JP2553199B2 - 差圧シール装置 - Google Patents
差圧シール装置Info
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- JP2553199B2 JP2553199B2 JP1200187A JP20018789A JP2553199B2 JP 2553199 B2 JP2553199 B2 JP 2553199B2 JP 1200187 A JP1200187 A JP 1200187A JP 20018789 A JP20018789 A JP 20018789A JP 2553199 B2 JP2553199 B2 JP 2553199B2
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- pressure
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 長尺薄帯、例えば冷延ないし熱延鋼帯のような長尺材
を連続的に送給しつつこれに真空蒸着、イオンプレーテ
ィング、スパッタリングなどのいわゆるドライプレーテ
ィング法によって表面処理を施す際には複数の圧力差の
ある空間領域相互によってドライプレーティング領域に
至る間に順次真空度を上げ、ついで下げていくエアー・
トウ・エアー（Air-to-Air）方式が用いられる。この発
明はこの差圧室相互間の圧力差を維持しつつ長尺薄帯の
通過を誘導するのに好適な差圧シール装置に関するもの
である。
を連続的に送給しつつこれに真空蒸着、イオンプレーテ
ィング、スパッタリングなどのいわゆるドライプレーテ
ィング法によって表面処理を施す際には複数の圧力差の
ある空間領域相互によってドライプレーティング領域に
至る間に順次真空度を上げ、ついで下げていくエアー・
トウ・エアー（Air-to-Air）方式が用いられる。この発
明はこの差圧室相互間の圧力差を維持しつつ長尺薄帯の
通過を誘導するのに好適な差圧シール装置に関するもの
である。
（従来の技術） エア・トウ・エア方式に関しては、例えば米国特許第
2384500号、同2972330号、同2996410号明細書をはじ
め、三菱重工技報Vol,21（1984）No.6のp1〜７などのよ
うに近年来の精密工作技術の進歩と相まって、実用化が
進められつつある。これらのシール法のうちの、とくに
最後に引用した文献には、通板の向きにわずかに軸心を
ずらせた一対のロール間に挟んで長尺材を各ロール周面
に沿わせるようにして、シール面積を拡大することが、
また最近に至って特開昭62-13572号公報では、一対の通
板ロールに長尺材を囲うシールバーとアダプターとを組
み合わせて、その囲いの内部にて差圧を維持する試みが
提案されているが、何れにあっても一対のロール間に長
尺材を挟圧して通板するので、被処理物はその表裏面で
曲げ応力、圧縮応力が働き、さらには大きな張力も受け
る。このような張力や局部的な面圧の作用は、製品の品
質に悪影響を及ぼし、例えば一方向性けい素鋼板にエア
・トゥ・エア方式を適用した際には磁気特性の劣化を起
こすことがわかった。
2384500号、同2972330号、同2996410号明細書をはじ
め、三菱重工技報Vol,21（1984）No.6のp1〜７などのよ
うに近年来の精密工作技術の進歩と相まって、実用化が
進められつつある。これらのシール法のうちの、とくに
最後に引用した文献には、通板の向きにわずかに軸心を
ずらせた一対のロール間に挟んで長尺材を各ロール周面
に沿わせるようにして、シール面積を拡大することが、
また最近に至って特開昭62-13572号公報では、一対の通
板ロールに長尺材を囲うシールバーとアダプターとを組
み合わせて、その囲いの内部にて差圧を維持する試みが
提案されているが、何れにあっても一対のロール間に長
尺材を挟圧して通板するので、被処理物はその表裏面で
曲げ応力、圧縮応力が働き、さらには大きな張力も受け
る。このような張力や局部的な面圧の作用は、製品の品
質に悪影響を及ぼし、例えば一方向性けい素鋼板にエア
・トゥ・エア方式を適用した際には磁気特性の劣化を起
こすことがわかった。
また上記のような問題に加え長尺材の通板中の振動に
よる板割れや通板中に付着した空気中のごみなどによる
表面きずの発生や汚れも懸念されるようになった。
よる板割れや通板中に付着した空気中のごみなどによる
