JPS61252597A - 音声合成器 - Google Patents

音声合成器

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JPS61252597A
JPS61252597A JP60093812A JP9381285A JPS61252597A JP S61252597 A JPS61252597 A JP S61252597A JP 60093812 A JP60093812 A JP 60093812A JP 9381285 A JP9381285 A JP 9381285A JP S61252597 A JPS61252597 A JP S61252597A
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quantization step
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隆 矢頭
森戸 誠
三木 敬
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、記憶領域から音声波形の波形領域での情報を
読み出し、音声を合成する音声合成装置において用いる
ものであって、差分符号特にADPCH符号を通常のP
CN符号へ変換するADPCM再生器に関する。
(従来の技術) 音声の帯域圧縮の方式として、ADPCMがある。
この方式は音声の隣接標本間(時間T1と時間Tt++
)のデータにおいて1時間Tiに算出した予測値とT−
1,における音声信号の差分をとり、それを符号化して
ADPCM符号とすることによって、差分信号の量子化
値を得、その値を逐次加算することによって1通常のP
CM符号形式の音声を再生する方式である。また、差分
信号の量子化値を得る際に必要となる量子化幅をADP
CM符号に応じて変化させていくことを特徴としている
。 ADPCM方式は通常のPCM符号形式では12ビ
ット程度を要する音声サンプル符号化値を3〜4ビツト
で表現し得るもので3〜4の情報圧縮度が得られる。
また、第4図(a)の実際の波形に対し、第4図(b)
に示すように同一波形を繰り返し合成することによって
情報圧縮を行なう方法もある。一般に、声道の伝達関数
の変化は緩やかであり、20〜301sの間はほぼ定常
と考えられる。有声音部分ではピッチ同期ごとにほぼ同
一とみなされる波形が繰り返し現われる。従って、(こ
の周期波形の1つ1つを素片波形と呼ぶことにする)1
つの素片波形で後続する素片波形の幾つかを代用するこ
とができる。この素片波形の繰り返しは、音声全体を通
して平均3〜4回は合成音の品質を損なうことはなく、
その圧縮効果は極めて大きい、しかし、繰り返し回数が
あまり大きくなると音声波形の定常性を越えてしまい温
室は劣化する。また、この場合音声の平均電力を考える
と第4図(c)に示されるが如く、実際の音声波形の電
力は滑らかに変化しているにも拘わらず合成音では波形
の繰り返しによる平均電力の不連続が生じる。
従って、波形の平均電力が滑らかに変化する波形繰り返
し法が必要となる。当然のことながら繰り返す1つの音
声波形は符号化されており、その符号化データを繰り返
すことによって電力の異なる波形を再生する方式が必要
となる。
この点に関する従来技術としては、例えば特公昭59−
14760号公報に記載がある。同公報に開示されたA
DPCM再生器は、N単な回路構成により、 ADPC
M符号化された1つの素片波形に対し、同−ADPCN
符号を用いることにより電力の異なった波形を再生し得
るものである。
第2図は、前記公報に開示のADPCM再生器を示した
ものである。但し、以後の説明を容易にするため回路は
前記公報に開示のものをやや簡略化しである。
以下、この構成及び動作を説明する。
始めに第2図におけるADPCM符号の復号過程を説明
する。入力符号L1に対し、バイアスとして0.5が加
えられた結果に量子化ステップ幅Δ1を乗じ、差分復号
値q を得る。((1)式)。
q・ =(Li+0.5)・Δ;(1)得られた差分復
号値q1はレジスタ55に格納されている。xlと加算
され、結果x;+1がレジスタ55に格納される((2
)式)。
へ     へ xH中H=  xi  +  qi         
