JPS61253284A - セルガイド構造の組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセルガイド構造の組立方法に関する。

〔従来の技術〕

コンテナー船のセルガイド構造は、これを床上に横たえ
た状態で示すと、第２図斜視図に示すように、複数の平
行縦桁ＶＷと複数の平行横桁ＨＧとが格子状に組立てら
れ、平行縦桁ＶＷの左端部は箱桁ＢＧにより連結され各
平行縦桁■Ｗの上下判面にはそれぞれ一対のアルグルよ
りなるセルガイドレールＧＲが布設され各セルガイドレ
ール対ＧＲの箱桁ＢＧ寄りの左端にはエントリガイドＥ
Ｇがそれぞれ突設されており、その大きさは、全長り中
２１Ｍ、全巾Ｗ中１０Ｍ、全高Ｈ中１，２Ｍに達する。

この種のセルガイド構造の組立は、従来、ジャングルジ
ム状の組立治具１により行われ、まず第１工程として第
３図（１）に示すように、治具１の中に複数の間隔板を
介して互いに平行に組立てられた下部セルガイドレール
対２を位置決め治具４に配材し、次に、第２工程として
同図（２）に示すように別場所で組立てた格子状ガーダ
−構造３を治具１の中に配材位置決めし、更に、第３工
程として同図（３）に示すように、その上に複数の間隔
板を介して互いに平行に組立てられた上部セルガイドレ
ール対２′を配材したのち、最後に第４工程として同図
（４）及び第４図に示すように、上部位置決め治具５を
治具１に金欠Ｗにてセット締付けたのち、上部セルガイ
ドレール対２′を引上げ位置決めし、格子状ガーダ−構
造３と取合し、溶接により一体とする（第４図参照）。

こうして、組立作業終了後、ブロック移動時に、上部位
置決め治具５を人力にて取外し、組立済みのセルガイド
構造を治具１より抜き取り移動する。

しかしながら、このような組立方法では、第４図部分拡
大図に示すように、各セルガイドレール対２，２′を位
置決め治具４，５に締付けるために金欠Ｗを使用し、ま
た重い位置決め治具５は人力で脱着し、しかもこれらの
手作業はｈ＝ｉ＝０．８Ｍ、Ｈａ：２．ＯＭの足場上で
の作業であり、治具１がジャングルジム状に建ち左右方
向の通行性が悪（、横隔壁付セル構造は組めない等の欠
点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、高
所足場上での作業及び人力による治具の着脱作業を廃止
し、横隔壁付セル構造の組立も可能とする省力かつ安全
なコンテナー船のセルガイド構造の組立方法を提供する
ことを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

そのために本発明は、組立治具上に複数の下部セルガイ
ドレール対をそれぞれ所定間隔で水平にセットする第１
工程と、上記各下部セルガイドレール対上に縦桁をそれ
ぞれ水平にセットすると〜もに互いに隣接する縦桁間に
それぞれ複数の横桁及び箱桁を水平にセットし上記各部
材を相互に溶接することにより格子状ガーダ−構造を組
立てる第２工程と、上記格子状ガーダ−構造をクレーン
で吊り上げてこれを反転する第３工程と、上記組立治具
上に複数の上部セルガイドレール対をツレぞれ所定間隔
で水平てセットする第４工程と、上記各上部セルガイド
レール対上に上記の反転済みの格子状ガーダ−構造を水
平にセットして両者を溶接する第５工程とよりなること
を特徴とする。

〔作　用〕

このような構成により、高所足場上での作業及び人力に
よる治具の着脱作業を廃止し、横隔壁付セル構造の組立
も可能とする省力かつ安全なコンテナー船のセルガイド
構造の組立方法を得ることができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面について説明すると、第１図は
その工程説明図である。

上図において、第２〜４図と同一の記号はそれぞれ第２
〜４図と同一の部材を示し、１゜は支柱１１と水平受材
１２で構成された組立治具、１３は水平受材１２の上に
設けられ下部ガイドレール対２を所定位置にセットする
ためのクランプ装置、１４は縦桁■Ｗをガイドするガイ
ド部材で、下部セルガイドレール対２の位置よりやや低
い位置で支柱１１の上端にヒンジを介して起倒可能に設
けられ、横隔壁にセルガイドを取付る場合は、ヒンジ部
でそれぞれ外向きに倒される。

このような治具において、セルガイド構造は下記の要領
で組立てられる。

（１）第１図（１）に示すように、ガイド部材１４は起
立状態となし、まず組立治具 １０上に下部セルガイドレール２を載置し、クランプ装
置１３で下部セルガイドげ、これを起立状態のガイド部
材１４に沿って降ろすことにより、同図（２）に示すよ
うに、下部セルガイドレール対２上に載置セットする。