表面きずの発生や汚れも懸念されるようになった。
（発明が解決しようとする課題） 長尺薄帯の通板時に品質劣化に原因となる強い面圧を
受けたり振動を起こすことがなく、しかもごみの付着に
よる表面きずや汚れの発生するうれいなしにより高い差
圧シールが実現できる装置を提案することがこの発明の
目的である。
受けたり振動を起こすことがなく、しかもごみの付着に
よる表面きずや汚れの発生するうれいなしにより高い差
圧シールが実現できる装置を提案することがこの発明の
目的である。
（課題を解決するための手段） この発明は、圧力差のある空間領域相互間の境界にて
長尺薄帯の巻きがけ案内を司る単一のガイドロールと、
このガイドロールの外周をほぼ半周にわたって取り囲み
長尺薄帯の巻きがけ域を除いてガイドロールの外周面に
対し極微小なすき間を形成する凹円弧状シール面と巻き
がけ域にて長尺薄帯の背面ならびに両側縁に対してやは
り極微細なすき間を直接形成する第２の凹円弧状シール
面および第２の凹円弧状シール面の奥でこれに連なって
ガイドロールの接線方向に長尺薄帯の断面寸法に比しは
るかに大きく開口するスリットを有するアタッチメント
を備え、長尺薄帯の巻きがけ域に至る以前の搬送経路中
に、長尺薄帯の出入口とガスの供給、排出管を備え大気
圧よりも高い圧力になるガスを吹き込んで長尺薄帯表面
に存在するごみなどを除去する高圧空間を形成するボッ
クスを配置してなる、ことを特徴とする差圧シール装置
であり、ここにこの発明では、巻きがけ域にて長尺薄帯
の背面に対して微小すき間を直接形成する第２の凹円弧
状シール面に長尺薄帯の長手方向と交差する向きに複数
の溝を形成しておくのがよい。
長尺薄帯の巻きがけ案内を司る単一のガイドロールと、
このガイドロールの外周をほぼ半周にわたって取り囲み
長尺薄帯の巻きがけ域を除いてガイドロールの外周面に
対し極微小なすき間を形成する凹円弧状シール面と巻き
がけ域にて長尺薄帯の背面ならびに両側縁に対してやは
り極微細なすき間を直接形成する第２の凹円弧状シール
面および第２の凹円弧状シール面の奥でこれに連なって
ガイドロールの接線方向に長尺薄帯の断面寸法に比しは
るかに大きく開口するスリットを有するアタッチメント
を備え、長尺薄帯の巻きがけ域に至る以前の搬送経路中
に、長尺薄帯の出入口とガスの供給、排出管を備え大気
圧よりも高い圧力になるガスを吹き込んで長尺薄帯表面
に存在するごみなどを除去する高圧空間を形成するボッ
クスを配置してなる、ことを特徴とする差圧シール装置
であり、ここにこの発明では、巻きがけ域にて長尺薄帯
の背面に対して微小すき間を直接形成する第２の凹円弧
状シール面に長尺薄帯の長手方向と交差する向きに複数
の溝を形成しておくのがよい。
さて第１図（ａ）（ｂ）（ｃ）にこの発明に従う装置
の一例について示し、同図における番号１は長尺薄帯、
２は例えば圧力P1になる空間と圧力P0になる空間領域の
境界にて長尺薄帯１の巻きがけ案内を司る単一のガイド
ロールであり、このガイドロール２は図示はしないが軸
受け支持されていて長尺薄帯１を予め設定された巻付き
接触角Θにて巻きがけする。また３はアタッチメントで
あって、このアタッチメント３はガイドロール２の外周
をほぼ半周にわたって取り囲み該薄帯１の巻きがけ域を
除いてガイドロール２の外周面に対して極微小なすき間
αを形成する凹円弧状シールメンS1と巻きがけ域にて該
薄帯１の背面並びに両縁に対してやはり極微細なすき間
α1,α２を直接形成する第２の凹円弧状シール面S2とこ
のシール面S2の奥でこれに連なってガイドロール２の接
線方向に該薄帯１の断面寸法に比しはるかに大きく開口
するスリットｔを有する。４は長尺薄帯１の巻きがけ域
に至る以前の搬送経路中に配設した例で示した高圧空間
を形成するボックスであり、このボックス４にはその内
部に大気圧よりも高い圧力になるガスを吹き込むための
ガス供給管4aとこのガスを排出するための排出管4bが設
置される。また５はケーシングｋによって形成される第
一差圧室、６は同じく第二差圧室、７は第三差圧室であ
る。上記の構成になる差圧シール装置においてより高い
差圧を維持するために第２図に示すように、アタッチメ
ント３の凹円弧状シール面S2に長尺薄帯１の長手方向と
交差する向きで複数の溝3aを設けることができる。第３
図（ａ）に上掲第１図に示したシーリングアタッチメン
ト３の外観を、また第３図（ｂ）に同じくシーリングア