         (2)このり、 、 t、、、、が
音声のPCM符号である0次に、次回ADPCMデータ
L’l+lの復号に用いる量子化ステップ幅Δ:、1を
算出し、1つのADPCM符号L;に対する復号処理を
完了する。ここで、量子化ステップ幅Δ;の算出につい
て説明する。量子化ステップ幅Δ1は量子化ROM63
からポインタP;を参照することによって得られる。量
子化ROM63には第1表に示されるようにアドレスに
対して指数的に増加する値が格納されており、ポインタ
P に対してΔ;=Δ7:、・A”        (
3)なる量子化ステップ幅が得られる。従って、量子化
ステップ幅変更のブロックではPiをポインタ移動量D
1だけ移動させれば、量子化ステップ幅が変更される。
すなわち P1→亀 =PS+DS              
        (4)Δ1+I; 八ml、・ AP
′+1             (5)ここで、RO
M6Gの出力であるポインタ移動量I)。はADPCM
符号L1をアドレスとしてポインタ移動ROM60を参
照することによって得られる。ROM60の内容を第2
表に示す、(4)式の演算はポインタ61で行なってい
る。
以上が第2図の回路におけるADPCM再生の動作であ
るが、 ADPCM符号の再生は逐次演算であるため、
波形再生を始める場合(1)式におけるΔi、(2)ハ 式のxlの初期値が必要となる。   (以下余白)第
1表 第2表 第2図の回路においては(2)式x1の初期値X。
は10量子化ROM63の出力によって与えられる。即
ち、(3)式と第1表より ハ      P−T      (6)x、=Δイ;
、・A を満足するポインタ値PINTを用いて量子化ROM6
3を読み出し、その値を初期値x1とする。また、同じ
ように(1)式における量子化ステップ幅Δiの初期値
は、ポインタ初期値P1を与えることにより、(3)式
から Δ1=Δm11・A”     (7)と計算される。
また、このポインタ初期値は(4)弐P1の初期値とな
る。 (1)、(2)、(3)、および(6)。
(7)式より、素片波形のADPCM符号列りよ、L、
、、、L盲。
00.ノ再生値”X g g Q 3−−− x;II
 II @ 11 i;t。
△    へ X z ” X 1+ qz =9、+Δ1・(L t + O−5)P鋼TPI =Δい;げA +Δ、;7・A・(L□十0.5)以下
、同様に Pl +ΔmlいA (L、+0.5) ?鵠τ    Pl X1+l=Δml、−A  +Δni/A −(I、、
+o、5)+・・・+Δml。AP′・(L1+0.5
)ら釘 ° − =Δ、、、r1(A  −+−IA・(Lj+0.5)
)・・・・・・(8)↓l となる。
次に、ADPCMデータL□、L2・・・を用いて、波
形の形は同じであるが振幅のみを一定倍にする動作につ
いて説明する。(6)式において錆の初期値x1を与え
るポインタ値’INTにポインタ増減値Sを加へI  
    P四T x、=Δml、−A =Δgig ” A?ズT4ぜS =に・Δ・A”” :!、9□               (9)パラ
 △ となり、X工はxlを(A)倍した値となる。同じよう
に、前記のADPCM再生過程におけるポインタ値P1
に一定値Sを加えると、(8)式よりへ)△11へν となりX工以降の再生値x z t x a・・・X’
l+t・・・も同様△ハハ に前記再生値X Re X 3 p X’nl・・・が
(A’)倍されたことになる。第2図においては加算器
81.レジスタ82.加算器83によって素片波形が繰
り返されるごとにポインタに加える値S′を加算して、
s’=s。
s”= s’+ s 、 s”= s”+ sとして素
片波形をその形を変えずに振幅のみを、1回目の再生波
形に対して(に)倍、(A“)倍、(A85)倍・・・
と徐々に変化させ。
波形を繰り返した場合の電力の不連続を簡易な回路構成
で軽減している。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の音声合成器の回路構成では、
ポインタ増減値S又はポインタ値P1のとる値によって
は必ずしも波形が一定倍とはならず、特に高い精度での
振幅制御が要求される用途では十分にその目的を達し得
