JPS61254371A - ロ−ル紙収納ケ−スの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はロール紙収納ケースの取付構造に係り、特にロ
ール状プリント用紙をプリンタ本体内部に収納するタイ
プのサーマルプリンタに適用するに好適なロール紙収納
ケースの取付構造に関する〔発明の背景〕 従来のサーマルプリンタにおけるロール紙収納ケースの
取付構造を第４〜５図に示す０図において、少なくとも
一面を開口した取付枠ｌは、その開口縁に曲げフランジ
部２を設けている。ロール紙３を収納する収納ケース４
は前記曲げフランジ部２に対面する取付フランジ部５を
設けた半円筒状のものであり、両２ランジ部２拳５相互
をねじ６により締め付けて固定される。収納ケース４に
はロール紙３の巻芯に貫通されているロール軸７の軸端
を支持するために、側端面に支軸用ガイド溝８が形成さ
れている。収納ケース４の半円筒カバーの縁部は紙送り
ガイド部９を形成し、これを取付枠１に取付けられたプ
ラテンローラｌＯの下部まで延設させている。また、プ
ラテンローラ１０には適当な手段己よって取付枠１に固
定されたサーマルヘッド１１が図示しないバネによって
押し付けられている。

ところが、上記従来の収納ケース取付構造では収納ケー
ス４の固定がねじ６の締め付けに依るものであるため、
取付枠１への固定作業に時間を　要してしまう作業能率
上の問題がある。また、ねじ止めの場合、ねじ６を通す
穴とねじ６とのギャップがあるため、取付枠ｌと収納ケ
ース４とで形成される筐体全体の捩りに対する強度はあ
まり強くならないという欠点も°あったものである。

〔発明の目的〕

本発明は、上記従来の問題点に着目し、枠体に対するロ
ール紙収納ケースの取付けがねじを用いることなく、ワ
ンタッチででき、かつ、剛性の高い筐体構造にできるロ
ール紙収納ケースの取付構造を提供することを目的とす
る。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するために、本発明に係るロール紙収納
ケースの取付構造は、ロール紙を収納支承する収納ケー
スと、当該収納ケースを装着収納する枠体とを具備し、
前記収納ケースの両側部に膨出形成させてなる袋部の嵌
合用切欠き開口を前記枠体の側壁に設けるとともに、開
口縁に沿うガイド片を前記袋部に突設し、かつ、収納ケ
ースには枠体との係合爪を形成するとともに、枠体には
係合爪に対応して係合穴を設けた構成とした。

上記構成により、枠体に対して収納ケースを装着するに
際し、袋部を枠体の切欠き開口に嵌合挿入し、ガイド片
にて位置決めをなしつつ押し込むことにより、係合爪が
枠体の係合穴に嵌まり淀で係上されることになる。した
がって、収納ケースの押し込み動作のみで装着固定がな
され、ガイド片により左右の振れが拘束されて全体とし
ての剛性が強化されるのである。

〔発明の実施例〕

以下に、本発明に係るロール紙収納ケースの取付構造の
実施例を第１〜３図を参照して詳細に説明する。

プリンタ本体を形成する枠体２０は、平板体の左右両側
および下方を曲げ起こし、上方と前方に開口部を有する
もので、したがって、これは側面２０ａ、底面２０ｂ、
および後面２０ｃを有している。この枠体２０の上方寄
りにはプラテンローラ２１が両側面２０ａ間に横架され
、軸受２２゜止め軸２３によって支持されるとともに、
その一端に歯車２４を取付け、駆動ユニット２５により
回転駆動される。また、枠体２０の上部開口を施蓋する
取付板２６が側面２０ａと接合する曲げ部２６ａを設け
てねじ２７により固定されるようになっており、この取
付板２６内にはサーマルヘッド２８が板バネ２９により
プラテンローラ２１に圧接するように取付けられている
。更に、枠体２０にはプラテンローラ２１に並設してカ
ム軸３０が取付けられ、このカム軸３０にはカム板３１
を取付け、レバー３２による操作でカム板３１を回動し
、サーマルヘッド２８をプラテンローラ２１から離反さ
せ得るようにしている。