タッチメント３のガイドロールに面する凹円弧状シール
面S2及び高圧室を形成するボックス４の取付け状況を分
かり易く図解した。なお、第１図に示した例において差
圧室５、６間および６、７間の差圧（P1-P2），（P2-
P3）は（P0-P1）に比しはるかに小さいこともあって、
軸心を通板方向にずらせたロール対8,9によるロールシ
ールを用いた場合を示した。
の一例について示し、同図における番号１は長尺薄帯、
２は例えば圧力P1になる空間と圧力P0になる空間領域の
境界にて長尺薄帯１の巻きがけ案内を司る単一のガイド
ロールであり、このガイドロール２は図示はしないが軸
受け支持されていて長尺薄帯１を予め設定された巻付き
接触角Θにて巻きがけする。また３はアタッチメントで
あって、このアタッチメント３はガイドロール２の外周
をほぼ半周にわたって取り囲み該薄帯１の巻きがけ域を
除いてガイドロール２の外周面に対して極微小なすき間
αを形成する凹円弧状シールメンS1と巻きがけ域にて該
薄帯１の背面並びに両縁に対してやはり極微細なすき間
α1,α２を直接形成する第２の凹円弧状シール面S2とこ
のシール面S2の奥でこれに連なってガイドロール２の接
線方向に該薄帯１の断面寸法に比しはるかに大きく開口
するスリットｔを有する。４は長尺薄帯１の巻きがけ域
に至る以前の搬送経路中に配設した例で示した高圧空間
を形成するボックスであり、このボックス４にはその内
部に大気圧よりも高い圧力になるガスを吹き込むための
ガス供給管4aとこのガスを排出するための排出管4bが設
置される。また５はケーシングｋによって形成される第
一差圧室、６は同じく第二差圧室、７は第三差圧室であ
る。上記の構成になる差圧シール装置においてより高い
差圧を維持するために第２図に示すように、アタッチメ
ント３の凹円弧状シール面S2に長尺薄帯１の長手方向と
交差する向きで複数の溝3aを設けることができる。第３
図（ａ）に上掲第１図に示したシーリングアタッチメン
ト３の外観を、また第３図（ｂ）に同じくシーリングア
タッチメント３のガイドロールに面する凹円弧状シール
面S2及び高圧室を形成するボックス４の取付け状況を分
かり易く図解した。なお、第１図に示した例において差
圧室５、６間および６、７間の差圧（P1-P2），（P2-
P3）は（P0-P1）に比しはるかに小さいこともあって、
軸心を通板方向にずらせたロール対8,9によるロールシ
ールを用いた場合を示した。
（作用） 長尺薄帯１はその搬送通路に設置したボックス４を経
たのちガイドロール２に巻きがけられて大気圧P0から第
１差圧室４内の圧力P1に至るとくに高い差圧の下に送り
進められるが、このときボックス４では大気圧よりも高
い圧力になるガスが吹き込まれているので薄帯１の表面
上に付着したごみ等が取り除かれるから、これによる表
面きずや汚れなどの発生するうれいはなく、またシーリ
ングアタッチメント３では凹円弧状シール面S1においる
極く微小なすき間を隔てるに過ぎないので強い面圧を受
けることなしに有効な差圧シールが実現されることとな
る。
たのちガイドロール２に巻きがけられて大気圧P0から第
１差圧室４内の圧力P1に至るとくに高い差圧の下に送り
進められるが、このときボックス４では大気圧よりも高
い圧力になるガスが吹き込まれているので薄帯１の表面
上に付着したごみ等が取り除かれるから、これによる表
面きずや汚れなどの発生するうれいはなく、またシーリ
ングアタッチメント３では凹円弧状シール面S1においる
極く微小なすき間を隔てるに過ぎないので強い面圧を受
けることなしに有効な差圧シールが実現されることとな
る。
なお、第１図に示したところにおいてすき間α１につ
いては長尺薄帯１の幅が変わった場合多少は許容せざる
をえないが、気密性を有しロールの軸方向に移動可能な
補助板等を設置することにより容易に対処できる。
いては長尺薄帯１の幅が変わった場合多少は許容せざる
をえないが、気密性を有しロールの軸方向に移動可能な
補助板等を設置することにより容易に対処できる。
この発明に従う装置を適用して、厚み0.25mm、板幅50
0mmになる冷延鋼板をラインスピード10m/minにて通板さ
せた実験におけるシール性能の調査結果を、高圧空間を
形成するボックス４をもたない例えば第４図及び第５図
に示す如き構造になるシーリングアタッチメントを備え
た装置を適用した場合の調査結果とともに表−１に示
す。
0mmになる冷延鋼板をラインスピード10m/minにて通板さ