ない場合がある。すなわち、(9) 、 (10)式の
関係が成立するためにはP’+ = P ; + S 
              (11)なる関係が常に
成立し、かつ、上式におけるP;′に対応する量子化ス
テップ幅が量子化ROM63に存在しなければならない
、しかし、実際に量子化ROM63に入力されるポイン
タ値はポインタリミッタ62により、制限を受け、Sま
たはP;のとる値によっては(11)式の条件を満足し
ない場合がある。
ここでポインタリミッタ62の働きについて説明する。
先に述べたように、量子化ROM63にはアドレス%%
(=0)〜へ−こ対してΔ1昆A〜−,Afma)なる
量子化ステップ幅が格納されており、従って当然のこと
ながら量子化ROM63に入力されるポインタ値はO”
” ’ffML%の範囲内になければならない。
しかし、ポインタ値P1はADPCM符号L1の値によ
っては前記制限を満たさない場合が生じるため、ポイン
タを0〜PltMの値に制限する回路が必要となる。こ
れがポインタリミッタ62であり、この種のADPCM
再生器には不可欠なものである。
第3図(a)に、従来の方式において問題となるポイン
タ61の働きを示す。図では時間区間Tへ−Tトの間で
ポインタリミッタ62の働きによりPlがPyIaxに
制限され(11)式が成立しない。また区間T。
−Tdの間ではP;はPml、で制限されているにも拘
らず、Plはリタッタの制限にかかわらず同じく(11
)式は成立しない。この例ではT久−Tl、、Tc−T
Jの間はすべて(11)式が成立しないわけであるが、
実際のADPCM再生では、逐次加算処理であるため1
点でも(11)式を満足しない点が存在すれば。
それ以降すべての点で(8)式の関係が崩れる。
本発明は1以上述べた振幅制御において波形の相似性が
崩れる欠点を除去し、高い精度で振幅制御を行ない、1
つの素片を様々の振幅にて用いる法則合成等に適用して
も好適な音声合成器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、予め定められた複数個の量子化ステップ幅に
対応した量を記憶している第1メモリと、該第1メモリ
のアドレスを指定して該第1メモリから量子化ステップ
幅に対応した量の1つを出力させるポインタと、該ポイ
ンタの出力をADPCM符号に応じて移動させる第2メ
モリと、前記ポインタの出力をADPCM符号符号化時
に使用した量子化ステップ幅の最大値と最小値の間に限
定するポインタリミッタと、前記第1メモリから出力さ
れた量子化ステップ幅に基づき再生された再生PCM符
号を記憶し得るレジスタとを有する音声合成器を対象と
する。
本発明は、このような音声合成器において、第1に、音
素波形に関する振幅増減値を含む情報を入力し、先頭音
素波形再生の過程では零がセットされており、2回目以
降の音素波形再生においては各過程ごとに振幅増減値を
累算して記憶する手段を設ける。
第2に、該記憶手段の出力と前記ポインタリミッタの出
力との和で前記第1メモリのアドレスを指定する加算手
段とを設ける。
第3に、前記第1メモリに、前記ADPCM符号符号化
時に使用した量子化ステップ幅の範囲に対して前記加算
手段によって増加又は減少する分をそれぞれ上位アドレ
ス又は下位アドレスに拡張し。
これらの拡張されたアドレスに対応する量子化ステップ
幅を予め記憶させておく。
(作用) ポインタから出力された量子化ステップ幅に対応した量
の1つは、ポインタリミッタを介して加算手段に供給さ
れる。この際、このポインタの出力はポインタリミッタ
により、ADPCM符号符号化時に使用した量子化ステ
ップ幅の最大値と最小値の間に制御される。他方、加算
器には2回目以降の音声波形再生における各過程ごとの
振幅増減値が累算されて供給される(先頭音素波形再生
の過程では0が供給される)、この結果、第1メモリの
アドレスはポインタリミッタからの出力と振幅増減値と
の和となる。すなわち、ポインタリミッタの制限値に対
して上、下にアドレスが拡張される。この拡張されたア
ドレスに対応する量子化ステップ幅は予め第1メモリに
記憶されている。そして、第1メモリから出力される量
子化ステップ幅に基づき再生されたPCM符号がレジス
タに記憶される。
このように、ポインタリミッタの制限値を振幅増減値だ