（３）横桁ＨＧをクレーン等の揚重桟で吊上げ、これを
同図（２）に示すように、所定位置に配材し、縦桁■Ｗ
と仮付セットする。

これと平行して箱桁ＲＧをも同一要領で所定位置に配材
し、縦桁■Ｗと仮付セットする。

（４）縦桁ＶＷ、横桁ＨＧ、箱桁ＢＧを互いに溶接し、
歪取後、縦桁端面を基準として縦桁ＶＷと下部セルガイ
ドレール対２間に所定寸法のバットグレートを挿入し正
規寸法に仕上げろ。

（５）下部セルガイドレール対２を取付げた格子状ガー
ダ−構造を揚重装置で移動し上下を反転する。

（６）同図（３）に示すように、組立治具１０上に上部
セルガイドレール対２′を載置しクランプ装置で上部セ
ルガイドレール対２′を所定位置にセットする。

（７）横移動し反転した格子状ガーダ−構造を、同図（
４）に示すように、上部セルガイドレール対２′上に載
置し、ジヤツキで正規寸法をとりながらバットプレート
を挿入し、正規寸法に仕上げる。

なお、こ〜で、横隔壁上にセルガイドレールを取付ける
場合は、ガイド部材１４のヒンジ部でガイド部材１４を
倒し、横隔壁を別場所で組立て、組立治具１０上に下部
セルガイドレール対２をセットし、組立られた横隔壁を
下部セルガイドレール対２上に載置し、所定寸法に仕上
げた後横隔壁を移動反転し、あとは前記（６１、（７）
の手順となる。

このような方法によれば、下記の効果が奏せられる。

（１）高所作業がなくなり、足場及び人力による治具の
脱着等が不要となり、安全性の向上及びコスト低減がで
きろ。

（２）横隔壁タイプのセルガイド構造の組立も可能であ
る。

（３）　　ジャングルジム方式と異なり作業員の通行性
がよ（、作業能率が向上する。

〔発明の効果〕

要するに本発明によれば、組立治具上に複数の下部セル
ガイドレール対をそれぞれ所定　４゜間隔で水平にセッ
トする第１工程と、上記各下部セルガイドレール対上に
縦桁をそれぞれ水平にセットすると−もに互いに隣接す
る縦桁間にそれぞれ複数の横桁及び箱桁な水平にセット
し上記各部材を相互に溶接することにより格子状ガーダ
−構造を組立てろ第２工程と、上記格子状ガーダ−構造
をクレーンで吊り上げてこれを反転する第３工程と、上
記組立治具上に複数の上部セルガイドレール対をそれぞ
れ所定間隔で水平にセラトスる第４工程と、上記各上部
セルガイドレール対上に上記の反転済みの格子状ガーダ
−構造を水平にセットして両者を溶接する第５工程とよ
りなることにより、高所足場上での作業及び人力によろ
治具の着脱作業を廃止し、横隔壁付セル構造の組立も可
能とする省力かつ安全なコンテナー船のセルガイド構造
の組立方法を得るから、本発明は産業上極めて有益なも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す工程説明図、第２図は
公知のコンテナーセルガイド構造を示す斜視図、第３図
は第２図のセルガイド構造を組立てる公知の組立方法を
示す工程説明図、第４図は第３図（４）の部分拡大図で
ある。 ２・・・上部セルガイドレール対、２′・・・下部セル
ガイドレール対、１０・・・組立治具、１１・・・支柱
、１２・・・水平受材、１３・・・クランプ装置、１４
・・・水平ガイド部材、 ＢＧ・・・箱桁、ＥＧ・・・エントリガイド、ＧＲ。 Ｕ・・・上部セルガイドレール対、Ｇ’ＲＬ・・・下部
セルガイドレール対、Ｈ・・・全高、ＨＧ・・・横桁、
Ｌ・・・全長、Ｗ・・・金山。 復代理人　弁理士　塚　本　正　文 箱１図 第３図 第３図 り

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 組立治具上に複数の下部セルガイドレール 対をそれぞれ所定間隔で水平にセットする第１工程と、
   上記各下部セルガイドレール対上に縦桁をそれぞれ水平
   にセットするとゝもに互いに隣接する縦桁間にそれぞれ
   複数の横桁及び箱桁を水平にセットし上記各部材を相互
   に溶接することにより格子状ガーダー構造を組立てる第
   ２工程と、上記格子状ガーダー構造をクレーンで吊り上
   げてこれを反転する第３工程と、上記組立治具上に複数
   の上部セルガイドレール対をそれぞれ所定間隔で水平に
   セットする第４工程と、上記各上部セルガイドレール対
   上に上記の反転済みの格子状ガーダー構造を水平にセッ
   トして両者を溶接する第５工程とよりなることを特徴と
   するセルガイド構造の組立方法。