せた実験におけるシール性能の調査結果を、高圧空間を
形成するボックス４をもたない例えば第４図及び第５図
に示す如き構造になるシーリングアタッチメントを備え
た装置を適用した場合の調査結果とともに表−１に示
す。
長尺薄帯１の搬送経路中にボックス４を設け、差圧シ
ール装置の導入前にこのボックス４に通すことによりご
み等の付着を効果的に回避でき、しかもシーリングアタ
ッチメント３に溝3aを形成した場合にはより高い差圧が
維持できるという結果が得られた。ここでシーリングア
タッチメント３に溝3aを形成することにより高い差圧が
維持できるのは、長尺薄帯１の通板中その領域において
空気に乱れを生じさせ空気抵抗を大きくすることができ
るためと考えられる。この溝3aは幅が0.1〜10mm、深さ
0.01〜5mm、間隔（ピッチ）が１〜20mm程度の複数の線
状とするのが好ましくその断面形状はいかようであって
もかまわない。またこのような溝3aの作製は真空度の低
い領域の境界における差圧シールにおいて効果的である
ため、同一構造になるシーリングアタッチメントでも真
空度の比較的低い高圧側は溝のサイズを大きくまたピッ
チを大きくし、真空度の高い低圧側は溝のサイズ、ピッ
チを小さくすることによりさらに高い差圧シールが実現
できる点で有利である。この発明において設置したボッ
クス４としてはその内圧を常圧の1.1〜３倍程度とする
のがよくその中に吹き込むガスはエァーあるいは窒素ガ
ズやアルゴンなどの不活性ガスとするが、このようなガ
スはごみ等の異物を吹き飛ばすためより好ましくは薄帯
面に垂直方向に吹きつけるのがよい。
ール装置の導入前にこのボックス４に通すことによりご
み等の付着を効果的に回避でき、しかもシーリングアタ
ッチメント３に溝3aを形成した場合にはより高い差圧が
維持できるという結果が得られた。ここでシーリングア
タッチメント３に溝3aを形成することにより高い差圧が
維持できるのは、長尺薄帯１の通板中その領域において
空気に乱れを生じさせ空気抵抗を大きくすることができ
るためと考えられる。この溝3aは幅が0.1〜10mm、深さ
0.01〜5mm、間隔（ピッチ）が１〜20mm程度の複数の線
状とするのが好ましくその断面形状はいかようであって
もかまわない。またこのような溝3aの作製は真空度の低
い領域の境界における差圧シールにおいて効果的である
ため、同一構造になるシーリングアタッチメントでも真
空度の比較的低い高圧側は溝のサイズを大きくまたピッ
チを大きくし、真空度の高い低圧側は溝のサイズ、ピッ
チを小さくすることによりさらに高い差圧シールが実現
できる点で有利である。この発明において設置したボッ
クス４としてはその内圧を常圧の1.1〜３倍程度とする
のがよくその中に吹き込むガスはエァーあるいは窒素ガ
ズやアルゴンなどの不活性ガスとするが、このようなガ
スはごみ等の異物を吹き飛ばすためより好ましくは薄帯
面に垂直方向に吹きつけるのがよい。
（実施例） 上掲第第２図について述べた差圧シールを２回繰り返
すことによって大気圧P0から圧力P1さらにP1からP2への
高差圧をより有利に達成し得る例を第６図に示す。ここ
に板厚0.20mm、板幅500mmの冷延鋼板をラインスピード1
3m/minにて通板させ、各差圧室のシール状況について調
査したが、その結果表−２に示すように高い差圧を維持
できるのは勿論、ごみ等の付着による汚れや表面きずの
発生全くないことが確かめられた。
すことによって大気圧P0から圧力P1さらにP1からP2への
高差圧をより有利に達成し得る例を第６図に示す。ここ
に板厚0.20mm、板幅500mmの冷延鋼板をラインスピード1
3m/minにて通板させ、各差圧室のシール状況について調
査したが、その結果表−２に示すように高い差圧を維持
できるのは勿論、ごみ等の付着による汚れや表面きずの
発生全くないことが確かめられた。
（発明の効果） かくしてこの発明によれば、より高い差圧が維持でき
るのは勿論であるが品質劣化の原因となる強い面圧を受
けることもないし、処理前に付着した薄帯表面のごみな
どに起因した表面きずやよごれを効果的に回避できる。
るのは勿論であるが品質劣化の原因となる強い面圧を受
けることもないし、処理前に付着した薄帯表面のごみな
どに起因した表面きずやよごれを効果的に回避できる。
第１図（ａ）（ｂ）（ｃ）はこの発明に従う差圧シール