けシフトしているので、適切な量子化ステップ幅を設定
することができ、上記問題点は解決される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を説明するに先だって、本発明
の原理について説明する。
上記問題点は、従来の回路においては(11)式の関係
が必ずしも成立し得ない点に問題がある。この問題点に
対し、ポインタリミッタ62を取り去ることにより、ポ
インタ値のみは(11)式を常に満足させることができ
る。しかし、この方法では、 ADPCM符号化する種
々の音声データにおいてポインタ値がどのような範囲で
変化するかが定かでなく。
従って量子化ROMもどの程度容易すべきか分からず、
その容量もかなり増えることになる。
そこで、第3図(a)なるポインタ値に対して第3図(
b)に示すようなリミッタ操作に変更する。
すなわち、ポインタの制限値をポインタ増減値Sだけ上
下ともにシフトする。このようにすることによって(1
1)式は常に成立し、ポインタの動く範囲も確実に把握
できるため、あとは量子化ROMを振幅の変更を要する
範囲で上下に拡張しておけば良い、実音声では隣接する
素片の振幅はそう大きくは違わないため、量子化ROM
の拡張もさ程大きくはない。
以下1本発明を一実施例に基づき図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図で”ある。
同図において、130は各部の動作の制御を行なう制御
部、140はマルチプレクサ、141は「音素片長」を
格納するレジスタ、142はr繰り返し回数」を格納す
るレジスタ、143は「初期値設定用ポインタ値」を格
納するためのレジスタ、144は「ポインタ初期値」を
格納するためのレジスタ、145は「ポインタ増減値」
を格納するためのレジスタ、146はADPCM符号を
格納するためのメモリ、147はレジスタ141に格納
された「音素片長」を格納し、所定のタイミングでカウ
ントダウンしていくカウンタ、148はレジスタ142
に格納された「繰り返し回数」を格納し、カウンタ14
7のカウント値がOになるとカウントダウンするカウン
タ、149は、レジスタ143又はレジスタ144の切
り換えを行なうマルチプレクサである。
155はレジスタ、159はポインタ移動ROM、16
0はポインタ、161はポインタリミッタ、162は量
子化ROM 。
163は乗算器、164・165は加算器、166はレ
ジスタ。
167はレジスタ167の出力端子である。また181
は加算器、182は、加算器181から出力されるレジ
スタ145のポインタ増減値とレジスタ182自身の出
力との加算結果を格納するレジスタ、183はポインタ
リミッタ161の出力とレジスタ182の出力を加算す
る加算器である。
第5図は第1図に示す音声合成器(ADPCM再生器)
にバッファメモリ(第1図に図示なし)を通して送られ
てくるデータの形式を示したものであり、1フレ一ム周
期対応のデータとして始めから順に、ADPCMデータ
の個数である音素片長、 ADPCM符号列の繰り返し
回数、1フレ一ム周期内で各繰り返し単位で波形再生の
初期値をROM162から読み出す時にポインタ値とし
て用いる初期値設定用ポインタ値、1フレ一ム周期内の
各繰り返し曝位でポインタの初期値として用いられるポ
インタ初期値、ポインタ増減値、及びADPCM符号L
□、Lし・・・L、v、の各データがあり、このデータ
形式で各フレーム周期毎に送られてくる。
この第5図に示したデータで第1図の回路で波形再生を
行なった時の再生波形を第6図に示す。
以下、第5図及び第6図を参照して第1図の実施例の動
作について説明する。
まず、伝送系あるいは音声ファイルから入力される第5
図のデータ形式のデータは順次バッファメモリ(図示せ
ず)に格納される。バッファメモリに格納されたデータ
を順次1フレ一ム周期分ずつ取り込む、このバッファメ
モリから取り込まれるデータはマルチプレクサ140を
順次切り換えることにより、レジスタ141には「音素
片長」、レジスタ143には「初期値設定用ポインタ値
」、レジスタ144には「ポインタ初期値」、レジスタ
145には「ポインタ増減値」、メモリ146にはAD
PCM符号、がそれぞれ格納される。カウンタ147に
はレジスタ141から出力される「音素片長」が格納さ