かかる枠体２０にロール紙収納ケース３３を収納装着す
るものであるが、これはプラテンローラ２１の下方部内
に収納させるようにしている。収納ケース３３はロール
紙３４の挿入のために前面が開口された半円筒状のケー
ス本体３５を淘し、その側壁部３６に外方に膨出する袋
部３７を形成している。この袋部３７は矩形断面とされ
、収納されるロール紙３４のロール軸３８の軸端を被う
ようにしている。袋部３７の側方突出幅は前記枠体２０
の側面２０ａの間隔よりも大きく形成されており、収納
ケース３３の装着のために側面２０ａには袋部３７の嵌
合用切欠き開口３９を形成している。そして、各袋部３
７の上下面にはケース装着時に左右方向の位置決めを図
るべく、側面２０ａの外面に摺接するガイド片４０が突
設されている。したがって、収納ケース３３の装着時に
袋部３７を開口３９に嵌め合せる際、ガイド片４０を側
面２０ａの外面に沿わせるようにして押し込むことによ
り、枠体２０に対する上下方向と左右方向の位置決めが
図られるのである。

また、ケース本体３５の下面部には後部円筒部の接線方
向に沿う一対の係合爪４１ａが一体に設けられている。

更に、ケース本体３５の上部には装着位置において、プ
ラテンローラ２１との間に延在する紙送りガイド４２が
設けられ、この紙送りガイド４２に続いて天板４３が枠
体２０の後面２０ｃに向けて延長形成されている。そし
て、この天板４３にも前記係合爪４１ａと同様に一対の
係合爪４１ｂが突設されている。一方、枠体２０におい
て、収納ケース３３の適正位置で前記係合爪４１ａ、４
１ｂにそれぞれ係止される係合穴４４ａ、４４ｂをその
底面２０ｂおよび後面２０ｃに穿設している。これら係
合爪４１ａ、４１ｂと係合穴４４ａ、４４ｂとの係止が
なされることにより、枠体２０から収納ケース３３が外
れることが防止される。

なお、ロール紙３４の収納ケース３３への取付けを容易
化するため、側壁部３６にはＶ字状の開口４５を形成し
て少なくとも下辺を傾斜ガイド辺４６とし、これに対向
する上辺側に係止爪４７を設け、係止爪４７の撓み動作
によりロール軸３８を嵌着係＋ｈさせるものとしている
。また、枠体２０の後面２０ｃにはリミットスイッチ４
８とこれを作動させる紙なし検出棒４９を配置し、紙な
し検出棒４９の先端を収納ケース３３の紙送りガイド４
２の突端から突出させるものとし、紙張力の有焦にて検
出棒４９を押引させて紙なし検出回路をＯＮ、ＯＦＦさ
せるようにしている。

このような構成によれば、枠体２０に対して収納ケース
３３を装着させる操作は、袋部３７を側面２．Ｏａの開
口３９に嵌合させ、同時にガイド片４０を側面２０ａに
沿わせて押し込めばよく、押し込み端で係合爪４１ａ、
４１ｂが係合穴４４ａ、４４ｂに嵌まり、両者の係止が
図られるのである。

〔発明の効果〕

以上の如く、本発明によれば、係止爪による嵌め込み構
造と１袋部およびガイド片による位置機能によりワンタ
ッチ操作でロール紙収納ケースを枠体に装着固定できる
とともに、枠体の開口と収納ケースのガイド片にて側面
支持をなすため、取付板によるねじ止め構造との相乗作
用で筐体強度を向上させることができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の分解斜視図、第２図は同組立正面図、
第３図は同側断面図、第４図は従来例の取付構造斜視図
、第５図は同断面図である。 ２０・・・枠体　２１・・・プラテンローラ２８・・・
サーマルヘッド　３３・・・収納ケース３４・・・ロー
ル紙　３５・・・ケース本体３６・・・側壁部　３７・
・・袋部　３８・・・ロール軸３９・・・切欠き開口　
４０・・・ガイド片４１ａ・４１ｂ・・・係合爪 ４４ａ・４４ｂ・・・係合穴 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ロール紙を収納支承する収納ケースと、当該収納ケース
   を装着収納する枠体とを具備し、前記収納ケースの両側
   部に膨出形成させてなる袋部の嵌合用切欠き開口を前記
   枠体の側壁に設けるとともに、開口縁に沿うガイド片を
   前記袋部に突設し、かつ、収納ケースには枠体との係合
   爪を形成するとともに枠体には係合爪に対応して係合穴
   を設けたことを特徴とするロール紙収納ケースの取付構
   造。