装置の構成説明図、 第２図及び第３図（ａ）（ｂ）は、この発明に従う差圧
シール装置の他の例を示す図 第４図、第５図は比較例における差圧シール装置の要部
の拡大図、 第６図は実施例で適用したこの発明に従う差圧シール装
置の要部の断面図である。 １……長尺薄帯、２……ガイドロール ３……シーリングアタッチメント 3a……溝、４……ボックス 4a……ガス供給管、4b……ガス排出管 ５……第一差圧室、６……第二差圧室 ７……第三差圧室、8,9……シールロール S1……凹円弧嬢シール面 S2……第２の凹円弧状シール面 α，α1,α２……微小すき間
装置の構成説明図、 第２図及び第３図（ａ）（ｂ）は、この発明に従う差圧
シール装置の他の例を示す図 第４図、第５図は比較例における差圧シール装置の要部
の拡大図、 第６図は実施例で適用したこの発明に従う差圧シール装
置の要部の断面図である。 １……長尺薄帯、２……ガイドロール ３……シーリングアタッチメント 3a……溝、４……ボックス 4a……ガス供給管、4b……ガス排出管 ５……第一差圧室、６……第二差圧室 ７……第三差圧室、8,9……シールロール S1……凹円弧嬢シール面 S2……第２の凹円弧状シール面 α，α1,α２……微小すき間
Claims (1)
- 【請求項１】圧力差のある空間領域相互間の境界にて長
尺薄帯の巻きがけ案内を司る単一のガイドロールと、こ
のガイドロールの外周をほぼ半周にわたって取り囲み長
尺薄帯の巻きがけ域を除いてガイドロールの外周面に対
して極微小なすき間を形成する凹円弧状シール面と巻き
がけ域にて長尺薄帯の背面ならびに両側縁に対してやは
り極微細なすき間を直接形成する第２の凹円弧状シール
面および第２の凹円弧状シール面の奥でこれに連なって
ガイドロールの接線方向に長尺薄帯の断面寸法に比しは
るかに大きく開口するスリットを有するアタッチメント
を備え、上記長尺薄帯の巻きがけ域に至る以前の搬送経
路中に、長尺薄帯の出入口とガスの供給、排出管を備え
大気圧よりも高い圧力になるガスを吹き込んで長尺薄帯
表面に存在するごみなどを除去する高圧空間を形成する
ボックスを配置してなる、ことを特徴とする差圧シール
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1200187A JP2553199B2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 差圧シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1200187A JP2553199B2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 差圧シール装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0364464A JPH0364464A (ja) | 1991-03-19 |
| JP2553199B2 true JP2553199B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=16420244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1200187A Expired - Fee Related JP2553199B2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 差圧シール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2553199B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101180246B1 (ko) * | 2009-12-24 | 2012-09-05 | 주식회사 포스코 | 연속강판 통판장치와 이를 포함하는 강판표면 처리장치 및, 강판 표면 처리방법 |
-
1989
- 1989-08-03 JP JP1200187A patent/JP2553199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0364464A (ja) | 1991-03-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |