JPS61248848A - ガズ媒体により薄板を非接触的に案内するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、薄板の上方及び下方に該薄板から間隔をもっ
て配置され且つそれぞれ１つのノズル噴出面を有してい
るノズルケースを備え、これらのノズルケースの間にし
て薄板の上方及び下方にガス排気ダクトが設けられてい
る。ガス媒体により薄板を非接触的に案内するための装
置に関する。

従来技術 この種の装置は、特に帯材または帯状の材料を加熱もし
くは冷却するために用いられる。ガス媒　　　′体とし
ては主に、薄板に対して吹きつけられる空気または保護
ガスが使用される。

厚さがＯ−１ｆｉ以上の薄板を、特にメタルバンドを、
むらなく且つ平坦な状態で互いに逆方向に指向するノズ
ルケースの間の隙間を通過させ案内することはすでに公
知である（ドイツ特許公告第一２５２１．０１７号公報
）。ノズルケースは薄板の搬送方向に対して横に延在し
、且つ縦方向或は横方向に向けられるノズルは互いにず
らして配置されている。１枚の薄板の近傍に配置される
ノズルケースは、ノズルを介して前記薄板に吹きつけら
れるガス媒体の排出用のガス排気ダクトによって互いに
仕切られている。これらのガス排気ダクトのなかには、
ガスの排気量を調節するための絞り弁が設けられている
。

この公知の装置は、ｏ、３ｖａａ以上の厚さのメタルバ
ンドを満足に案内することができない。例えばある種の
銅合金のような特殊な金属合金の場合には、厚さが０．
３■以下であっても満足な案内は得られない。

この装置によってメタルバンドを正弦状に有利に案内す
ることは不可能である。むしろ、装置から出るメタルバ
ンドにはかなりの縦じわや他の非平面部分があり、廃物
にせざるを得ない場合が多い０ さらに、焼なまし処理の目的で薄板を、特にアルミニウ
ムバンドを浮動状態で案内することができる装置が公知
である（ドイツ特許第３３１８８６１号公報）。この装
置では、薄板の搬送方向に対して横に延びるノズルケー
スが使用される。各ノズルケースは、空気クッションの
形成のために、送風方向が互いに対して傾斜している２
つの長穴或は水死を有している。これらのノズルケース
は、薄板の上方及び下方に対になって配置されている。

薄板の上方に配置される１対のノズルケースには、搬送
方向にして薄板の下方に他のノズルケース対が続−てい
る。このノズルケース対には、搬送方向にして薄板の上
方に他のノズルケース対が絖く。

このような構成は、薄板の上方または下方に配置されて
φるノズル対の間に大きな中間空間があることを意味し
ている。つまり、薄板の加熱或は冷却が処°理区間に関
連して比較的弱いのが欠点である。従って、装置の性能
を高めるためには比較的長い処理区間を必要とするが、
これは技術的な浪費である。

さらに上記の装置の場合、ノズルケースから流出し互い
に対して傾斜したガス流の搬送力が極めて小さく、従っ
て比較的厚く重いメタルバンドに対しては適していない
。この装置の場合、ノズルケースは実際浪費的に構成さ
れているが、搬送効果及び案内効果の上で最適な、薄板
の正弦状の案内は不可能である〇 目　　　的 本発明の目的は、比較的薄い帯材も比較的厚い及び／ま
たは剛性の大きな帯材も（特にメタルバンド）非接触的
に正弦波形状に案内することができ、加熱または冷却に
対し高い出力密度が得られるような、冒頭で述べた種類
の装置を形成することである。

構　　成 本発明は、上記目的を達成するため、薄板の上方及び下
方に配置されるノズルケースのノズル噴出面が・薄板の
搬送方向に延びるほぼ水平な面に対して、搬送方向に個
々にまたはグループごとに異なった間隔をもっているこ
とを特徴とするものである。

薄板から上部及び下部ノズルケースまでの距離は、搬送
されるべき薄板に対応して選定することができる。ノズ
ルケースは、１つまたは複数のノズル列を有することが
でき、その際丸い、または楕円形の、もしくは他の形状
のノズル開口部を備えたノズル及びスリットノズルを使
用することができる。ガス媒体としては特に空気が考慮
される。