れ、カウンタ148には「繰り返し回数」が格納される
レジスタ166の初期値x1はROM162の出力によ
つて与えられる。すなわち、レジスタ143に格納され
た初期値設定用ポインタ値P工NTをマルチプレクサ1
49を介してポインタ160に格納し、ポインタリミッ
タ161.加算器183(レジスタ182は初期はOに
セットされているから加算しても値は変わらない)を介
してROM162を読み出し、その値をレジスタ166
に格納する。このようにして得られた音素波△ 形の初期値X、は、時間点T工に出力端子167より出
力される。
次に1時間点T、以降の波形再生に先立って、ポインタ
160の初期値をセットする。このためにマルチプレク
サ149を切り換えて、レジスタ144に格納された「
ポインタ初期値JP□をポインタ160に格納させる。
この値は(4)式中のP;の初期値となるとともにポイ
ンタリミッタ161.加算器183を介してROM16
2を読み出し、(1)式中のi=1における量子化ステ
ップ幅Δ、を決定している。
次に時間点T、における波形再生について説明する。メ
モリ146より入力される最初のADPCMデータL、
は加算器168によってバイアス0.5が加えられた後
、乗算器163によって量子化ステップ幅Δ□が乗ぜら
れ((1)式)、加算器165によって前時間ハ 点T□における波形再生値XLと加算され((2)式)
時間点T2における波形再生鍍金2としてレジスタ16
6に格納され、時間点T2に出力端子167より出力さ
れる。一方これと並行してADPCMデータL、からは
、この値をアドレスとしてROM159を読み出し、ポ
インタ160によって(4)式の演算が行なわれ1次の
13点におけるポインタ値となる。以下同様にして時間
点て3以降、ADPCM符号L2・・・Loを用いて第
6図に示される音声波形を再生する。
符号を1つ取りこんで処理を行なう毎に、カウンタ14
7の音素片長を1つカウントダウンしてゆく。
このカラ、ンタ147のカウント値は常に監視されてお
り、これがOになると1音素周期分のADPCM符号全
部の処理が完了したと判定する。又、レジスタ142に
格納された「繰り返し回数」データはカウンタ148に
格納されてやはり常時監視されており、前述の音素片長
のカウント値がOに達すると、カウンタ148の繰り返
し回数を1つカウントダウンする。
この結果、繰り返し回数のカウント値が0でない場合に
は、新たに、音素片長のデータをレジスタ141からカ
ウンタ147に格納させ、且つマルチプレクサ149を
レジスタ143側に切り換えてレジスタ143に格納さ
れた初期値設定用ポインタ値’mNTをポインタ160
に格納する。この時、レジスタ145に格納されたポイ
ンタ増減値Sを加算器181に入力させ、レジスタ18
2に格納された値(第1音素周期終了時の場合はOであ
る)との加算を行ない、加算結果をポインタの増減値S
′としてレジスタ182に格納する。
ただし、ここでポインタリミッタ161の出力がすでに
リミッタの制限値PP、もしくはpHkWに達している
と、前記第2図の従来のADPCM再生器と同様の量子
化ROMを用いては、アドレスアンダーフローまたはオ
ーバーフローが起きる。そこで本実施例における量子化
ROM162ではリミッタ制限値に対して第7図に示す
ように上下にアドレス拡張し。
対応する量子化ステップ幅を記憶させておく。従って、
第1図の実施例では、アドレス拡張によって生じるアド
レスに対応する量子化ステップ幅のずれを補正するため
、ポインタ160の初期値及びポインタリミッタ161
の制限値にはアドレス下位拡張台のオフセットが加えら
れている。この結果、(9)式(lO)式が常に成立し
、従って音素の繰り返しにおいて波形の形は変わらない
が5振幅が一定倍になった波形を出力することができる
。ここで。
どの程度量子化ROMを拡張すれば良いかが問題となる
が、拡張する大きさ、すなわち振幅増減値Sの累算結果
S′の大きさは、隣り合うフレームの平均電力の比に相
当し、音素の形状がほぼ同一とみなせる区間では振幅の
変化も比較的小さいことを考えると振幅にして172〜
2倍、第7図における量子化ステップ幅にして上下8ス
テップ程度拡張すれば十分であり、回路全体からみれば
、ごく僅かな増加で十分な効果が得られる。
