )
でよく洗浄し友。洗浄後乾燥して得られ友セルロース誘
導体の全置換度は1.12であ一九。また、得られ友セ
ルロース誘導体20部を、70重量鴫硝酸水溶液80部
に溶解したところ、硝酸自体の分解もなく、30℃にお
いて27日間以上安定に存在した。ま几、ゲル状を呈す
る系は気泡安定性に優れていた。
比較として、原料として用い几カルバモイルエヂルカル
ボキシエチルセルロースを同一条件で硝酸と混合し、同
一温度条件で放置し皮ところ、硝酸の分解による黄褐色
気体の発生はなかったが数時間でポリマーの崩壊が観察
された0 〔実施例2〕 全置換度0.28(カルボキシエチル基0.15、カル
バモイルエチル基0.13)t−持つカルバモイルエチ
ルカルボキシエチルセルロースo、skf’6、水1リ
ットル当り2.5モルの水酸化ナトリウムを含む水溶液
6.01#に溶解した。得られ次混合物にアクリルアば
ド0.58kf(2,97モル/グルコース残基)を添
加して、5℃で1時間攪拌した後、50℃で3時間40
分攪拌を続けた。その結果、全置換度は0.98にな−
た。得られたセルロース誘導体20部を70重−j14
硝酸水溶液80部に溶解し友ところ、30℃で7日間以
上系は安定に存在した。
ボキシエチルセルロースを同一条件で硝酸と混合し、同
一温度条件で放置し皮ところ、硝酸の分解による黄褐色
気体の発生はなかったが数時間でポリマーの崩壊が観察
された0 〔実施例2〕 全置換度0.28(カルボキシエチル基0.15、カル
バモイルエチル基0.13)t−持つカルバモイルエチ
ルカルボキシエチルセルロースo、skf’6、水1リ
ットル当り2.5モルの水酸化ナトリウムを含む水溶液
6.01#に溶解した。得られ次混合物にアクリルアば
ド0.58kf(2,97モル/グルコース残基)を添
加して、5℃で1時間攪拌した後、50℃で3時間40
分攪拌を続けた。その結果、全置換度は0.98にな−
た。得られたセルロース誘導体20部を70重−j14
硝酸水溶液80部に溶解し友ところ、30℃で7日間以
上系は安定に存在した。
Claims (1)
- 1、水1リットル当り1〜5モルのアルカリ金属水酸化
物を含む水溶液100重量部に対して1〜40重量部の
割合で、全置換度が0.1以上、0.6未満であるカル
バモイルエチルカルボキシエチルセルロースを添加し、
溶解または膨潤させた混合物に、さらに該混合物内のカ
ルバモイルエチルカルボキシエチルセルロースのグルコ
ース残基当り0.1モル以上のアクリルアミドを加えた
ものを反応初期物とすることを特徴とするセルロース誘
導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9539885A JPS61254601A (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | セルロ−ス誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9539885A JPS61254601A (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | セルロ−ス誘導体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61254601A true JPS61254601A (ja) | 1986-11-12 |
Family
ID=14136553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9539885A Pending JPS61254601A (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | セルロ−ス誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61254601A (ja) |
-
1985
- 1985-05-07 JP JP9539885A patent/JPS61254601A/ja active Pending
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