薄板の上方及び下方に配置されている個々のノズルケー
スは、薄板の可能な限り正弦状の延在に対応して配置さ
れている。

本発明による装置は、ノズルケースが、薄板の上方及び
下方にほぼ等しい帯幅にわたって配分されているように
構成することができる。

さらに本発明による装置は、薄板の上方に配置されるノ
ズルケースが、薄板の下方に配置されるノズルケースに
対して搬送方向にずらして配置きれているように構成す
ることができる０この場合−薄板上方の１個のノズルケ
ースが薄板下方の２つのノズルケースの中央に向くよう
に１或はその逆にすることが可能である。しかし他のず
れ配置も可能である。

さらに本発明による装置は、薄板の上方に配置されるノ
ズルケースが、薄板の下方に配置されるノズルケースに
対して搬送方向に対し横にずらしてＸ配置されているよ
うに構成することもできる。

さらに本発明による装置は、ノズルケースの少なくとも
１部が、搬送方向にほぼ水平に延びる面に対して垂直に
位置調整可能であるように構成することができる。この
ような位置調整によって、装置内での薄板の延在を変化
させることができる。

特に、不定形の薄板や材質への適用が可能となる。

最後に本発明による装置は、位置調整可能な前記ノズル
ケースの少なくとも一部が一緒に位置調整可能であるよ
うに構成することができる。このようにして、薄板に対
するノズルケースの位置調整が簡単且つ迅速になる。

実施例 次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて説明する。

第１ａ図は、加熱炉または冷却装置として形成される装
置Ａを示す。この装置Ａは、プレッシャーダク）Ｃを介
してガス流をノズルケースＤへ搬送する送風器Ｂを有し
ている。ガスはノズルケースＤから出て、薄板Ｅへあた
る。薄板Ｅへあたった後ガスは吸込ダク）Ｆを介して再
び送風機Ｂに供給される。プレッシャーダクトＣ及び／
または吸込ダクトＦ内には、ガス流のための加熱または
冷却要素を設けることができる。

薄板は、メタルバンドｌの形状で第１図に図示した装置
を貫通するように案内される。メタルバンド１の上方に
は、上部ノズルケース２ないし５が配置されている。メ
タルバンド１の下方には、逆方向に指向する下部ノズル
ケース６ないし９が配置されている。上部ノズルケース
２ないし５と下部ノズルケース６ないし９の間には、は
ぼ水平な中心面１０が搬送方向に延びている。ノズルケ
ース２ないし９は、この中心面１ｏに対して異なった間
隔で配置されている。この場合、上部ノズルケース２と
４及び下部ノズルケース７と９は、中心面１０から同じ
間隔で配置されている。上部ノズルケース３と５及び下
部ノズルケース６と８も中心面１０から同じ間隔をもっ
て配置されている。各ノズルケース２ないし９からメタ
ルバンドｌの方向へ出ている矢印１１は、各ノズルケー
ス２ないし９のノ゛ズルから噴出するガス流を示す。

上部ノズルケース２ないし５は、下部ノズルケース、６
ないし９に対して、矢印１２で示したメタルバンド１の
搬送方向に関しずらして配置されている。

ノズルケース２ないし９から噴出する空気、保護ガス等
のガス流でメタルバンド１に作用を及ぼす場合、メタル
バンドｌは正弦状に延びでいる。

隣接する２つのノズルケース２ないし９の間１ｃはそれ
ぞれ１つのガス排気ダクト１３が設けられている。これ
らのガス排気ダクト１３のなかには、処理室から排出さ
れるべきガス量を調節する位置調整可能な絞り弁１４な
いし１９が取り付けられている。位置調整可能な絞り弁
１４ないし１９の代わりに、定置の絞り板等を使用する
こともできる。必要に応じて、上部絞り弁１４ないし１
６もしくは下部絞り弁１７ないし１９の全部或は一部を
省略することもできる。

第２図に示した実施例は、特に、剛性の大きな、もしく
は比較的厚いメタルバンドｌの処理に適している。この
場合、中心面１０に対する上部ノズルケース２０ないし
２７及び下部ノズルケース四ないし３４の間隔は、メタ
ルバンドｌの全長にわたって第１図の実施例の場合より
も小さなステップで変化している。これに対応して、搬
送時のメタルバンドｌの正弦状の延在はより平坦である
。

この実施例の場合も、ガス排気ダクトゴ５のなかにして
個々のノズルケース２０ないし３４の間に・図示してい
ない絞り装置を設けることができるＯ 第３図に図示した実施例も、比較的剛性が大きくて厚い
メタルバンド１の処理に適している。ノズルケース３６
ないし５３のうちノズルケース３６ないし３８．４２な
いし４４．４５ないし４７−５１ないし５３は、中心面
ｌＯから等間隔で配置されている。ノズルケース３９な
いし４１と４８ないし５０は、中心面ｌＯから互いに異
なった他の間隔で配置されている。この実施例でも１ガ
ス排気ダクト５４のなかにしてノズルケース３６ないし
５３の間に絞り装置を適当に設けることができる。