以上、本発明の第1の実施例を説明した。この第1の実
施例では素片の繰り返しによる音声情報の圧縮について
考えたものであるが任意語の合成を目的とする法則合成
にADPCM方式を利用する場合、本手法はさらに有効
な手段となる。第8図に第2の実施例における量子化R
OMの構成を示す。
すなわち、法則合成では音節、音素、素片といった小さ
な音声単位をつなぎ合わせて連続音声にしていく、その
ため用いられる音声単位の振幅も、それが使用される状
況によって種々の値に容易にコントロールできる手法が
必要である。
この場合にも第LIJ!iの回路はそのまま法則合成の
合成部として利用できる。ただし、この場合は。
合成のもととなる素片データの振幅制御を容易にするた
めにすべて正規化しておき、これを最大振幅として振幅
を小さくする方向にのみ制御する方法が波形の精度を考
えても有利である。そのため、量子化ROM162は第
8図のごとく下位方向、にのみ必要な量子化ステップ幅
を拡張しておく(31ステツプ、約1720倍も拡張す
れば十分である)。
(発明の効果) 以上説明したように1本発明によれば、同−ADPCM
データの振幅値が一定倍された波形を従来の構成よりも
良好に出力することができるため、同一波形の繰り返し
によって音声の情報圧縮を行なっている音声合成音の平
均電力の不連続性を一層軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のブロック図。 第2図は従来のADPCM再生器のブロック図、第3図
(a)は第2図に示すADPCM再生器におけるポイン
タの働きの一例を示す図、第3図(b)は本発明におけ
るリミッタ操作を示す図、第4図(a)は実際の音声波
形の一例を示す図、第4図(b)は同一波形を3回繰り
返す合成音の波形を示す図、第4図(c)は第4図(a
)及び(b)のそれぞれの平均電力を示す図、第5図は
本発明の第1の実施例におけるデータ形式を示す図、第
6図(a)及び(b)は本発明の第1の実施例による再
生波形の一例を示す図、第7図は本発明の第1の実施例
におけるROM162の内容を示す図、及び第8図は本
発明の第2の実施例におけるROM162の内容を示す
図である。 130−一一制御部、140−一一マルチプレクサ、1
41〜145−m−レジスタ、146−−−メモリ。 147、148−m−カウンタ、  149−−−マル
チプレクサ、155−m−レジスタ、   159−一
−ROM。 160−m−ポインタ、   L61−m−ポインタリ
ミッタ。 162−−−ROM、 163.165,181,183−−一加算器、166
.182−m−レジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 予め定められた複数個の量子化ステップ幅に対応した量
    を記憶している第1メモリと、該第1メモリのアドレス
    を指定して該第1メモリから量子化ステップ幅に対応し
    た量の1つを出力させるポインタと、該ポインタの出力
    をADPCM符号に応じて移動させる第2メモリと、前
    記ポインタの出力をADPCM符号符号化時に使用した
    量子化ステップ幅の最大値と最小値の間に限定するポイ
    ンタリミッタと、前記第1メモリから出力された量子化
    ステップ幅に基づき再生された再生PCM符号を記憶し
    得るレジスタとを有する音声合成器において、音素波形
    に関する振幅増減値を含む情報を入力し、先頭音素波形
    再生の過程では零がセットされており、2回目以降の音
    素波形再生においては各過程ごとに振幅増減値を累算し
    て記憶する手段と、該記憶手段の出力と前記ポインタリ
    ミッタの出力との和で前記第1メモリのアドレスを指定
    する加算手段とを設け、 前記第1メモリに、前記ADPCM符号符号化時に使用
    した量子化ステップ幅の範囲に対して前記加算手段によ
    って増加又は減少する分をそれぞれ上位アドレス又は下
    位アドレスに拡張し、これらの拡張されたアドレスに対
    応する量子化ステップ幅を予め記憶させておくことを特
    徴とする音声合成器。
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