第４図の実施例では、メタルバンド１の上方及び下方に
それぞれ２つのノズルケース５５，５６：５８．５９；
６１，６２：６４，６５：６７．６８が中心面１０から
等間隔で並設されている。ノズルケースの各対の間には
それぞれ１つのノズルケース５７．６０．６３，６６．
６９が中心面１０から他の間隔をもって配置されている
。

第５図の実施例では、全体としてメタルバンド・１の表
面に対し、即ち中心面１ｏに対し垂直にずらして配置さ
れていないノズルケース７０ないし８４が設けられてい
る。むしろここでは、ノズルケース７ｏないし８４のノ
ズルを具備した面だけが、メタルバンド１の表面に対し
て垂直に、従って中心面１０に対して垂直に図示したよ
うにずらして取り付けられている。

効　　果 本発明により、比較的薄い帯材も比較的厚い及び／また
は剛性の大きな帯材も（特にメタルバンド）非接触的に
正弦波形状に案内することができ、加熱または冷却に対
し高い出力密度が得られるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の実施列に従って配置されるノズルケース
を備えた本発明による装置の図式図、第１ａ図は第１図
の装置の図式側面図、第２図は特に比較的厚いメタルバ
ンドに適している、本発明の他の実施例によるノズルケ
ースの配置図、第３図は剛性の大きなメタルバンドのた
めの他の実施例を示す図、第４図は本発明による装置の
他の実施例を示す図、第５図はノズルケースのノズルを
具備する面が中心線に対してずれている、本発明による
装置の他の実施例を示す図である。 ｌ・・・薄板（メタルバンド）翫 ２−９：２．０−３４：３６−５３：５５−６９ニア　
０　＝８４・・・ノズルケース、 １０・・−水平面（中心面） ／ｒ；璽・／ ｂり・た

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）薄板の上方及び下方に該薄板から間隔をもって配
   置され且つそれぞれ１つのノズル噴出面を有しているノ
   ズルケースを備え、これらのノズルケースの間にして薄
   板の上方及び下方にガス排気ダクトが設けられている、
   ガス媒体により薄板を非接触的に案内するための装置に
   おいて、薄板（１）の上方及び下方に配置されるノズル
   ケース（２−９：２０−３４；３６−５３；５５−６９
   ；７０−８４）のノズル噴出面が、薄板（１）の搬送方
   向に延びるほぼ水平な面（１０）に対して、搬送方向に
   個々にまたはグループごとに異なった間隔をもっている
   ことを特徴とする装置。
2. （２）ノズルケース（２−９；２０−３４；３６−５３
   ；５５−６９；７０−８４）が、薄板（１）の上方及び
   下方にほぼ等しい帯幅にわたって配分されていることを
   特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の装置。
3. （３）薄板（１）の上方に配置されるノズルケース（２
   −５；２０−２７；３６−４４；５５−６２；７０−７
   ７）が、薄板（１）の下方に配置されるノズルケース（
   ６−９；２８−３４；４５−５３；６３−６９；７８−
   ８４）に対して搬送方向にずらして配置されていること
   を特徴とする、特許請求の範囲第１項または第２項に記
   載の装置。
4. （４）薄板（１）の上方に配置されるノズルケース（２
   −５；２０−２７；３６−４４；５５−６２；７０−７
   ７）が、薄板（１）の下方に配置されるノズルケース（
   ６−９；２８−３４；４５−５３；６３−６９；７８−
   ８４）に対して搬送方向に対し横にずらして配置されて
   いることを特徴とする、特許請求の範囲第１項から第３
   項までのいずれか１つに記載の装置。
5. （５）ノズルケース（２−９；２０−３４；３６−５３
   ；５５−６９；７０−８４）の少なくとも１部が、搬送
   方向にほぼ水平に延びる面（１０）に対して垂直に位置
   調整可能であることを特徴とする、特許請求の範囲第１
   項から第４項までのいずれか１つに記載の装置。
6. （６）位置調整可能な前記ノズルケース（２−９；２０
   −３４；３６−５３；５５−６９；７０一８４）の少な
   くとも一部が一緒に位置調整可能であることを特徴とす
   る、特許請求の範囲第５項に記載の装置。